「アイドルマスター シンデレラガールズ」に登場する松尾千鶴の情報をまとめたWikiです。

事務所
裕美:(今日は、プロデューサーさん……と、事務所のことの打ち合わせの日だけど)
裕美:(新しいお仕事の話かな。ちょっと緊張するなぁ……。早く着きすぎちゃったかも。……あ、)
千鶴:お疲れ様です、早いですね。
裕美:千鶴さんこそ……あ、えっと、今日はよろしくお願いします。
千鶴:よろしくお願いします。
裕美・千鶴:……。
裕美:(千鶴さんとは、この前一緒にお仕事したけど……それっきりっていうか……)
裕美:(でも、やっぱりここは、その話題に触れるのが自然だよね。たぶん、次のお仕事も一緒だろうし……よし!)
裕美:えっと、この前のお仕事、楽しかったよね。あの、メイド服の……。
千鶴:あれは……楽しかったというよりも、恥ずかしすぎ1たでしょ……!
千鶴:……だいたい、私にあんなフリフリの可愛い衣装は似合わないっていうのに、プロデューサーが……
千鶴:ま、まあ、別に嫌だったワケじゃないですけど……その、むしろ……
裕美:あの、千鶴さん……?
千鶴:…………ハッ!な、なんでもないです! 次から、ああいうのは勘弁してほしいですよね!
裕美:う、うん。そうだね……。
裕美:(そっか……千鶴さん的には、この前のお仕事、イマイチだったんだ……。じゃあ、この話題はなし)
裕美:(他の話題、話題、話題……う〜ん。探そうとすると、全然見つからない……!)
ちひろ:裕美ちゃん、千鶴ちゃん。もういらしてたんですね。二人とも、お疲れ様です♪
裕美・千鶴:ちひろさん!
ちひろ:プロデューサーさんを待っているんですよね?
ちひろ:先ほど、プロデューサーさんから連絡があったんですが、事務所への到着が、少し遅れてしまうそうです。
千鶴:え、何かあったんですか?
ちひろ:どうやら、前の現場でトラブルがあったみたいで……二人には謝っておいてほしい、とのことでした。
千鶴:別に、謝ってもらわなくてもいいですけど……大変なのは、プロデューサーですし。
裕美:う、うんっ。私たち、プロデューサーさんが来るまで、ここで待ってます!
ちひろ:どれくらい遅れるかわからないそうなので、一度、外に出てもらっても大丈夫ですよ♪
ちひろ:こちらに到着する前に一度、二人に連絡を入れると言っていたので。
裕美・千鶴:外に……。
裕美:(外に出て、何をすればいいんだろう? お茶、とか? でも、千鶴さんも困ってるみたいだし……)
千鶴:・・・・・ど、どうしよっか。
裕美:あっ、ど、どうしようね。
千鶴:うん、どうしようか……。
裕美:(ほんと、どうしよう……!)
比奈:お疲れ様でース。あれ、この雰囲気、どうしたんでスか?
裕美・千鶴:比奈さんっ!
比奈:え? あ、ハイ。比奈っス。
比奈:二人とも、付き合ってくれてどうもっス。レッスン終わりに、冷たい一杯飲みたい気分だったんスよ〜。
裕美:いえいえ、こちらこそっ!
比奈:そういえば、お二人さんは、最近一緒に仕事をしたんですっけ?
千鶴:そうなんです……
裕美:あ、それは……!
千鶴:フリフリのメイド服を着て、全然落ち着かなくって……! お仕事自体は、賑やかで楽しかったんですけどね。
裕美:え……?
千鶴:え?
裕美:私、てっきり、あのお仕事、楽しくなかったのかなって思って……!
千鶴:えっ!?ご、ごめんなさい。あれですよね、私が誤解されるような態度をとったから……!
裕美:ううん! 全然全然! 楽しかったんだってわかって、ほっとした……!
