Interface７月号サンプルプログラム 
2010年７月号の「第３章 メモリ・カードとFATファイル・システムの実装」のサンプルプログラム
を動かしてみました。やっと寄り道した目的（ＳＤカードにアクセスしてセクタのダンプを表示する）に近づきました
ADM3202のボードからSDカードに3.3Vを供給しています。SH-2AもIOは3.3VなのでトレントICは要らないのですがアクセスLEDを光らせるために載せました
ブツブツ！！
このサンプルプログラムは上記ページに突然アップされました。３章のサンプルと言うことになっていますが、本誌では全く説明、言及されていません、それどころかREADMEすらありません。モジュールサイズは約68KBありますので、基板上のシリアルFlash ROMには入りません。とするとTinyMonで毎回ＰＣからダウンロードして動かすことになります。ところがです。何も説明はされていません。しかも、TinyMonが115,200bpsを前提しているのに対して、サンプルプログラムは38,400bpsを前提にしていて、普通に動かすと文字化けしてしまいます。何という美しい連携プレーでしょう。
何々、他人のプログラムを勝手に使っておいて文句言うなって。まぁそれはそうなのですが
FatFsを前提にしているので使ってみたかったのです。記事もプログラムも・・・
FatFsを使っちゃうとMesに戻るのがおっくうになってしまうかも
何々、他人のプログラムを勝手に使っておいて文句言うなって。まぁそれはそうなのですが
FatFsを前提にしているので使ってみたかったのです。記事もプログラムも・・・
FatFsを使っちゃうとMesに戻るのがおっくうになってしまうかも
動作結果
まだ使い方がよく分かっていませんが、動作結果は以下のような感じで取りあえずＳＤカードにはアクセス出来ているようです（一部BackSpaceで消した文字が残っているようですが、そのまま掲載します。ご容赦ください）
ubコマンド入力後TeraTermから「ファイル」「ファイル送信」でファイル選択ダイアログが表示されます。ファイル選択前にダイアログ下段のオプションの「バイナリ(B)」にチェックを入れるのを忘れないでください。ダウンロードサイズが少ない場合は多分、このチェック漏れです。これはTinyMonのREADMEに書いてあるのですが、「ファイル転送」と書いてあるので、何だそれっ？と思ってまじめに読まなかったです
ubコマンド入力後TeraTermから「ファイル」「ファイル送信」でファイル選択ダイアログが表示されます。ファイル選択前にダイアログ下段のオプションの「バイナリ(B)」にチェックを入れるのを忘れないでください。ダウンロードサイズが少ない場合は多分、このチェック漏れです。これはTinyMonのREADMEに書いてあるのですが、「ファイル転送」と書いてあるので、何だそれっ？と思ってまじめに読まなかったです
修正方法 その１ 38400bps
��TinyMonを38,400bpsに。本当は115,200bpsに合わせたかったのですが、サンプルが例によってタイマでLEDを光らせていたので影響を懸念しました。そのうち115,200bpsでやってみます
TinyMonのcpu_uart.cの11行目を
#defineUSE_BPS 38400 /* 通信速度 230400/115200/38400/19200 */
��MMC_CD(CN3 31番ピン)とMMC_WP(CN3 32番ピン）は接続していません。なのでこの信号を参照しているところは基本的に削除しました
cq_sh7262_hew￥fftestのmmc.cの２０行目
//#define_USE_CD 1 /* カード検出スイッチを使用 */
#define_USE_CD 0 /* カード検出スイッチを使用 */
同じくmain.cの349行目
c = 50;
do {
delay_ms(10);
// if (!(disk_status(0) & STA_NODISK))
// c = 50;
} while (--c);
break;
これは全部削除でも良いかもしれません。意図が不明です
修正方法 その２ 115200bps
上記修正はTinyMonを38400bpsにスローダウンさせる方法ですが、以下はサンプルプログラムを115200bpsで動かす方法です。サンプルプログラムも一応、115200bpsで動かそうとした形跡は見て取れます。
SH7262のマニュアルの「15. FIFO 内蔵シリアルコミュニケーションインタフェース」を眺めましたが、よく分かりませんでした。(^_^;)
結局、TinyMonの処理をコピーしました。ボーレイトの計算とSCEMR（シリアル拡張モードレジスタ）の設定に問題があったようです
以下はサンプルプログラムscif.cの初期化処理の変更例です
/*---------------------------------------*/
