【次期ユニコード追加予定文字まとめ > ユニコード未登録文字一覧】及び【拡張ラテン文字】カテゴリです。
ISO/IEC JTC1/SC2/WG2に登録申請されたが、諸事情で追加されなかったものをまとめます。
ISO/IEC JTC1/SC2/WG2に登録申請されたが、諸事情で追加されなかったものをまとめます。
http://std.dkuug.dk/jtc1/sc2/wg2/docs/n2656.pdf
N2656で、英語やドイツ語の辞書で使用されるリガチャやストローク/バー付き連字の追加提案がされた。
典拠となる資料も提示されたが、未採用になってしまった。
N2656で、英語やドイツ語の辞書で使用されるリガチャやストローク/バー付き連字の追加提案がされた。
典拠となる資料も提示されたが、未採用になってしまった。
- LATIN SMALL LIGATURE CH
- LATIN SMALL LETTER CH WITH BAR
- LATIN SMALL LETTER DH WITH STROKE
- LATIN SMALL LIGATURE KH
- LATIN SMALL LETTER NG WITH BAR
- LATIN SMALL LIGATURE OI
- LATIN SMALL LIGATURE OO - のちに追加されたラテン文字OO《ꝏ》とは別字。
- LATIN SMALL LIGATURE OU
- LATIN SMALL LETTER SCH WITH BAR
- LATIN SMALL LIGATURE SH
- LATIN SMALL LIGATURE TH
- LATIN SMALL LETTER TH WITH BAR
- LATIN SMALL LIGATURE ITALIC TH
- LATIN SMALL LIGATURE ZH
- LARGE THICK PRIME
- COMBINING CONNECTOR BELOW
http://std.dkuug.dk/jtc1/sc2/wg2/docs/n2790.pdf
クレメント・マーチン・ドーク Clement Martyn Doke 教授がバントゥー語学研究のために使用したアフリカ音声記号。
吸着音用字母が中心となっている。
マイケル・エバーソン氏がN2790で追加提案を行い、典拠も示していたが、採用されなかった。
クレメント・マーチン・ドーク Clement Martyn Doke 教授がバントゥー語学研究のために使用したアフリカ音声記号。
吸着音用字母が中心となっている。
マイケル・エバーソン氏がN2790で追加提案を行い、典拠も示していたが、採用されなかった。
- LATIN SMALL LETTER PRE-PALATAL T
- LATIN SMALL LETTER PRE-PALATAL D
- LATIN SMALL LETTER PRE-PALATAL N
- LATIN SMALL LETTER N WITH RIGHT LOOP
- LATIN LETTER VOICELESS ALVEOLAR CLICK - 下矢印《↓》に似た字母。
- LATIN LETTER VOICED ALVEOLAR CLICK - 上矢印《↑》に似た字母。
- LATIN SMALL LETTER ENG WITH LEFT LOOP
- LATIN LETTER SCRIPT CAPITAL Q - 大文字《Q》の筆記体をローマン体と調和させた字母。
- LATIN SMALL LETTER N WITH LEFT LOOP
- LATIN LETTER VOICELESS RETROFLEX CLICK - ピッチフォーク《⋔》で代替可能。
- LATIN LETTER VOICED RETROFLEX CLICK
- LATIN SMALL LETTER N WITH LEFT HOOK AND RIGHT LOOP
- MODIFIER LETTER INVERTED GLOTTAL STOP
- LATIN LETTER OWL - フリーダイヤルマークに似た形状。
- LATIN SMALL LETTER N WITH LEFT LOOP AND RIGHT LOOP
http://std.dkuug.dk/jtc1/sc2/wg2/docs/n3031-1.pdf
スウェーデン語の方言表記用音声記号。
N3031で3字が追加提案されラテン拡張-Cに追加され、N3555で残りの字母が追加提案された。
※N3555の追加提案のU+1E094には、なぜかユニコード登録済みの LATIN SMALL LETTER R WITH STROKE《ɍ》が含まれている。
スウェーデン語の方言表記用音声記号。
