合同卓��
最終更新：ID:gYYnwZFGVA 2019年01月08日(火) 13:20:20履歴
伝説第20回＆本編第109回 合同卓 『連なる刃』 
◇依頼主
カシュカーン執務官“不平屋”ジェイムズ・コバール
◇依頼
“万死を抵当す”ルルフシュの討伐
・報酬
１万G
・特記事項
討伐の証としてルルフシュの戦利品〈奇妙な仮面〉を求める
・詳細
先日、カシュカーンを混乱に陥れた事件の首謀者が判明した。
いま奴は蛮王復活騒動の余波でもといた拠点を追われ、
暗黒の森北西にある秘密基地に潜伏しているらしい。
国家存亡の危機だからこそ、国家の権威を揺るがせてはならない。
早急な討伐を求める。
◇冒険内容
ワルキューレ八号機ジークルーネによるカシュカーン騒動から三か月。
ワルキューレ一号機スクルドからの情報リークにより、その黒幕たる“万死を抵当す”ルルフシュの存在と、その秘密基地の場所が明らかにされた。
「ワルキューレにも個体差というか、性格の差があるみたいだね」
これはおそらく『妹』を使い捨ての駒として扱われた報復行為だろうと分析するアンジュ。
しかし、だとすれば不自然な点がある。
蛮族というのはある種の脳筋だ。頂点がもっとも強大で、配下になるにつれ弱くなる。
スクルドならわざわざ情報をリークして他者を動かさずとも、単騎でルルフシュチームを殲滅できる可能性が高いのだ。
「きな臭いだろう？」
かくしてルルフシュを討伐できるレベルではなく、何かあった時に確実に逃げ切れるであろうトップランカーが招集されたのであった。
きな臭い依頼に対処するために集められたのは殺しても死ななさそうな能天気なパーティー。
能力は腐ってもトップランカーであり、指定された範囲から岩にカモフラージュされた地下への入り口を見つけ出した一行は
入り口にかけられた魔法の鍵の完成度の高さと、地下一階の惨状、そしてクリムの【ライフセンサー】の結果から
彼ら以外にも侵入者がおり、それによって現在進行形で戦闘が発生しているとにらむ。
一分一秒を惜しんで戦闘が発生していると思わしき地下四階に急ぐ一行。
侵入者撃退用に迷宮のような構造の地下一階を抜け、資料室らしき地下二階と研究室らしき地下三階を素通り
わずか三分で地下四階にたどり着いた彼らは豪奢な魔法文明時代様式の住居空間を血肉の赤で汚す侵入者、ワルキューレ六号機スケッギョルドに遭遇する。
ルルフシュを連れ去ろうとしているスケッギョルドの前に、この強敵を討伐する必要はないと判断した一行は
ルーサーが的確に先制を制し、グリがスケッギョルドの魔動天使鎧の守護をかいくぐる楔を打ち込む。
クリムがその傷口を広げてルルフシュを討伐、仕上げにヴェロニカが【テレポート】で一同をルルフシュの死体ごと転移させ、撤退に成功するのであった。
一同は依頼を成功させ、情報を持ちがえったが、裏でも事態は進行していく。
石鶏亭の影から、何者かの干渉を感じ取ったスケッギョルドはスクルドの存在を割り出し
『竜の顎』を襲撃してノレッジエルダーマンティコアのメルバルを殺害、スクルドも破壊して変換炉を奪う。
すべては彼女の主、ミノルラピスを神に至らせるための一環として。
ヴェロニカ? ポンコツな叡智を誇るハイマン
クリム 順調に動きがバグりつつある魔動天使
グリ? よく考える方のグラスランナー
ワルキューレ六号機。ミノルラピスの忠実な僕。
スクルドとはワルキューレの材料になる前の実の姉妹であり、つまるところ生まれはダークドワーフ。
変換炉を通じて黒炎を引き出す適性を彼女も持ち合わせている。
◇スクルド（ワルキューレ/女性型/推定1000年以上稼働）
ワルキューレ一号機。姉妹の行く末を見守る使命を自身に課していた機体。
人間だったころの記憶が色濃く残っており、実の妹だったスケッギョルドの存在はスクルドの今に至る行動方針に強く影響している。
スクルドに破壊され、炎の変換炉は彼女に引き継がれた。
◇ミノルラピス（バジリスク/女性型/不老不死？）
黒の軍六魔将の一角。黒幕タイプの策士。
神に至ろうとしているらしい。
◇ルルフシュ（フェイスレス/男？/年齢不詳）
黒の軍随一のマッドサイエンティスト。
カシュカーン執務官“不平屋”ジェイムズ・コバール
◇依頼
“万死を抵当す”ルルフシュの討伐
・報酬
１万G
・特記事項
討伐の証としてルルフシュの戦利品〈奇妙な仮面〉を求める
・詳細
先日、カシュカーンを混乱に陥れた事件の首謀者が判明した。
いま奴は蛮王復活騒動の余波でもといた拠点を追われ、
暗黒の森北西にある秘密基地に潜伏しているらしい。
国家存亡の危機だからこそ、国家の権威を揺るがせてはならない。
早急な討伐を求める。
◇冒険内容
ワルキューレ八号機ジークルーネによるカシュカーン騒動から三か月。
ワルキューレ一号機スクルドからの情報リークにより、その黒幕たる“万死を抵当す”ルルフシュの存在と、その秘密基地の場所が明らかにされた。
「ワルキューレにも個体差というか、性格の差があるみたいだね」
これはおそらく『妹』を使い捨ての駒として扱われた報復行為だろうと分析するアンジュ。
