47スレ目
最終更新：
nekomisomezasi 2023年03月18日(土) 23:27:07履歴
幻覚特異点 
その他幻覚など
範馬刃牙(実際は魁！男塾)コラボ→構文化
[
・これ、画面上だと範馬刃牙になってるけど、実際は魁！男塾とのコラボらしい。
これにともなってみんな男塾塾生みたいになったり、リュウセイが突然民明書房みたいなこと言い出す特異点とかなったらおもしろいな。
・JRAの考えるコラボはどうしてこうも頭のネジが1本どっかぶっ飛んでいってるのが多いのか……？
・これ、画面上だと範馬刃牙になってるけど、実際は魁！男塾とのコラボらしい。
これにともなってみんな男塾塾生みたいになったり、リュウセイが突然民明書房みたいなこと言い出す特異点とかなったらおもしろいな。
・JRAの考えるコラボはどうしてこうも頭のネジが1本どっかぶっ飛んでいってるのが多いのか……？
地方出身ジョッキー面白い人が多い説
・ターボスレ画のケイタスレが立ってたから中見たら夏の新潟でとりの唐揚げが分からないホーさんに対して「バード！バード！」って説明したエピソード出てきてダメだった
もしかしたら美浦で一番のボケはケイタかも知れない……
・これ、何スレか前にあった香港経験あるジョッキー以外参加不可な香港三国志思い出した
ケイタ「僕も加勢しますよダイチさん！」
ダイチ「おぉ助かる！」
ケイタ「任せてください！ホーさんとも仲良いんですよ俺」
20期組（…大丈夫なんやろか）
ギュウウウゥゥゥン…………
ダイチ「ホーさ〜ん！」
ホー「柴田先生！謝謝…」
ケイタ「ヘイヴィンセント〜！アーユーオーケー？」
ホー「！！？！？！？！？」ﾋﾞｸｯ
ユースケ「ホーさんなかなかの顔してますよ！？」
ユーガ「ほんとに大丈夫っすか戸崎さん！？」
ケイタ「そんなことないって。なあ？」
ホーさん「……」
ダイチ「先が思いやられる…」ｷﾘｷﾘ
・外人より日本語が怪しいヤスナリ
・ゴルシと吠え合って主導権争いしたウチパク
・サリオスおじさんアンカツ
・唐揚げの説明に「バード！」を選択したケイタ
…………もしかして、地方出身ジョッキーでボケと言うか愉快な方々が多い？
もしかしたら美浦で一番のボケはケイタかも知れない……
・これ、何スレか前にあった香港経験あるジョッキー以外参加不可な香港三国志思い出した
ケイタ「僕も加勢しますよダイチさん！」
ダイチ「おぉ助かる！」
ケイタ「任せてください！ホーさんとも仲良いんですよ俺」
20期組（…大丈夫なんやろか）
ギュウウウゥゥゥン…………
ダイチ「ホーさ〜ん！」
ホー「柴田先生！謝謝…」
ケイタ「ヘイヴィンセント〜！アーユーオーケー？」
ホー「！！？！？！？！？」ﾋﾞｸｯ
ユースケ「ホーさんなかなかの顔してますよ！？」
ユーガ「ほんとに大丈夫っすか戸崎さん！？」
ケイタ「そんなことないって。なあ？」
ホーさん「……」
ダイチ「先が思いやられる…」ｷﾘｷﾘ
・外人より日本語が怪しいヤスナリ
・ゴルシと吠え合って主導権争いしたウチパク
・サリオスおじさんアンカツ
・唐揚げの説明に「バード！」を選択したケイタ
…………もしかして、地方出身ジョッキーでボケと言うか愉快な方々が多い？
プボ、ユーガと有馬記念へ。
・プボくん、有馬記念はユーガとを予定してるみたいね。年末の大勝負頑張っておくれ〜！
それはそうと「特異点作られそうだな…」とか一瞬でも思った自分を誰か張り倒してくれ……。
・特異点は一人でも願いを抱く人がいたら成立してしまうからねぇ… 何はともあれプボくんを頼んだよ、ユーガ！
・原初の特異点が有馬記念絡みだし…それに自分も第1報聞いてその感想持ったし…仕方ないネ←
・これでボンドが有馬記念勝ったらリュージがユーイチみたいになってしまう……ってコト！？
・リュージよりも「リュージとプボくんのコンビが好き」って層が作りそうだなと個人的には思う。凱旋門の時もそれで結構ザワついたし……
・ちょっと前にあった、日本馬に勝ってほしかったファンたちが作り上げたのと似たタイプっぽいね
この場合どうやったら修正できるんだろう…ユーガプボVSリュージプボとかになるんだろうか
・今年じゃなく去年の有馬記念に勝っていたら…的なIFになりそう
・プボくんが大増殖して鞍上違いの15頭のプボくんで中山2500夢の11Rとか？多分これ一番丸い解決方法はコンちゃんとユーイチが乗り込んでってすべてのプボくんに勝つことかな
中山2500のプボくんは強いけど頑張って欲しい
・ユーイチ＆コンちゃんVS15頭のプボくん(鞍上:リュージ・ユーガ・デム次郎・バルザ郎他)による中山2500夢の11Rはちょっと見てみたい
・コンちゃんVS15頭のプボくんによる中山2500
枠入りを想像したらなんか…こしあんおはぎ詰め合わせ（1個だけちっちゃい）なんだが
優勝者に毎日王冠の冠みたいなノリで特大おはぎプレゼントされそう
KGO第1部、完？
・1スレ目が特異点犯ユーイチVS修正班リュージの有馬記念だったの考えると何だか感慨深くなってきた
・2000年有馬記念から始まった物語が、2022年有馬記念で収束した結果、マシュが英霊の力を失くしたみたいにプボくんもレイシフト能力を失くして平和な世界になるのかもしれない…。実質KGO最終回かもしれん…()
あ、プーリn……レディアヴァロン？ここに楽しい物語があるんだけどさ？楽しいままずっと続けさせてみないか？
・KGO第一部、完！
あれ、でもプボくんからレイシフト能力が無くなっても結界師は相変わらず結界術が使えるし、三冠馬たちは喋るしレイシフトするし、特異点発生が無くなるかといえばそうでもないのでは？ボブは訝しんだ
・逆に考えるんだ、プボくんがうっかり時をかけてしまった影響で、結界師は結界術を取得し、特異点リーディングの元に聖杯がごろごろ転がり込んでくるようになってしまったのだと……。
・プボくんのレイシフト能力ってビーストの単独顕現由来説あったよね？これ踏まえてプボくんのレイシフト能力なくなったとするなら実質冠位時間神殿ソロモンでしょ
・プボくんは実質フォウくんだった……？
・2000年有馬記念から始まった物語が、2022年有馬記念で収束した結果、マシュが英霊の力を失くしたみたいにプボくんもレイシフト能力を失くして平和な世界になるのかもしれない…。実質KGO最終回かもしれん…()
あ、プーリn……レディアヴァロン？ここに楽しい物語があるんだけどさ？楽しいままずっと続けさせてみないか？
・KGO第一部、完！
あれ、でもプボくんからレイシフト能力が無くなっても結界師は相変わらず結界術が使えるし、三冠馬たちは喋るしレイシフトするし、特異点発生が無くなるかといえばそうでもないのでは？ボブは訝しんだ
・逆に考えるんだ、プボくんがうっかり時をかけてしまった影響で、結界師は結界術を取得し、特異点リーディングの元に聖杯がごろごろ転がり込んでくるようになってしまったのだと……。
・プボくんのレイシフト能力ってビーストの単独顕現由来説あったよね？これ踏まえてプボくんのレイシフト能力なくなったとするなら実質冠位時間神殿ソロモンでしょ
・プボくんは実質フォウくんだった……？
そもそもKGO第一部、第二部とは
・プボくんがレイシフト能力を喪失して１部完！からの毛色の違うシナリオによる1.5部を挟んで、プボくんにレイシフト能力が復活して2部……とかになるのかもしれない……
・VS三冠馬が1.5部として、1部と2部はこれまでの中でそれっぽいやつというと何になるんだろう
・オルフェの凱旋門特異点は個人的に1部6章感ある
・ユタカのスズカ秋天特異点かなあ
・ケンイチ＆オルフェ凱旋門
結界師＆スズカ秋天
ノリさん＆ホクトベガのドバイ
辺りかなぁ……
・構文としては最初だったしテキスト化も最初だったかもくらい始めの方だったから初めての特異点として書いてましたが、言われてみれば確かに第六特異点ぽいかも…題材のスケール感というかその辺かなあ？
2部については「先の発展が望めない異聞帯」ってのが競馬だと難しいな…
確かオグリブームがなくて競馬人気落ちたってのがあったな〜って見返したらちゃんとロストベルトだったけど、他にどんなのあったかな…
