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最終更新： shio_2897 shio_2897 2023年05月24日(水) 16:03:07履歴

幻覚特異点



その他幻覚

『ジーニアス後継者は一体誰なのか？』
西のミライと東のアキラが主人公のふたりはマイネルの後番組が誕生。妖精さん枠は2人に分裂したヤスナリ、なぜか妖精化した先輩ヒーローつむつむ&ベータナ。

・ジーニアスの後継は？みたいな過去スレで「西のミライと東のアキラでふたりはリンダリンダする」ってレスを見て「ふたりはマイネルの後継番組かな？」と思っちまったのは俺なんだ…ここにその概念だけ置いていくぜ…
・マイネルでいうユウジ枠がアキラでダイチ枠がミライかな…
・誰だセイキにふたりはマイネルの事を教えたの！？……え？セイキだったら自分で観測してインスピレーションを基に特異点作るって…？

…………そうだね(納得)
・リュージあたりが「岩田さんなら何か事情知っとるはず！」と踏んでヤスナリを探すも、2頭身になって「俺もよう分からんねん…」って困惑してるヤスナリがいるんだよね…
ちなみに妖精ヤスナリは美浦と栗東に1人ずついる
・多分この特異点つむつむとベータナも妖精つむつむと妖精ベータナになっていてダイチは頭抱えてるんだろうなぁ……
そんで「津村がこうなったと言う事は俺たちがまたマイネルに変身して特異点を修正する必要が有るって事ですね、変身しましょうダイチさん」って大真面目に言うユウジ(慣れたので生来のボケ属性が表に出てきてる)も見える…

『前スレで出た日本競馬25年圧縮特異点の続き』
ユーガが中学生に。突如現れた謎の男(ユーイチ)を警戒し、ユーイチは自分を好いてくれている後輩に不審者扱いされたショックで気絶してしまった。

・リュージ「美浦は幼稚園状態か……がんばれダイチ……。こっちは、ユーガが中学生くらいになっとんねやろ？大丈夫か？」
ユーイチ「まあ俺のこと大好きなのは変わらへんやろ！ユーガ〜迎えきたd」
ユーガ・リリィ「………………誰？」
ユーイチ「」
リリィ「…………(この世全てに不満はないが明らかに不審者を見る目で警戒している」
リョウタ「すみませ〜ん連絡もらってきたんですけど〜……うわっ本当に小さくなってる？！」
リリィ「リョウタのお父さん！あん、ここ栗東やなあ？なんで僕、こけーおると？夏休みじゃなかけん、みー兄ちゃんちに泊まっとーわけじゃなかなあ？」
リョウタ「先輩なのに年下になってるとか調子狂うなぁ。あ、えーっと、慌てんでよかよ。親父さんと今日こっち一緒にきたとたい。明日には帰るっけん、心配せんでん大丈夫。な？」
リリィ「そう……かえりたかね……ｼｮﾎﾞﾝ」
ユーイチ「」
リュージ「おいユーイチ、ユーイチしっかりせえ！……あかん、死んでる……」

前スレで出たユーガ・リリィ概念
方言は変換サイトから持ってきたので、違うとこあるかもしれない……
・あらかわいい…リョウタがあぶなくないよーみんな良い人だよーって言い聞かせても「こがん知らん人らさぃついてってもし何ぞ事故のあってまわりさぃ迷惑かくるぎ、おいの親父さぃ合わす顔のなかばん！」とかってかたくなに警戒してたりして
そんで戻ったときにしばらく恥ずかしくてユーイチとかから逃げ回ってても面白いかもしれないなとか思いました、まる
・ユーガ「いっそ殺してください！！！！！！！！！！！！！！！」
ユーイチ「お前進路妨害されたとき以外でも、そんなでかい声出るんやな〜ﾆｺﾆｺ」
リョウタ「あー、程々にしてやってくださいね？」
リュージ「いじめすぎたせいで、特異点作って引きこもられても知らんぞ」
ユーガ「…………ﾋﾟｸｯ」
リュージ「フリちゃうて、おい、ユーガ」
・幼稚園状態の美浦……またダイチがワンオペ育児(保育？)してる…？
いや、流石に今回はケイタ・戸崎・アトラシアも手伝ってくれるよね…？

『A.D.2023　如月無限跳躍　終わらない二月、終わらせない二月の修正に向かう結界師』
かっこいい台詞でリュージを説得する結界師…かと思いきや「だってユーイチの管理馬に乗りたいもん」という本音を明かしてきた。いい話になると思ったのに！密かにユーイチの後釜を狙っていることも発覚した。

