ハンダ付け 
「ハンダ付け」はきらいではないのですが、決して上手い訳ではありません。2.54mmピッチのヘッダやソケットだけなら問題ないと思います。しかし、そこに電線を付けるとなると事情が変わります。隣同士が接触しないかヒヤヒヤです。そもそも表面実装部品のハンダ付けなどは人手でやる物ではないと思っていました。
そんな折り、新大阪駅で暇をつぶししていたときにいい本を見つけました。翔泳社「電子工作ハンドブック��ハンダの達人」です。
1.ハンダの仕組み
2.使用する道具・・・・・（アラフィフの私にはルーペが必須）
3.表面実装を含めた各種部品ごとのハンダ付け手順
などが載っています。この本を読まなければ、未だに表面実装部品のハンダは出来なかったと思います
赤丸の中は長さ1.6mmのLED
あと、電線は細めの単芯（より線ではなく）がお勧めです。私は外径0.6mm内径0.3mmの単芯を使用しています。理由は上手く説明できませんのでやってみてください
ハンダ付けは火傷や火災の恐れがありますので十分注意してください
そんな折り、新大阪駅で暇をつぶししていたときにいい本を見つけました。翔泳社「電子工作ハンドブック��ハンダの達人」です。
1.ハンダの仕組み
2.使用する道具・・・・・（アラフィフの私にはルーペが必須）
3.表面実装を含めた各種部品ごとのハンダ付け手順
などが載っています。この本を読まなければ、未だに表面実装部品のハンダは出来なかったと思います
赤丸の中は長さ1.6mmのLED
あと、電線は細めの単芯（より線ではなく）がお勧めです。私は外径0.6mm内径0.3mmの単芯を使用しています。理由は上手く説明できませんのでやってみてください
ハンダ付けは火傷や火災の恐れがありますので十分注意してください
あー、また動かない！！
１号機、２号機が動かなかった時は今度こそと意欲が残っていたのですが、流石に３号機が動かなかった時は落ち込みました。ＷＷＷを読み漁りましたが、適切な情報が見つかりません。そんなに難しい回路ではないはず。テスタで測っても、期待通りの電圧です。自分には才能がないのかなー。
そう言えばタダで貰ってホコリを被ったオシロスコープ（正確には宅配便代だけ払いました）があるので、clock信号を確認してみました。問題ありません。念のためcs信号も確認しました。テスタでは分かりませんでしたが一瞬だけ3.3V→0.0V→3.3Vと変化しています。予定通りです。DI(TxD)、DO(RxD)信号も見てみたいのですが適当な端子がありません。オシロのプローブはある程度の大きさがあり無理に測ろうとするとショートさせてしまう危険があります。
世間では動いたと報告されている、しかし自分には出来ない。あーなんでだろう！？
こうなったら意地でも動かすしかない！と思うようになりました
オシロでは超高いのは別にして、データを読むのには向いていません。ロジアナが必要になります。秋月のHPでUSBタイプのロジアナが売られているのは知っていました。アマチュア用とはいえ、ロジアナが数万円で入手できます。色々悩んだのですが、結局、LAP-C 16032にしました。わずか￥11,000-(2010/03現在)です。
ロジアナ接続のために長いピンヘッダも買ってきて４号機の製作を始めました。ただ、前述の通りロープロファイルのピンソケットを使えば普通のピンヘッダで間に合ったので結局長いピンヘッダは使いませんでした
ロジアナと繋いだ４号機
そう言えばタダで貰ってホコリを被ったオシロスコープ（正確には宅配便代だけ払いました）があるので、clock信号を確認してみました。問題ありません。念のためcs信号も確認しました。テスタでは分かりませんでしたが一瞬だけ3.3V→0.0V→3.3Vと変化しています。予定通りです。DI(TxD)、DO(RxD)信号も見てみたいのですが適当な端子がありません。オシロのプローブはある程度の大きさがあり無理に測ろうとするとショートさせてしまう危険があります。
世間では動いたと報告されている、しかし自分には出来ない。あーなんでだろう！？
こうなったら意地でも動かすしかない！と思うようになりました
オシロでは超高いのは別にして、データを読むのには向いていません。ロジアナが必要になります。秋月のHPでUSBタイプのロジアナが売られているのは知っていました。アマチュア用とはいえ、ロジアナが数万円で入手できます。色々悩んだのですが、結局、LAP-C 16032にしました。わずか￥11,000-(2010/03現在)です。