・Lostbeltで検索したらもう一個、2000年を繰り返す和田オペがあった
こういうループ系の方が異聞帯はやりやすいのかもしれない
・ディープが史実よりだいぶ長生きしたことによってディープの血が飽和して日本の馬産が成立しなくなった異聞帯とか？
・ディープよりサンデーのが良さそう
・完全に日本近代競馬そのものと化してるもんねサンデー(の血筋)
・先の発展が望めなくなったifかぁ
ウイポとかのゲームだと血統的にどん詰まりになりかけて云々とかプレイ感想で聞くことあるけど、現実だと何かしら回避していってるもんね
でもそこをかけ違えちゃうのが異聞帯だからそういうロストベルトもあるのかもしれない
・VS三冠馬が1.5部として、1部と2部はこれまでの中でそれっぽいやつというと何になるんだろう
・オルフェの凱旋門特異点は個人的に1部6章感ある
・ユタカのスズカ秋天特異点かなあ
・ケンイチ＆オルフェ凱旋門
結界師＆スズカ秋天
ノリさん＆ホクトベガのドバイ
辺りかなぁ……
・構文としては最初だったしテキスト化も最初だったかもくらい始めの方だったから初めての特異点として書いてましたが、言われてみれば確かに第六特異点ぽいかも…題材のスケール感というかその辺かなあ？
2部については「先の発展が望めない異聞帯」ってのが競馬だと難しいな…
確かオグリブームがなくて競馬人気落ちたってのがあったな〜って見返したらちゃんとロストベルトだったけど、他にどんなのあったかな…
・Lostbeltで検索したらもう一個、2000年を繰り返す和田オペがあった
こういうループ系の方が異聞帯はやりやすいのかもしれない
・ディープが史実よりだいぶ長生きしたことによってディープの血が飽和して日本の馬産が成立しなくなった異聞帯とか？
・ディープよりサンデーのが良さそう
・完全に日本近代競馬そのものと化してるもんねサンデー(の血筋)
・先の発展が望めなくなったifかぁ
ウイポとかのゲームだと血統的にどん詰まりになりかけて云々とかプレイ感想で聞くことあるけど、現実だと何かしら回避していってるもんね
でもそこをかけ違えちゃうのが異聞帯だからそういうロストベルトもあるのかもしれない
クリスマス特異点
話ぶった切るんだけど、今日のぱかライブでアプリのクリスマスイベントの情報出てきて何スレか前に投下された「ソリ引くプボくん＆リュージのクリスマス特異点」思い出した。
サンタさんしてるプボ＆リュージとアシストするいつメンオールスタークリスマス特異点見てみたい。
・配布星4、和田リュージ&ディープボンド(サンタ)
普通に考えたらサンタ帽被ったリュージとトナカイの角を付けてソリを引くプボくんなんだろうけど、ぱっと思い付いたのはサンタ帽被ったプボくん(人間の姿)とトナカイの着ぐるみ着たリュージだった
・選ぶか選ばないかで言えばリュージはトナカイの着ぐるみを選ぶタイプだしな……て言うか実際、似たような感じのリュージの写真有った様な……
・遅レスだけどサンタプボリュージ、ソリの代わりにアストンマーチン使ってプレゼント運んでそうだなって思った（マテリアル並感）
・クリスマスといえば有馬記念前に
蛯名さんが仲間数人と示し合わせてサンタクロースの衣装で追い切りやったってのあったよね
周囲からは大ウケだったが後で怒られたとか見たような
・スレの上の方にあったエールちゃんとソダシちゃんのハロウィン特異点SSみたいな、本家カルデアにいる時空のいつメンオールスタークリスマス特異点をちょっと思い付いたから書いてみる
できたら投げるね
サンタさんしてるプボ＆リュージとアシストするいつメンオールスタークリスマス特異点見てみたい。
・配布星4、和田リュージ&ディープボンド(サンタ)
普通に考えたらサンタ帽被ったリュージとトナカイの角を付けてソリを引くプボくんなんだろうけど、ぱっと思い付いたのはサンタ帽被ったプボくん(人間の姿)とトナカイの着ぐるみ着たリュージだった
・選ぶか選ばないかで言えばリュージはトナカイの着ぐるみを選ぶタイプだしな……て言うか実際、似たような感じのリュージの写真有った様な……
・遅レスだけどサンタプボリュージ、ソリの代わりにアストンマーチン使ってプレゼント運んでそうだなって思った（マテリアル並感）
・クリスマスといえば有馬記念前に
蛯名さんが仲間数人と示し合わせてサンタクロースの衣装で追い切りやったってのあったよね
周囲からは大ウケだったが後で怒られたとか見たような
・スレの上の方にあったエールちゃんとソダシちゃんのハロウィン特異点SSみたいな、本家カルデアにいる時空のいつメンオールスタークリスマス特異点をちょっと思い付いたから書いてみる
できたら投げるね
概念受信：特異点顔選手権
今更だし本家でもイベントの度にそうなってるとはいえ、聖杯がゴロゴロ転がり込んでくるの面白いな……
聖杯を手に佇んでるとこ(よっしゃ使ったろ！とウキウキ、これがあればと思い詰めてる、偶々手にしちゃっただけで使う気はない、どれでも良い)をリュージに見られて「アカン！早まるな！！」って言われるのが似合う騎手選手権をやりたい
ユーイチは座っててくれ、殿堂入りだから
聖杯を手に佇んでるとこ(よっしゃ使ったろ！とウキウキ、これがあればと思い詰めてる、偶々手にしちゃっただけで使う気はない、どれでも良い)をリュージに見られて「アカン！早まるな！！」って言われるのが似合う騎手選手権をやりたい
ユーイチは座っててくれ、殿堂入りだから
クニヒコくんJC優勝おめでとう＆概念受信：シゲピン姉桜花賞特異点
・クニヒコくんJCおめでとう！！！！！
きっとトプロも喜んでるよ！！！！！！！！
・エイシンフラッシュ産駒でも初G�祇�覇でめでたいね！
・クニヒコくんおめでとう！
で、これクニヒコくんの調教師としての初G1勝利って聞いて。それまで一番近づいたのがピンクダイヤちゃんの2着と聞いて、ピンクダイヤちゃんが「クニヒコ先生の初めては私があげたかったのにっ！」とガッシャンガッシャン特異点作るのもいいかなあと思った。
きっとトプロも喜んでるよ！！！！！！！！
・エイシンフラッシュ産駒でも初G�祇�覇でめでたいね！
・クニヒコくんおめでとう！
で、これクニヒコくんの調教師としての初G1勝利って聞いて。それまで一番近づいたのがピンクダイヤちゃんの2着と聞いて、ピンクダイヤちゃんが「クニヒコ先生の初めては私があげたかったのにっ！」とガッシャンガッシャン特異点作るのもいいかなあと思った。
☆5騎ユタカのコラと武ルメ概念礼装
・わぁ……やっぱりこういうこと考える人っていっぱいいるんやなあ（こなみ）
・しかも星5……まぁ、ユタカはグランドライダーにしないとね、分かる(分かる)
概念受信：ヴェラアズールVSコントレイル
「大変です和田さん！ジャパンカップの映像を見返してますが一頭多いです！」
「この受話器型の流星は…ユーイチお前また」
「冤罪や！…鞍上俺かこれ 阪神で乗ってたんやけどな…」
「福永さんではないとなると一体誰が…？まさか馬が特異点を作るなんてことはないでしょうし…」
「それや」
「それやな」
「…は？」
みたいな概念的な何か(動機は軽くても重くてもいい)
ちなみにヴェラアズールはコントレイルが2冠達成した同日未勝利戦3連続2着だったりする
・冤罪や！ …鞍上俺かこれ の即落ちニコマで笑いました
同期と走ってみたかったヴェラくん、もう一度コントレイルと戦いたかったヴェルトくんかタクトちゃんあたりが怪しいのかな？
・ヴェラアズールって誰や？！えっ同期？！走りてえ！ってなったコントレイルかもしれない そういえば今年のJCは満員でしたね…
・流星の形で個人(個馬)が特定できるの芝
そう言えばとねっこ時代のコンちゃんを見た記者さんが皐月賞かなんかのレースで流星の形を見て「もしかしてあの馬はあの時の…！」ってなったエピソードも有るし……やっぱあの流星の形奇跡だよね
「この受話器型の流星は…ユーイチお前また」
「冤罪や！…鞍上俺かこれ 阪神で乗ってたんやけどな…」
「福永さんではないとなると一体誰が…？まさか馬が特異点を作るなんてことはないでしょうし…」
「それや」
「それやな」
「…は？」