しかし、だとすれば不自然な点がある。
蛮族というのはある種の脳筋だ。頂点がもっとも強大で、配下になるにつれ弱くなる。
スクルドならわざわざ情報をリークして他者を動かさずとも、単騎でルルフシュチームを殲滅できる可能性が高いのだ。
「きな臭いだろう？」
かくしてルルフシュを討伐できるレベルではなく、何かあった時に確実に逃げ切れるであろうトップランカーが招集されたのであった。
きな臭い依頼に対処するために集められたのは殺しても死ななさそうな能天気なパーティー。
能力は腐ってもトップランカーであり、指定された範囲から岩にカモフラージュされた地下への入り口を見つけ出した一行は
入り口にかけられた魔法の鍵の完成度の高さと、地下一階の惨状、そしてクリムの【ライフセンサー】の結果から
彼ら以外にも侵入者がおり、それによって現在進行形で戦闘が発生しているとにらむ。
一分一秒を惜しんで戦闘が発生していると思わしき地下四階に急ぐ一行。
侵入者撃退用に迷宮のような構造の地下一階を抜け、資料室らしき地下二階と研究室らしき地下三階を素通り
わずか三分で地下四階にたどり着いた彼らは豪奢な魔法文明時代様式の住居空間を血肉の赤で汚す侵入者、ワルキューレ六号機スケッギョルドに遭遇する。
ルルフシュを連れ去ろうとしているスケッギョルドの前に、この強敵を討伐する必要はないと判断した一行は
ルーサーが的確に先制を制し、グリがスケッギョルドの魔動天使鎧の守護をかいくぐる楔を打ち込む。
クリムがその傷口を広げてルルフシュを討伐、仕上げにヴェロニカが【テレポート】で一同をルルフシュの死体ごと転移させ、撤退に成功するのであった。
一同は依頼を成功させ、情報を持ちがえったが、裏でも事態は進行していく。
石鶏亭の影から、何者かの干渉を感じ取ったスケッギョルドはスクルドの存在を割り出し
『竜の顎』を襲撃してノレッジエルダーマンティコアのメルバルを殺害、スクルドも破壊して変換炉を奪う。
すべては彼女の主、ミノルラピスを神に至らせるための一環として。
参加PCルーサー お気楽な方のグラスランナー
ヴェロニカ? ポンコツな叡智を誇るハイマン
クリム 順調に動きがバグりつつある魔動天使
グリ? よく考える方のグラスランナー
NPC◇スケッギョルド（ワルキューレ/女性型/推定1000年以上稼働）
ワルキューレ六号機。ミノルラピスの忠実な僕。
スクルドとはワルキューレの材料になる前の実の姉妹であり、つまるところ生まれはダークドワーフ。
変換炉を通じて黒炎を引き出す適性を彼女も持ち合わせている。
◇スクルド（ワルキューレ/女性型/推定1000年以上稼働）
ワルキューレ一号機。姉妹の行く末を見守る使命を自身に課していた機体。
人間だったころの記憶が色濃く残っており、実の妹だったスケッギョルドの存在はスクルドの今に至る行動方針に強く影響している。
スクルドに破壊され、炎の変換炉は彼女に引き継がれた。
◇ミノルラピス（バジリスク/女性型/不老不死？）
黒の軍六魔将の一角。黒幕タイプの策士。
神に至ろうとしているらしい。
◇ルルフシュ（フェイスレス/男？/年齢不詳）
黒の軍随一のマッドサイエンティスト。
インタールード
「なんでここまで来るのに一週間もかかったんだい？」
「仕方が無いじゃろ！ 数世紀以上洞窟の内部で生活が完結しておったんじゃから、外界の変動のはやさにはついていけんわい」
「……ああ、そうかい」
情けないヒキコモリ宣言にアンジュは頭を振って思考を切り替える。
【レイスフォーム】による変わり果てた姿ではあったが、メルバルのもたらした情報は値千金の価値があった。
「変換炉を取り込んで炎を使うようになったワルキューレ六号機、ねぇ」
絶望的な強敵。
しかし、光明も存在する。
「活動限界に、激しい温度差による一時的な変換炉の機能停止か……」
どれだけ強化されたのか定かでないが、明確な弱点の追加は窮地を打開する活路となることだろう。
「なあ、それでミノルラピスのやつは」
「お、アンデットだ。死ねぃ！」
「アバーッ！？」
つうこんの いちげき！
メルバルは バラバラになった！
「……パル？」
「お？ なんかやらかした感じか？」
貴重な情報源をぶち殺してくださった石鶏亭トップランカーのひとり
“燃える氷花”パルウム・スティーリアにアンジュはじっとりとした視線を向けるが、パルは怯んだものこそ謝らなかった。
「街の中にアンデットがいて、ザイア神官が退治した。神官がアンデットを倒したことを謝っちゃいけないだろ！」
ドワーフは頑固者で、ザイア神官は融通が利かない。
その両方が備わったパルに何を言っても無駄というものだろう。
「あたしは謝らねーからな。それは何かうまく言えないけど、筋が通らねえもん。でもこの失態のために最前線に突っ込む必要があるなら率先して引き受けるからよろしく」
結果がどうあれ、次に繋げるのが賢い選択というものだった。
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