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最終更新： totu totu 2020年04月26日(日) 23:55:03履歴


目次

移動系 ダッシュ・バックステップ / 着地動作
攻撃系 キャンセル / 弾かれモーション
防御系 ガード
その他 仰け反り

ダッシュ・バックステップ

ダッシュ・バックステップともに最初の6/4入れ含めて11F以内に再度6/4に入れることで動作を開始します
(2回目にレバーを入れる方向はダッシュなら3、バックステップなら1でも構いません *1 )

ダッシュ

ダッシュは準備動作・走り動作・停止動作の3つの動作で構成されています
他ゲーのそれと違い、様々な制限がある点に注意


左から準備・走り・停止

名前準備走り移動量 *2停止最短打撃無敵
覇王丸611〜5069〜1020準備6F間
ナコルル511〜5069〜1019
右京711〜5069〜1021準備7F間
十兵衛611〜5069〜1020準備6F間・停止9〜10F間
半蔵711〜5069〜1021準備7F間(素手時)
ガルフォード711〜5069〜1021準備7F間(素手時)
タムタム711〜5069〜1021準備7F間(素手時)
シャルロット611〜5069〜1020準備6F間
幻庵711〜5069〜1021準備7F間
狂死郎611〜5069〜1020準備6F間
アースクェイク69〜40約3.6217準備6F間
王虎67〜40約4.5215準備6F間

大まかに分ければアース・王虎とそれ以外の2グループに分けられます
6N6後Nでダッシュを終えて、全ての行動が取れるようになるまでの時間は「準備+走り+停止」の合計値になります
例 : 覇王丸だと6+11+9＝26F
ただし、停止は動作開始から3F以内に4/1/7入れで4F目以降の動作を中断できるので、最短ダッシュの時間はもう少し短くできます
(覇王丸だと6+11+3＝20Fで、21Fから行動可能)
これが上の表の「最短」の数値で、ダッシュ開始から数えたダッシュ全体の最短動作時間となります

1.準備動作
6N後に6を入れた時点から準備動作を開始します
キャラによってはこの準備動作に打撃無敵時間が存在します
この準備動作が終わった直後から、走り動作が始まります

2.走り動作
準備動作の時間を消化すると走り動作に移ります
走り動作はダッシュ入力〜停止動作が始まるまで6/3/9に入れっぱなしにしている間継続し、最大で50F(アース・王虎は40F)まで走ることができます
走り動作中はダッシュ攻撃・必殺技は出せますが、他の通常技や投げ、ガード・ジャンプといった行動がとれません

  • ダッシュ攻撃
走り動作中にボタンを押すことで、ダッシュ中の専用通常技を出せます
ダッシュ攻撃はボタン入力から攻撃を開始するまでの間に停止動作を挟むため、攻撃開始までにやや時間がかかります



20F目(上SS左)でボタンを入力した後、2F経過した22F目から停止動作(上SS中)が始まります
そして、停止動作が22〜24Fの3F間(アース・王虎は2F間)挟まり、25F目(上SS右)からダッシュ攻撃の動作が始まります
なお、準備動作が始まった後にボタンを押しっぱなしにしておくことで、自動で最速のタイミングのダッシュ攻撃を出してくれます

  • 鍔迫り合い/白刃取り判定

オレンジ色の枠が鍔迫り合い/白刃取り判定

走り動作中は鍔迫り合い/白刃取り用の特殊な判定が出現します
この判定はA・Bボタンで出る技に付いている攻撃判定や特殊判定とは異なり、
武器攻撃の判定と接触しても鍔迫り合い/白刃取りが発生しません *3
そのため、双方がダッシュしてこの判定が接触した時は、互いに武器ありであれば鍔迫り合いが、
片方が素手であれば白刃取りが、双方素手であれば痛み分け*4が一定確率で発生するだけとなっています


双方武器ありであれば鍔迫り合い


片方が素手であれば白刃取り


両方が素手であれば痛み分け

鍔迫り合い/白刃取り判定の発生タイミング


  • 走り中の必殺技 (2ドット必殺技)


一部の必殺技を走り中に入力すると、ボタンを押した瞬間に攻撃判定が発生します
この攻撃判定はヒットしても2ドットしか減らず、ヒット時の効果は必殺技がヒットした時のものが反映されます (一部例外あり *6 )
(ダッシュうつせみ天舞なら中段判定+仰け反りとなり、ダッシュ跳尾獅子なら炎上ダウンとなる等)
走り動作開始〜停止動作が始まるまでの間に入力を完成させないといけないので、タイミングは少々シビア

  • 停止
走り開始後にレバーを6/3/9以外の方向に入れて、最短走り時間である11F(アースは9F・王虎は7F)が経過するか、
6/3/9に入れっぱなしにして最長走り時間である50F(アース・王虎は40F)を経過した場合、
または走り中にレバーを6/3/9以外の方向に入れると停止動作に移ります
停止動作への移行はダッシュ攻撃同様に、レバーを6/3/9以外の方向に入れてから2F間かかります
(走り動作開始から20F目にレバーを離した場合は22F目から停止動作を開始する)

3.停止動作


停止動作中にレバーを4/1/7に2F以上入れることで、動作を中断できます
例外がアース・王虎の2人で、もともとの停止動作の時間が2Fしかないため中断できません
また、レバーを離してから自由行動できるようになるまで3F〜2Fの時間がかかります
  • 例 : 覇王丸でダッシュ開始後4入れっぱにしていた場合
準備6+走り11の17F走った後、18F目から停止動作を開始、
18F目の時点でレバーを4に入れているので、18〜20Fの3F間を消化した後の21F目から自由行動可能 (上の表の「最短」のものですね)
1F遅れて19F目からレバーを4に入れた場合、19〜21Fの3F間を消化して22F目から自由行動可能となります
ただし、最短で動作可能になるフレームを過ぎると、消化する時間は3Fから2Fへと縮まります
    • 覇王丸が20F目までにレバーを4入れした場合 … 停止動作を3F挟み自由行動可能になる (この場合は20〜22Fが停止、23Fから行動可能)
    • 覇王丸が21F目以降にレバーを4入れした場合 … 停止動作を2F挟み自由行動可能になる (この場合は21〜22Fが停止、23Fから行動可能)

停止動作中にボタンを押した場合、通常技ではなくダッシュ攻撃が出ます
こちらも停止動作中のどのタイミングでボタンを押したかによって、ダッシュ攻撃が出るまでの停止動作の時間が変化します
(最短までに入力→3F、最短以降に入力→2F)
最短時間が過ぎた後であれば、4/1+ボタンで通常技を出せるようになります

