[[肉体変化>キャラクターの成長#BODY_MODIFICATION]]
ベーシックセットp.284より。
肉体変化というのは、人工的手段によって(ただし脳や心を新しい身体に移動させるものは除く)生まれつき、もしくは設計されたときに持っていたものとは異なる性質を手に入れることです。これは外科手術・生物学的・機械的移植が一般的です(“バイオ改造”や“サイバーウェア”として知られています)。しかし、永久的に肉体を変化させる超常的な変身もこれに該当します。GMは自分のキャンペーンでは、どのような肉体変化が可能であるかを決定してください。
ゲームに参加する“前の”変化には
CPが必要です。通常通りにキャラクターを作成して、どの能力を人工的に変化させたのかを経歴に書いてください。これに費用はかかりませんし、得た性質の
CPにも影響しません。単にあなたの
キャラクター・シートに書かれた能力を正当化するものです(「
有利な特徴の起源」35ページ参照)。
ゲーム中に加えられた肉体の変化は若干異なります。理論的には、現金を持っており、適切な熟練した外科医、魔術師などを見つけることができれば、
CPでなく金銭で変化を買うことができます。しかしこれを適用すると、裕福なキャラクターが明らかに有利です。金銭をCPに換算することができるということは、「
財産」に支払った
CPよりも遙かに大きなものを得られると言うことになります。キャンペーンにおいて何が“公平”であるかを、最終的に決定するのはGMです。
いくつかの考え方を示しましょう。
●肉体変化にはCPが必要(Modifications cost points)
修正をほどこす前に、必要な
CPを持っていなければなりません。あなたがその余裕がないときに変化を行なえば、その手続きは失敗します。目標である能力を得ることはできません――あるいは、それを得ることはできますが、同じ価値のある能力を失います。GMはあなたに“
CP負債”を負わせることで新しい能力の代価を支払わせることもできます。足りなかったCPは、マイナスの“
未使用CP”になります。この負債がなくなるまでは、得た
CPはすべてこの返済に費やさなければなりません。金銭の費用は無関係です(ただし、これを「
CPとお金の交換」の特別例とみなすこともできます)。このオプションはゲームバランスを保持しますが、あまり現実的ではありません。
●肉体変化にはお金が必要(Modifications cost money)
現金を持っていれば、変化を買うことができます。要求された額を支払うと、あなたは新しい能力を得て、それに応じて
CP総計も上昇します。このオプションは現実的ではありますが、キャラクターがあまりに早く成長するかもしれません。これを制御下におくために、GMは外科手術から回復するための時間を長引かせるべきです。また変化に失敗したときには、悲惨な結果を与えるべきです。
●肉体変化は自由(modification Modifications)
もしゲーム内の“できごと”が有無を言わせずあなたに修正を与える場合、あなたは単にその性質を得て、それに従って
CP総計を計算し直します――「
ゲーム内で得た性質」参照。このオプションは通常、自発的ではない
不利な特徴を与える変化や、すべてのPCが雇用主や「
後援者」から得る便利な変化があてはまるでしょう(この場合、CPは「
使命」で相殺されるかもしれません)。