第31回
最終更新：ID:9xIeuzR4JQ 2016年07月21日(木) 23:02:41履歴
第３１回
依頼主
“投げる男”スロウ・アル・ブランシュタイン
依頼
…噂の“黒の軍”の連中から昨夜、招待状が届いた。
「スロウ・アル・ブランシュタインは明日一八○○、オッド山脈ふもと“元”人狼の集落まで来られたし。
“黒の貴公子”様がお前を待つ。
また、石鶏亭の冒険者どもを数人、連れてくるといい。
猫耳軍師の身を案じている者もいるであろう。
ただし、もし逃げたり、石鶏亭以外の部外者を連れてきた場合は、猫耳軍師の命はないものとする。」
俺自身は正直リックの坊主の命まで気にする余裕はないが、
この“黒の貴公子”とやらが俺の追い求めている男、かもしれない。
そんなわけだからお前ら、目的地まで俺の護衛を頼む。
リックの坊主の救出のチャンスでもあるんだ、一石二鳥だろう？
報酬
一人15000G（前金5000G、追加10000G）
冒険内容
前回の戦争から1週間が経った日、スロウの元に招待状が届いた（招待状の内容は依頼を参照）。
あからさまな罠に誘われるままに“元”人狼の集落（※第23回参照）に来てみると、
スロウと別れて“元”長の屋敷に通される一行。
通された大部屋で待ち構えていたのは、“六魔将”の1人にしてリックを攫った張本人、ハデス・ゴッツォと、
ハデスを守護する蛮族とゴーレム達、そしてハデスの後ろに磔にされたリックだった！
ハデスは語る。
リックの養父、“天啓軍師”ヘブン・クライマーがかつて彼の好敵手であったこと。
そのヘブンが病で亡くなってから、生きがいを失ってしまったこと。
月牙族による石鶏亭の調査結果の中に、リックの名前を見つけたこと。
そして、リックが“天啓”の名を継ぐにふさわしいものであるか確かめるために先日の戦争を嗾けたこと。
だが、ハデスにはどうしても納得のいかないことがあった。
それは、戦争の折にリックがハデスの戦略を看破していたのにも関わらず、
最大戦力の石鶏亭の面々を基地から遠ざけていたこと。
リックが軍師の身でありながら、『情』を優先したことに、ハデスはどうしても納得がいかなかったのだ。
そして、改めてリックの軍師としての才覚を確かめるため、リックの指示の元石鶏亭の面々に戦うよう要求してきた！
一行に向け剣を向けるハデスと黒の軍の一味。
だが、ハデスには大きな誤算があった。
それは、見た目が年端もいかぬ少女だらけで構成されたこのPTが、石鶏亭でも最高クラスの火力を誇る面々であったことだった。
ヘカトンケイレスを己の拳のみで一瞬の元に葬り去ったサキ。
こぞー（Wエレファント）にまたがり周りの蛮族達をひき潰していくステラ。
後方からの援護射撃で撃ち漏らしを確実に撃破していくマナ。
豊富なMPを頼りに的確な援護と回復でサポートするチユ。
そして、主人を奪われた怒りを力にハデスと切り結ぶアレア。
各々の役割を最大限に果たした彼女達は、程なくしてハデスを追い詰める。
最後の切り札を切ろうとしたハデスだが、それを制する声が！
その声の主こそ、黒の軍最高司令官“黒の貴公子”にしてスロウの義兄、ファウスト・ゾル・ブランシュタインであった。
「今回は見逃す。しかし次は皆殺しだ」と言い残し、ハデスを引き連れ去っていくファウスト。
かくして無事リックを救出した一行は、束の間の平穏を取り戻したのであった・・・。
ドレイクカウント・ウォーリーダー Lv18
サキ
ステラ
マナ
チユ
依頼主
“投げる男”スロウ・アル・ブランシュタイン
依頼
…噂の“黒の軍”の連中から昨夜、招待状が届いた。
「スロウ・アル・ブランシュタインは明日一八○○、オッド山脈ふもと“元”人狼の集落まで来られたし。
“黒の貴公子”様がお前を待つ。
また、石鶏亭の冒険者どもを数人、連れてくるといい。
猫耳軍師の身を案じている者もいるであろう。
ただし、もし逃げたり、石鶏亭以外の部外者を連れてきた場合は、猫耳軍師の命はないものとする。」
俺自身は正直リックの坊主の命まで気にする余裕はないが、
この“黒の貴公子”とやらが俺の追い求めている男、かもしれない。
そんなわけだからお前ら、目的地まで俺の護衛を頼む。
リックの坊主の救出のチャンスでもあるんだ、一石二鳥だろう？
報酬
一人15000G（前金5000G、追加10000G）
冒険内容