  • 停止動作の時間
アース・王虎を除いたキャラの停止動作の時間は、走り動作の最初のモーション中にレバーを6/3/9に入れていたかどうかで変動します
覇王丸の場合であれば、7F目から走り動作が始まり、7〜9Fの3F間が最初のモーションなので、9F目までレバーを6/3/9に入れておけば停止動作は9Fになります
逆に6N6入力後すぐにNに戻していると、停止動作の時間は10Fとなるのですが、停止動作自体が途中から中断できるので特に意味はありません
ただし、レバーを入れていない(停止10F)と走りの加速がやや大きく、レバーを入れていた時(停止9F)の時よりもややダッシュの距離が伸びる…ということも

  • 停止動作の最終フレーム
最終フレームはボタン入力を受け付けていません
停止動作中にダッシュ攻撃や必殺技を出す場合は、最終フレームの1F前までにボタンを押すように

  • 停止→即ダッシュ
走り動作・停止動作の間は、次のダッシュ/バックステップの先行入力を受け付けています
(ただしダッシュ攻撃・必殺技を出していない場合に限る)

停止18Fから・最短20Fの覇王丸であれば、
  1. 6N6でダッシュ入力、7F目以降にNに戻す
  2. 15F目(走り中)に6入力
  3. 18F目(停止中)に4入力
  4. 21F目(行動可能)に6入力
…と入力していくことで、最短でのダッシュ停止→隙間なく再度のダッシュが可能
走りを引っ張る場合も、停止動作中にタイミングよく6→4→6と入れれば隙間なくダッシュできます



停止時間の無敵+先行入力で再度ダッシュを出して、準備動作の無敵でスカしきる

ダッシュ/バックステップの入力

ダッシュ・バックステップともに11F以内に2回入力で完成する
  • 6(1F)→N(9F)→6(1F) … 合計11Fなのでダッシュ完成
  • 6(9F)→N(1F)→6(1F) … こちらも合計11Fなのでダッシュ完成
  • 6(1F)→3(1F)→2(1F)→1(1F)→4(1F)→N(1F)→6(1F) … 合計7Fなのでダッシュ完成
  • 6(1F)→N(1F)→1(8F)→N(1F)→6(1F) … 合計12Fなのでダッシュは出ない (1入れを7Fに留めればダッシュ完成)
受付時間の停止
この「11F以内に2回入力」という受付時間は、ガード/ヒット硬直中などの操作できない間は停止しているのが特徴
一回6入れしてから攻撃をガードした/食らった後に、もう一回6に入れれば即ダッシュが完成するということ
ただし、必ず硬直が終わった後に6/4に入れなおす必要があるので、それなりに入力はシビアです


6→1でガード後、硬直明けに6入れでリバーサルダッシュ

例えば、6に入れた瞬間に攻撃を食らった場合は、仰け反りが終わってから10F以内に6を入力すればダッシュが出ますし、
相手の攻撃判定の発生と同時に4入れでガードした場合も、ガード硬直が終わってから10F以内に4を入力すればバックステップが出ます
ダウン中も受付時間は停止しているため、6入れと同時にしゃがみ大蹴りを食らってダウン→起き上がりから10F以内に6入れでリバーサルダッシュとなります



しゃがみ小蹴りをガードしてしまうと、直後の昇り大斬りをガードできない

タムタムの対十兵衛における「しゃがみ小蹴り(ガードさせる)→昇り大斬り」の立ちガードできない連携に対して、
6入れ→1入れでしゃがみ小蹴りをガードした後、ガード硬直終了後に6入れでダッシュを出して無敵でスカすなどが(可能であれば)実践的？


リバーサルダッシュができれば、無敵でスカして停止→前ジャンプ大斬りで反撃可能

  • 連続技を食らった/連続ガードになった
狂死郎のコアコアしゃがみ大斬りなどの地上連続技を食らった場合、しゃがみ大斬りの仰け反りが終わるまで受付時間は停止し続けます
また、中央でのコアコアのように連続ガードになった場合も停止します
連続ガードにならない繋ぎの場合は、ガード硬直が終わった瞬間から再度受付時間が減り始め、続く攻撃をガードすると再び停止…という仕組み

  • 一応だが空中食らいでも分割できる
6入れ後にジャンプの1F目に攻撃を食らい、その後地上復帰した時に6入れでもリバーサルダッシュは可能ですが、
どうやら1F目限定であること、また受付時間の残りと関係なく、着地した瞬間した6入れを受け付けていない(らしい)ことから
着地最速ダッシュは夢のまた夢レベルです…

  • 攻撃ではダメなのか
6入れ→通常技→6入れでダッシュ…できればよかったけど、通常技/必殺技の動作中やジャンプ中は受付時間が停止しません
これらの動作中はもともとダッシュ/バックステップを先行入力できないみたいなんで、動作が終わってから気合で入力してください

受付時間中にとれない行動
ダッシュ/バックステップの受付時間の11F間は、逆方向へのダッシュ/バックステップの入力を受け付けていません
一度6入れした後の11F間は、4N4を完成させてもバックステップが出なくなる…ということです
(先行入力もできないため、6入れから11F消化→12F目から入力しないとダメ)

バックステップ

名前全体距離 *7
覇王丸17F132
ナコルル18F148
右京17F153
十兵衛18F172
半蔵17F144
ガルフォード17F144
タムタム19F108
シャルロット13F88
幻庵19F162
狂死郎23F167
アースクェイク16F119
王虎19F122

全員1F目から空中判定になります(打撃は空中食らい+投げ通らず)
また、終わり際の2F間は地上判定+立ち姿勢で固定
十兵衛などの移動量の多いバックステップは、動作中にズームアウトが起こるとさらに移動距離が伸びます

右京のバクステつばめ返しは2〜5F目の4F間、狂死郎の血煙曲輪(の暴発大斬り)は2〜4F目の3F間にしか出せません
通常技のキャンセルと同じでモーションと受付時間が一致しているので、高度は特に関係ないと思われます



先行入力バックステップからのつばめ返し

引きつけて4入れで立ちガードした後、グルッとレバーを回して、硬直が解けたら4→ボタン
着地に確定はしないが、ガードされた時のリスクが昇りつばめよりも低め


着地動作

ジャンプや空中食らい→地上復帰の着地には硬直時間(＝沈み込み)が存在します
この硬直時間はジャンプ以外の行動で即時キャンセルできるので、着地動作に技を重ねられていてもガードが間に合います…が、
実はこの着地動作が始まる前、つまりジャンプの着地前に地上判定の時間があるので、ここを攻撃されると地上仰け反りになってしまいます


