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こたみかん ◆8rF3W6POd6
[[〜無口で甘えん坊な彼女〜]]
[[《無口で甘えん坊な彼女〜俺と彼女と母親と〜》]]
[[無口で甘えん坊な彼女〜彼女の父親〜]]
[[無口で甘えん坊な彼女〜二人の出会い〜]]
[[無口で甘えん坊な彼女〜二人の旅〜]]
[[無口で甘えん坊な彼女〜彼女からの手紙〜]]
[[無口でクールな彼女]]
[[無口でシャイな彼女]]
[[無口で世話好きな彼女]]
[[無口で世話好きな彼女(2)]]
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[[無口で世話好きな彼女(4)後編]]
[[
https://seesaawiki.jp/w/n18_168/d/%a4%b3%a4%bf%a4%... - 2011年08月23日更新
〜無口で夜行性な彼女〜
https://seesaawiki.jp/w/n18_168/d/%a4%b3%a4%bf%a4%... - 2011年08月23日更新
「起きろ、光」
俺が激しく揺さぶるとようやく彼女は目を覚ました。と言っても瞼が今にも下がりそうだが。
「今から俺は学校に行くからな。って聞いてるか?」
またもや寝入ってしまいそうな彼女の体を再び揺する。
光は目をこすりながら欠伸をすると、コクコクと頷いた。いや、船を漕いだだけかも…
家を出るときに後ろを振り返ると、もう布団の中に入っていた。仕方ないがなんだか悲しい。
親元を離れ、一人暮らしを始めた俺を待ち受けていたのは幽霊の光だった。
俺は自分の名前すら忘れるほど一人ぼっちだった彼女に名前をつけ、一緒に
https://seesaawiki.jp/w/n18_168/d/%a1%c1%cc%b5%b8%... - 2011年08月23日更新
無口でツンツンな彼女 〜次スレ移動埋めネタ〜
https://seesaawiki.jp/w/n18_168/d/%a1%c1%cc%b5%b8%... - 2011年08月23日更新
「黒美ちゃん、どうしたの?そんなに多くの荷物かかえて」
「………」
「あぁ、もうそんな時期かぁ」
「………」
「僕?まだ時間はありそうだし、もう少しのんびりしていこうかなぁ…なんて」
「………」
「冗談だよ、そんなに睨まなくてもいいじゃない。可愛い顔が台無しだ」
「………」
「やれやれ…それはそうとして、すぐ追いつくから先に行ってていいよ」
「………」
「何?待っててくれるの?嬉しいなぁ」
「忘れ物しないように見張っているだけです…勘違いしないで下さい」
「素直じゃないなぁ。昨日の
https://seesaawiki.jp/w/n18_168/d/%cc%b5%b8%fd%a4%... - 2011年06月12日更新
無口で甘えん坊な彼女 〜彼女の自己紹介〜
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真新しい少し大きめの制服に身を包み、俺達は教室で各々の座席に座っていた。
中には小、中学校からの腐れ縁もいるが他は知らない人だ。
秋葉は大丈夫だろうか?
ちらりと後ろを振り返る。俺に気付いた秋葉は優しく微笑み返してきた。
これなら心配なさそうだ。秋葉は無口なだけで人見知りするタイプではないし。
それに何かあったらすぐに助けてやれるわけでもない。
俺達が付き合っているなんて周りに知られたら冷やかしの対象になってしまうから。
そう時が経たない内に担任が姿を現した。性別は女性、妙齢だが二十代前半だ
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無口で夜行性な彼女
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それはつい昨日の出来事だった。
通っている高校が遠いので俺は家を出て学校の近くのアパートで一人暮らしをすることに。
四畳半が一部屋だがトイレ、風呂、台所付きという恵まれた環境でさらに格安。
訳ありというのはあらかじめ聞いていたが、住めれさえすればよかったので気にしなかった。
そして初めて部屋へ訪れた時のこと。
「あの…どちら様で?」
部屋の隅に何故か一人の女の子が体育座りしながら眠っていた。
同い年くらいか?肩まで伸ばした真っ直ぐな黒髪、夏でもないのに浴衣に身を包んでいる。
そしてそこそこ
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無口で甘えん坊な彼女 〜彼女と雑誌〜
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いつものように秋葉の部屋で俺達は思い思いに過ごしていた。
二人の間に会話が無いのは別に喧嘩しているからではない。これもいつものことだ。
ここ数年で口数が増えたものの秋葉は無口だし、俺自身も騒ぐのは好きじゃない。
俺は教科書を、秋葉はお気に入りの雑誌『月刊無口っ娘通信♪』を読んで過ごしていた。
「ん、どうした?」
ふと気付くと秋葉が後ろからのぞきこんでいた。
背中から抱きつき俺の肩にあごを乗せている格好だ。真横に秋葉の顔があるとドキドキする。
「………」
柔らかいほっぺたを少しだけ膨らまし、
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無口でツンツンな彼女
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「あのさぁ〜何度も聞くけど僕のこと嫌いでしょ?」
「…いいえ」
参ったな…そんなつっけんどんな言い方されたら疑うって。
「だったらこの美味しくないコーヒーをいい加減別のメーカーのに代えてくれたっていいじゃない」
「贅沢は敵です…」
「戦時中じゃないんだから…冷たい言い方しないでよ可愛い顔が台無しだ」
