戦艦ロドニー:
・オスカーとして
いけ好かない英国人の中でも最もいけ好かない「英国紳士」ゆえ、猫だというのに露骨に嫌そうな顔を浮かべながら接する。
とは言え、「オスカー」としてはそれほど怒りを抱いていないので、パイをくれるというなら喜んで……
「……いや、なんだこのパイは。ゲテモノにも程がないか?全く、どうしてアイツらは食に関しての美的センスがないんだ……!」
・ビスマルクとして
自身を葬った英国軍艦のうちの一隻。フッドを沈めた怒りに燃える英国海軍が呼び寄せた大艦隊……その中でも著名な存在。
故に、ビスマルクは彼を一番の「仇敵」として認識しており、もし出会ったならば「英霊がオスカーという枠から飛び出すレベル」で物申すことだろう。
というか、飛び出す。スタンドもかくやというレベルで「少女」としてのビスマルクが現れ、それを見かねたオスカーがたしなめる。
『いけ好かない紅茶とライムの香りがすると思ったら、貴様かロドニー!あぁ、これも僥倖か。いいだろう、あの時は多勢に無勢であったが……今ならば、文句はない!!』
『覚悟しろロドニー……そのビッグセブンという大層な称号、今ここで墜として――――「止めろ、ビスマルク。暴れるんなら、お前さんが単体で喚び出されたときにしてくれ」
アドルフ・ヒトラー:
偉大なる総統閣下。だと思う。自分が知っている閣下とは180°異なる風貌だが、その威厳や立ち振舞いは閣下のものだ。
直接の面識はなかった故に、彼が“彼女”であるとは想像だにしなかった。なんで?なんで?いや、理屈は座から教えてもらったけど……なんで?
ハンス・ウルリッヒ・ルーデル:
第三帝国の同胞にして盟友。彼はまさしく“英雄”であり、我らが帝国に大いなる勝利を残してくれた。
しかし時々その戦果が恐ろしくなる時もある。私は一隻沈めただけで袋叩きにされたのに、彼はなぜ生き残れたんだろう…?
オットー・スコルツェニー:
第三帝国の同胞にして盟友。彼が指揮した一大作戦・グランサッソ襲撃は軍艦であった彼女の耳にも届いていた。
ルーデルのようなブットんだ戦歴に比べると現実的な範囲での英雄だが、同じくらいの尊敬を抱いている。でも私も結構頑張ったので、褒めてくれたっていいんだぞ。
アルベルト・シュペーア:
第三帝国の同胞にして盟友。なのだが、実は直接の面識はなかったりする。彼が軍需大臣に任命されたのはビスマルクの撃沈後であるためだ。
まあ……効率重視っていう考えは理解できなくはない。私も一発で仕留めるタイプの英霊だし。それはそうと世界首都ゲルマニアって何それ素敵。
VIII号戦車マウス試作二号機:
第三帝国の同胞にして盟友、そして「兵器」。但し所属の違いがあったために面識は無かった様子。
帝国民同士多く語らない。しかしビスマルクと彼女では兵器としての在り方に大きな違いがあるため、完全に意見が合うことは無いと思われる。
U-96:
第三帝国の同胞にして盟友。おお、クロ!久し振りだな、よもやこのような場所で再び巡り合えるとは!
お互い動物として現界しているため少々不思議な雰囲気だが、仲は良い。二人が会話しているとどことなく童話的なのほほん感が溢れ出す。
またU-96の言葉を理解できる数少ない者でもあるため、たびたび翻訳のために現れることもある。
戦艦大和(弓):
大日本帝国が誇る鋼鉄の威信。確かに、その巨砲と装甲は大したものだと思う。私の主砲を至近距離で放ったとしても撃ち抜けないだろうし。
いやはや、このような“海の怪物”が敵でなくて何よりだ……………まぁ。こうして“英霊”で呼ばれた以上、もう同盟も何も無いんだが。
(余談だが、戦艦大和が3年弱で沈んだのに対し、ビスマルクは就役から1年にも満たない内に沈んでいる。故に艦齢的にも就役時期的にも年下)
戦艦長門:
大日本帝国が誇る海軍の誇り。その抜きん出た性能はドイツにも伝わっており、大和と同じく「同盟相手でよかった」と安堵していた。
掲げる思想、また武人然とした性格で馬が合うのか、艦船系のサーヴァントの中では比較的懐いている様子。……ラムネ?私はファンタ派だぞ。
戦艦長門(オルタ):
長門という誇りを核とし、名も無き亡霊たちが集った存在。本来の長門とは異なるため、なつき度は少々低め。
にしても、クロスロードの時は災難だったな。私の相棒のプリンツも……もし見かけたら労ってやってはくれないか?
雪風:
「幸運」に纏わる逸話を持つ艦同士、多少なりとも思うところはある。
……今はオスカーと同一化を果たしているが、もし彼女に乗っかったらどうなるのだろうか……?