ジャンプ・空中食らい後の着地3F前が最低高度で、最低高度に到達するとそこから2F間停止して着地する…という流れ

上図の着地2F前〜着地1F前の2F間が空中判定の時間で、ここに攻撃を食らうと地上で立ち仰け反りになります
ジャンプ以外の行動は着地1F目から可能になり、ジャンプ*8は着地2F目から可能




着地3F前に打撃がヒットすると、その1F後には空中食らいになり、その後は空中やられ→地上復帰かダウンになります




着地2For1F前に打撃がヒットすると、空中食らいにはならず着地後に立ち仰け反りを誘発します
(レバーを入れている方向などに関係なく、必ず立ち食らいになる)
着地2F前の時点でジャンプ攻撃を出すこともできますが、そこに打撃を被せられているとこれまた地上食らいになります


地上ヒットになるとは言っても、食らい判定はジャンプ・ジャンプ攻撃動作のまま
なので2Cなどの判定が薄い下段技を重ねるより、立ち攻撃の方が地上ヒットを狙いやすいです

着地に投げを重ねる

着地2F前に打撃を重ねると確定で地上立ち仰け反りを誘発できる…ということは解りました
それでは投げを重ねた場合はどうなるのでしょうか？


1枚目で前歩き、2枚目で投げ入力、3枚目で投げ成立

正解は「着地1F前から地上投げが通る」です *9
上図のように、着地動作が始まる前に投げが決まるため、完璧なタイミングで投げを入力できれば回避できません
(1P/2Pで投げの処理に時間差がある…という仕様はありますが、着地前を投げる場合はどちらであっても回避不能です)

後述しますが、着地前の投げ重ねは相手の向き(正面/背後)や無敵の有無(通常ジャンプ/地上復帰)に関係なく、タイミングが完璧なら1P/2P問わず回避できません
(上のスクショも近C+Dで地対空した後の着地前に投げを重ねてます)
とても大事

背後からの攻撃重ね/無敵の着地に対して

振り向きに対しても有効


背後から打撃をヒットさせると、空中で振り向いた後に着地して立ち仰け反りになります
覇王丸の振り向き動作は1F目から打撃無敵が付くのですが、着地前(＝振り向き始める前)に打撃を食らっているので、無敵でスカすことはできません
また、背後からの通常投げもタイミングが完璧であれば回避されません

ジャンプ中に無敵になった後の着地
  • 空対空で通常技を食らった後の着地
  • アースクェイクのジャンプC、ナコルルの垂直ジャンプD、素手シャルロットのジャンプC+D後の着地
この2つの着地は着地前2F目/1F目の地上判定の部分にも無敵が付きます
そのため、打撃を重ねていても無敵でスカされたり、着地後にガードが間に合います
ただし、着地前の部分に投げに対しての無敵は付かないため、投げのみ回避できません

上記2つの合併症

では、空対空でジャンプを落とした後、前進して相手の背後に回った場合はどうなるのか？
正解だけ言うと「打撃は確定しないが投げなら確定する」なのですが、普通にジャンプを潜られた場合(無敵にならない)と空中やられ後の地上復帰(無敵になる)で、
着地後の振り向きの性質が変化する点が非常に重要になります

  • 相手が背後+無敵のない着地
着地1F目から振り向き動作が始まり、振り向き動作の最初の1Fが経過するまでどの行動でもキャンセルできない
＝着地1F目でも打撃をしっかり重ねられているとガードできない (立ち・しゃがみ関係なくガード不可)
動作の優先度が振り向き＞その他である状況

  • 相手が背後+無敵のある着地
着地前からレバーを6/3か4/1に入れっぱなしにしておくことで、振り向きを出さずに前進/後退/しゃがみになれる
また、着地した瞬間に攻撃ボタンを押すことでも振り向きを挟まずに攻撃できる
ただしレバーをニュートラル/2か上要素に入れている場合は振り向きが発生するため、ボッ立ち/ボッしゃが/ジャンプは行えない
＝着地前は打撃無敵で着地後も隙なくガードに移れるので、打撃は確定しない
動作の優先度が振り向き＜その他である状況


そういうわけで、無敵のある着地に背後から技を重ねてもガードは可能です
やはり投げに対してはどうしようもないのですが、相手の重ねミスを祈りながら発生の早い技を擦っておくといいと思います
(小技が遅いアース等のキャラなら投げ返しでもOK)

例外的な話になりますが、ジャンプを潜られた側が着地1F前にジャンプ攻撃を入力することで、着地前に振り向くことが可能です
(着地後の振り向きを発生させずに隙なくガードを行えるようになる)
しかし、持続のある打撃を着地に重ねればいい攻撃側と違って、防御側がこれを実践しようにも「ジャンプの滞空時間がランダムで1Fズレる」という仕様のおかげで
「着地1F前にボタンを押す」のが非常に難しいです

未検証
昇竜系のジャンプする必殺技の着地も同じ扱いになっていると思われますが、
一口にジャンプする必殺技と言っても、パワーグラデーションや気功爆転法、肉転突きのような着地硬直をキャンセルできるものと、
弧月斬のように着地硬直をキャンセルできない(着地動作まで含めて硬直になっている)ものに分かれます
必殺技の場合は動作中(硬直含む)投げに対して無敵になっているので、おそらく着地キャンセルの可不可に関係なく着地前投げは決まらず、
打撃であれば着地前に刺さる…と予想
爆転法は降下中に長い無敵時間がありますが、どちらがどう作用するかはまだ解りません
おいおい検証していく予定


キャンセル

キャンセルの種類

本作のキャンセルは、攻撃動作開始直後にかける場合を除き、基本的に攻撃判定の持続が終わってからかかるようになります。
キャンセルは通常技が空振りしていても可能なので、大振りな通常技で反撃を誘って無敵のある必殺技で切り返したり、
投げを飛ばれた時に漏れた通常技をキャンセルして、対空必殺技で落とす…といった隙のフォローや、
とりあえず的に牽制を振る時に、隙の少ない(あるいは無い)必殺技をセットで入れ込んでおく…といった使い方が多いです。
(いわゆる空キャンセル的な使用例)


相手に攻撃を当ててキャンセルをかける場合(主に連続技を狙う時)は、攻撃判定の持続の長さが大きく影響します。

持続時間が短い技
攻撃判定の持続が短い技*10の場合は、攻撃ヒット直後〜ヒットストップ開始までの間にキャンセルが可能になります。
該当するのは小技や斬り技など。
特に半蔵・ガルフォードのコマンド投げを使った隙消し(いわゆるモズキャン)や、
ナコルル・ガルフォードの動物技を使った隙消し(鷹キャン・犬キャン)の挙動に影響します。