前回の戦争から1週間が経った日、スロウの元に招待状が届いた（招待状の内容は依頼を参照）。
あからさまな罠に誘われるままに“元”人狼の集落（※第23回参照）に来てみると、
スロウと別れて“元”長の屋敷に通される一行。
通された大部屋で待ち構えていたのは、“六魔将”の1人にしてリックを攫った張本人、ハデス・ゴッツォと、
ハデスを守護する蛮族とゴーレム達、そしてハデスの後ろに磔にされたリックだった！
ハデスは語る。
リックの養父、“天啓軍師”ヘブン・クライマーがかつて彼の好敵手であったこと。
そのヘブンが病で亡くなってから、生きがいを失ってしまったこと。
月牙族による石鶏亭の調査結果の中に、リックの名前を見つけたこと。
そして、リックが“天啓”の名を継ぐにふさわしいものであるか確かめるために先日の戦争を嗾けたこと。
だが、ハデスにはどうしても納得のいかないことがあった。
それは、戦争の折にリックがハデスの戦略を看破していたのにも関わらず、
最大戦力の石鶏亭の面々を基地から遠ざけていたこと。
リックが軍師の身でありながら、『情』を優先したことに、ハデスはどうしても納得がいかなかったのだ。
そして、改めてリックの軍師としての才覚を確かめるため、リックの指示の元石鶏亭の面々に戦うよう要求してきた！
一行に向け剣を向けるハデスと黒の軍の一味。
だが、ハデスには大きな誤算があった。
それは、見た目が年端もいかぬ少女だらけで構成されたこのPTが、石鶏亭でも最高クラスの火力を誇る面々であったことだった。
ヘカトンケイレスを己の拳のみで一瞬の元に葬り去ったサキ。
こぞー（Wエレファント）にまたがり周りの蛮族達をひき潰していくステラ。
後方からの援護射撃で撃ち漏らしを確実に撃破していくマナ。
豊富なMPを頼りに的確な援護と回復でサポートするチユ。
そして、主人を奪われた怒りを力にハデスと切り結ぶアレア。
各々の役割を最大限に果たした彼女達は、程なくしてハデスを追い詰める。
最後の切り札を切ろうとしたハデスだが、それを制する声が！
その声の主こそ、黒の軍最高司令官“黒の貴公子”にしてスロウの義兄、ファウスト・ゾル・ブランシュタインであった。
「今回は見逃す。しかし次は皆殺しだ」と言い残し、ハデスを引き連れ去っていくファウスト。
かくして無事リックを救出した一行は、束の間の平穏を取り戻したのであった・・・。
ボス“黒の軍の六魔将” “冥誘軍師” ハデス・ゴッツォ（シート）
ドレイクカウント・ウォーリーダー Lv18
参加PCアレア
サキ
ステラ
マナ
チユ
このページへのコメント
それから、ファウストがスロウをつけ狙う理由について。
ファウストは、彼の父である“黒の王”が人間の女との間に子供（＝スロウ）を作ったことで、
同程度の階級の蛮族達から父親ともども蔑まされてきたという過去があります。
そのことと、それを彼の父が意にも介していないことが気に食わないために、
半ばやつあたりに近い形でスロウにあのような言葉を言ったわけです。
この辺りにもファウストの子供のような性格が滲み出ていると感じていただけるのではないかと。
…長すぎると言われて結局3分割（汗
別頁作るべきかなぁ。
次に、ハデスとファウストの関係性、及びファウストの性格について。
セッション中のファウストのセリフの通り、ハデスはファウストの“元”教育係で、
ファウストがもっと若い頃から面倒を見てきました。
そのため未だに子供のような我儘な性格のファウストに愛想を尽かしている部分もあります。
（ハデスの“黒のおぼっちゃま”呼ばわりや、ファウストの一人称が「僕」である点、
そしてファウストのスロウ達に対する態度からある程度察していただけていれば幸い。）
それでも彼が六魔将でいるのは、他ならぬファウストとスロウの父親、“黒の王”の存在が背景にあるわけです。
長時間の自分(NPC)語りにお付き合いいただき感謝。
実はあれだけハデスに喋らせまくったにもかかわらず、
セッション中に吐き出しきれなかった設定がいくつかあるので、
思い出したらここにコメントとしての鼓して行こうと思いますｗ
まず、30回でリックがハデスの戦略を看破できた理由について。
これはリックの軍師としての才能どーこーではなくて、
彼の養父であるヘブン氏が自ら著して遺した書物の中に、
ハデスの戦略に関する記述があり、リックは幼少期にそれを読んでいたため、という理由があったりします。