みたいな概念的な何か(動機は軽くても重くてもいい)
ちなみにヴェラアズールはコントレイルが2冠達成した同日未勝利戦3連続2着だったりする
・冤罪や！ …鞍上俺かこれ の即落ちニコマで笑いました
同期と走ってみたかったヴェラくん、もう一度コントレイルと戦いたかったヴェルトくんかタクトちゃんあたりが怪しいのかな？
・ヴェラアズールって誰や？！えっ同期？！走りてえ！ってなったコントレイルかもしれない そういえば今年のJCは満員でしたね…
・流星の形で個人(個馬)が特定できるの芝
そう言えばとねっこ時代のコンちゃんを見た記者さんが皐月賞かなんかのレースで流星の形を見て「もしかしてあの馬はあの時の…！」ってなったエピソードも有るし……やっぱあの流星の形奇跡だよね
ご新規さんによる特異点案と結界師のいない異聞帯
・入れ替わり経験の有る結界師＆ダイチは「あー……まさかまたこうなるとはなぁ……」と思いながらレイシフトしそうだなと思いました(こなみ)
・「〜やもん」とかいうちょっと可愛い言い訳で大抵の特異点作成の弁明が出来ると思ってるなこの結界師！
自分で自分の存在を消すとか凄くシリアスになりそうなのにこの、この……！(何人か泣きながらになりそうだけど)解決後に色んな人に怒られろ
こないだの妹化特異点の兄弟喧嘩と反対にコウシロウから怒られたりしろ
・なんなら修正後は先輩同期後輩の全方位から怒られても文句言えないんだぞ結界師！お前が居なくなったらなぁ…！本当に…この、コイツ！この！！
・修正後もどってきた結界師の顔を見て初手号泣しながら名前を呼ぶケンイチと、「何してんねん兄貴！」って怒ってたのに途中でボロっと涙が溢れて止まらなくなるコウシロウは浮かびました
・結界師、人に怒られるよりも
「逆指名する相手がいなかったスーパークリークが菊花賞勝てませんでした」
「スペシャルウィークがダービーを取れませんでした」
「ディープインパクトが無敗の三冠馬じゃありませんでした」
とか特異点での歴史を淡々と告げられた方が心にきそうだな。
・「マックイーンは春秋天皇賞連覇ですよ」とか言われたら凄い迷うだろうなあ…
・最初に気付くのはやっぱりコウシロウであってほしいなという願望はある
・考えてるなかで思ったこと
(誰がこの件に関して最初に気がつくんや......？)
・そら、改変耐性のあるリュージが一人(と一頭)で孤独に修正するのよ
結界師も「リュージなら気づくし、どうにかするやろ」って思ってるからな()
というか、競馬普及尽力おじさん居なくなったら競馬自体活気が無くなってそうだけど大丈夫？JRAくん息してる？？()
・結界師がいなかったらどうなるか真面目に考えてみたけど、とんでもない数の鞍上が変わって史実通りの成績にならない馬は間違いなくいるし、ユーイチが騎手目指したのって結界師に憧れたのもあるらしいからここが怪しいし、リュージもオグリキャップのラストランに憧れたらしいからこっちまで怪しいし……これもう特異点じゃなくて異聞帯なのでは……
・結界師とお手馬に阻まれなくて成功する馬、本来いたのにいなくなる人、競馬に対する世間へのイメージや認知度
色々影響がありそうだし前後編とかになる大物なのでは……？
・リュージはお父さん厩務員でケンイチはお父さん騎手だからこの2人はなんだかんだで騎手になるルート出来るけどユーイチはまずお母さんの猛反対有るだろうからなぁ……あと競馬サークル出身じゃ無いいつメン(ダイチやベータナ辺り)も別の進路選びそうな気がする……マジで異聞帯じゃんコレ……
・テンポイント＆ユーイチパパが事故ってない時空かもなあ
・もしかして：ユタカがいない世界のプイプイ、皐月で落馬競走中止している
・マジか あとかかりっぱなしだった菊花賞も鞍上結界師じゃないと怪しくなる気がする
・ゲート直後にひっっっっでえ躓きをしているのでなんかユタカ意外だと普通にヤバそうと思った(こなみ)
・プイプイは結界師が主戦じゃなかったら無敗三冠馬になれなかったとか、おもしろG��6勝会メンバーだとか言われてるからね……うん。
・それはそうと他のロストベルトか…既にあるのはオグリがいないやつと世紀末ループ和田オペですか あとは概念だけだとサンデーの悲劇もいけるかもってとこと、>>150のウイポ馬主とぶつかるのなんかはまさに世界の存亡かけた第2部感満載にできそうな気がしますね(書けるとは言ってない)
・VSウイポ馬主、それこそ６章とかに来そうな気もするし、序盤だからこそガツンとやる感じで第１章や２章とかにありそうな感じもする
概念受信：ラフィアンに出会わなかった総帥
・総帥がラフィアン(馬)に出会わずに実家(岡田スタッド)を継いでマキオ氏がアメリカで調教師やってる……って言うのは異聞帯になりますか…？
・横から失礼
異聞帯は「行き詰まって発展できなくなった世界」だからどうなんだろう
まだ特異点な気がする
・やっぱ異聞帯にするにはちょっと弱かったですね……でも総帥がマイネル軍団作らない特異点は普通に見たい…ダイチが騎手辞めてそうだけどこの特異点…
・つまり総帥がおとなしく実家ついで、継ぐとこなくなったまきおさまがマイネル軍団作る世界線…？ノルマンディーの面々とかタイホくんがマイネルになる？
どこで見たか忘れたけど、実家（母体）と喧嘩別れは総帥んとこのお家芸とか言われてたのちょっと笑ってしまった
ウイン（総帥三男）も喧嘩して提携解除とか言われてたし…
・横から失礼
異聞帯は「行き詰まって発展できなくなった世界」だからどうなんだろう
まだ特異点な気がする
・やっぱ異聞帯にするにはちょっと弱かったですね……でも総帥がマイネル軍団作らない特異点は普通に見たい…ダイチが騎手辞めてそうだけどこの特異点…
・つまり総帥がおとなしく実家ついで、継ぐとこなくなったまきおさまがマイネル軍団作る世界線…？ノルマンディーの面々とかタイホくんがマイネルになる？
どこで見たか忘れたけど、実家（母体）と喧嘩別れは総帥んとこのお家芸とか言われてたのちょっと笑ってしまった
ウイン（総帥三男）も喧嘩して提携解除とか言われてたし…
精神を削るロストベルト
・あれ？ロストベルトってことはこれ解決する度見知った顔の別世界の人が消滅するのを見てるってことか？(FGOゆるふわプレイ並感)
リュージメンタル大丈夫そうですかね…
・本家の二部六章クリア済みマスターだけど、ざっくり言うと二部は異聞帯を滅ぼして回ってるわけだから、マジでもうめちゃくちゃしんどい
KGOロストベルト編が始まったら正直リュージが心配です！プボくん癒しは任せた
・マシュ江がマシュポジである意味がここに来て生えてきたな…
ぐだぐだハロウィン2022 超乙女一大事 〜エピローグ〜
〜エピローグ〜
『素敵なお菓子をありがとう！ハッピーハロウィン！』
「夕方からのパーティーでまた会いましょうねケンイチさん！ユタカさんもノリヒロさんも！ハッピーハロウィン！」
ナーサリー、ジャック、サンタリリィの子どもらしく元気の良いお礼に続いて、メイケイエールがにこやかに笑う。
ハッピーハロウィン、と返されたお祝いに笑って次の目的地に向かっていく３人と１人(正確には１頭)の腕には可愛らしく飾りつけられた編み籠が提げられている。今しがたケンイチたちが贈ったお菓子もきれいに収まっていた。
次はどこにいきましょう、ときゃいきゃい話す女の子たちの後ろ姿は微笑ましいの一言に尽きるもので、ノリヒロが「かわいいねぇ」と溢す。
「そうですね。……ほんま、無事に特異点解決して良かったですわ。おふたりも、ありがとうございます」
エライお世話なりました、とケンイチが頭を下げる。ユタカとノリヒロはちらと目線を合わせた。
「最初に言ったけど、構わないよ本当に。馬が幸せでいてくれるのは大事なことだから」
「お前も途中から随分やる気になっとったしな」
「……ありがとうございます」
顔を上げたケンイチが、そのままメイケイエール達が消えていった廊下の方に視線を移した。鹿毛の牝馬──今は清楚なお嬢様然とした人間の女性の姿になっているが──の背を探す眼差しに、ユタカがやれやれと苦笑いする。
「まだ引っ掛かっとるんやな？」
「えッ」