「……」
他にも言ようとしたら思いっきり睨まれた、怖い怖い。
彼女ーー三谷黒美は僕の…なんて言えばいいかなアシスタントだ。
一応僕はプロのカメラマン。今は『月刊無口っ娘通信♪』っていう雑誌の
https://seesaawiki.jp/w/n18_168/d/%cc%b5%b8%fd%a4%... - 2011年03月13日更新
無口で甘えん坊な彼女〜彼女からの手紙〜
https://seesaawiki.jp/w/n18_168/d/%cc%b5%b8%fd%a4%... - 2011年03月13日更新
無口で甘えん坊な彼女〜彼女からの手紙〜
「ん、ふあぁあ」
朝の日差しを感じ俺は目を覚ました。
体がダルい…特に下半身が。いつもの朝なら起こる生理現象もなく俺のソコは縮こまっていた。
昨日の晩、秋葉と何回したっけか?八回目から記憶がない。
久々に秋葉と体を合わせるといつもこうだ。理性をなくし秋葉を求めすぎてしまう。
有り余る自分の性欲にうんざりしながら俺は体を起こした。
「あれ?」
ここで俺はある異変に気が付く。
秋葉が…いない。
激しく体を重ねた次の日は必ず俺が先に起きる。そして
https://seesaawiki.jp/w/n18_168/d/%cc%b5%b8%fd%a4%... - 2008年09月25日更新
無口で甘えん坊な彼女〜二人の出会い〜
https://seesaawiki.jp/w/n18_168/d/%cc%b5%b8%fd%a4%... - 2008年09月25日更新
ガタンゴトン…ガタンゴトン…
数々の電車を乗り継ぎ今の電車に乗ってから数時間。
車窓を流れる風景が町中のそれとは変化してきた。
とはいえこれでやっと全道のりの半分程だ。最低あと二時間は電車に揺られていなければならないだろう。
連休初日というにも関わらず車両内の人は少ない。座席の多くが空席だ。
まぁ行き先が行き先なんだが…
ちらりと俺の肩にこてっと頭をもたれかけて眠っている秋葉の方に目を向ける。
旅の準備で昨日は忙しかったんだろう。秋葉はスースーと可愛い寝息を立てていた。そしてその表情はとても
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無口で甘えん坊な彼女〜二人の旅〜
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駅を降り俺達は目的地へと歩きだしたんだが…
「結構あるな…この坂」
目の前に続く長い坂道。山道と言っても過言ではない険しい道だ。歩けど歩けど終わりは見えない。
でもこの小山の上が目的地なため歩くしかない。自動車という手もあるが高校生の俺が持っているはずもなく歩くしかなかった。
横を歩く秋葉は涼しい顔をしている。秋葉の荷物を全て俺が持っているためかもしれないが。
「秋葉はよく平気だね疲れない?」
「……初めてじゃないし…」
「あ…そうだよな、悪い」
しまった…俺にとっては初めてでも秋葉は以前
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無口で甘えん坊な彼女〜彼女の父親〜
https://seesaawiki.jp/w/n18_168/d/%cc%b5%b8%fd%a4%... - 2008年09月25日更新
面倒な土曜日の特別授業も終わり教室を出るとそこには友人が待ちかまえていた。
「雪春、今から飯でもどう?」
俺としては以前にも誘いを断っているため非常に断りにくい。
が、今回も俺はそれを断るしかなかった。
「今日も桐山さんと約束か?」
「まぁそんなとこ」
こいつには別段隠すこともない。なんといっても俺とはかれこれ十二年の付き合いなのだ。
今度は必ず誘いに乗ると約束し俺は校門へと急いだ。
そこには秋葉が一人…
いや珍しく今日はもう一人いる。
先に俺に気付いたのはそのもう一人――柴崎茜だ
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《無口で甘えん坊な彼女〜俺と彼女と母親と〜》
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《無口で甘えん坊な彼女〜俺と彼女と母親と〜》
「おい、雪春〜今日帰りヒマか?」
今日も学校での一日が終わり、帰り支度をしている中、俺は友人に呼び止められた。
「悪い、今日は無理」
断るのは忍びないが仕方がない。今日は用があるのだ、とても大切な。
俺は教室を出て急いで校門まで行く、既にそこには同じ高校の制服に身を包み、オレンジ色のリボンで髪を結んだ少女が待っていた。
「………」
目の前の彼女は少し不機嫌らしい。遅刻に関してはいつも寛大なはずだが。
「悪い秋葉、担任の話が長くて、あとちょっと
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〜無口で甘えん坊な彼女〜
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〜無口で甘えん坊な彼女〜
「じゃ、行ってくるよ」
「はいはい、いってらっしゃい。あ、雪春!!秋葉ちゃんに優しくするのよ」
「分かってるよ」
何の変哲もない平日の朝
俺は母さんとこれまた何の変哲もない話をして家を出る。
見てみると我が家から一軒挟んだ家の前に、地元の高校の制服姿の少女が待っていた。
「悪いっ、待ったか?」
「……いや」
普通このやりとりは男女逆だと思う…けど目の前の彼女――秋葉は気付いていないらしい
「……ん」
不意に秋葉がオレンジのリボンを突き出してきた。
「あ〜分かった、後ろ向きな」
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https://seesaawiki.jp/w/n18_168/d/%a1%c1%cc%b5%b8%... - 2008年08月03日更新