ロジアナ接続のために長いピンヘッダも買ってきて４号機の製作を始めました。ただ、前述の通りロープロファイルのピンソケットを使えば普通のピンヘッダで間に合ったので結局長いピンヘッダは使いませんでした
ロジアナと繋いだ４号機
ロジアナの使い方が分からない・・
使い方が分からない、と言うよりかは本当は英語が分からない。はじめの数ページは辞書を引きながら読みましたが途中で嫌になって取りあえず使ってみよう！ということにしました。実際、無茶をしなければロジックＩＣレベルの電圧では壊れることはないと思います。
それで、適当に触ってみたのですが最初に困ったのが解析プロトコルを選択するためのBus prpertyのボタンが非活性化状態で押せません。確かになくてもclockの立ちあがり時点の信号を目で読めばよいのですが、えーっと、００１０１０１１てな風に。んーやっぱり無理！！
色々いじっているとやっと分かりました。画面左端のBus/Signalで対象の信号線４本を選択して右クリック「Group into Bus」を選択してグループ化します。再度グループ化された（どれかの）線を選択して右クリック「Bus Property」を選択してSPI Moduleを選択すればよいみたいです。（「parameter config」でModeはプルダウンで「CPHA=0,CPOL=1」を選択です。この辺はやってみてください）
で、分かったのが何をやっているかは分からないけど何か信号が行き来していると言うことでした。これはハードではなく、ソフトの問題だと確信しました。一難さってまた一難です・・。
なお、ドライバを改修してから３号機を繋いでみましたが、見事動作しました。ハンダ付けは問題なかった！！
それで、適当に触ってみたのですが最初に困ったのが解析プロトコルを選択するためのBus prpertyのボタンが非活性化状態で押せません。確かになくてもclockの立ちあがり時点の信号を目で読めばよいのですが、えーっと、００１０１０１１てな風に。んーやっぱり無理！！
色々いじっているとやっと分かりました。画面左端のBus/Signalで対象の信号線４本を選択して右クリック「Group into Bus」を選択してグループ化します。再度グループ化された（どれかの）線を選択して右クリック「Bus Property」を選択してSPI Moduleを選択すればよいみたいです。（「parameter config」でModeはプルダウンで「CPHA=0,CPOL=1」を選択です。この辺はやってみてください）
で、分かったのが何をやっているかは分からないけど何か信号が行き来していると言うことでした。これはハードではなく、ソフトの問題だと確信しました。一難さってまた一難です・・。
なお、ドライバを改修してから３号機を繋いでみましたが、見事動作しました。ハンダ付けは問題なかった！！
「ＦＡＴって何？」様々
さて、一応、ロジアナでプロトコルも選択出来たところで、次は何をやっている（何の信号をやりとりしているか）か理解しないといけません。そのためには２つのアプローチがあります
（１）ＳＤカードのインタフェース（規格というか本来あるべき姿）を調査する
（２）ソースを見て最初にＳＤカードにアクセスしているところ（現状の動作）を調べる
仕事なら部下２人に頼めばよいことですが、そこは個人の趣味なので両方をパラで”のらりくらり”やってました。
（１）ＳＤカードのインタフェース（規格というか本来あるべき姿）を調査する
（２）ソースを見て最初にＳＤカードにアクセスしているところ（現状の動作）を調べる
仕事なら部下２人に頼めばよいことですが、そこは個人の趣味なので両方をパラで”のらりくらり”やってました。
ソースの調査
ソースを眺めてみるとmountコマンドは以下の流れの様です
ＳＤカードに最初にアクセスしているのはsci_mmc_reset()だと理解しました。簡単そうに書いてしまいましたが、通勤中に調べたので目星を付けるのに４週間ぐらい掛かっています。#ifdefの多さとコメントがないのが結構辛かったです
ＳＤカードに最初にアクセスしているのはsci_mmc_reset()だと理解しました。簡単そうに書いてしまいましたが、通勤中に調べたので目星を付けるのに４週間ぐらい掛かっています。#ifdefの多さとコメントがないのが結構辛かったです
規格の調査
「ＦＡＴって何？」と言うのは、私のつぶやきではなく、そういうサイトがあります。
ここにはＳＤカードのインタフェースを非常に分かりやすく説明してあります。その内容は「sci_mmc_reset()」で行っている処理と驚くほど符合しています。しかも、最初の所はロジアナのデータとも一致しています（全ては理解出来ていません・・）
