合同卓��
最終更新：ID:gYYnwZFGVA 2018年07月11日(水) 08:15:21履歴
伝説第１１回＆本編第９８回 合同卓 『それでも彼はここにいる』 
◇依頼主
石鶏亭 アンジュ
◇依頼
・内容：蛮族超越者の復活阻止
・報酬：１万G
・詳細
認め合った冒険者同士、義務的に助けに向かうことほど興覚めもないだろうさ。
あたしらは冒険者だ。仲良しグループじゃない。
だからアタシから依頼するのは『蛮族超越者の復活阻止』。
ただそれだけだ。
夢の中に入る方法はこっちで見つけておいたよ。
◇冒険内容
『ルミエルを照らす星がひとつ堕ち、イグニスを輝かせる灯がふたたび燈るだろう』
それはザルツ地方の神官たちに下された、第一の神々の神託だった。
この異常事態に神殿は大混乱。その中でも調査を進めた結果、それが
かつて封印された蛮族の超越者、ヨウの復活を予言するものだと結論する。
眠り続けるモミジの引き渡しを求める神殿勢力だが、アンジュはこれを拒否。
「万が一起きた場合、うち以上に確実に鎮圧できる目途があるっていうのかい？」
身内可愛さの暴挙なのではないかという批判も
その説得力の前にはぐうの音も出なかった。
「さて、うちの冒険者の不始末だ。できればうちで付けたいところだが」
アンジュの依頼を受けたシーミア、ルーチェ、シャンロンの三人はそれぞれの想いを胸に抱え、最近なにかと縁のあるアイヤールから来た貴族のお嬢様、ピエリスが提供してくれた宝玉の力でモミジの精神世界に踏み込む。
物理法則が適応されない蒼の渦巻く世界の奥深くまで進むと、そこではモミジともうひとつの人格、ヨウが体の主導権を巡り言い争いをしていた。
数でかかっても意味がない以上、重要なのは本人の意志の強さ。ひとまず一同は様子を見守ることにする。
次から次へと執拗に覚悟や意思をモミジに問うヨウだったが、モミジはそのひとつひとつにしっかり応えていく。
その姿を認めたヨウはモミジの中で煩雑に蓄積されていた技術を力づくで洗練し、自身の中にある蛮族の力を与えて姿を消す。
お前が力に溺れたとき、オレはもう一度戻ってくる。その時までせいぜいオレのためにさらなる力を蓄えておくんだな、と嗤って。
目が覚めたモミジはヨウのことの自身と受け入れ、彼の奪ったものを償うために動き始める。
そのために彼が有していた多くの金銭と名誉が損なわれたらしいが、それはまた別の話。
・Boss⇒ヨウ
シーミア? 最悪の場合は汚れ仕事も引き受けるスーパーザイア人
ルーチェ やさしい彼の前でまたひとつ命が失われなかったのは幸いだろう
シャンロン また強敵と書いて仲間と呼ぶ相手が増えて幸せかもしれない
NPC
◇ヨウ（ライカンスロープ/不明/男）
モミジのもうひとつの人格。蛮族としての一面が強く出ており、よく言えば果断、悪く言えば独断的。
実はモミジが歩み寄ろうとしていた影響が出ており、あれでもかなり当たりはやわらかかった。
◇ビルキス・レンジネス（ナイトメア/不明/男）
謎の多いモミジの恩人。傭兵団を率いているとか、魔剣をコレクションしているとか、情報の断片はあるが詳細は不明。
◇登場オリジナルアイテム
〈想起の瞳〉
知名度：27 道具 40,000
【形状】
生々しい光を放つ翠の宝玉です。現在はペンダントに加工されています。
【由来と逸話】
とある薄藍領から留学中の御令嬢が提供してくれた不思議な宝玉です。
人の夢や魂に干渉する異能を宿しています。
彼女はこの宝玉をどこから得たのか言葉を濁しますが、見る者が見ればバジリスクの邪眼の核が変質したものだと察することができます。
「いつから彼女はこの事態を予想していたのかしら……」
【効果】
〆想起・夢幻開放
眠っている相手の頭上にかざすことで発動します。宝玉から淡い光が放たれ、半径10ｍにいるすべてのキャラクターを眠りに誘います。この効果は眠っている相手に対しては必中ですが、それ以外の対象に対しては目標値27の精神効果属性として扱います。
この効果で眠りに落ちた対象は、これが宝玉をかざした対象の夢であると認識した上で、その夢の中に侵入できます。一度夢の中に入ってしまうと、その夢が覚める以外の方法で覚醒することはできません。
石鶏亭 アンジュ
◇依頼
・内容：蛮族超越者の復活阻止
・報酬：１万G
・詳細
認め合った冒険者同士、義務的に助けに向かうことほど興覚めもないだろうさ。
あたしらは冒険者だ。仲良しグループじゃない。
だからアタシから依頼するのは『蛮族超越者の復活阻止』。
ただそれだけだ。
夢の中に入る方法はこっちで見つけておいたよ。
◇冒険内容
『ルミエルを照らす星がひとつ堕ち、イグニスを輝かせる灯がふたたび燈るだろう』
それはザルツ地方の神官たちに下された、第一の神々の神託だった。
この異常事態に神殿は大混乱。その中でも調査を進めた結果、それが
かつて封印された蛮族の超越者、ヨウの復活を予言するものだと結論する。
