擬音の彼女(仮題)
とてとて……
「よう、おはよう」
――にこ
「ん。さて、早速で悪いんだがお前に話がある」
きょとん
「実は昨晩あいつがとても愉快な格好で俺の部屋に侵入してたんだが」
こくこく
「……お前だろ。あんなこと吹き込んだのは」
ぎくっ
「やっぱりか」
ぴゅ〜♪
「口笛吹いてごまかすっていつの人間だお前。全く……」
にやにや
「……なんだよニヤニヤして」
どすっどすっ
「肘で横っ腹つつくな。……はあ。ああそうだよ、昨日はお楽しみでしたよ。これでいいか?」
ふるふる
「なんだ、まだなにかあるのか」
ちゃりーん
「……へいへい、昼飯はなんでも奢ってやるよ」
にぱぁ
「しかし……なんだ。お前にはいつも世話になってるな」
きょとん
「俺があいつのことでいつも相談して。デートの場所とか気遣い方とか……あー、あと色々」
えっへん
「よく考えたら、あいつと一緒にいられるのお前のおかげなんだよな。ほんと、ありがと」
にぱっ ばしばしっ
「痛い痛いっ。……ああそうだな、お前は最高の『親友』だよ」
――ずきっ
「ん? どうかしたか」
ふるふる にこっ
「そうか? ならいいんだけど……」
ピコーン!
「今度はなんだ」
あせあせっ
「ああそっか、今日は日直だったな、お前」
こくこく
「それじゃあまた後でな」
びしっ
「わかってるって、昼飯はちゃんと奢るよ」
にこ たったったっ……
(それにしてもさっきのあいつ、泣きそうな顔してたな……)
作者 1-654
「よう、おはよう」
――にこ
「ん。さて、早速で悪いんだがお前に話がある」
きょとん
「実は昨晩あいつがとても愉快な格好で俺の部屋に侵入してたんだが」
こくこく
「……お前だろ。あんなこと吹き込んだのは」
ぎくっ
「やっぱりか」
ぴゅ〜♪
「口笛吹いてごまかすっていつの人間だお前。全く……」
にやにや
「……なんだよニヤニヤして」
どすっどすっ
「肘で横っ腹つつくな。……はあ。ああそうだよ、昨日はお楽しみでしたよ。これでいいか?」
ふるふる
「なんだ、まだなにかあるのか」
ちゃりーん
「……へいへい、昼飯はなんでも奢ってやるよ」
にぱぁ
「しかし……なんだ。お前にはいつも世話になってるな」
きょとん
「俺があいつのことでいつも相談して。デートの場所とか気遣い方とか……あー、あと色々」
えっへん
「よく考えたら、あいつと一緒にいられるのお前のおかげなんだよな。ほんと、ありがと」
にぱっ ばしばしっ
「痛い痛いっ。……ああそうだな、お前は最高の『親友』だよ」
――ずきっ
「ん? どうかしたか」
ふるふる にこっ
「そうか? ならいいんだけど……」
ピコーン!
「今度はなんだ」
あせあせっ
「ああそっか、今日は日直だったな、お前」
こくこく
「それじゃあまた後でな」
びしっ
「わかってるって、昼飯はちゃんと奢るよ」
にこ たったったっ……
(それにしてもさっきのあいつ、泣きそうな顔してたな……)
作者 1-654
2008年01月20日(日) 09:55:01 Modified by n18_168