ここにはＳＤカードのインタフェースを非常に分かりやすく説明してあります。その内容は「sci_mmc_reset()」で行っている処理と驚くほど符合しています。しかも、最初の所はロジアナのデータとも一致しています（全ては理解出来ていません・・）
ソースの改修
（よく確認をしている訳ではないのですが）mesの場合、モニタを使ったデバッグが出来ません。また、デバッグの常套手段printf()も上手く行きませんでした。しかし何処で、エラーになっているか絞り込めれば、あとはエラーで返ってる所(return -1;)を無理矢理バイパスすればよいはずです。実際その通りやれば、幸運にも動いたと言う次第です
しばし感慨・・
私が初めてコンピュータに触ったのは高校の頃でした。小さめの箪笥ほどの大きさのFACOM230-15です。主記憶は磁気コアで16KB。磁気コアを見ると全体の大きさは徳用マッチ箱（ルービックキューブより一回り大きい）程度で、そこに極小のビーズ玉のような無数のコアに電線が４本程度（縦、横、斜めに）交差して通っています。コアが整然と並んだ姿はただの工業製品でありながら芸術性を感じました
補助記憶装置として、今では聞きませんが磁気ドラム（たったの256KB）がありました。こいつは扱いがやっかいで温度によって膨張・収縮するので、空調を入れてから３０分経たないと、コンピュータの電源は入れられなかったと記憶しています。何とものどかなものです
入力装置は紙テープ（昔のウルトラマンによく出てくる）、ＯＣＲリーダ、ガチャガチャと打鍵音がするタイプライタ型のコンソール、出力装置はラインプリンタとＸＹプロッタが有ったと思います。
言語はFORTRANがJIS水準3000とCOBOLでした。確か全体で数千万（1970年代）と聞いた記憶があります。これらが、空調がバリバリに効いた部屋に鎮座してました
なのに、このH8/3069マイコンはＩＯボードを入れても￥5,700ですが主記憶はDRAMだけで2MB、補助記憶にはＳＤカードが512MB付いてます。言語はＣ他が動きます。
なんという世の移り変わりでしょう
この当時、ミニコンの分野ではHITAC 10が有名でした。車２台分の価格ですが、たとえ中古でもいつかは絶対欲しいと思っていました。今ではより高性能のマイコンが手軽に入手できます
高校卒業のころTK-80が出現しましたが、価格は十万以上です。勿論、手は届きません
その後のＰＣの発展はご存じの通りです
補助記憶装置として、今では聞きませんが磁気ドラム（たったの256KB）がありました。こいつは扱いがやっかいで温度によって膨張・収縮するので、空調を入れてから３０分経たないと、コンピュータの電源は入れられなかったと記憶しています。何とものどかなものです
入力装置は紙テープ（昔のウルトラマンによく出てくる）、ＯＣＲリーダ、ガチャガチャと打鍵音がするタイプライタ型のコンソール、出力装置はラインプリンタとＸＹプロッタが有ったと思います。
言語はFORTRANがJIS水準3000とCOBOLでした。確か全体で数千万（1970年代）と聞いた記憶があります。これらが、空調がバリバリに効いた部屋に鎮座してました
なのに、このH8/3069マイコンはＩＯボードを入れても￥5,700ですが主記憶はDRAMだけで2MB、補助記憶にはＳＤカードが512MB付いてます。言語はＣ他が動きます。
なんという世の移り変わりでしょう
この当時、ミニコンの分野ではHITAC 10が有名でした。車２台分の価格ですが、たとえ中古でもいつかは絶対欲しいと思っていました。今ではより高性能のマイコンが手軽に入手できます
高校卒業のころTK-80が出現しましたが、価格は十万以上です。勿論、手は届きません
その後のＰＣの発展はご存じの通りです
やっぱりドジなポチ
ずいぶんと格好いい事ばかり書いてきたので、本当は書きたくないのですが・・、
このページの少し上で「しかも、最初の所はロジアナのデータとも一致しています（全ては理解出来ていません・・）」と書いています。何とも自信なさげな書き方です
ロジアナのデータを要約すると以下の通りです（実際にはタイミング調整の為のフィラー(0xFF)が大量に入った、ただのバイト列なので大層見づらいです(^_^;) ）
時間はトリガー（ＣＳ信号Ｈ→Ｌ）からの時間です
13.75ms以降は「sci_mmc_reset()」の範囲を超えているので、今回は不問です
