「僕は無力だ・・・。」
小さな王は呟く。
眼前には竜化し死にゆく老王と神竜が消滅していく光景が広がっている。ラフェンサは己の弱さ、不甲斐なさに打ちひしがれていた……。
♦
☆3 hours ago☆
「まさか、僕たちがが共闘することになるとはね。」
「あぁ。住むところがなくなっては国取り合戦どころでは無いからな」
ユリウスは飄々とラフェンサに答える。
現在ユリウス・ラフェンサ・アルフレート・リック・エクレアは監獄城塞ダンケルハイトの西エリアを攻略中である。
前衛４後衛１の極端なパーティ構成ではあるが、バランスはいい。眼前に敵性勢力は見当たらずパーティはそのバランスを見せるタイミングを失っているとも言えた。
「飯はまだか！おい！獣共！」
「さっき食べたッスよ!!!」
「何回食べる気よ!!!」
「ははは。橋の国のお爺ちゃんは楽しそうでいいね。僕はそんな気分にはなれないなぁ」
アルフレートとリックとエクレアのやりとりを見ながら幼王は若干呆れたように言の葉を零していた。
侵攻開始から3時間が経過し、ダンケルハイトが見えてきた頃、延々と繰り返される橋の国のやりとりにラフェンサは辟易していた。
「ねぇ。真面目にやれないの？僕たち居場所を守りに戦いに来ているんだよ？」
「戦力にならないなら去って。話にならない。」
「すまないッス。悪気があっｔ」
リックの謝辞は最後まで語られることはない。
その言葉は天から降り注ぎ降臨する１体の巨竜と７体の天使に阻まれた。
「きた・・・。」
「キレイッスね」
「何！？キレイなお姉ちゃん？」
「ここにいるじゃない！」
「ババァでは。」
「は？」
「おいおい。漫才やってる場合かよ。」
ラフェンサは緊張感を持って抜杖する。他の王達は緊張感もなく戦場に向かう。
『去れ。まだ時ではない。』
天使はそう語ると襲いかかってきた……。
小さな王は呟く。
眼前には竜化し死にゆく老王と神竜が消滅していく光景が広がっている。ラフェンサは己の弱さ、不甲斐なさに打ちひしがれていた……。
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☆3 hours ago☆
「まさか、僕たちがが共闘することになるとはね。」
「あぁ。住むところがなくなっては国取り合戦どころでは無いからな」
ユリウスは飄々とラフェンサに答える。
現在ユリウス・ラフェンサ・アルフレート・リック・エクレアは監獄城塞ダンケルハイトの西エリアを攻略中である。
前衛４後衛１の極端なパーティ構成ではあるが、バランスはいい。眼前に敵性勢力は見当たらずパーティはそのバランスを見せるタイミングを失っているとも言えた。
「飯はまだか！おい！獣共！」
「さっき食べたッスよ!!!」
「何回食べる気よ!!!」
「ははは。橋の国のお爺ちゃんは楽しそうでいいね。僕はそんな気分にはなれないなぁ」
アルフレートとリックとエクレアのやりとりを見ながら幼王は若干呆れたように言の葉を零していた。
侵攻開始から3時間が経過し、ダンケルハイトが見えてきた頃、延々と繰り返される橋の国のやりとりにラフェンサは辟易していた。
「ねぇ。真面目にやれないの？僕たち居場所を守りに戦いに来ているんだよ？」
「戦力にならないなら去って。話にならない。」
「すまないッス。悪気があっｔ」
リックの謝辞は最後まで語られることはない。
その言葉は天から降り注ぎ降臨する１体の巨竜と７体の天使に阻まれた。
「きた・・・。」
「キレイッスね」
「何！？キレイなお姉ちゃん？」
「ここにいるじゃない！」
「ババァでは。」
「は？」
「おいおい。漫才やってる場合かよ。」
ラフェンサは緊張感を持って抜杖する。他の王達は緊張感もなく戦場に向かう。
『去れ。まだ時ではない。』
天使はそう語ると襲いかかってきた……。
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