冷戦時代の核実験や民間防衛をめぐるカルチャー

ロシア右翼

説教くさい露政府資金によるタイムトラベラー映画


Sergej Sumlenny (Twitter) (2022/06/11)によれば、「国の資金によるタイムトラベラー映画」もあった。
最初のもの(多分)は、2008年に国営テレビチャンネルRossiyaによって制作された「Мы из будущего(我々は未来から来た)」だった。愛国心がないロシア人4人組が、1941年に飛び、愛国心を抱く。


2010年には、「Мы из будущего 2(我々は未来から来た2)」が続いた。同じ男たちがウクライナのリヴィブで開催される音楽祭に行き、そこでウクライナの民族主義者がナチスの制服を着ていることを知る。彼らは全員1941年にテレポートされ、そこでウクライナ人に生まれ変わり、UPAと戦い、ロシアを愛し始める。


同じ2010年に、「Туман(霧)」が制作されました。ロシアの徴兵部隊が、第2次世界大戦の獣医を侮辱し、1941年にテレポートされ、そこで彼らはドイツ国防軍と戦わなければならなくなる。 (おさだまりのパターン:彼らは生まれ変わり、ロシアを愛し始め、良き男子として戻ってくる):


2012年には、同じネタで「The Fog 2」が制作された。ロシアにそれほど愛国心がない若者は、5月9日の勝利の日をコスチュームパーティーで祝い、歴史を侮辱し、転移する。


おさだまりのパターンを:映画は2008年から2012年に国の資金で国営メディア会社によって制作された。それは、超軍国主義ムードを作り出し、若い世代に第二次世界大戦が終わらないことを感じさせる国営プログラムであり、この世代はそれを血なまぐさい終わりまで戦わなければならない。

それはもはや「楽しい冒険」ではなく、自国のために負っている汚い義務についてだ。これは、「先祖のように世界大戦を戦わなければならない、そうしなければ死ぬ」というスローガンの下で国営教化プログラムだった。

[ Sergej Sumlenny (Twitter) (2022/06/11) ]
戦時にタイムトラベルして「生まれ変わり、ロシアを愛し始め、良き男子として戻ってくる」という「おさだまりのパターン」で4作品制作というのも、うざいところではある、



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