慌てて振り向いたケンイチを、２人の大先輩がじっと見ている。
少し躊躇ったのち、ケンイチは頭を掻きながら口を開いた。
エール、ホンマは落ち込んどるんです。
そう告白するケンイチの声もまた沈んでいた。
「はしゃいどったからな、レイシフト先でソダシと会ってから」
「幼馴染で大の仲良しやったって聞いてます。俺らみたいに召喚されてへんから、こうなってから会うんは初めてで。楽しそうで……楽しそうで」
適性ありとして解決メンバーに選ばれたケンイチとエールがあのおかしな特異点で最初に出会ったのがハヤトとソダシだった。
思いがけぬところで幼馴染みと共に駆けることになったエールはいたく嬉しそうで、彼女ほど分かりやすくはないもののソダシも機嫌良さげに見えた。時に鞍上を振り回し、時に宥められながら、牝馬たちは絶好調に特異点を突き進み───そして、対峙した。
カルデアのマスターであるリツカに聞けば、ままあることなのだという。レイシフト先で出会った協力者こそが特異点の主だったとかとかいうことは。
戸惑うエールを励ましながら、ケンイチは先輩達の力を借りて特異点を解決した。
向こうで召喚された存在であるハヤトとソダシとは、聖杯を返してもらってそれきりだ。
カルデアにいる自分たちの状況こそが特異なのだとエールも分かっている。元の日本に帰れば、そこにはちゃんと仲良しの幼馴染でライバルがいる。
分かっていても、それでも、やっぱり──寂しいのだろう。カルデアに幾人かいる白髪を見つめるエールの瞳に、ケンイチは気づいてしまっていた。
可愛いお手馬のことだ。助けになってあげたい。身体も精神も健やかに走らせてあげたい。
「……やけど、どう言ってあげたもんかなと……思ってたんですけど…………いや、俺が迷っとったらダメですね」
ぽつぽつと胸のうちを明かしていたケンイチが、ふと強い調子で言い切る。言葉にしているうちにやりたいことが固まったのかもしれない。
「変な話してすみません、俺やっぱりエールと話してきます」
「ええんちゃう？」
「いってらっしゃい」
頭を下げて走り去っていく後輩の背中を、ユタカとノリヒロはのんびりと見送る。
「入れ込むんはあいつのええとこやな。さて、こっちはどうしましょうか」
「パーティーは夕方だけど、軽食は早めに並べるってエミヤくんが言ってたね」
これもあるらしいよ、とノリヒロが親指と人差し指で輪を作って傾ける仕草をする。ユタカは一もニもなく乗っかった。
食堂への道すがら、後輩のために一肌脱いだ後のベテラン２人は他愛もない雑談を交わす。
「なんやったかな、リュージが余興の支度するとかなんとか言っとって」
「ああ、それでユーイチ君ひきずられてたんだ。栗東だなぁ」
────……………ーーん！…………さーーーーん！！！！
「……何か聞こえるね？」
「聞こえますね」
立ち止まった２人の耳に、今度はハッキリと音が届く。
────ケンイチさん！ケンイチさーーーーーん！どこですか〜〜〜〜！！
間違いなくメイケイエールの声だ。ついでに物凄い勢いの足音だった。恐らく彼女はいまカルデアの廊下を全力疾走している。あの、馬のスピードで、走っている。
顔を見合わせた２人が廊下の両サイドに分かれるのと、超速で突進する物体が間に割り込んでくるのがほぼ同時だった。
「ユタカさん！ノリヒロさん！ケンイチさん知りませんか！！」
「あっち行ったで」
ありがとうございます！ケンイチさーーーーーーーーん！」
暴走機関車が去っていく。
ユタカが指差した方へ見る間に消えていった背中を思い返しながら、ノリヒロが呟いた。
「──白かったね」
「一難去って、やなぁ」
「うーん、おらんなぁ。メイケイエール〜〜〜〜、どこや〜〜〜〜！」
────…………………ーーん！……イチさーーーーん！
「エールや！あっt」
「ケンイチさん！！どうしましょう！！！！！！」
「ｸﾞﾌｯ」
トップスピードで突っ込んできた人影が大音量で泣いている。半ば吹っ飛びかけながら気合いと根性と意地でお手馬を受け止めたケンイチの喉からは、堪えきれなかった呻きが漏れた。
「どうしましょう、どうしましょう！」
「いや何のことか分からへんしエールまずは落ちついて……おちつ…………おち、つい、て……」
ヒンヒン鳴くメイケイエールを宥めるために彼女の頭を撫でようと手をやって、ケンイチは硬直する。
下りてこない手に焦れたのか首を伸ばして頭を押しつけながら、メイケイエールが叫んだ。
「わたし白毛になっちゃいました！！」
「なんでやーーーーーーーーーーーーッ！！！！」
「──ああっ！良かった、ここにいたんですねケンイチさん！」
「ハヤト！？」
「私もいるわよ」
「当たり前のように馬のまま喋りよる！」
「ほんとすみません！もっかいお世話になっても良いですか！」
「ハァ！！？」
「ケンイチさん、わたし戻りますか？戻れますか？」
「あら似合ってるわよエール」
「ソダシ、そうじゃなくて元に戻すのに協力しないと。ケンイチさん本当にすみません。ノリヒロさんもユタカさんもいらっしゃいますか？……ケンイチさん？」
ガヤガヤと騒々しい嵐のただ中で、ケンイチは呆然と天井を仰ぐ。右手でメイケイエールの頭を撫でてやりながら思い返すのはいつか聞いたリツカの言葉だった。
──水着とかハロウィンとかクリスマスとか、よくあるんですよね。『もうちょっとだけ続くんじゃ』。
「続かんでええねんこんなもん！！」
A.D.2021 刻限交叉終点 阪神 時よ止まれ、貴方はあまりにも＿＿＿＿＿
「マイルチャンピオンシップ、アツかったな〜」
「あっ、お疲れ様です和田さん！」
「おおユウイチ！凄かったなダノンザキッド、馬群こじ開けてくるところシビれたで。」
「2着なのがすごく悔しいですけど……頑張ってくれました。」
「落馬して初めてのG1でこれはすごいで！ビビらずあの馬群の中に突っ込んでいけるのは＿＿＿＿」
「＿＿＿＿＿え？僕落馬してないですよ。」
「は……………？」
「………………。」
「………………。」
「いや、お前落馬して1年休養してたやないか」
「いやいや落ちてませんって、他の誰かと勘違いしてらっしゃらないですか？」
「いやいやいや勘違いしてへんて、お前こそ」
「いやいやいやいや確かにクロノジェネシスの有馬記念から中々G1の乗鞍がいただけなくて、結局次の乗鞍がこのマイルチャンピオンシップになってしまいましたけど……」
「いやいやいやいやいや確かに今年G1初騎乗はそうだけども」
〜♪〜♪〜♪
「……あっ安田先生からだ。……じゃあ僕はこれで、失礼します！」
「……お、おう。お疲れー……………。」
「………………………。」
〜〜〜〜
（ユウイチが落馬したんは2021年5月2日の阪神2Rのはずや、ユウイチが落馬の事実を認識してへんってことは……）
（……やっぱり、落馬事故自体が無くなってる。ってことは＿＿＿＿そうやな、クロノジェネシスが宝塚記念を北村ユウイチと勝ってる。）
（…………ユウイチが、クロノジェネシスを自分の手で勝たせたくて特異点を？）
（…………いや、あかんあかん、決めつけるには早すぎるな。次の凱旋門は＿＿＿＿＿＿＿、）
（ビンゴ。やっぱりユウイチや！でも……、7着？）
（………………。……ほんなら有馬記念は＿＿＿＿＿＿＿、）
（＿＿＿＿騎手はユウイチ、でも3着。第66回有馬記念の着順そのままや。）
（…………じゃあ、クロノジェネシスは北村ユウイチと日本馬初の凱旋門賞制覇も、前人未到のグランプリ4連覇も成し遂げた訳やない？）
「なら、どうして…………」
「……プボ。」
「＿＿＿＿ボンド。」
「……ぶるひひん、」
「…………せやな、調べててもわからんなら行かんとな。この特異点作ったんが誰なのか、どうして作ったんか、確かめに＿＿＿＿」
ギュウウウゥゥゥン…………
A.D.2021 刻限交叉終点 阪神 時よ止まれ、貴方はあまりにも＿＿＿＿＿
「わかってます、わかってるんです。これは私の自己満足に過ぎないことなんて。」
「でも私は……、もう一度だけでいいから貴方と＿＿＿＿＿＿」
幕間の物語 くすむ金色の刃に自らの姿は映らない
｢なんや……まだ呼ばれてへんやろ……。｣