裕美:さっきは言えなかったけど、本当は私も、楽しかったって思ってたから。
千鶴:裕美ちゃん……。
千鶴:私、可愛いものを前にすると、どうしても「うわっ」ってなっちゃって、
千鶴:さっきみたいに……思ってもないことを、つい言っちゃったり……。
千鶴:でも、本当はそんなこと思ってなくて……いや、自分には似合わないとは、わかってるんだけど、なんていうか……!
裕美:憧れ、みたいな?
千鶴:そっ! そんないいものじゃないと思うけど……! だけど……そういうのも、少しは、あるのかな。
裕美:……ふふっ。そっかぁ。私もね、ひらひらで可愛いお洋服とか……ずっと、遠くで見てるだけだったんだよね。
裕美:私みたいな目つきの子じゃ似合わないだろうし……
裕美:「カッコイイ服のほうが似合いそう」とか言われると、私も「そうなのかな」って、思ったりして。
裕美:いろいろ、わかんなくなっちゃったりしたこともあったけど……でも、やっぱり好きだから。
裕美:可愛いお洋服を、たくさん着られる“今”が、すっごく幸せだなぁって思うんだ。
千鶴:ひ……裕美ちゃんは、とっても可愛いですよ! メイド服だって、ふわふわの髪によく似合ってたし!
千鶴:まさか、そんな……目つきとか気にしてたなんて全然感じさせないくらい、笑顔も素敵で……!
裕美:そ、そんなことないよ……! 千鶴さんの方が可愛いし、努力家だし、見習わなきゃって思ってて……!
千鶴:わ、私!? いやいや、私なんて……裕美ちゃんの方が……!
比奈:ストーップ!
裕美・千鶴:あっ。
ハッ!
比奈:大丈夫っス。二人とも、最高に可愛いっスよ!
比奈:それに……自分が「イイ!」と思ったものを、真っ向から否定されたら悲しいものっス。
比奈:しかも、作者本人から否定されたらなおさらっスよ……。
裕美・千鶴:作者?
何の話……?
比奈:否定が生むのは、悲しみだけってことっス。自分を否定するなんて、もってのほかっスよ!
比奈:オッケーっスか?
裕美・千鶴:は、はい! オッケーです!
ブブブ……
裕美:……あ、プロデューサーさんから電話だ。出るね。
裕美:はい、もしもし?
比奈:いや〜、けっこう盛り上がったっスね。最初はどうなることかと……あ、言っちゃったっス。
千鶴:いえ、比奈さんがいなかったら、事務所のソファで、座り続けてたと思いますから……感謝してます。
比奈:おー、ならよかったっス。
千鶴:……仲間って、鏡みたいですよね。向き合うと、知らなかった自分が見えてくるみたいで……
千鶴:ちゃんと大事にしたいなって思いました。仲間のことは、もちろん……できれば、自分のことも。
……ピッ
裕美:プロデューサーさん、もうすぐこっちに来るって。なんかもう一人、事務所の子を連れてくるらしくて……
裕美:あ、来た。
千鶴:え、早っ!
裕美・千鶴:……って、ほたるちゃん!?
ほたる:こ、こんにちは……。すみません、本番まで近いのに……私のせいで近いのに……私のせいで、遅れてしまって……。
千鶴:本番……? って、なんのこと?
ほたる:えっ……? 私たち、LIVEでユニットデビューするんですよね……? 今日は、その打ち合わせで……
裕美・千鶴:えっ!?
ほたる:えっ……!?
裕美:たしかに、曲をもらって個人練習はしてたし、ユニット組むとは聞いてたけど……。
裕美:そっか。千鶴さんとほたるちゃんと、私のユニットを……。
千鶴:というか、プロデューサーは……あっ! 隅で小さくなってないで、どういうことかちゃんと説明してください!
アイドルは楽しくて……毎日、素敵な刺激と新しい感動を与えてくれる。
これからも、仲間と一緒に……私らしく笑って。前へ、歩いていけたらいいな。

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