また、このタイプの技は攻撃判定が接触した直後のフレームにコマンドを完成させることで、
「必殺技と同等のヒットスロー効果が追加」「削りダメージが発生」といった効果が追加されます。*11



半蔵の2Cの例 (発生4F・持続2F)
攻撃判定は�◆銑�にかけて(4〜5F目)発生し、キャンセル可能になるのは��(7F目)から。
ヒット/ガード時はヒットストップが7F目から始まるため、ヒットストップが始まると同時にキャンセルが可能になる。

持続時間が長い技
蹴り技などの持続が長い攻撃は、攻撃判定の持続中にヒットストップが始まるため、
持続が短い技よりも、キャンセルが可能になるタイミングが遅れます。
これもモズキャンなどの隙消しに影響します。



半蔵の近距離立ちCの例 (発生5F・持続5F)
攻撃判定は�◆銑�にかけて(5〜9F目)発生し、キャンセル可能になるのは��(11F目)から。
ヒットストップは��の8F目から始まる(まだ攻撃判定が持続している)ので、キャンセルがかかるのはヒットストップ終了後になる。

例外
連打で出す必殺技を持つ十兵衛・シャルロット・アースクェイクはほとんどの通常技がキャンセルに対応していて、
かつほぼ全てのフレームでキャンセルが可能です。
そのため、攻撃判定の持続中であっても例外的にキャンセルをかけられます。
かける意味があるかは別として

アースクェイクの場合は空中でも連打技を出せるので、ジャンプ攻撃にもキャンセルをかけられます。

キャンセルでの隙消しへの影響

モズキャンに関しては半蔵のフレーム表のところで触れていますが、さらにざっくり説明すると…
  • A. 持続が短い技 + ヒット直後〜ヒットストップ・ヒットスロー中にキャンセル
    … キャンセル後にニュートラル姿勢に戻る
  • B. 持続が短い技 + ヒットストップ消化後にキャンセル / 持続が長い技のキャンセル / 通常技空振り時
    … キャンセル後にコマンド入力したボタン技の動作を開始する
この2つに分かれます。

例えば、モズキャン後にしゃがみ大斬りを出す時は623A+B+Dで入力するのが一般的ですが、
これを近距離立ち小斬りなどの持続が短い攻撃のヒット直後に入力すると、モズキャン後に立ち姿勢に戻るだけでしゃがみ大斬りは出ません。
(上のA.に該当)
逆に、近距離立ちCのような持続の長い技にモズキャンをかけた場合や、
遠距離立ちBを空振りしてモズキャンした場合はモズ入力時に押したボタンの技が出ます。
(上のB.に該当)

鷹キャン・犬キャン・ケツキャンも要領は同じ
「ヒットストップ中に入力すると何も出ない」「それ以外は押したボタンの技が出る」程度でもいいので、
これら2つの違いを覚えておくといいかもしれません。
(何か今日調子悪いな―…という時の問題の切り分けには役立つと思います)




弾かれモーション



攻撃判定と接触した次のフレームから弾かれモーションが始まります (上SS1枚目)
弾かれモーションは前半(上SS2枚目)と後半(上SS3枚目)があり、
硬直時間を消化すると姿勢に合わせたニュートラル状態に戻り、行動可能になります (上SS4枚目)

弾かれモーションの硬直時間
弾かれモーションは立ち/しゃがみの2姿勢と、A・B/A+Bの2段階の合計4種類に分けられます
弾かれモーションの硬直時間はほとんどのキャラで共通ですが、一部のキャラは例外的に少し長くなっています

  • 硬直時間一覧 (単位:フレーム)
※カッコ内は(前半+後半)
名前A / BA+B
立ちしゃがみ立ちしゃがみ
覇王丸15(10+5)15(10+5)39(32+7)39(32+7)
ナコルル15(10+5)15(10+5)39(32+7)39(32+7)
右京15(10+5)15(10+5)39(32+7)39(32+7)
十兵衛15(10+5)15(10+5)39(32+7)39(32+7)
半蔵15(10+5)15(10+5)39(32+7)39(32+7)
ガルフォード15(10+5)15(10+5)39(32+7)39(32+7)
タムタム15(10+5)15(10+5)39(32+7)39(32+7)
シャルロット17(11+6)17(11+6)43(34+9)43(34+9)
幻庵15(10+5)19(12+7)39(32+7)39(32+7)
狂死郎15(10+5)19(12+7)42(34+8)43(34+9)
アースクェイク15(10+5)15(10+5)39(32+7)39(32+7)
王虎15(10+5)15(10+5)39(32+7)39(32+7)

なお、A/B攻撃の数値が赤字のキャラ(右京・幻庵・シャルロットの3キャラ)は弾かれモーションが打撃無敵状態になっています

弾かれモーションの姿勢を選ぶ


基本的には立ち技は立ち弾かれ・しゃがみ技はしゃがみ弾かれのモーションになるのですが、
  • 立ち状態で下要素とボタンを完全同時に入力する → しゃがみ技だが立ち弾かれになる
  • しゃがみ状態からレバーをN/6/4に入れると同時にボタンを入力する → 立ち技だがしゃがみ弾かれになる
このように、入力を少し変えてやることで弾かれモーションの姿勢をある程度コントロールできます
(たぶん)実践的ではありません
弾かれモーション中に反撃を受けた場合は、弾かれモーションのものに準じた食らい姿勢になります

弾かれキャンセル

ガードされた後の差し返しを潰すことも可能だけど…

一部の攻撃の弾かれモーションは、前半部分をキャンセルして必殺技を出せます (以下「弾かれキャンセル」)
この弾かれキャンセルは「接触させた攻撃判定の次のフレームがキャンセルに対応しているか」どうかで可不可が決まります

(例 : 覇王丸の近距離立ちBと遠距離立ちA)
  • 近距離立ちB … 発生10Fで11〜26Fまでがキャンセル可能なので、弾かれキャンセルが可能
  • 遠距離立ちA … 発生9Fで11〜27Fまでがキャンセル可能なので、弾かれキャンセルは不可能
また、半蔵/ガルフォードの近距離立ちA+Bや、王虎の近距離しゃがみBのように、
多段技の2段目がガードされた時のみ弾かれキャンセル可能という技もありますが…
この制限があるため、弾かれキャンセルが可能な技はかなり限定されてしまいます