cmdの先頭１バイトがコマンドコードですが、先頭２bit 0x40(01xx xxxx)bはホストからのスタートビットを意味していて実際のコマンドコードは３〜８bit目までです
CMD0、CMD8までは40、48と正しい値が観測できています。しかしCMD55、CMD41は77、69と意味不明な数字が現れています。ソースを何度も見直しましたが、ちゃんと55と41を代入しています。
ロジアナの設定はマニュアルも読んでいないし、いい加減です。例えば0/1の閾値は本来CMOSレベルかと思うのですが、デフォルトのTTLレベルのままです。その影響か、はたまた所詮￥11,000-のロジアナなのでこの程度の誤差は仕方ないのだろうと２ヶ月以上真剣に考えていました。曖昧な書き方はその為だったのです。
みなさんは既に分かっていると思いますが、事実は下記でした（白文字で書いていますので選択すると読めます）
ここ→ (77)16 - (40)16 = (37)16 = (55)10
ここ→ (69)16 - (40)16 = (29)16 = (41)10
なんともドジな話です。分かってみればどうと言うことはないのですが一度ハマルと、一人でそこから脱出するのは難しいです
奮闘記 お世話になったサイト
このページの少し上で「しかも、最初の所はロジアナのデータとも一致しています（全ては理解出来ていません・・）」と書いています。何とも自信なさげな書き方です
ロジアナのデータを要約すると以下の通りです（実際にはタイミング調整の為のフィラー(0xFF)が大量に入った、ただのバイト列なので大層見づらいです(^_^;) ）
0.40ms cmd00 0x40000000,0x0095 GO_IDLE_STATE ↑ 1.70ms rsp 0x01 ｜ 2.50ms cmd08 0x48000001,0xAA87 SEND_IF_COND ｜ 3.80ms rsp 0x05 ｜ 4.60ms cmd55 0x77000000,0x0001 APP_CMD ｜ 5.95ms rsp 0x01 sci_mmc_reset() 6.75ms cmd41 0x69400000,0x0001 APP_SEND_OP_COND ｜ 8.15ms rsp 0x01 ｜ 8.90ms cmd55 0x77000000,0x0001 APP_CMD ｜ 10.28ms rsp 0x01 ｜ 11.05ms cmd41 0x69400000,0x0001 APP_SEND_OP_COND ｜ 12.40ms rsp 0x00 ↓ ----------------------------------------------------------------------------------------------- 13.75ms cmd17 0x51000000,0x0001 15.55ms rsp 0x00 その後ずーっと0000 18.70ms rsp 解読不能 突然雑音のような信号 20.45ms cmdxx 0xEA200000,0x00003F その後ずーっとFFFF
時間はトリガー（ＣＳ信号Ｈ→Ｌ）からの時間です
13.75ms以降は「sci_mmc_reset()」の範囲を超えているので、今回は不問です
cmdの先頭１バイトがコマンドコードですが、先頭２bit 0x40(01xx xxxx)bはホストからのスタートビットを意味していて実際のコマンドコードは３〜８bit目までです
CMD0、CMD8までは40、48と正しい値が観測できています。しかしCMD55、CMD41は77、69と意味不明な数字が現れています。ソースを何度も見直しましたが、ちゃんと55と41を代入しています。
ロジアナの設定はマニュアルも読んでいないし、いい加減です。例えば0/1の閾値は本来CMOSレベルかと思うのですが、デフォルトのTTLレベルのままです。その影響か、はたまた所詮￥11,000-のロジアナなのでこの程度の誤差は仕方ないのだろうと２ヶ月以上真剣に考えていました。曖昧な書き方はその為だったのです。
みなさんは既に分かっていると思いますが、事実は下記でした（白文字で書いていますので選択すると読めます）
ここ→ (77)16 - (40)16 = (37)16 = (55)10
ここ→ (69)16 - (40)16 = (29)16 = (41)10
なんともドジな話です。分かってみればどうと言うことはないのですが一度ハマルと、一人でそこから脱出するのは難しいです
奮闘記 お世話になったサイト
コメントをかく