N3031で3字が追加提案されラテン拡張-Cに追加され、N3555で残りの字母が追加提案された。
※N3555の追加提案のU+1E094には、なぜかユニコード登録済みの LATIN SMALL LETTER R WITH STROKE《ɍ》が含まれている。
http://std.dkuug.dk/jtc1/sc2/wg2/docs/n3555.pdf
ゲルマン諸語やウラル諸語研究用の特殊音声記号と英語の人工文字2種。
N3555 (文字カテゴリ名は〈Phonetic Extensions-A 音声記号拡張-A〉)で追加提案があったが、資料不足のため保留状態。
ゲルマン諸語やウラル諸語研究用の特殊音声記号と英語の人工文字2種。
N3555 (文字カテゴリ名は〈Phonetic Extensions-A 音声記号拡張-A〉)で追加提案があったが、資料不足のため保留状態。
ダブリン・ミーティング時の議事録[N3603]によれば、「求む、フィードバック」の状態らしいです。(情報提供:ミーレさん)
http://std.dkuug.dk/jtc1/sc2/wg2/docs/n1741.pdf
N1741で登録申請された、KRA (小文字は《ĸ》)の大文字《Kʼ》。
ラテン大文字Kと“MODIFIER LETTER APOSTROPHE”との合成で表現することができるため、採用されなかった。
N1741で登録申請された、KRA (小文字は《ĸ》)の大文字《Kʼ》。
ラテン大文字Kと“MODIFIER LETTER APOSTROPHE”との合成で表現することができるため、採用されなかった。
http://std.dkuug.dk/jtc1/sc2/wg2/docs/n2094.pdf
N2094で日本語文字コード“JIS X 0213”に含まれているダイアクリティカルマーク付きIPA字母の拡張ラテン-Bへの追加提案及びチャオ式声調文字2種のスペース調整文字への追加提案が行われた。
『増補改訂JIS漢字字典』(日本工業規格)では、ユニコードに登録された場合を想定して、発売当時に予定されるはずだった文字コードポイント及びグリフ名が書かれている。
1文字としての登録はされなかったものの、グリフ名シークエンス ( http://www.unicode.org/reports/tr34/tr34-3.html ) に合成形式が一部登録されたが(“*”付きの字母名)、チャオ式声調文字の自動合成に対応していないユニコードフォントが多いため、表現しづらい。
N2094で日本語文字コード“JIS X 0213”に含まれているダイアクリティカルマーク付きIPA字母の拡張ラテン-Bへの追加提案及びチャオ式声調文字2種のスペース調整文字への追加提案が行われた。
『増補改訂JIS漢字字典』(日本工業規格)では、ユニコードに登録された場合を想定して、発売当時に予定されるはずだった文字コードポイント及びグリフ名が書かれている。
1文字としての登録はされなかったものの、グリフ名シークエンス ( http://www.unicode.org/reports/tr34/tr34-3.html ) に合成形式が一部登録されたが(“*”付きの字母名)、チャオ式声調文字の自動合成に対応していないユニコードフォントが多いため、表現しづらい。
- LATIN SMALL LETTER AE WITH GRAVE《æ̀》
- LATIN SMALL LETTER OPEN O WITH GRAVE《ɔ̀》
- LATIN SMALL LETTER OPEN O WITH ACUTE《ɔ́》
- LATIN SMALL LETTER TURNED V WITH GRAVE?《ʌ̀》
- LATIN SMALL LETTER TURNED V WITH ACUTE《ʌ́》
- LATIN SMALL LETTER SCHWA WITH GRAVE?《ə̀》
- LATIN SMALL LETTER SCHWA WITH ACUTE《ə́》
- LATIN SMALL LETTER HOOKED SCHWA WITH GRAVE《ɚ̀》
- LATIN SMALL LETTER HOOKED SCHWA WITH ACUTE《ɚ́》
- RISING SYMBOL《˩˥》
- FALLING SYMBOL → *MODIFIER LETTER EXTRA-HIGH EXTRA-LOW CONTOUR TONE BAR《˥˩》
http://std.dkuug.dk/jtc1/sc2/wg2/docs/n1742.pdf
N1742でIPA=ラテン文字のベータ・シータ・カイの3字母の追加提案があったが、採用されなかった。
