ラテン文字などの拡張補助文字や人工文字、ユニコード絵文字など特殊文字に関するウィキです。

拡張ラテン文字辞典 - ラテン文字G】カテゴリです。
ラテン文字Gから派生した拡張ラテン文字を取り上げます。

拡張文字

G WITH HOOK【Ɠ ɠ】

G WITH STROKE【Ǥ ǥ】

SCRIPT G【Ɡ ɡ】

【使用言語・文字】
  • IPA、i.t.a.[ɡ]、CanIPA、旧音声記号[ɢ]、中国(ピンイン)[k]、チュートニスタ[ɡ]、ブリッジズ[ɡ]、リードスペル[ɡ]
【由来】
  • ラテン小文字《g》の筆記体。
【備考】
  • 初期IPAでは基本ローマン活字体の《g》と筆記体からの派生字の《ɡ》が別字扱いになっていて、前者は[ɡ]音、後者は[ɢ]であった。
  • ラテン文字サンセリフ体で《g》の基本字形になっていて、ほとんどの言語の初等教育でブロック体として採用されている。
  • 日本ではゴシック系書体のほとんどが、グラムのgを活字体基本字形の《g》に変えていることが圧倒的に多い。
  • DejaVu系フォントではボウル上部が平べったい形に変化して、基本ラテン文字ブロック系の《g》との区別が成されている。
  • 簡体字中国語のGB文字コードではこの字形がピンインの《g》として追加されている。

SMALL CAPITAL G【ɢ】

【使用言語・文字】
  • IPA、アメリカ先住民語学、ウラル音声学[ɡ̥]、CanIPA、切音新字、分析的正書法[ɡ]、モンゴル転写[ɢ]

SMALL CAPITAL G WITH HOOK【ʛ】

GAMMA【Ɣ ɣ】

【使用言語・文字】
  • IPA、アフリカ[ɣ]、アフリカ・リファレンス[ɣ]、OR-E[ɡ]、CanIPA、カビイェ[ɣ]、クン[ɡǀ]、スウェーデン方言字母[ɣ]、ダグバニ[ɣ]、タマハック[ɣ]、ツーティナ[ɣ]、ツェズ[ɣ]、ディンカ[ɣ]、ヌエル[ɣ]、モンゴル転写[ɣ]、ワヒー[ɣ]
【由来】
  • ギリシャ文字ガンマ小文字《γ》。
【異体字】
  • 初期アフリカアルファベットやアフリカ・リファレンス・アルファベット(大文字のみ)に見られる、丸み部分が三角状の丸みに変化して、基本サイズに収まったもの。
  • ワヒー語の大文字ではラテン文字GAMMAのものをギリシャ小文字風に変化したもの。

RAMS HORN【ɤ】

【使用言語・文字】
  • IPA
    • 【BABY GAMMA】: †IPA[ɤ]、エリス[aʊ]、CanIPA[ɤ]、シンシナティ[aʊ]、ピットマン[aʊ]、フォニックスプラス[ʊ]
【由来】
  • 本来の字母・ベビーガンマ BABY GAMMA はルーマニア・キリル文字のUと思われる。ベビーガンマの両端をフック状に変化させたもの。
【異体字】
  • “ラムズホーン”が作成される以前、“ベビーガンマ”と呼ばれるIPAのガンマを縮めたものが1989年までのIPA正式字形で、今でもフォントによってはベビーガンマが使用される。
    • フォノタイプ系文字(ピットマン文字など)におけるベビーガンマの大文字は小文字と同型。

TURNED G【⅁ ᵷ】

INSULAR G【Ᵹ ᵹ】

G WITH PALATAL HOOK【ᶃ】

TURNED INSULAR G【Ꝿ ꝿ】

G WITH OBLIQUE STROKE【Ꞡ ꞡ】

SCRIPT G WITH CROSSED-TAIL【ꬶ】

  • クロスドテール付きスクリプト【G】?を参照。

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記号説明

  • [ ]…IPA発音表記及びフリガナ/意味
  • 【 】…特殊文字見出し
  • 《 》…特殊文字
  • 〈 〉…連字
  • 『 』…作品名
  • 〓…ユニコード未登録の字母
  • †…廃字, 携帯電話絵文字の代替テキスト
    • ‡…特殊な字母, 代用表記, 異体字


【略称】
  • IPA…国際音声記号
  • キルシェン…キルシェンバウム音声記号
  • i.t.a.…イニシャル・ティーチング・アルファベット
  • 大…大文字/小…小文字
  • 半…半角形/全…全角形

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