弾かれキャンセルは弾かれモーションの姿勢(立ち/しゃがみ)に関係なく、前半であれば可能になっています
特にA+B技は弾かれモーションの硬直時間が長いので、そのほとんどがキャンセルを受け付けていることになります…が、
A+B攻撃に弾かれキャンセルをかけられるキャラは十兵衛・シャルロット・アースクェイクにほぼ限定されますし、
そもそも「基本的にA/B技は中央でガードさせれば弾かれても有利になる」ということや、
必殺技は発生が遅くリスキーなものが多いため、弾かれキャンセル自体が非常に博打色が濃い選択肢といえます




遠距離立ちA+Bが暴発してしまった時でも、弾かれキャンセルからニツ角羅刀を出せば返り討ちにできますが、
覇王丸側は反撃の遠距離立ちA+Bを空キャンセルしての弧月斬で、返り討ちを返り討ちにしてやることができます
そもそもニツ角羅刀は食らい反確受けますし

なお、全ての弾かれモーションは最終フレームのみ弾かれキャンセルを受け付けています
(キャンセルのかからない通常技であっても弾かれキャンセルをかけられる)
言わずもがな、これは「本来の硬直時間が解けるよりも1F早く必殺技を出せる」というだけ
狙う意味も無いでしょうし、忘れて構いません

ガード

相手の攻撃に対して、レバーを4か1に入れることでガード姿勢をとってガードします。

ガード姿勢の流れ



ガード姿勢は「一定の距離以内で相手が攻撃を出した時」にとることができます。
一定の距離は「ズームアウト時の画面半分ほど」が目安で、これ以上距離をとるとガード姿勢をとれなくなります。

ガード姿勢は「ガード姿勢準備→ガード姿勢完成→ガード姿勢戻り」の3つのパーツで構成されています。
以下がガード姿勢準備〜戻りまでの全体時間の一覧です。

名前準備完成戻り名前準備完成戻り
立
ち
状
態		覇王丸556し
ゃ
が
み
状
態		覇王丸355
355254
ナコルル483ナコルル483
右京4117右京457
474254
十兵衛333十兵衛333
半蔵
ガルフォード		778半蔵
ガルフォード		778
タムタム626タムタム626
424424
シャルロット232シャルロット232
幻庵446幻庵446
狂死郎472狂死郎445
アースクェイク939アースクェイク10310
王虎525王虎525
  • 数値は狂死郎のしゃがみCを空振った時のもの
  • 上下二段に分かれているキャラは上段が武器あり時、下段が武器なし時のもの



1〜2がガード準備、3でガード姿勢が完成、4〜5でガード姿勢を解除する(戻り)

準備・完成・戻りの合計値が短いキャラほど、下がり防止の効果が薄くなります。
例えば、最短のシャルロットだと2+3+2で拘束時間は7Fですが、最長のアースだと9+3+9で21Fぶん拘束されることに。
もっとも、これは攻撃の空振りに対して4入れし続けた場合の話で、実際はガード姿勢を解除して前進/後退以外の行動をとれるため、実際に拘束しているわけではありません。

準備

レバーを後ろ要素に入れた瞬間はガード姿勢をとっていないが、ちゃんとガードは成立する

ガード姿勢は相手の攻撃に対してとるため、必ず相手の動作よりも1F以上遅れてとり始めることになります。
レバー4入れで立ちガードを行う時は、必ず1F分の後退モーションを挟んでからガード準備を始めますし、
1入れでのしゃがみガードも1F分のしゃがみニュートラルモーションが挟まります。
この「ガード準備を始めるまでの時間」は1Pと2Pで異なり、1Pは2F・2Pは1Fとなっています。
わずか1Fの差ですが、2Pの方が準備が早いため、小技を空振りして後退を防ぐテク*12なんかは、1Pが2Pに仕掛ける方が効果が高くなります。
ただし、これは後退中に相手が技を出した場合の話で、相手が技を出した後にレバー4入れした時は必ず1F後退→ガード準備開始となります。

準備が始まる前の1F後退モーションはガード扱いになっているので、攻撃判定の発生と同時にレバーを4/1に入れた時でもガードは成立します。
その場合は接触した瞬間こそ後退モーションですが、その直後のフレームから準備モーションをスッ飛ばしてガード完成モーションに移行します。
起き上がりに技を重ねられた時や、狂死郎・王虎のしゃがみCをガードする時なんかが該当。


また、相手の攻撃発生の1F前にレバー4入れで後退→発生と同時に1入れでしゃがみガードを成立させると、
その後のガード戻りのモーション中に不自然なノックバックが発生します。
(しゃがみ後退できるキャラなら1→4入れで姿勢を切り替えつつガードしても発生する)
これは「ガード準備が始まる直前の行動の移動量が維持される」からで、攻撃によるノックバックとは無関係です。
ガード戻りの時間が長く、後退の1Fあたりの移動距離が長いキャラほど影響は大きい…わけはなく、
ガード戻り自体を歩き以外の行動で即座に中断できるので、実戦で状況を左右するようなコトにはならないと思います。

完成

レバーを4/1に入れっぱにしておくと、攻撃判定が消えてもガード姿勢をとり続ける

レバーを4/1に入れ続けてガード準備の時間を消化すると、ガード姿勢が完成します。
ガード姿勢はレバーを4/1に入れている間とり続け、相手の攻撃動作が終わってから少しの間までとれます。 *13
これもガード準備と同じで、実際にガードが成立していなければ、いつでも歩き以外の行動で解除可能。
相手の攻撃動作が終わってから少し経つと、ガード姿勢を解く「ガード戻り」に移行します。

これはガード姿勢全般に言えることですが、基本の立ち/しゃがみ状態と比べて食らい判定が変化するのもひとつの特徴。
場合によっては、あえてしゃがみガードせず立ちガードしたり、ガードしないことが正解になることもある…のかもしれません。

  • シャルロット … 立ちガード姿勢完成時に食らい判定が奥に引っ込む (しゃがみガードよりも技をスカしやすい)

この間合での遠距離立ちAはしゃがみガードだとガードさせられてしまう



立ちガード姿勢が完成すると食らい判定が奥に引っ込むため、同じ間合いでも遠距離立ちAをスカせるようになる

  • 半蔵/ガルフォード … しゃがみガード姿勢完成時よりもしゃがみ姿勢の方が食らい判定が低い (タムタムの昇りジャンプ大斬りなどをスカせる)