瑞鶴:
同じく幸運の艦と呼ばれた空母。自身と同じく戦いの果てに沈み、また連合国からの「仇」として討たれた者同士。
しかし最期が囮としての陽動とは……いや、何も言うまい。私が最期までドイツの誇りを抱いていたように、彼女もきっと、最期は誇らしく逝ったのだろうからな。
戦艦ヒラヌマ:
ん?お前さんのその出で立ち……雰囲気……振る舞い……まさかシャルンホルスト!シャルンホルストなのか!?
いやあ久しいな、シャルル!ドーバー海峡を霧に紛れて突っ込んだお前の有志、今でも覚えてい……んん?待てよ、そうなると貴様は……?
エンタープライズ:
忌まわしき米帝の空母。まあ、英国の軍艦と比べれば……。
それはそれとして艦攻機は嫌いだ。雷撃も嫌いだ。だから空母も嫌いだ……あ、でもアイスは好きだぞ?
戦艦ネバダ:
忌まわしき米帝の戦艦。ああ……英国の戦艦よりは、まあ。
あ、でも防御重視型で対帝国特効という事は分が悪い……?あちらさんがやる気満々な以上、応じるしか無いのか……
戦艦ミズーリ:
忌まわしき米帝の戦艦。自分より後に生まれた戦艦だし、英国でないなら、まあ。
出会う度に戦艦としての戦術を説かれる一方、撫でたそうにこちらを眺めてくるので颯爽と回避。私を撫でて良いのは祖国の者と同盟国の者だけだ。
駆逐艦エルドリッジ:
忌まわしき米帝の駆逐艦。特に対抗心はないというか、駆逐艦だし……?
軍艦の消失という奇っ怪な事件に対し、嘗ての同僚・戦艦シャルンホルストの案件を思い出した。彼は自分じゃなく敵艦を行方不明にさせたんだが。
ガトー級潜水艦ハーダー:
忌まわしき米帝の潜水艦。私はな……魚雷がな……大嫌いなんだよ……ッ
特に因縁もないので出会ってそうそう引っ掻きにかかる事はないだろうが、相性は悪い。影に潜むニンジャは嫌いだ。
デーモン・コア:
忌まわしき米帝の核爆弾。同僚プリンツ・オイゲンを沈没に追いやった存在。
とはいえ、エイブル(デーモン・コア)とベイカーの二発を食らっても彼(彼女)は辛うじて生き延びていたため、さほど忌まわしいわけではない。
戦艦ウォースパイト:
恐らく、英霊として登録されている“戦艦”の中でビスマルクが最も敵対心を抱き、対抗心を燃やすであろう英国の武勲艦。
出会っただけでも砲撃戦は必至。例えあちらが戦闘を離脱しようとも追いかけ回す、文字通りに「因縁の相手」であると言えよう。
グランドオーダー案件のような特殊な状態であっても同様で、この二人を召喚する際は徹底して引き剥がしておかなければ痛い目にあう。
戦艦ドレッドノート:
憎き英国の弩級戦艦。時代が大きく異なるため面識が薄く、彼女から強い憎しみを抱かれている一方で、ビスマルクはさほど興味を示さない。
それよか、体当たりで
うちの同僚を沈めたことに関して一言物申したい。全く、これだから英国の新兵器はイヤなんだ……!
ああ、それとお前さんところのアークロイヤルには随分とお世話になったな。ああ、この私も、それにオスカーもな。
戦艦オライオン:
憎き英国の弩級戦艦。世界初の超弩級戦艦という響きに興味を持っていて、出来るなら鎬を削り合いたいと望んでいる。
素手で来ようというのならそれも良い、だが素早さでこのオスカーに勝てると思うな!主砲には劣るが、この猫パンチの威力も伊達ではないぞ?
……ビスマルクはある意味、第二次世界大戦で尤も「戦艦らしい」功績を残した一隻でもあるため、そうした面で見れば評価は高いのかもしれない。
戦列艦マラート:
敵国の戦列艦。新宿で出会ったバーサーカーと似た匂いを感じており、それほど敵意は示していない。
……にしても、戦艦すら真っ二つにしてしまうとはな。どうだ、うちの同胞も中々やるものだろう?まあアイツは空軍属だったけどな!