眠り続けるモミジの引き渡しを求める神殿勢力だが、アンジュはこれを拒否。
「万が一起きた場合、うち以上に確実に鎮圧できる目途があるっていうのかい？」
身内可愛さの暴挙なのではないかという批判も
その説得力の前にはぐうの音も出なかった。
「さて、うちの冒険者の不始末だ。できればうちで付けたいところだが」
アンジュの依頼を受けたシーミア、ルーチェ、シャンロンの三人はそれぞれの想いを胸に抱え、最近なにかと縁のあるアイヤールから来た貴族のお嬢様、ピエリスが提供してくれた宝玉の力でモミジの精神世界に踏み込む。
物理法則が適応されない蒼の渦巻く世界の奥深くまで進むと、そこではモミジともうひとつの人格、ヨウが体の主導権を巡り言い争いをしていた。
数でかかっても意味がない以上、重要なのは本人の意志の強さ。ひとまず一同は様子を見守ることにする。
次から次へと執拗に覚悟や意思をモミジに問うヨウだったが、モミジはそのひとつひとつにしっかり応えていく。
その姿を認めたヨウはモミジの中で煩雑に蓄積されていた技術を力づくで洗練し、自身の中にある蛮族の力を与えて姿を消す。
お前が力に溺れたとき、オレはもう一度戻ってくる。その時までせいぜいオレのためにさらなる力を蓄えておくんだな、と嗤って。
目が覚めたモミジはヨウのことの自身と受け入れ、彼の奪ったものを償うために動き始める。
そのために彼が有していた多くの金銭と名誉が損なわれたらしいが、それはまた別の話。
・Boss⇒ヨウ
参加PCモミジ 今回の件で一皮むけたのだろうか。これからの行動に期待
シーミア? 最悪の場合は汚れ仕事も引き受けるスーパーザイア人
ルーチェ やさしい彼の前でまたひとつ命が失われなかったのは幸いだろう
シャンロン また強敵と書いて仲間と呼ぶ相手が増えて幸せかもしれない
NPC
◇ヨウ（ライカンスロープ/不明/男）
モミジのもうひとつの人格。蛮族としての一面が強く出ており、よく言えば果断、悪く言えば独断的。
実はモミジが歩み寄ろうとしていた影響が出ており、あれでもかなり当たりはやわらかかった。
◇ビルキス・レンジネス（ナイトメア/不明/男）
謎の多いモミジの恩人。傭兵団を率いているとか、魔剣をコレクションしているとか、情報の断片はあるが詳細は不明。
◇登場オリジナルアイテム
〈想起の瞳〉
知名度：27 道具 40,000
【形状】
生々しい光を放つ翠の宝玉です。現在はペンダントに加工されています。
【由来と逸話】
とある薄藍領から留学中の御令嬢が提供してくれた不思議な宝玉です。
人の夢や魂に干渉する異能を宿しています。
彼女はこの宝玉をどこから得たのか言葉を濁しますが、見る者が見ればバジリスクの邪眼の核が変質したものだと察することができます。
「いつから彼女はこの事態を予想していたのかしら……」
【効果】
〆想起・夢幻開放
眠っている相手の頭上にかざすことで発動します。宝玉から淡い光が放たれ、半径10ｍにいるすべてのキャラクターを眠りに誘います。この効果は眠っている相手に対しては必中ですが、それ以外の対象に対しては目標値27の精神効果属性として扱います。
この効果で眠りに落ちた対象は、これが宝玉をかざした対象の夢であると認識した上で、その夢の中に侵入できます。一度夢の中に入ってしまうと、その夢が覚める以外の方法で覚醒することはできません。
インタールード
その男は待っていた。
迎えに行くことはない。相手がこちらに来るのが筋だと知っていた。
青空を悠々と照らしていた日が暮れ、夜のとばりを星が飾り始めるころ、男は酒瓶の栓を抜く。
それはかつての仲間の門出を祝う祝杯。
「そうか、お前はそちらに行くんだな」
あいつが来るとすればこの場所以外になく、ここに来ないということはそういうことだ。
自分の盃にひとつ、対面の誰もいない盃にひとつ。
ひと息に飲み干す。高い酒だ。芳醇な香りが鼻を抜けると共に腹の奥がカッと焼ける。
男は未練も見せずに立ち去った。よくあることだ。
後には飲み干された杯と、誰かのために用意された酒が、ただ残っていた。
迎えに行くことはない。相手がこちらに来るのが筋だと知っていた。
青空を悠々と照らしていた日が暮れ、夜のとばりを星が飾り始めるころ、男は酒瓶の栓を抜く。
それはかつての仲間の門出を祝う祝杯。
「そうか、お前はそちらに行くんだな」
あいつが来るとすればこの場所以外になく、ここに来ないということはそういうことだ。
自分の盃にひとつ、対面の誰もいない盃にひとつ。
ひと息に飲み干す。高い酒だ。芳醇な香りが鼻を抜けると共に腹の奥がカッと焼ける。
男は未練も見せずに立ち去った。よくあることだ。
後には飲み干された杯と、誰かのために用意された酒が、ただ残っていた。
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