結界師「いつか必ず誰にでも、舞台から降りる日が来る。どのような形であっても、や」
結界師「それが俺であっても、お前であっても、いつかは必ず訪れる。たとえ永遠を閉じ込めて繰り返すことが出来たとしても、それは時の流れを、歴史の流れさえも歪めてしまう。……願う気持ちは分からんでもない。だが、ユーイチが決めた未来すらも奪う権利が誰にある？あいつが調教師になると決めたのも、そのために試験を受けたのも、そして騎手を辞めることを選んだのも、全部あいつなんや。他の誰でもない、あいつなんや」
結界師「あいつは、俺たちが見送った人たちと変わらない。その中の一人にすぎない。そうやろ？」
結界師「だからこそ俺は、この特異点を修正する」
リュージ「ユタカさん」
結界師「それに」
リュージ「それに？」
結界師「あいつの管理した馬に乗れるもんなら乗ってみたいで？あいつは嫌かもしらんけど」
リュージ「いい話になりそうだったのに！！」
結界師「やってあいつの調教した馬に乗ってみたいやん。ほんで、『お前ちゃんと俺に指示してな？やないと俺お前と逆の乗り方してまうで』って言いたい」
リュージ「いい話に！なりそう！だったに！！！」

『㊗️コンちゃんJr.誕生！』
おめでとうコンちゃん！すくすく育ってほしいね。お父さんと違って足長という噂は本当なのだろうか。しかし調教師直々にコンちゃんは足長だという情報も飛び出し、真相は闇の中。

・祝・コンちゃんJr誕生！
おめでとう！かわいいね！

・可愛いな……
いや本当に可愛いな……
・かわいい！とねっこかわいい！
それはそれとしてネトケの速報文に「脚長い」みたいな単語見つけてダメだった

『分裂しろユーイチぃ！』
騎手、調教師、競馬学校教官、福永先生、パパに分裂すればハッピーハッピーでは？しかし全員がパパを兼任したがるので大変そう。

・騎手ユーイチ
調教師ユーイチ
競馬学校教師ユーイチ
教えて福永先生の４人に分裂しないかな
あとパパユーイチ
・分裂した四人全員がパパユーイチを兼任しようとして熾烈な争いになりそう
・4人のユーイチとコンちゃんが我が子可愛い！パパばんざい！で父性爆発させて特異点一丁上がり！
なお子持ちはもれなく親心が爆発するので、独身もしくは現役馬のみレイシフト可能

『週刊Gallopにてタケシのロングインタビュー掲載』
ユーガには色々聞きに行ってるけどそれはそれとして怖いらしい。

・タケシのロングインタビュー載ってたGallopを読んだ。
タケシもいつかは海外に行ってレースに乗りたいって言ってたのを見て、若手がどんどん海外へ出て、海外を経験することは良い、みたいな話を前にユースケとルメールの対談で読んだ。
リュウセイみたいに海外での経験から今の活躍につながってる騎手もいるから、タケシも海外へと羽ばたいて欲しいなって思った。
そのインタビューの中で、ユーガにも乗り方とかのことを聞きに行ったりしてるらしい。
でもちょっと怖いらしい、って言っててちょっと笑ってしまった。ユーガ、スマイルスマイル。

『ネトケのミルコのコラム』
年明け早々色んな不幸があったミルコを励ます結界師。KGOだとこんなんだけど優しいね。

・ミルコのコラム読んでたら、結界師の優しい言葉で元気もらったって話が出てきて、
結界師優しいなぁ、なんて思ったりした（小並感）
落馬からスタートした2023年 落ち込むミルコ騎手を救った武豊騎手の優しい言葉「ミルコ、大丈夫…」

『リュウセイ、インスタストーリーで質問箱を開催』
突如公開されたカヤタの好きなポイントにより村は業火に包まれた。お互い相方の変わった部分が好きでバランス取れてるね(混乱)。リュウセイとアキラ、タケシが仲がいいという新情報も公開された。

・リュウセイ気まぐれにオタク爆撃するのやめよう？
なんでカヤタのアゴすきなの？
人間の恋人って聞かれるのなんなの？
競馬より怖いものはないってまんじゅうこわいと同じでいいの？
カヤタもカヤタで質問箱でコラボやろ♡じゃねえですよ？！！
あとアキラと旧知の仲なの知らなかった……特異点SSでの互いの呼称変えなきゃ……
・タケシと仲良しの写真もよかった。
こういうので普段は見えない関係性がみれるのは楽しい。
ところで安定のカヤタくんよ……。