泥新宿のコマンダー:
新宿という土地で出会った者。まさか、此処でも貴様のような英国人と出会うことになるとはな。
中立的な立場のガンナーが唯一「関わらない」と宣言している人物で、その正体や「英国」由来の真名もあり、出逢えば戦闘は免れない。
「……お前さんに用はない。抑止の守護者だか何だか知らんが……いいか。私は、お前さんが嫌いだ。厳密に言えばお前さんの妹の方だが……似たようなものだろ。なあ?」
泥新宿のセイバー:
新宿という土地で出会った者。閻魔、即ち亡者を裁く地獄の大王――――ではあるが―――――
そもそも宿る幻霊全員が「人」ではないガンナーは、彼女にとっての天敵とも呼べる存在である。尤も此方も彼女相手では性能を完全に発揮できないため、お互いに不利な相手。
「さて、確かに私は多くの人々を沈めたし、死へと追いやっただろうがな……それは私に課せられた「仕事」をこなしただけのことだ。そういう意味では、お前さんと同じじゃないか?なあ、セイバー」
泥新宿のアーチャー:
新宿という土地で出会った者。いや、でも誰……?大嫌いな英国の香りがするし、けど一応同盟国の日本の雰囲気もする。
対抗心や闘争心以前に疑問が浮かんでくる相手であり、その奇妙な出で立ちや立ち振舞にはただただ「?」が浮かぶのみ。天敵とか宿敵とか以前に「謎」である。
「お前さん、ナニモンだ……?そもそも男なのか?いや、男だよなその姿は……しかし服装的には女性と言えなくも……????」
泥新宿のアーチャー(4)
新宿という土地で出会った者。同盟国の存在であり、中立寄りの思想であるため関係は良い。
加えて軍艦としても相当先輩であるためか、珍しく遜って接する事が多い。共に行動できれば双龍攻略の鍵になるのではないか、とも。
「……彼女の膝の上は、何故か知らんがとても安心するんだ。これはきっと……黒猫、いや「猫」という存在に結び付けられた性、か……ニャーゴロゴロ」
泥新宿のライダー
新宿という土地で訪れた電車。実はこのガンナー、アレがサーヴァントであるとは一切気がついていない。
兵器や乗り物が英霊として現れた場合は(自分のように)擬人化するのが道理であると思いこんでいるため、電車そのものである彼にはそもそも「英霊かもしれない」という発想すら浮かばない。
泥新宿のライダー(3)
新宿という土地で出会った者。思想的に敵対すべき存在ではあるものの、自身と同じく「迷信により在り方を捻じ曲げられた存在」である故に完全に敵対しきれずにいる。
他のものと同様に組んする事はないものの、明確に「戦う理由」がない限りは此方からは仕掛けない。故に互いに雑談を行うこともあり、何処か不思議な関係性を保っている。
「……………………ああ、気にするな。私は寒いのには慣れているからな。尤も、暖かければ暖かいに越したことはないのだが。そう言えばお前さんは知っているか?この国にはコタツなるモノがあるらしい」
泥新宿のバーサーカー
新宿という土地で出会った者。この“新宿”という土地に於いて、ビスマルクが最も敵対心を抱く存在。その闘志はオスカーの精神を一時的に押さえ込み、“ビスマルク”の霊格を具現化させるほど。
イギリスに連なる者で軍艦を従えた存在。となればビスマルクが昂るのも当然と言え、此方を目視した途端に暴れまわるバーサーカーに対し、此方も負けじと砲撃の嵐を見舞う。
「ハ――――――自ら沈みに来るとはいい度胸だ、バーサーカーッ!!お前さん自慢の奇っ怪なギャレー号、この鉄血戦艦が誇りを以て打ち砕いてやろうッ!主砲、斉射ァ!!」
泥新宿のバーサーカー(2)
新宿という土地で出会った者。もう一方のバーサーカーと同じく“敵国の軍艦”ではあるが、海軍所属であるガンナーは主に“英国”へ意識を向けていたため、彼女の所属する国にはあまり深い因縁が無い。
加えて彼女は一世代前の戦いにて建造された軍艦であるため、他の軍艦勢に比べれば敵意は薄い。それでも若干のわだかまりはあるのか、自分の体を触らせようとはしない。後若干毛並みが逆立つ。
「………私はこれでも気高きナチス・ドイツの兵士なものでな。お前さんが憎きソビエト――――に連なる者である限り、身体を許すわけにはいかないんだ。悪いなご婦人」
泥新宿のアヴェンジャー
新宿という土地で出会ってしまった災害。寒さには耐性を持つビスマルクだが、アレは論外だ!たとえ同盟国に連なる英霊だろうとな!
『戦艦ビスマルク』であったなら彼の討伐に力を注ぐのだが、現在の姿では到底敵うはずもないため、現在は出来る限り彼から遠ざかって活動を行っている。
「氷点の追跡者……アレは幻霊などという生ぬるいものじゃない、動く災害だ。だがしかし―――――――その在り方は、何処か『黒猫』の奴らと似ているな」
泥新宿のアヴェンジャー(3):
面識は無いが、民間人にも被害を及ぼしかねない存在として認識しており、やや敵対寄り。
同盟国の空母であることは朧気ながら認識しているようで、喪服姿の妊婦と共に向かえば或いは……?と画策していたりする。
「双龍の復讐機……まぁ、復讐により沈められた私が言えることではないが……復讐とは時に己自身をも燃やす焔となる。それを弁えておくんだな、同胞よ」
ベアトリーチェ
……『オスカー』として、『ビスマルク』として、そして『黒猫』として、彼女には受け入れがたい感情を抱いている。
その性質も相まって極力遭遇を避けており、幸いにも現時点では一度しか邂逅の経験は無い。それでも、ガンナーに「同調出来ない」と思わせる出来事があったようだが。
『首謀者』:
今の所検討はついていないが、ガンナーは彼の目的や意図、正体を探るために活動を行っている。
故に、彼と敵対する者に対してはある程度の助言を残し、逆に彼に組んする者に対しては敵意を抱く。中立的立場ではあるがアライメントは秩序寄り。