２０１１年、未曾有の大震災の中に現れた三冠馬、オルフェーヴル。そしてその背に跨るは平成のグランプリ男と呼ばれて憧れのユタカを有馬とマイルチャンピオンシップで勝ち星を越えたケンイチだ。
｢やぁケンイチ君。ご気分は如何かな？｣
｢いきなり誰かの世界に連れてこられて良いわけないでしょ……それに貴方は誰ですか。｣
目の前には全身が意図的に認識できないようになっている…、どこかで聞いたか円卓の騎士に居たランスロットの宝具に自らの身分を隠す宝具があったのをふと思い出す。今の自分の立場を思うと妙に気分が悪い冗談だ…と思う。
｢さぁ？それはさして今問題は無い。強いて言うなら…正義ヅラした誰かさん…かな？｣
｢はぁ…。(胡散臭…)｣
｢さて、唐突に宣告させてもらうが今から私は君を否定する、君の辿った歴史を否定する。｣
｢はぁ！？……いきなり何処か連れてきたと思ったら……そんなこと言って何が正義ですか。｣
｢それは君の立場もそうだろう、目を閉じて着いてこい。｣
こう言われるとぐうの音も出ない、事実彼はその立場にある以上それを否定することになる。
目を閉じながら歩くと開けろと言われる、そしてそこには……ありもしない光景…
２０１１年０４月１７日
《中山競馬場・第１１Ｒ・皐月賞》があった。
｢ははははは……！なんですかコレ？悪い冗談にも程が有りますよね！？誰の入れ知恵です？｣
｢それは君もだろう？あった歴史を否定する立場も傍からしたら悪い冗談だ。｣
そして男が指を鳴らすと自分の愛馬……オルフェーヴルと似た様な姿が顕れる。しかしやはりこの馬にも認識の阻害がかかっており真名を看破することはできない。
｢こい、お前の矜恃が正しいのなら私に勝てるはずだ。気にするな、ここはユタカも誰も邪魔する事はできやしない場所だ。後はレース中でも会話には乗るさ。｣
男はそう告げるとありもしない大外１９枠に歩を進める。
｢何がしたいねん！ったく…。｣
いつの間にか傍には愛馬のオルフェーヴルが佇んでいる。芙蓉ステークス以来、そして年末の有馬記念まで走ることが史実ではなかった。
しかしここまで煽られて黙ってるほどこの三冠ジョッキーは我慢できる男ではなかった。史実通り６枠１２番のゲートに収まる。
ゲートが開く。そしてあの時と同じようにレースが進む。これに関しては好都合と思う反面、舞台装置としてでしかないことに苛立ちも隠せない。
｢俺が勝ったら何かしてくれるんですか？｣
｢私の正体でも教えるさ、こんなことを言ってくる男の面もレスラーのように暴いたらスッキリすると思うぞ？君こそ勝利を賭けるなら何をしてくれるんだね？｣
｢……考えさせてください。｣
そして４コーナーを回りあの時とは違う最後の直線に出る。
｢オルフェーヴル来る！オルフェーヴル来る！そして外から１頭！オルフェーヴルか！それとも────！｣
結果は……長い……いや一瞬にも感じる時間を経て同着が宣告された。
｢……強いっすね。まるで……オレみたいです。｣
｢みたい…か、そのものズバリ…いやちょっと違うけどもね。引き分けだ、お互いがお互いの言うことを聞くにでもするか？｣
｢……！｣
認識の阻害の雲が薄れる、そしてそこには……自分と……相棒の姿があった。
｢オレは…そう、あの年の皐月賞が中山であった世界のオレだ。｣
｢なんでこんなことをしようとしたんです？｣
｢もし…全ての三冠レースの開催地を元の場所、クラシックなら中山・東京・京都。牝馬なら阪神・東京・京都に全てする、お前らの歴史なんて知らんって言って今のお前の立場のように侵略宣言したらお前どう思うよ？いや言わなくてもわかる、オレだからな。きっとそんなこと認めない！って、きっとユーイチやコーヘイのように立ち上がるさ。｣
｢間違っちゃいませんよ…、オレならそう言います。ってどこまで知ってるんですか？｣
｢それは企業秘密って事にしとこうや、まぁ…オレからの願いはそうだな…特にない。｣
｢なんだよそれ…気持ちわりぃ…。｣
｢好きに言えや…。オレが言いたいことはわかったか？｣
｢分かるよ、そりゃオレだもの。｣
｢そうかい、まぁなんだ…ならいいや。｣
小さな特異点が消えゆく中最後に特異点のケンイチが告げる。
｢あ…やっぱあるわ１つ願い。｣
｢なんだよ。｣
｢あの円卓の正義を信じるな、特にユタカ。あれは妄執に囚われすぎてる。裏切れとは言わないさ、ここで感じた事に真っ直ぐに走れ。｣
｢傍から見ても…怖いからなぁ今のユタカさん。真っ直ぐに……そう出来たらなぁ…。｣
｢お前ならやれるやろ、オレだからわかるよ。これ渡しとくわ、自分を見失いかけた時に道標になってくれるはずや。｣
そんなことを言うと瓜二つの鞭を渡し…特異点のケンイチは光の中に消えていった。
〜〜〜
｢おーい、ケンイチ。寝てるんか？｣
｢あ、ユタカさん…。｣
｢なんやそんな怪訝な顔して、変なものでも食ったのか？それに鞭なんて握りしめて、まだお前の番やないやろ？｣
｢そ、そうッスね！……ちょっと失礼します…。｣
｢……？｣
｢あの鞭がある…夢…？それとも…。｣
妙に生々しい夢にも思えたがこの鞭が特異点の自分との出会いは真実だとも伝えてくる。
｢正義の場所かぁ…確かに…何が正しいんだろうな…。｣
それでもその男の目は確かに…この陣営…いやそれ以上に妄執に駆られるユタカへの不信と…彼らも｢未曾有の災禍の中に現れた三冠ジョッキー｣であるという歴史を自分に重ねていた─────
幕間の物語 くすむ金色の刃に自らの姿は映らない
Lostbelt No.5 人馬幻想界域 エクリプシス 闕如する伝説
「４つのロストベルトや間の事件を乗り越えて、リュージとプボは遂に５つ目のロストベルトにやってきたプボ。……リュージがちょっとずつお疲れになってきて心配プボ。プボが頑張るプボ！」
「タケユタカ……？失礼、どなたかな」
「──…………そんな、マサヨシ先生が知らんかったら、せやったら、ほんまにここは」
「うちの親父が事故で引退？ なに縁起でもないこと言っとるんや。確かに事故こそしたけど、ちゃんと復帰したやないか。競馬界の伝説やぞ……お陰でおれは苦労しとるけどな。……リュージお前、どうしたんや」
「あの人のことは俺が一番よう知っとるし、尊敬しとる！あの人がどんだけ努力しとって、競馬のために尽くしてきたか、あの人がどんだけ凄い人か！
ユタカさんがおらんのやったら俺はこの空想を切除したる！他が、どんなに素晴らしくても！」
「僕、リュージ先輩やケンイチ先輩が仰るそのユタカさんは存じ上げないですけど。でも、もしも本当に、今のこの日本よりももっと競馬をたくさんの人に見てもらえて、馬がもっと愛されている日本があるんだとしたら。それは夢のようで、とても美しいことだと、そう思います。だから行ってください。走ってください。ここではない日本競馬の、未来のために」
「兄貴。……兄貴ですか。馬のことを一緒にやれる、きょうだい。そうかぁ……それは……なんて言ったらええかな、凄く………………ええですね」
Lostbelt No.5 人馬幻想界域 エクリプシス 闕如する伝説
A.D.2014 愛馬騎手救済 愛しきお手馬から捧ぐ悔恨と祈り
ユーイチ「来週はエリザベス女王杯かぁ。確かリュージはウィンマイティーで出るんやったかな」
？？？「ユーイチ、久しぶりね！」
ユーイチ「は…？キング！？その姿は一体」
キング(ウマ娘？)「何？折角一流の私が会いに来たのよ。もっと喜びなさい。今頃、他のみんなも現役時代お世話なった騎手の方々のところに行っているんじゃないかしら」
ユーイチ「！！！」
コントレイル「ユーイチ大変や！」
ユーイチ「コントレイル！？ん、その娘は……？」
コントレイル(ウマ娘)「どないやら、競走馬がウマ娘となって転生する特異点が発生しとるみたいや」
コントレイル「しかも、この通り生存しとる子はウマ娘っていっぺんに存在やるこってになるみたいや。自分が二人いるみたいでややこしくてしゃーないわ」
ユーイチ「今はお盆やへんのやけど！？」
ギュウウウゥゥゥン…………
A.D.2022 愛馬娘成邂逅 愛しきお手馬から貴方へ
「ヒロキ……ごめんなさい。私のせいで……！」
「でも、これ(聖杯)があれば貴方を救える。もう二度と貴方を落とさない。……その命を落とさせたりはしないわ」
A.D.2014 愛馬騎手救済 愛しきお手馬から捧ぐ悔恨と祈り