『シゲピンちゃん、セールに出る』
ものすごい金額で買われていったシゲピンちゃん。無事にお母さんになってほしいね。

・シゲピン（姉）ちゃん、良かった……。
落札者の人は中国競馬に縁の深い人で、もしかしたらアイルランドか豪州へ行くかも、って話を別スレでみかけて。もしそうだったら寂しい気持ちもあるけど、それでもちゃんと行く先が決まってくれてよかった。
なお金額。
しかし一勝馬とはいえ、G1級で戦い抜いた彼女だから、当然と言えば当然の金額とも言える。
今週のシルクロードSにはシゲピン（妹）ちゃんも出走するし、この姉妹を応援してた自分にとっては朗報でした。

・シゲルのおじいちゃんも、いいご縁に喜んでおられるといいなぁ
(オーストラリアの字面が目に入った時「真冬になんで水着特異点かって？ﾌｯ……決まってるじゃない、私のいる南半球オーストラリアが夏真っ盛りだからよ！！ﾊﾞﾊﾞｰﾝ!!」とか思った私を殴ってください💎ちゃんの水着鯖ください)

『レース後路地裏同盟、漫才に挑戦』
出来に満足のリュウセイ、M-1行けると豪語するキワム、信じられないものを見た顔のナナコ。全てのツッコミは彼女に託された。
ダイチがナナコの後ろで生暖かい目を向けていたりしないかい？

ﾃｯﾃﾚｰ

ﾊﾟﾁﾝ

「「「レース後☆路地裏同盟！」」」

ナナコ「はい、というわけで私達32期生3人でやってるわけなんですけどね」

キワム「所詮僕らはJRAの傀儡よ…ﾌｯ」

ナナコ「言い方ぁ！…さて、セイナちゃんも震える今日この頃、人肌恋しくなりません？我々はまだ結婚してませんが…」

キワム「ナナコは去年文春砲食らってたけどな」

ナナコ「おいやめろぉ！？リュウセイも何とか言ってよ〜」

リュウセイ「たくさん異性と付き合えばいいさ、ディープインパクトのように…」

ナナコ「………」

ﾊﾟﾁﾝ

「「「レース後☆路地裏同盟！」」」


リュウセイ「…これ良くない？」

キワム「これはM-1行けそうだな！」

ナナコ「えぇ…」

『自作特異点振り返り』
KGO聖杯戦争の生みの親の方の解説。やっぱりご本人の解説は健康にいい。

・前スレに間に合わなかったのですが、自作の振り返りが出来上がったのでこっそりあげておきます。
初めてtelegraph使ってみたんですが、ちゃんと投稿できてますかね？
自作特異点振り返り

特異点リンク一覧


『ユーイチオルタは競馬を憎むアヴェンジャーでは？』

・ユーイチオルタについてずっと考えてたんだけど、お父様や叔父様のことで競馬そのものを憎むようになったアヴェンジャー・ユーイチだったりしない？
多分このアヴェンジャー・ユーイチは騎手じゃなくて社会科教師やってる

『KGO版カニファン概念』
元ネタに照らし合わせたタイトルと配役が素晴らしい。第9話はみんなでレースする回なのですごいことになりそう。個人的にはランサー枠がケンイチで笑った。

第1話　第5次競馬魔術師大激突チキチキ聖杯戦争
第2話　ドキッ☆ギルティコメット　
第3話　どこでもリュージノユメ
　　　　「どこでもいっしょ」
　　　　「リュージノユメ」
第4話　ドキドキデート大作戦　予想編
　　　　「結界師はメカが嫌い」
　　　　「ドキドキデート大作戦」ユーイチ、リュウセイ
第5話　武ユタカ　はじめてのよしのや
第6話　型馬連続テレビ小説だいち
第7話　粋な贈り物
　　　　「粋」
　　　　「鉄人の贈り物〜Love MYP〜」
第8話　働くユーガ
　　　　「府中の王者」
　　　　「はたらくユーガ」
第9話　　KGO GRANDPRIX
第10話　魅了探偵ノリ返り
　　　　「ノリ返り」
　　　　「愛嬌探偵タケシ」ミホ村不可能連続殺人事件⁉︎
　　　　　　　　　　　　　-馬上の舞に隠された悲恋-
　　　　「銀シャリ探偵マサミ」コンクリート特異点殺人事件⁉︎
　　　　　　　　　　　　　　　えっ⁉︎ヤキニクが人を襲う?
　　　　「魅了探偵カズオ」超金色客船大爆破 -120億の悲劇-
第11話　FINAL DEAD KENNCYAN
第12話　ドキドキデート大作戦　払い戻し編
次回予告　トサキ道場