/* Initialize SCIF ch2 */
/*---------------------------------------*/
void scif2_init (void)
{
short sts;
/* Initialize SCIF2 */
CPG.STBCR4.BIT.MSTP45 = 0; /* Enable SCIF2 power */
/* Attach SCIF2 unit (TxD2/RxD2) to I/O pad */
PORT.PFCR0.WORD = (PORT.PFCR0.WORD & 0xF00F) | 0x0440;
SCIF2.SCSCR.WORD = 0x0000; /* Stop SCIF2 */
SCIF2.SCFCR.WORD = 0x00B6;
SCIF2.SCFCR.WORD = 0x00B0; /* Clear Tx/Rx FIFO */
sts = SCIF2.SCFSR.WORD; /* 受信ステータス空読み */
SCIF2.SCFSR.WORD = 0x0000; /* 受信ステータスクリア */
// *SCIF2.SCSMR = 0x0000; /* CHR=0,PE=0,STOP=0,CKS=00(Pφ/1) */
SCIF2.SCSMR.WORD = 0x0000; /* Data format (N81) */
// SCIF2.SCEMR.WORD = 0x0000; /* Bit rate */
SCIF2.SCEMR.WORD = 0x0081; /* BGDM=1(倍速モード) ABCS=1(bpsの8倍) */
SCIF2.SCBRR.BYTE = 25; /* 分周設定 */
/* Clear Tx/Rx Buffer */
TxFifo.ri = 0; TxFifo.wi = 0; TxFifo.ct = 0;
RxFifo.ri = 0; RxFifo.wi = 0; RxFifo.ct = 0;
/* Set SCIF2 interrupt level */
INTC.IPR17.WORD = (INTC.IPR17.WORD & 0xFF0F) | 0x0010; /* level 1 */
SCIF2.SCSCR.WORD = 0x0070; /* Start SCIF2 (Set TE,RE,RIE) */
}
このサンプルプログラムはなんと「SCIF FIFOバッファ」と「割り込み」を利用しています。H8ではソフトでリングバッファを実現する必要があったのですが、ハードでリングバッファを持っているとは流石「SH-2A」です。しかも、割り込みを利用しているとは、このサンプルプログラムも侮れません。時間が出来ればよく調べてみたいです・・。
やっぱ、115Kbpsは快適です
USBについて
世間ではUSB3.0がどうのこうのと騒がれています。でも上手く説明出来ないのですが、どーもUSBは好きになれません
その昔、HIPPIと言う物を仕事で扱っていました。スパコン用の高速チャネルです。今では、それ以上の転送性能がＰＣでGbitイーサやUSBとして手にはいるのですから、すばらしい世の中になったものです。しかもUSBは、機器に5.0Vの電源を供給できる、ハイアラキー構成が可能、接続を自動認識するとかシリアルでは到底真似の出来ない機能を持っています
しかし、安定性という観点ではどうでしょうか？
理由はよく分かりませんが、このSH-2A用のシリアルドライバは、偶に動かなくなりドライバの再インストールが必要になります。あと、数年前に大枚払って買ったUSB式のCPU切り替え器があるのですが、まともにUSB機器（ＫＢやマウス）が切り替わった試しがありません。（ＰＣ側の問題かも知れませんが）転送規格アップの前に、安定動作を重視して欲しい物です
安定性（単純）と言う意味ではシリアルに分があります
その昔、HIPPIと言う物を仕事で扱っていました。スパコン用の高速チャネルです。今では、それ以上の転送性能がＰＣでGbitイーサやUSBとして手にはいるのですから、すばらしい世の中になったものです。しかもUSBは、機器に5.0Vの電源を供給できる、ハイアラキー構成が可能、接続を自動認識するとかシリアルでは到底真似の出来ない機能を持っています
しかし、安定性という観点ではどうでしょうか？
理由はよく分かりませんが、このSH-2A用のシリアルドライバは、偶に動かなくなりドライバの再インストールが必要になります。あと、数年前に大枚払って買ったUSB式のCPU切り替え器があるのですが、まともにUSB機器（ＫＢやマウス）が切り替わった試しがありません。（ＰＣ側の問題かも知れませんが）転送規格アップの前に、安定動作を重視して欲しい物です
安定性（単純）と言う意味ではシリアルに分があります
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