そうそう狙うこともないでしょうが、2入れっぱでしゃがんでいるとギリギリでスカせます



武器あり時のタムタムのみ、ガード完成時のモーションがガードの成立/不成立で異なります。
他のキャラは皆ガードが成立した次のフレームからガード完成のモーションでガードを行うのですが、
武器あり時のタムタムはガード完成のモーションではなく、ガード準備の武器をクルッと回す動作でガードを行います。
(そのため、タムタムのガード完成モーションは飛び道具を撃たれた時や、相手の攻撃が空振りした時しか見れません)
このクルッと回す動作のおかげで、画面端のガード硬直が立ち/しゃがみともに1F長くなってしまい、肉転がゲロ辛くなります。


左のSSがガード姿勢。でも攻撃をガードすると、武器を回す動作のガード姿勢に置き換わってしまう


武器なし時はガードの成立/不成立を問わず同じガード完成モーションをとります。
なので他キャラと同じガード硬直になると。

戻り
相手の攻撃をガードして硬直が解けた直後や、攻撃の空振りに対してとったガード姿勢を解除すると、ガード姿勢(戻り)動作が始まります。
このガード戻り動作はガード準備・完成時と同様に、ガードが成立していなければ前進/後退以外の行動で中断できます…が、
逆に言えば、ガード姿勢が終わってから歩く(＝通常投げが出せるようになる)まで、一定の時間がかかる…ということでもあります。

例えば、立ちガードの戻りが最短のシャルロットであれば戻り2F+歩き1Fで、投げが出せるまでに3F必要になります。
(密着で+4F以上の有利をとれば投げでの確反が決まる)
これが最長のアースクェイクだと、戻り9F+歩き1Fで、最速でも10F経過しないと投げが出せません。
(しゃがみガードからだと更に長くなり、戻り10F+立ちへの移行1F+歩き1Fで12F必要になります)
歩けるようになるまでの時間はガードの成立/不成立と関係なく、キャラごとの戻り動作の長さと関わっていることを忘れずに。



ガード後に歩いて距離を詰めたくても、戻り動作を消化するまで歩けないので反撃が届かない

  • 立ちガード不能現象との関係
繰り返しになりますが、戻り動作に限らずガード姿勢は歩き以外の行動で中断できるのですが、
これは逆に言うと「中断しないと必ず一定時間の戻り動作が発生する」ということ。
この戻り動作の時間と、姿勢が切り替わる時のガードができない時間が噛みあうと、しゃがみガード後の立ちガード不能連携が生まれます。

  1. 画面中央でタムタムのしゃがみCを十兵衛がしゃがみガードする (タムタム+4Fの状況)
  2. タムタムが最速でジャンプ大斬りを出す (立ち移行1F+ジャンプ移行1F+ジャンプ大斬り6Fで、攻撃判定発生までは合計8F)
  3. 十兵衛が立ちガードを行う (ガード戻り3Fの次のフレームは立ち移行になり立ちガードできない)
タムタムは+4Fの有利からから8Fの中段攻撃を出すので、十兵衛のガード硬直が解けた4F後にジャンプ大斬りの攻撃判定が発生します。
そして十兵衛はガード硬直が解けた後に3Fぶんの戻り動作を挟み、4F目からしゃがみから立ちへの姿勢移行を行います。
この姿勢移行の瞬間は立ちガードができず、そこに中段判定のタムタムのジャンプ大斬りがぴったり重なるので、ガード不能連携になる…ということです。

あくまで戻り動作を消化するまでは歩けない＝一定のタイミングで姿勢移行が発生する＝立ちガードができない…というだけであり、
ガード以外の行動をとってやれば回避できるので、完全なハメになるケースは極めて少ないです。
上のダッシュで触れているように、十兵衛はしゃがみガード後に素早くダッシュしてやることで、ダッシュの出始め無敵でジャンプ大斬りをスカせます。
ダッシュ以外だと、食らい判定が低くなるしゃがみBを振ってジャンプ大斬りをスカすなどの対策もアリ。


左が立ち移行中、右がしゃがみBの予備動作。食らい判定がわずかに低くなるのでスカせる例

  • 空振りに対してガード姿勢をとった時
攻撃の空振りや飛び道具など、ガード姿勢をとってガードが成立していない時でも、ガード戻り動作は発生します。
レバーを4/1から別の方向に入れた時点で戻り動作を始めるため、ここでも立ちガード不能現象が起こる可能性はありますが、
実際にガードが成立した時と違ってガード姿勢を解除するタイミングに依存するので、そんなに影響はないでしょう。

ジャンプ攻撃に対してガード姿勢をとった場合は、相手が着地するまでガード姿勢をとり続けられます。
ジャンプの昇りで出した攻撃が空振っても、ずっと4入れし続けているとガード姿勢も続くため、
ギリギリでスカってしまうようなタイミングでジャンプ攻撃を出された後の投げ(いわゆるスカし投げ)に対しては、レバー4入れのままだと投げ返しを狙いにくいです。
投げ返しを狙うなら早めに4入れをやめてガード姿勢を解いてから狙う、あるいは投げ返しを狙わず着地に打撃を置く方がいいでしょう。


スカし投げに対して投げ返しを狙っても、戻り動作消化までは歩けないので通常技が漏れる

  • もず落とし/ストライクヘッズ
半蔵とガルフォードの持つコマンド投げは、ガード硬直とヒット硬直(仰け反り)の最後のフレームに合わせて入力すると回避できなくなります。
非常に入力タイミングがシビアですが、ガードの戻り動作が始まる前に投げが成立してしまうため、これはどうしようもありません。


戻り動作が発生する前に投げが成立してしまうので回避できない


仰け反り

ヒット時にダウンを奪わない打撃を地上ヒットさせると、仰け反りを誘発します。
仰け反りは姿勢が3種、強さが(大まかに分けて)3種存在し、それぞれで細かい違いがあります。

仰け反りの姿勢


左から立ち食らい(上半身)、立ち食らい(下半身)、しゃがみ食らい

立ち姿勢・しゃがみ姿勢の2つに分けられ、さらに立ち姿勢の仰け反りは上半身/下半身食らいの2つに分かれます。 *14
上半身食らいは打点の高い技(大半の立ち攻撃)、下半身食らいは下段判定の攻撃に対応していて、
(非常に小さいですが)食らい判定の位置や大きさに差があります。

この上半身/下半身食らいは、続く攻撃を連続ヒットさせることで逆転させられます。
例えば、狂死郎の2Cは下半身食らいを誘発しますが、これを2発刻むと1発目は下半身食らいで、2発目は上半身食らいになります。
また、王虎の近2Bなどの多段技だと、初段で上半身食らい→二段目で下半身食らい…と変化します。
この上半身/下半身食らいの逆転が起こるのは攻撃2回分までで、3発目以降は2回目にヒットさせた時の仰け反りを維持します。 *15
(狂死郎の2C・2C・2A+Bであれば、下半身→上半身と逆転した後に上半身食らいを維持する)