こういうことですかわかりません
・ササッとググったらユーガ回の元ネタがセイバーライオン&バイトセイバー回だった
謎のミニキャラユーガライオンが誕生するの？
・ゴロゴロするユーガライオン
お菓子を食べるユーガライオン
餌として投入されikzeを捕食するユーガライオン

ユーガ・オルタ「黙って聞いてればなんだと……お客様は神様だと？神は死んだァ！」
ユーガ・オルタ「カッコいいカッコいいクラシカル執事スタイルウェイターだお客様ァ！」

士郎役はユウスケかな？
・絶妙にユーガが言ってるの想像出来るセリフなの草

これギルポジションはキワムなんだろうなぁ…
・＞餌として投入されikzeを捕食するユーガライオン
ケンイチが……ケンイチが何をしたって言うんです！？
ただちょっと船券の回収率良くしようとしたり、ギャンブルで儲けが出る様に特異点作って両津ケンイチ化しただけじゃないですか！！

…………うん、存分にユーガライオンにガシガシ噛まれてイイな

『オマタセシマシタちゃん、笠松で初勝利！』
おめでとう斎藤さん！しかしTwitterでトレンド入りした際の関連ワードに「聖杯戦争」が入っていたことにより、彼もまたKGO時空に巻き込まれることに。テレビで面識のあるオオクボ・アイの手により、魔眼蒐集列車に乗るかどうかの選択を迫られる。

・競馬芸人として有名なジャンポケの斎藤さんの愛馬のオマタセちゃんが初勝利したとのこと
めでたい！！
トレンドにあったんですがKGO世界入りするのかなって思ってしまった。
・門別で愛馬が無双する特異点を作るジャンポケ斎藤さんか……(小声)
・巡り巡って斎藤さんの元にもUGCが流れ着いてしまったと…？
・斎藤さんは土用の番組でオオクボ・アイと共演してるし巻き込まれる土壌(？)はありそう

アイ「番組ではいつもお世話になってるよ斎藤くん」
斎藤「いえいえオオクボ先生！こちらこそパドック診断いつもありがとうございます」
アイ「お礼といっちゃ何だけど、ちょっと付き合ってくれないかい？」
斎藤「本当ですか？ぜひご一緒させてください！」
アイ「そうかい。じゃあ行こうか…ユタカ〜」
　ﾌﾟｵｵｵｵｵﾝ……
東野「呼びましたかオオクボ先生」
斎藤「…え？列車？吉田ユタカ騎手？」
アイ「どうしたの斎藤くん、早く乗りたまえよ」
斎藤「えっいやあのオオクボ先生、これは一体？」
アイ「それはこれから分かるさ。君は知る“権利”を得たんだよ」
東野「発車しまーす」
アイ「さあどうする斎藤くん？乗るか、乗らないか」
斎藤「えぇ…？」

『JRA、ショッカーとコラボ。n回目の現実との接続を果たす』

・【？報】ショッカーとはいえ仮面ライダーコラボ実現　KGOは現実とn回目の接続を果たす


『トプロ産駒特異点SS 第3節【縮縫】』
本来なら消えるはずの特異点が存続していることに違和感を覚えた一行。聖杯の在処は分かったもののなぜ特異点が消えないかの答えは出ず、謎のエネミーの出現頻度は増加。真相はまだまだ先にありそう。

→A.D.2005　極天永生航路淀　君のみたベストアルバム　第3節【縮縫】

『プボくんのアイドルホースがついに通販で発売！』

・プボくんのアイドルホースがターフィー通販クラブで購入出来るようになっていたのでご報告です！
今までのアイドルホースも在庫があれば一緒に購入可能なのでこの機会に併せてお迎えしてみてはいかがでしょう？