A.D.2022 砂塵烈風打音土 押忍！ごっつあんです！！
リュージ「魁！男塾と中京競馬場がコラボするやなんて……最近JRAはいろんなもんと節操なしにコラボしよんなぁ。てか今の若い子ら分からへんのとちゃうか、魁！男塾やなんて……」
リュージ「にしてもえっと？せ、せんあむひおんあたまはい？って、なんて読むんやこれ？」
？？？？？「和田殿、それは千阿無比恩頭杯（ちゃんぴおんずかっぷ）と読むのだ」ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ
リュージ「え？チャンピオンズカップ？って、あのチャンピオンズカップかーーーってえ？」
？？？？？「千阿無比恩頭杯とは、かつて古代のある国で己が武威を示すために秘密裏に行われていた馬芸の饗宴が由来である。それに優勝した暁には……」ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ
リュージ「待て待て待て！ちょっと待て！」
？？？？？「どうなされた和田殿？」
リュージ「どうなされたもなにも……お、お前、リュウセイなのか？一体どうしたんやその恰好？昭和の番長みたいな学ラン着て……それにいつもの足音はどうし」
リュウセイ？「拙者ずっとこの恰好でござったろう？妙なことを申されるな」
リュージ「ずっと？いやいやそんなわけないやん、昨日までお前は普通の爽やかイケメンやったのに、なんでそんな劇画調の顔に変な口調なんかして、まるで男塾のようなーーー！？」
リュウセイ「男塾のような？和田殿、一体どうしたというのだ？ここがまさに男塾。滋英亜琉衛分校律塔ではござらぬか」
リュージ「いやそこは普通に栗東でええんちゃうかな……ボンド！」
プボ「賦菩！！」
リュージ「ってお前まで染まってるやん！？」
ギュウウウゥゥゥン…………
A.D.2022 砂塵烈風打音土 押忍！ごっつあんです！！
リュージメンタル大丈夫そうですかね…
・本家の二部六章クリア済みマスターだけど、ざっくり言うと二部は異聞帯を滅ぼして回ってるわけだから、マジでもうめちゃくちゃしんどい
KGOロストベルト編が始まったら正直リュージが心配です！プボくん癒しは任せた
・マシュ江がマシュポジである意味がここに来て生えてきたな…
ぐだぐだハロウィン2022 超乙女一大事 〜エピローグ〜
過去スレに登場したハロウィン特異点(カルデアコラボ)のエピローグ部分。ハヤト＆ソダシと手を組み、そして対決する特異点を修正したケンイチ…と、何故か白毛になったエール。犯人(推定)はエールちゃんに愛されアイドル要素を全部盛りしようとしたオーナーである。エピローグがエピローグしてないのはご愛敬。もうちょっとだけ続くんじゃ。ぐだぐだハロウィン2022 超乙女一大事
〜エピローグ〜
『素敵なお菓子をありがとう！ハッピーハロウィン！』
「夕方からのパーティーでまた会いましょうねケンイチさん！ユタカさんもノリヒロさんも！ハッピーハロウィン！」
ナーサリー、ジャック、サンタリリィの子どもらしく元気の良いお礼に続いて、メイケイエールがにこやかに笑う。
ハッピーハロウィン、と返されたお祝いに笑って次の目的地に向かっていく３人と１人(正確には１頭)の腕には可愛らしく飾りつけられた編み籠が提げられている。今しがたケンイチたちが贈ったお菓子もきれいに収まっていた。
次はどこにいきましょう、ときゃいきゃい話す女の子たちの後ろ姿は微笑ましいの一言に尽きるもので、ノリヒロが「かわいいねぇ」と溢す。
「そうですね。……ほんま、無事に特異点解決して良かったですわ。おふたりも、ありがとうございます」
エライお世話なりました、とケンイチが頭を下げる。ユタカとノリヒロはちらと目線を合わせた。
「最初に言ったけど、構わないよ本当に。馬が幸せでいてくれるのは大事なことだから」
「お前も途中から随分やる気になっとったしな」
「……ありがとうございます」
顔を上げたケンイチが、そのままメイケイエール達が消えていった廊下の方に視線を移した。鹿毛の牝馬──今は清楚なお嬢様然とした人間の女性の姿になっているが──の背を探す眼差しに、ユタカがやれやれと苦笑いする。
「まだ引っ掛かっとるんやな？」
「えッ」
慌てて振り向いたケンイチを、２人の大先輩がじっと見ている。
少し躊躇ったのち、ケンイチは頭を掻きながら口を開いた。
エール、ホンマは落ち込んどるんです。
そう告白するケンイチの声もまた沈んでいた。
「はしゃいどったからな、レイシフト先でソダシと会ってから」
「幼馴染で大の仲良しやったって聞いてます。俺らみたいに召喚されてへんから、こうなってから会うんは初めてで。楽しそうで……楽しそうで」
適性ありとして解決メンバーに選ばれたケンイチとエールがあのおかしな特異点で最初に出会ったのがハヤトとソダシだった。
思いがけぬところで幼馴染みと共に駆けることになったエールはいたく嬉しそうで、彼女ほど分かりやすくはないもののソダシも機嫌良さげに見えた。時に鞍上を振り回し、時に宥められながら、牝馬たちは絶好調に特異点を突き進み───そして、対峙した。
カルデアのマスターであるリツカに聞けば、ままあることなのだという。レイシフト先で出会った協力者こそが特異点の主だったとかとかいうことは。
戸惑うエールを励ましながら、ケンイチは先輩達の力を借りて特異点を解決した。
向こうで召喚された存在であるハヤトとソダシとは、聖杯を返してもらってそれきりだ。
カルデアにいる自分たちの状況こそが特異なのだとエールも分かっている。元の日本に帰れば、そこにはちゃんと仲良しの幼馴染でライバルがいる。
分かっていても、それでも、やっぱり──寂しいのだろう。カルデアに幾人かいる白髪を見つめるエールの瞳に、ケンイチは気づいてしまっていた。
可愛いお手馬のことだ。助けになってあげたい。身体も精神も健やかに走らせてあげたい。
「……やけど、どう言ってあげたもんかなと……思ってたんですけど…………いや、俺が迷っとったらダメですね」
ぽつぽつと胸のうちを明かしていたケンイチが、ふと強い調子で言い切る。言葉にしているうちにやりたいことが固まったのかもしれない。
「変な話してすみません、俺やっぱりエールと話してきます」
「ええんちゃう？」
「いってらっしゃい」
頭を下げて走り去っていく後輩の背中を、ユタカとノリヒロはのんびりと見送る。
「入れ込むんはあいつのええとこやな。さて、こっちはどうしましょうか」
「パーティーは夕方だけど、軽食は早めに並べるってエミヤくんが言ってたね」
これもあるらしいよ、とノリヒロが親指と人差し指で輪を作って傾ける仕草をする。ユタカは一もニもなく乗っかった。
食堂への道すがら、後輩のために一肌脱いだ後のベテラン２人は他愛もない雑談を交わす。
「なんやったかな、リュージが余興の支度するとかなんとか言っとって」
「ああ、それでユーイチ君ひきずられてたんだ。栗東だなぁ」
────……………ーーん！…………さーーーーん！！！！
「……何か聞こえるね？」
「聞こえますね」
立ち止まった２人の耳に、今度はハッキリと音が届く。
────ケンイチさん！ケンイチさーーーーーん！どこですか〜〜〜〜！！
間違いなくメイケイエールの声だ。ついでに物凄い勢いの足音だった。恐らく彼女はいまカルデアの廊下を全力疾走している。あの、馬のスピードで、走っている。
顔を見合わせた２人が廊下の両サイドに分かれるのと、超速で突進する物体が間に割り込んでくるのがほぼ同時だった。
「ユタカさん！ノリヒロさん！ケンイチさん知りませんか！！」
「あっち行ったで」
ありがとうございます！ケンイチさーーーーーーーーん！」
暴走機関車が去っていく。
ユタカが指差した方へ見る間に消えていった背中を思い返しながら、ノリヒロが呟いた。
「──白かったね」
「一難去って、やなぁ」
「うーん、おらんなぁ。メイケイエール〜〜〜〜、どこや〜〜〜〜！」
────…………………ーーん！……イチさーーーーん！
「エールや！あっt」
「ケンイチさん！！どうしましょう！！！！！！」
「ｸﾞﾌｯ」