しゃがみ仰け反りは食らい判定の位置が低くなり、立ち仰け反りよりも仰け反り時間が短くなるのが特徴です。
どの程度仰け反り時間が短くなるかは、キャラおよび食らった攻撃の重さごとに細分化されています。

仰け反りの強さ

仰け反りは食らった攻撃の強さによって、小・中・大の3段階に分かれます。
さらに中と大はさらに細かく分かれ、ダウンしない必殺技のものも含めると7種類が存在することになります。 *16

仰け反りLv特徴
小仰け反り1小斬り/小蹴りをヒットさせると発生する仰け反り
中央と画面端(立ち/しゃがみ)で仰け反り時間が異なる
仰け反り後半の無敵時間が存在しない
中仰け反り2〜3主に中斬り/中蹴りをヒットさせると発生する仰け反り
位置を問わず、立ち/しゃがみで仰け反り時間が異なる
仰け反りの後半が無敵状態
大仰け反り4〜7主に大斬り/大蹴りや、ダウンしない必殺技をヒットさせると発生する仰け反り
位置を問わず、立ち/しゃがみで仰け反り時間が異なる
仰け反りの後半が無敵状態

小仰け反り


小斬り/小蹴り系の通常技を食らうと小仰け反りになります。
この仰け反りには仰け反り後半の無敵時間がないため、ヒット時の硬直差＝連続技を狙える猶予となります。

小仰け反りは仰け反り時間が位置・姿勢によって変わり、
画面中央＞画面端立ち＞画面端しゃがみの順で短くなっていきます。
なお、攻撃を食らった時のノックバックで画面端に到達した場合は、画面端の仰け反り時間が適用されます。

中仰け反り


中斬り/中蹴り系の通常技を食らうと中仰け反りになります。
ノックバック量は小仰け反りよりも大きく、仰け反りの後半が無敵状態になるのが特徴。

Lv2とLv3の違いは後述するヒットスローの存在。
Lv2の攻撃(中蹴り系の技)は体力赤点滅時以外はヒットスローがかかりませんが、
Lv3の攻撃(一部キャラの中斬り)は常にヒットスローがかかります。

大仰け反り


大斬り/大蹴り系の通常技を食らうと大仰け反りになります。
中仰け反りよりもさらに大きいノックバック・長い仰け反り時間となります。
また、中仰け反りと同じでLv4〜Lv6でヒットストップとヒットスローが長くなっていき、
仰け反りの後半は無敵状態になっています。

必殺技も(仰け反り時間自体は違うけど)大仰け反りと扱いは同じ。
ただし、飛び道具がヒットした時の仰け反りは打撃の仰け反りよりも1F短くなります。

仰け反り中のダメージ補正

仰け反り中に攻撃を食らった時や、特定の技の硬直は受けるダメージに補正がかかります。
また、武器を落とした状態で攻撃を食らった場合、この補正は大きくなります。

状態補正
仰
け
反
り		小仰け反り
投げでのダメージ
空中食らい中の追撃
ガード硬直中の被ダメージ *17		武器あり：100%
武器なし：104%
中仰け反り武器あり：104%
武器なし：109%
大仰け反り
鍔迫り合いダウン		武器あり：109%
武器なし：114%
必殺技武器あり：100% or 109%
武器なし：100% or 114%
そ
の
他		立ち・移動・硬直104%
つばめ返しと
血煙曲輪の動作中		125%

普通の立ち/しゃがみ状態、歩き/ダッシュ/バクステやジャンプなどの移動中、
攻撃が空振ったりガードされた時の硬直に食らうダメージは、実は104%(+4%)の補正がかかっています。
この補正は仰け反りの重さによって変わり、小仰け反り中に食らうと100%、大仰け反り中に食らうと109%…と増減します。
以下サンプル
  • 狂死郎 : 2C>2C>2A+B … 2C(104%)→2C(100%)→2A+B(100%)
  • 半蔵 : ジャンプC+D→近立ちA+B(モズ)→遠B … ジャンプC+D(104%)→近立ちA+B(109%・109%)→遠B(109%)
  • 王虎 : 中蹴り投げ→近立ちA+B(地上引き込み)>623A+B … 中蹴り投げ(100%)→近立ちA+B(100%・109%)→623A+B(109%)

必殺技の仰け反りは技によって補正が変わります。(100%か109%/114%の2種)
  • 100% … 各種飛び道具、二ツ角羅刀、スプラッシュファーントなど (武器なし時でも100%固定)
  • 109% … ヤトロポック、うつせみ/レプリカ、八相発破、パグナ・パグナなど (武器なし時は114%に増加)

このように、補正により追撃のダメージは最大で14%変化するのですが、
104%と109%(5%差)で1ドット変わる程度なので、あまり気にしなくてもいいと思います。
(怒り時の攻撃力補正や、体力点滅時の防御力補正の方が影響が大きい)




狂死郎の2C>2C>2A+Bのサンプル。
1本目が2C単発のダメージ(104%・5ドット)で、2C>2Cと繋げた場合(2本目)は4ドットの減り(100%)になります。(合計9ドット)
3本目は2A+Bを立っている相手に当てた時のダメージ(104%・30ドット)で、2C>2C>2A+Bと繋ぐと27ドット(100%)までダメージが低下します。(4本目)

仰け反り動作の流れ


攻撃判定が接触した瞬間からの4F間の流れ

仰け反りは攻撃がヒットした瞬間から数えて3F目に始まります。
(画面が赤くフラッシュするフレームから)
仰け反りは単なる行動不能の無防備な時間というわけではなく、以下の4つのパーツで構成されています

  1. ヒットストップ
  2. ノックバック
  3. ヒットスロー
  4. 無敵状態

では、一連の流れを順を追って見ていきましょう。

ヒットストップ

攻防ともに時間停止している状態がヒットストップ

打撃をヒット/ガードさせると、攻撃を当てた側・攻撃を受けた側の両方ともに時間停止効果が発生します。
この時間停止効果がヒットストップで、基本的には小攻撃ヒット＜ガード＜中攻撃ヒット＜大攻撃ヒット＜必殺技ヒットの順に長くなります。
ヒットストップを消化した後に、技ごとのノックバックおよびヒットスローが発生します。

