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タグ検索で『彼女』の呼び声シリーズは6件見つかりました。
『彼女』の呼び声〜ブリッジ2
「ジュリエット、オデット、コッペリア、ドロシー……うーん……」
バイトをしながらも、仁は必死に彼女に相応しい名前を考え続けていた。
午後の授業の内容なんて欠片も頭に入っていない。
考え始め、そろそろ六時間を越えている。
が、それだけ頭を悩ませてもなお、彼女に相応しい名前は思いつかなかった。
「アリエノール、エルゼベート、ジャンヌ、シャラザード……」
検品しながらもさらに考える。
普通ならばそんな風に気を散らしていると数え間違いやら入力ミスを起こす物だが、今日は不思議とミスも
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『彼女』の呼び声〜ブリッジ
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そして翌日。
その日の授業を仁は、彼にしては珍しく睡魔と戦いながら過ごしていた。
まあ、無理もない。
結局昨晩は寮に着いたのが十二時半過ぎ。それから風呂に入って翌日の予習をしてと日課をこなし、布団に入った頃には二時近く。
さらに、布団に入ってからも悪夢にうなされ、結局熟睡することができなかったのだ。
四時間目で限界が来た。
眠気に耐えかねてつい目を閉じ、目を覚ましたのは校内に響く昼休み開始のチャイムの音と生徒達の喧噪で。
「うわ、やっちまった」
教師に当てられなかった
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『彼女』の呼び声 第四話
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持ってきた食べ物を二人で仲良く分け合って――食べた量は圧倒的に彼女の方が多いが――ふと仁は喉の渇きを覚える。
そう言えば、食べ物は色々持ってきていたが飲み物を用意していなかった。
「ちょっと待っててくれ。そこの自販機で、何か買って来る」
寄せ合っていた体が離れ、彼女がちょっと不満そうな声を上げる。
宥めるようにその頭を抱き寄せ、額に優しくキス。
「すぐ戻って来るから。何か、飲みたいものはある?」
仁の問いに、少女は小さく頭を振った。
「そっか。じゃあ何か適当に買って来るよ
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『彼女』の呼び声 第三話
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「色々あるが……どれがいい?」
いつものベンチに腰掛け、仁はトートバッグを開き、少女に尋ねる。
少女はわずかに考えるような素振りの後、エビマヨネーズのおにぎりを指さした。
「ん、わかった」
手早く包装を解き、ビニールを引き抜く。
「――――♪」
少女はそれを仁から受け取ると、嬉しそうにかぶりついた。
単に菓子パンの包装ならなんとか破れるから菓子パンを選んでいただけで、おにぎりや弁当も好きらしい。
「そうだよな。片手じゃさすがにこの包装は破れないよな」
――普通に
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『彼女』の呼び声 第二話
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夜八時。今日も仁のバイト先のコンビニに、片腕の家出娘が現れる。
相変わらず周囲に認識されてない彼女に、仁は視線だけで待っているようにと合図を送る。
そして彼は店長に向かって振り返り、
「じゃ、俺はこれで上がるんで。期限切れの商品、適当に持ってきますね」
「ちゃんと廃棄伝票切っとけよ。しかし、前まで期限切れの商品に手を付けなかったお前が、一体どんな風の吹き回しだ?
まあ、外の奴と違ってちゃんと断って持ってくし、常識の範囲内で持ってくから文句は言わんが」
ゴミとして廃棄するにもコストが
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『彼女』の呼び声
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学費の足しにしようと始めたコンビニのバイトは、予想以上に退屈かつ苦痛なものだった。
ただひたすらバーコードを読み込み、金額を合計し、レジに打ち込んで行く。
売り上げを記録し、店長の指示の元機械的に商品を補充。
自己研鑽も達成感もない、ルーティンワークの繰り返し。
本当なら、もっとやりがいがある、例えば製造系のバイトがしたかった。
が、それらの仕事は総じて拘束時間が長い。
学業に支障がでない範囲でできるバイトと言えば、このコンビニのバイトくらいしか――学生の多い街ゆえ、新聞配達の
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