トップスピードで突っ込んできた人影が大音量で泣いている。半ば吹っ飛びかけながら気合いと根性と意地でお手馬を受け止めたケンイチの喉からは、堪えきれなかった呻きが漏れた。
「どうしましょう、どうしましょう！」
「いや何のことか分からへんしエールまずは落ちついて……おちつ…………おち、つい、て……」
ヒンヒン鳴くメイケイエールを宥めるために彼女の頭を撫でようと手をやって、ケンイチは硬直する。
下りてこない手に焦れたのか首を伸ばして頭を押しつけながら、メイケイエールが叫んだ。
「わたし白毛になっちゃいました！！」
「なんでやーーーーーーーーーーーーッ！！！！」
「──ああっ！良かった、ここにいたんですねケンイチさん！」
「ハヤト！？」
「私もいるわよ」
「当たり前のように馬のまま喋りよる！」
「ほんとすみません！もっかいお世話になっても良いですか！」
「ハァ！！？」
「ケンイチさん、わたし戻りますか？戻れますか？」
「あら似合ってるわよエール」
「ソダシ、そうじゃなくて元に戻すのに協力しないと。ケンイチさん本当にすみません。ノリヒロさんもユタカさんもいらっしゃいますか？……ケンイチさん？」
ガヤガヤと騒々しい嵐のただ中で、ケンイチは呆然と天井を仰ぐ。右手でメイケイエールの頭を撫でてやりながら思い返すのはいつか聞いたリツカの言葉だった。
──水着とかハロウィンとかクリスマスとか、よくあるんですよね。『もうちょっとだけ続くんじゃ』。
「続かんでええねんこんなもん！！」
A.D.2021 刻限交叉終点 阪神 時よ止まれ、貴方はあまりにも＿＿＿＿＿
いい夫婦の日、すなわちいい北クロの日にふさわしい特異点。ユーイチ(北)の落馬事故がなかった特異点…なのだが、レースの着順は乗り替わった史実と変わらない。「一緒に駆け抜けたかった」という彼女の願いはささやかなものだが、特異点である以上放っておくわけにもいかない。悲しい。2022年
「マイルチャンピオンシップ、アツかったな〜」
「あっ、お疲れ様です和田さん！」
「おおユウイチ！凄かったなダノンザキッド、馬群こじ開けてくるところシビれたで。」
「2着なのがすごく悔しいですけど……頑張ってくれました。」
「落馬して初めてのG1でこれはすごいで！ビビらずあの馬群の中に突っ込んでいけるのは＿＿＿＿」
「＿＿＿＿＿え？僕落馬してないですよ。」
「は……………？」
「………………。」
「………………。」
「いや、お前落馬して1年休養してたやないか」
「いやいや落ちてませんって、他の誰かと勘違いしてらっしゃらないですか？」
「いやいやいや勘違いしてへんて、お前こそ」
「いやいやいやいや確かにクロノジェネシスの有馬記念から中々G1の乗鞍がいただけなくて、結局次の乗鞍がこのマイルチャンピオンシップになってしまいましたけど……」
「いやいやいやいやいや確かに今年G1初騎乗はそうだけども」
〜♪〜♪〜♪
「……あっ安田先生からだ。……じゃあ僕はこれで、失礼します！」
「……お、おう。お疲れー……………。」
「………………………。」
〜〜〜〜
（ユウイチが落馬したんは2021年5月2日の阪神2Rのはずや、ユウイチが落馬の事実を認識してへんってことは……）
（……やっぱり、落馬事故自体が無くなってる。ってことは＿＿＿＿そうやな、クロノジェネシスが宝塚記念を北村ユウイチと勝ってる。）
（…………ユウイチが、クロノジェネシスを自分の手で勝たせたくて特異点を？）
（…………いや、あかんあかん、決めつけるには早すぎるな。次の凱旋門は＿＿＿＿＿＿＿、）
（ビンゴ。やっぱりユウイチや！でも……、7着？）
（………………。……ほんなら有馬記念は＿＿＿＿＿＿＿、）
（＿＿＿＿騎手はユウイチ、でも3着。第66回有馬記念の着順そのままや。）
（…………じゃあ、クロノジェネシスは北村ユウイチと日本馬初の凱旋門賞制覇も、前人未到のグランプリ4連覇も成し遂げた訳やない？）
「なら、どうして…………」
「……プボ。」
「＿＿＿＿ボンド。」
「……ぶるひひん、」
「…………せやな、調べててもわからんなら行かんとな。この特異点作ったんが誰なのか、どうして作ったんか、確かめに＿＿＿＿」
ギュウウウゥゥゥン…………
A.D.2021 刻限交叉終点 阪神 時よ止まれ、貴方はあまりにも＿＿＿＿＿
「わかってます、わかってるんです。これは私の自己満足に過ぎないことなんて。」
「でも私は……、もう一度だけでいいから貴方と＿＿＿＿＿＿」
幕間の物語 くすむ金色の刃に自らの姿は映らない
VS三冠馬の幕間。夢の中、謎の微小特異点に引き込まれたケンイチが対峙したのは「2011年に中山で皐月賞を勝った世界」のケンイチ。自分自身からの極めて単純な問いかけに逡巡する彼は何を選ぶのか。託された1本の鞭が、今は眠りし聖剣が、振りかざされる時は来るのだろうか――何処からか歓声が聞こえる、あぁ……懐かしい……心地よい……いや違う……何か違うのだ、違和感の中でケンイチは目を覚ます。
｢なんや……まだ呼ばれてへんやろ……。｣
２０１１年、未曾有の大震災の中に現れた三冠馬、オルフェーヴル。そしてその背に跨るは平成のグランプリ男と呼ばれて憧れのユタカを有馬とマイルチャンピオンシップで勝ち星を越えたケンイチだ。
｢やぁケンイチ君。ご気分は如何かな？｣
｢いきなり誰かの世界に連れてこられて良いわけないでしょ……それに貴方は誰ですか。｣
目の前には全身が意図的に認識できないようになっている…、どこかで聞いたか円卓の騎士に居たランスロットの宝具に自らの身分を隠す宝具があったのをふと思い出す。今の自分の立場を思うと妙に気分が悪い冗談だ…と思う。
｢さぁ？それはさして今問題は無い。強いて言うなら…正義ヅラした誰かさん…かな？｣
｢はぁ…。(胡散臭…)｣
｢さて、唐突に宣告させてもらうが今から私は君を否定する、君の辿った歴史を否定する。｣
｢はぁ！？……いきなり何処か連れてきたと思ったら……そんなこと言って何が正義ですか。｣
｢それは君の立場もそうだろう、目を閉じて着いてこい。｣
こう言われるとぐうの音も出ない、事実彼はその立場にある以上それを否定することになる。
目を閉じながら歩くと開けろと言われる、そしてそこには……ありもしない光景…
２０１１年０４月１７日
《中山競馬場・第１１Ｒ・皐月賞》があった。
｢ははははは……！なんですかコレ？悪い冗談にも程が有りますよね！？誰の入れ知恵です？｣
｢それは君もだろう？あった歴史を否定する立場も傍からしたら悪い冗談だ。｣
そして男が指を鳴らすと自分の愛馬……オルフェーヴルと似た様な姿が顕れる。しかしやはりこの馬にも認識の阻害がかかっており真名を看破することはできない。
｢こい、お前の矜恃が正しいのなら私に勝てるはずだ。気にするな、ここはユタカも誰も邪魔する事はできやしない場所だ。後はレース中でも会話には乗るさ。｣
男はそう告げるとありもしない大外１９枠に歩を進める。
｢何がしたいねん！ったく…。｣
いつの間にか傍には愛馬のオルフェーヴルが佇んでいる。芙蓉ステークス以来、そして年末の有馬記念まで走ることが史実ではなかった。
しかしここまで煽られて黙ってるほどこの三冠ジョッキーは我慢できる男ではなかった。史実通り６枠１２番のゲートに収まる。
ゲートが開く。そしてあの時と同じようにレースが進む。これに関しては好都合と思う反面、舞台装置としてでしかないことに苛立ちも隠せない。
｢俺が勝ったら何かしてくれるんですか？｣
｢私の正体でも教えるさ、こんなことを言ってくる男の面もレスラーのように暴いたらスッキリすると思うぞ？君こそ勝利を賭けるなら何をしてくれるんだね？｣
｢……考えさせてください。｣
そして４コーナーを回りあの時とは違う最後の直線に出る。
｢オルフェーヴル来る！オルフェーヴル来る！そして外から１頭！オルフェーヴルか！それとも────！｣
結果は……長い……いや一瞬にも感じる時間を経て同着が宣告された。
｢……強いっすね。まるで……オレみたいです。｣
｢みたい…か、そのものズバリ…いやちょっと違うけどもね。引き分けだ、お互いがお互いの言うことを聞くにでもするか？｣
｢……！｣
認識の阻害の雲が薄れる、そしてそこには……自分と……相棒の姿があった。