IPAの本来の字形はラテン文字のローマン体に合わせたものが正字で、ギリシャ文字のものと別字だが、ユニコードではギリシャ文字のものと統合されたため、現段階では異体字セレクタによる字形切り替えを行わないと表現不可能。
N1742でIPA=ラテン文字のベータ・シータ・カイの3字母の追加提案があったが、採用されなかった。
IPAの本来の字形はラテン文字のローマン体に合わせたものが正字で、ギリシャ文字のものと別字だが、ユニコードではギリシャ文字のものと統合されたため、現段階では異体字セレクタによる字形切り替えを行わないと表現不可能。
http://std.dkuug.dk/jtc1/sc2/wg2/docs/n1743.pdf
N1743でギリシャ文字の字母として申請されたが、未採用。
ラテン文字OU?《Ȣ ȣ》と異なり、伝統的な小文字は基線に合わせたサイズである。
N1743でギリシャ文字の字母として申請されたが、未採用。
ラテン文字OU?《Ȣ ȣ》と異なり、伝統的な小文字は基線に合わせたサイズである。
http://std.dkuug.dk/jtc1/sc2/wg2/docs/n1744.pdf
ISO 9やALA-LCのキリル文字翻字表に見られる。
コミ語でかつて使用された字母及びキルディン・サーミ語拡張文字 (申請されたディセンダー記号付き字母からキリル文字テール記号付き字母に変更) は採用されたが、一部の字母が字形の変更などでのちのUCS/ユニコードで復活採用されたが、以下の字母は現在、採用の予定はない。
採用されなかった理由が、文書N1847に書かれている。
ISO 9やALA-LCのキリル文字翻字表に見られる。
コミ語でかつて使用された字母及びキルディン・サーミ語拡張文字 (申請されたディセンダー記号付き字母からキリル文字テール記号付き字母に変更) は採用されたが、一部の字母が字形の変更などでのちのUCS/ユニコードで復活採用されたが、以下の字母は現在、採用の予定はない。
採用されなかった理由が、文書N1847に書かれている。
- CYRILLIC CAPITAL/SMALL LETTER CHECHEN KA - N1744の例示字形では左上部がフックに変化していたり、N1847の例示字形では左上部がリングに変化している独自の字形だが、キリル文字KAとリングアバブの合成で代替 (小文字《к̊》)。
- CYRILLIC CAPITAL/SMALL LETTER CHUVASH NG - NJE《Њ њ》及び EN WITH DESCENDER《Ң ң》の異体字として扱われている。
- CYRILLIC CAPITAL/SMALL LETTER AISOR EL - アッシリア語アイソール文字の他、ルーマニア語ルーマニア文字 (ラテン文字とキリル文字の混淆文字) に見られる。ラテン文字《L l》と共用。
- CYRILLIC CAPITAL/SMALL LETTER SELKUP O E - ラテン文字OE《Œ œ》と共用。
- CYRILLIC CAPITAL/SMALL LETTER YAKUT I WITH STROKE - ラテン文字ストローク付きI?《Ɨ ɨ》で代用できるが、キリル文字ウクライナ語-ベラルーシ語Iと短線オーバレイとの合成で表現 (小文字《і̵》)。
- CYRILLIC CAPITAL/SMALL LETTER JE WITH STROKE - ラテン文字ストローク付きJ《Ɉ ɉ》で代用できるが、キリル文字JEと短線オーバレイとの合成で表現 (小文字《ј̵》)。
- KURDISH QA → QA《Ԛ ԛ》(ユニコード5.1で追加) - ラテン文字《Q q》と共用だったが、キリル文字の字母として独立。ちなみにN1847では小文字《q》を大文字に変化させた異体字が見られる。
- KURDISH WE → WE《Ԝ ԝ》(ユニコード5.1で追加) - ラテン文字《W w》と共用だったが、キリル文字の字母として独立。
- YA IE → YAE《Ԙ ԙ》(ユニコード5.1で追加)
- EL WITH MIDDLE HOOK《Ԡ ԡ》(ユニコード5.1で追加) - LJE《Љ љ》の異体字扱いにされていた。
- MORDVIN EL KA → LHA《Ԕ ԕ》(ユニコード5.1で追加) - ЛとКのリガチャからЛとХのリガチャに変更。
- EN WITH MIDDLE HOOK《Ԣ ԣ》(ユニコード5.1で追加) - NJE《Њ њ》の異体字扱いにされていた。
- ER KA → RHA《Ԗ ԗ》(ユニコード5.1で追加) - РとКのリガチャからРとХのリガチャに変更。
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