ヒットストップ中は通常技やダッシュ/バクステ・ジャンプなどの操作の入力を受け付けていません。
必殺技のコマンド入力は受け付けていますが、ボタン押下後に必殺技が出るかは状況により変わります。
  • ジャンプ攻撃を深く当てて着地した時(着地硬直中にヒットストップが発生している時)は何も出せない
  • 通常技キャンセル必殺技はヒットストップ中に入力しておくことで、ヒットストップ終了後に最速で動作を開始する
    (ただし、ヒットストップしているフレームがキャンセルに対応していることが条件になる)

また、本作では飛び道具をヒット/ガードさせた時にも両者にヒットストップがかかります。
そのため、爆転法をガードさせてのダッシュや、アハウ・ガブル→昇り大斬りといった攻めは入力難度が高め。
反復練習しておきましょう。

ノックバック
攻撃がヒット/ガードした後に、押されて後退するのがノックバックです。
中央では攻撃を食らった/ガードさせられた側に、画面端に追い込んでいる時は攻撃を当てた側にかかります。
ノックバックはヒットストップを消化した直後から始まり、しばらく経つと押す力が減衰していきます。
  • 画面端を背負ってガードした時は、ヒットストップが終わった直後から動けるようになる。
    ノックバックで画面端に押し込まれた場合は、画面端と接触した時点でガード硬直が解ける。
  • 画面端付近でLv1の攻撃を食らってノックバックで端に到達すると、仰け反り時間は画面端食らい時のものになる。
  • 画面端でジャンプ攻撃をヒット/ガードさせた場合は、高打点で接触させていると着地後のノックバックは発生しない
    逆に、低打点で接触させるとノックバック中に着地することになるため、着地後にノックバックが発生してしまう
    (着地までにノックバック時間を消化できるかどうか、ということで、存在判定の押し合いとは別の要素)

ヒットスロー
ヒットスローというのは、攻撃をヒットさせた側・食らった側双方にかかる動作速度が1/2倍になる時間です。
顕著なのが覇王丸の遠立ちA+Bなどの大斬りを当てた時で、覇王丸/相手キャラ両方の動作がスローになっているのが解りやすいと思います。
逆に、ほとんどのLv1技では基本的にヒットスローはかかりません。
(一部の技は体力点滅+怒りMAXでヒットスローがかかるようになります)
ヒットスローはノックバックと同じで、ヒットストップを消化した直後に始まり、ノックバックとほぼ同時に終わります。


ヒットスロー中は攻撃動作・仰け反りモーションが引き伸ばされます。
A→B→C…とモーションが進む技だと、A→A'→B→B'→C→C'…とすることで、動作速度を1/2倍にしているんですね。
このモーションが引き伸ばされたフレーム(A'・B'・C')は、ヒットストップと同様にボタン入力を受け付けていません。
ヤトロポックや血煙曲輪がヒットした後で、ボタンを押しても攻撃が出ない…という経験は誰でもあると思いますが、
それはこの「ボタン入力を受け付けていないフレーム」でボタンを押しているせいです。


問題は、この引き伸ばしが常に同一タイミングで行われるわけではないという点。
  • A→A'→B→B'→C→C'→D→D'→E→E'→F→F'→G→G'→H→I→J→K……
  • A→B→B'→C→C'→D→D'→E→E'→F→F'→G→G'→H→H'→I→J→K……
ヒットスローのかかり始めがA時点かB時点かで、引き伸ばされるフレームは1Fズレます。
引き伸ばされるフレームが1Fズレるということは、ボタン入力を受け付けていないフレームがズレるということなので…
違いを見極めるのは、人間ではまず無理だと思います。
(ズレが起こるかどうか自体に運が絡むため)


ヤトロポックや血煙曲輪がヒットした後は非常に大きい有利を得られるので、
ヒットスローを消化してからボタンを押すことで入力ミスを減らせます。
(もちろん、消化する分だけ有利フレームを捨てているので、繋ぎはシビアになりますが…)


地味なところでは、通常技を目押しで繋げる連続技なんかにも影響があります。
体力点滅+怒りMAX時は、一部の小技にもヒットスローがかかるようになり、硬直が解けてもヒットスローが続くことが多いため、
そういった技の後に目押し連続技を狙う時は、追撃の入力を遅らせないといけません。
(特にモズキャンを多用する半蔵とガルフォードは影響が大きいです)

ヒットスローが及ぼす影響の一例 (動画)


無敵状態
ノックバックとヒットスローを消化した後、Lv2以上の仰け反りでは無敵状態になります。
文字通りの無敵状態なので、見た目は仰け反っていても食らい判定が存在せず、追撃は空振ってしまいます。
無敵状態の時間(および仰け反り全体の時間)は立ち仰け反りでは全キャラ共通ですが、
しゃがみ仰け反りではキャラ・攻撃Lvによって無敵時間(および仰け反り自体の時間)が長く/短くなります。
( 「攻撃Lv別の仰け反り時間増減一覧」を参照 )

なお、半蔵とガルフォードは無敵時間の最終フレームにコマンド投げをビタで入力することで、コマンド投げを確定させられます。
無敵時間の最終フレーム＝仰け反りの最終フレームということで、どう足掻いても回避できません。
(仰け反りの無敵とは関係ありませんが、ジャンプの着地や振り向き動作、ガード硬直の最終フレームなんかも回避不能です)



攻撃がヒットした後はヒットストップ→ノックバック(起こる技であればヒットスローも同時に発生)→無敵時間…と推移していきます



  • *1 : ただし2を経由しないとダメ(6n3ではダメで6n23ならOKなど)
  • *2 : 単位はドット/F
  • *3 : または極端に発生する確率が低い？
  • *4 : 互いに空中やられになり地上復帰する
  • *5 : 12F目の判定は延長時だと持続3Fになります
  • *6 : 毒吹雪はA/Bだと仰け反り、A+Bだとダウンするなど
  • *7 : 単位はドット、ズームイン時に計測
  • *8 : いわゆる目ジャンプ
  • *9 : ジャンプの滞空時間はランダムで1Fほどの変化が生まれるので、確度は少し落ちますが…
  • *10 : 2Fまで
  • *11 : これらは1P側だけ起こる現象かもしれません
  • *12 : 影縫いとか呼ばれているアレ
  • *13 : 「少しの間」にはキャラ差があります
  • *14 : ただしアースは上半身/下半身食らいが両方とも同じになっている
  • *15 : 例外あり
  • *16 : 打撃と飛び道具で扱いが違うようなので実質8種類
  • *17 : つばめ返しのツバメをガードした後の斬撃ヒット時など
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