「アイドルマスター シンデレラガールズ」に登場する松尾千鶴の情報をまとめたWikiです。

『夕方、事務所近く』
ライラ:うぅー、日本の冬は寒いでございますねー……。
ライラ:事務所まで、あとちょっとでございます。おー。
千鶴:次のLIVEは新春ね。
みんなと年越し……
まぁ、いいけど。
晶葉:正式な打ち合わせはまた改めてあるそうだが、
来られるもの同士であらかじめ顔合わせもいいだろう?
晶葉:ただでさえこの事務所は曲者ぞろいだからな。
千鶴:曲者で悪かったですね。
私だって、もうちょっと素直になれたら……ハッ、な、なんでもない……。
晶葉:そうだな。今のは何でもないということにしておこう。
あとはライラが来るはずだが……
ガチャ
ライラ:みなさん、お疲れさまでございますで……くちゅんっ。
千鶴:ちょっと……どうしてそんな薄着なのよ。
コートとか持ってないの?
ライラ:コートですかー。
ライラさんは持ってないですねー。
晶葉:それなら、私の白衣をやろう。
何着も持っているからな。
ライラ:おぉー、これが白衣……。
晶葉:ああ。防寒のためのものではないが、ないよりはマシだろう?
ライラ:ありがとうございますー。
これで、冬でもぽかぽかですねー。
千鶴:はぁ……晶葉さんも言ってるけど、白衣は防寒着にはならないから。
コートくらいはちゃんと着て。
千鶴:アイドルなんだから、体調管理はしっかりしないと、私だって心配になるし……
よ、余計なお世話かもしれないけど。
晶葉:いや、千鶴の言葉ももっともだ。
なにしろ、日本はこれからもっと寒くなる。
晶葉:風邪も流行り出すからな。
万全を期すにこしたことはない。
ライラ:なるほどー。みなさん、ありがとうございますー。
ライラさん、次のお給料でコートを買いますです。
晶葉:次の給料って……そんなに切羽詰まった暮らしなのか?
ライラ:今のライラさんは、豆苗ともやしのお世話になっていますねー。
千鶴:……今度、私も服持ってくる。
探せば着なくなったコートもあると思う。
ライラ:ほんとでございますかー。
千鶴:嘘でこんなこと言ってもしかたないでしょ。
代替案もない意見なんて意味ないし。
ライラ:ありがとうございますー。
アイドルのみなさんも、優しい人ばかりでライラさんは嬉しいですねー。
晶葉:これでコートについては一応解決だが……豆苗ともやしでは栄養面も心配になるな。
晶葉:ちゃんとバランスよく食べているのか?
ライラ:はいー。一緒に日本に来てくれたメイドさんが、たくさん考えてお料理をしてくれてますですよー。
晶葉:そうか。それなら安心だな。
ライラ:でも、ライラさんも、栄養たくさんのお料理ができるようになりたいですねー。
千鶴:どうして?
一人暮らしする予定でもあるの?
ライラ:いいえー。でも、ライラさんはひとりで生きていける
しっかり者のライラさんになりたいのでございます。
ライラ:みなさんにお世話になってばかりですからー。
ライラ:ひとりでも大丈夫なライラさんで、
みなさんと一緒にいたいのでございますよ。
晶葉:ほぅ……いい心がけだな。
そんなライラにおすすめできる栄養ある料理といえば……
千鶴・晶葉:鍋……かな。
鍋だな。
ライラ:仲良しさんでございますねー。
千鶴:べ、別に……私は一般的な意見を言っただけだし。
そう思いたければ、思っててもいいけど……っ。
晶葉:まぁ、私たちが仲良しさんかどうかは、LIVEでファンに確かめてもらうとして、だ。
晶葉:鍋が初心者向けなのは間違いないな。
切って煮ればいいからな。
千鶴:それに、鍋は暖もとれるから。おすすめは水炊きかな……
私の故郷の名物で、美味しいの。
ライラ:みずたき……ぜひ、ライラさんにも教えてほしいですねー。
千鶴:そう。ならレシピを渡すから……
晶葉:それよりも、一度みんなで作ってみたらいいんじゃないか?
幸い、この事務所にはキッチンもある。
晶葉:プロデューサーに許可をとれば、いけるだろう。
ライラ:チヅル、「なべぶぎょう」になりますですかー。
千鶴:ならないし……。
それに、事務所でやるには少し狭い気も……。
千鶴:って、別にみんなと鍋したくないってわけじゃ……
ああ、もう何言ってるんだろ、私……。
晶葉:はは、まぁ千鶴の本音は、あたたかい鍋をつつきながら聞くとしよう。
ライラ:はいー。ライラさんは、狭くても大丈夫でございますからー。
ライラ:狭いと、みんなが近くになって、楽しいでございますね。
千鶴:そう……みんながそれでいいなら、いいけど。
ライラ:コタツにアイスにお鍋。
ライラさん、いろんな日本の冬を知りましたねー。
どれも素晴らしいでございます。
千鶴:アイスって冬なの……?
晶葉:ほら、よく言うだろう?
暖かい部屋での冷たいアイスは至高だという話だ。
晶葉:もちろん、夏のアイスもいい。
年中通して旬というやつだな。
ライラ:アイスは「しゅん」……
ライラさん、また日本語の勉強になりましたねー。
晶葉:それは良かった。
では、当日は私が鍋の器具を一式用意しよう。
晶葉:調理に役立つロボを開発してもいいかもしれないな。
千鶴:じゃあ、私は食材を買ってこようかな。
水炊きなら、素材にはこだわりたいし。
ライラ:それでは、ライラさんはみんなの分もアイスを買っていくですねー。
千鶴・晶葉:なんで!?
ライラ:だ、だめでございますか?
千鶴:ううん、違うの……。
お金に困ってるみたいだし、無理しなくても……。
ライラ:お洋服もいただけますし、大丈夫でございますよー。
晶葉:その分、貯金に回してもいいんじゃないか?
ライラ:んー……でもライラさん、もらってばかりではいけないと教えられてきましたねー。
ライラ:それに、アイスは自分で買ってみなさんと一緒に食べるのが、一番美味しいのでございます。
千鶴:ライラさんが困らないなら別に構わないけど……。
晶葉:それじゃあ、話もまとまったことだし、プロデューサーに鍋パーティーの打診へ行くとしよう。
ライラ:プロデューサー殿も「なべぶぎょう」に誘いましょうー。
ライラ:お鍋パーティー、プロデューサー殿も楽しみにしてると言ってくれましたですねー。
ライラ:るんるんでございますー♪
ライラ:日本の冬は、とても寒いでございます。
ライラ:けれどライラさんは、みなさんのおかげで、いつも幸せぽかぽかなのですよ。

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