｢オレは…そう、あの年の皐月賞が中山であった世界のオレだ。｣
｢なんでこんなことをしようとしたんです？｣
｢もし…全ての三冠レースの開催地を元の場所、クラシックなら中山・東京・京都。牝馬なら阪神・東京・京都に全てする、お前らの歴史なんて知らんって言って今のお前の立場のように侵略宣言したらお前どう思うよ？いや言わなくてもわかる、オレだからな。きっとそんなこと認めない！って、きっとユーイチやコーヘイのように立ち上がるさ。｣
｢間違っちゃいませんよ…、オレならそう言います。ってどこまで知ってるんですか？｣
｢それは企業秘密って事にしとこうや、まぁ…オレからの願いはそうだな…特にない。｣
｢なんだよそれ…気持ちわりぃ…。｣
｢好きに言えや…。オレが言いたいことはわかったか？｣
｢分かるよ、そりゃオレだもの。｣
｢そうかい、まぁなんだ…ならいいや。｣
小さな特異点が消えゆく中最後に特異点のケンイチが告げる。
｢あ…やっぱあるわ１つ願い。｣
｢なんだよ。｣
｢あの円卓の正義を信じるな、特にユタカ。あれは妄執に囚われすぎてる。裏切れとは言わないさ、ここで感じた事に真っ直ぐに走れ。｣
｢傍から見ても…怖いからなぁ今のユタカさん。真っ直ぐに……そう出来たらなぁ…。｣
｢お前ならやれるやろ、オレだからわかるよ。これ渡しとくわ、自分を見失いかけた時に道標になってくれるはずや。｣
そんなことを言うと瓜二つの鞭を渡し…特異点のケンイチは光の中に消えていった。
〜〜〜
｢おーい、ケンイチ。寝てるんか？｣
｢あ、ユタカさん…。｣
｢なんやそんな怪訝な顔して、変なものでも食ったのか？それに鞭なんて握りしめて、まだお前の番やないやろ？｣
｢そ、そうッスね！……ちょっと失礼します…。｣
｢……？｣
｢あの鞭がある…夢…？それとも…。｣
妙に生々しい夢にも思えたがこの鞭が特異点の自分との出会いは真実だとも伝えてくる。
｢正義の場所かぁ…確かに…何が正しいんだろうな…。｣
それでもその男の目は確かに…この陣営…いやそれ以上に妄執に駆られるユタカへの不信と…彼らも｢未曾有の災禍の中に現れた三冠ジョッキー｣であるという歴史を自分に重ねていた─────
幕間の物語 くすむ金色の刃に自らの姿は映らない
Lostbelt No.5 人馬幻想界域 エクリプシス 闕如する伝説
上の「武ユタカがいない異聞帯」がタイトルとハイライトを得ました。なんかこう、こうして文章として見ると心がしんどいですね。とても深刻。VS三冠馬終わって異聞帯4つ消化したら書きたいですね(ゴールが…遠い…！！)
「４つのロストベルトや間の事件を乗り越えて、リュージとプボは遂に５つ目のロストベルトにやってきたプボ。……リュージがちょっとずつお疲れになってきて心配プボ。プボが頑張るプボ！」
「タケユタカ……？失礼、どなたかな」
「──…………そんな、マサヨシ先生が知らんかったら、せやったら、ほんまにここは」
「うちの親父が事故で引退？ なに縁起でもないこと言っとるんや。確かに事故こそしたけど、ちゃんと復帰したやないか。競馬界の伝説やぞ……お陰でおれは苦労しとるけどな。……リュージお前、どうしたんや」
「あの人のことは俺が一番よう知っとるし、尊敬しとる！あの人がどんだけ努力しとって、競馬のために尽くしてきたか、あの人がどんだけ凄い人か！
ユタカさんがおらんのやったら俺はこの空想を切除したる！他が、どんなに素晴らしくても！」
「僕、リュージ先輩やケンイチ先輩が仰るそのユタカさんは存じ上げないですけど。でも、もしも本当に、今のこの日本よりももっと競馬をたくさんの人に見てもらえて、馬がもっと愛されている日本があるんだとしたら。それは夢のようで、とても美しいことだと、そう思います。だから行ってください。走ってください。ここではない日本競馬の、未来のために」
「兄貴。……兄貴ですか。馬のことを一緒にやれる、きょうだい。そうかぁ……それは……なんて言ったらええかな、凄く………………ええですね」
Lostbelt No.5 人馬幻想界域 エクリプシス 闕如する伝説
A.D.2014 愛馬騎手救済 愛しきお手馬から捧ぐ悔恨と祈り
お手馬がウマ娘の姿になって(モデル馬存命の場合は馬とは別の独立した存在として)騎手のもとに帰省する。この特異点を作り出したのは帰省する先を失ったシゲルスダチ。ヒロキ生存ルートを作るべく、自らの死からヒロキの死までの3か月間をループし続けている。スダチちゃんの生前から始めさせてくれない聖杯くんはさぁ…2022年11月
ユーイチ「来週はエリザベス女王杯かぁ。確かリュージはウィンマイティーで出るんやったかな」
？？？「ユーイチ、久しぶりね！」
ユーイチ「は…？キング！？その姿は一体」
キング(ウマ娘？)「何？折角一流の私が会いに来たのよ。もっと喜びなさい。今頃、他のみんなも現役時代お世話なった騎手の方々のところに行っているんじゃないかしら」
ユーイチ「！！！」
コントレイル「ユーイチ大変や！」
ユーイチ「コントレイル！？ん、その娘は……？」
コントレイル(ウマ娘)「どないやら、競走馬がウマ娘となって転生する特異点が発生しとるみたいや」
コントレイル「しかも、この通り生存しとる子はウマ娘っていっぺんに存在やるこってになるみたいや。自分が二人いるみたいでややこしくてしゃーないわ」
ユーイチ「今はお盆やへんのやけど！？」
ギュウウウゥゥゥン…………
A.D.2022 愛馬娘成邂逅 愛しきお手馬から貴方へ
「ヒロキ……ごめんなさい。私のせいで……！」
「でも、これ(聖杯)があれば貴方を救える。もう二度と貴方を落とさない。……その命を落とさせたりはしないわ」
A.D.2014 愛馬騎手救済 愛しきお手馬から捧ぐ悔恨と祈り
A.D.2022 砂塵烈風打音土 押忍！ごっつあんです！！
上記の魁！男塾×中京競馬場コラボの影響が騎手にまで及んだ特異点。もれなくカタカナ語を当て字で話し、作画は劇画調と化し、オノマトペは神妙に「ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ」になる。知っているのか雷で…リュウセイ。2022年
リュージ「魁！男塾と中京競馬場がコラボするやなんて……最近JRAはいろんなもんと節操なしにコラボしよんなぁ。てか今の若い子ら分からへんのとちゃうか、魁！男塾やなんて……」
リュージ「にしてもえっと？せ、せんあむひおんあたまはい？って、なんて読むんやこれ？」
？？？？？「和田殿、それは千阿無比恩頭杯（ちゃんぴおんずかっぷ）と読むのだ」ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ
リュージ「え？チャンピオンズカップ？って、あのチャンピオンズカップかーーーってえ？」
？？？？？「千阿無比恩頭杯とは、かつて古代のある国で己が武威を示すために秘密裏に行われていた馬芸の饗宴が由来である。それに優勝した暁には……」ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ
リュージ「待て待て待て！ちょっと待て！」
？？？？？「どうなされた和田殿？」
リュージ「どうなされたもなにも……お、お前、リュウセイなのか？一体どうしたんやその恰好？昭和の番長みたいな学ラン着て……それにいつもの足音はどうし」
リュウセイ？「拙者ずっとこの恰好でござったろう？妙なことを申されるな」
リュージ「ずっと？いやいやそんなわけないやん、昨日までお前は普通の爽やかイケメンやったのに、なんでそんな劇画調の顔に変な口調なんかして、まるで男塾のようなーーー！？」
リュウセイ「男塾のような？和田殿、一体どうしたというのだ？ここがまさに男塾。滋英亜琉衛分校律塔ではござらぬか」
リュージ「いやそこは普通に栗東でええんちゃうかな……ボンド！」
プボ「賦菩！！」
リュージ「ってお前まで染まってるやん！？」
ギュウウウゥゥゥン…………
A.D.2022 砂塵烈風打音土 押忍！ごっつあんです！！
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