『広尾サラブレッドクラブ、TikTokを始める』

・そういえばキングエルメスやバスラットレオンでお馴染みの広尾さんがTiktokを始めたみたいなんだけど…
何だろうこの…不思議な世界観…
広尾サラブレッド倶楽部

『お兄ちゃんネルのジョッキー相関図第2弾』
ケンイチの福利厚生委員としての役割が発覚。役職名はともかく、実態はたいへん彼らしいものだった。

・あとお兄ちゃんネルにジョッキー相関図Part2きてた
福利厚生委員の仕事が明らかに…

・福利厚生委員とは
×宴会で酒やつまみの手配をする
○宴会で芸人の手配をする

……いや何やってんすか
・やはり宴会準備人では？？

『ヤスナリ、ネトケで短期連載をはじめる』

・岩田パッパの短期連載キター！！
どんな話してくれるんだろうなぁ。
【告知】岩田康誠騎手の短期連載『俺のはなし。』がスタート！
・月曜からかー！楽しみ〜！




A.D.2022　溝鼠美形騎手六本木　それでは歌っていただきましょう「人にやさしく」
ヤスナリ、ついにアーティストデビュー。その衝撃は珍しく真面目にしていたユーイチがビールを吹き出すほど。大丈夫？特異点発生にセイキが関わってたりしない？ｲﾜﾀﾊﾟﾊﾟ!ｼﾞｰﾆｱｽ!ﾌｧﾝﾀｽﾃｨｯｸ!

2023年

＜ｺﾝﾊﾞﾝﾊﾀﾓﾘﾃﾞｽ
リュージ「ん？どうしたんや調整ルームの個室でなく広間で黄昏れて」
ユーイチ「まあ…この雰囲気を味わえるのももう少しかなと思うとな」
リュージ「…ビール飲むか？」
ユーイチ「…少しくらいならな」
アナウンサー『さあ今週初登場！競馬界からの華麗なアーティストデビュー！「リンダリンダ岩田」さんです！』
ユーイチ「ﾌﾞｰｯ！い、岩田くん！？」
リュージ「うわっ！口に含んだビールを吹くな！！」

ディープボンド「ぷぼ〜」

ギュウウウゥゥゥン…………

A.D.2022　溝鼠美形騎手六本木　それでは歌っていただきましょう「人にやさしく」




A.D.2023 三位結束布教 府中 そして巻き込まれる財団B
公営競技全体のイメージアップのためにJKAとコラボしたJRA。しかしその内容は△映を巻き込み、騎手を仮面ライダーのバイクに、レーサーを馬に乗せるというものだった！いつメンはお手馬チョイスのそれぞれにピッタリなバイクに乗って特異点を駆け抜ける。プボくんの鞍上は元アイドルのあのお方。豪華ね。

2023年某日
リュージ「な、な、な、なんやこれーっ！？」
ユーガ「ターフに…バイク？」
リュウセイ「しかもただのバイクじゃない…随分と派手ですね」
ユーイチ「あれ違法改造ちゃうんか？公道走られへんやろ」
リュージ「……犯人はお前とちゃうねんな？」
ユーイチ「当たり前や！こんな芝を荒らすような真似俺かて看過できるか！」

ユタカ「これはJRAのキャンペーンやな」ｳﾞｩﾝ
ユーガ「キャンペーンって…どういうことですか？」
ユタカ「公営競技全体のイメージアップを図るため今回JKAと結託して競馬とオートレースの合同イベントを開催したっちゅう訳や」
リュージ「でもあれ明らかにオートレース用のバイクとちゃいますよ？」
ユタカ「そうやな。両協会はファミリー層獲得のために東映を抱き込んで仮面ライダーに使用された機体を持ち込み、騎手はバイクにレーサーはサラブレッドに騎乗体験させるつもりらしい」
ユーガ「バイクで子供達に興味を持たせて呼び込み親御さんに訴求すると…」
ユーイチ「せやかてなんで騎手とレーサーをテレコにせなあかんのや！」
ユタカ「ちなみにバイクが荒らした芝はすぐに再生されとる」
リュウセイ「そこはきっちりしてるんですね」
リュージ「新規のファン層獲得したいんは解るねんけどやり方が劇薬すぎるわ…修正するでボンド！」
ディープボンド「ぷぼ〜…と言いたいけど今回馬はレイシフトできないプボ。今日のプボの鞍上はかつて歌って踊るスターだったあのレーサーさんプボ」
リュージ「はぁ！？サラブレッドがおらんかったら修正できんやろ！？」
ボンド「心配無用プボ！今回リュージが乗るのはこのバイク『マシンマッシグラー』！！打ち上げれば宇宙にも行ける優れものプボ！」
リュージ「宇宙！？どうなっとんねん昨今の仮面ライダーは！？」

ディープインパクト「ユタカに相応しいのは原点にして至高、『サイクロン号』プイ！」
ユタカ「1号の愛機か…うん、悪ないな」
リバティアイランド「ユーガさん！曲がったことが大嫌いな方が乗っていたこの『イクサリオン』ならきっと力になってくれます！」
ユーガ「り、リバティがそう言うなら…」
スタニングローズ「リュウセイが乗るなら私と同じ薔薇の名を持つ『ローズアタッカー』で決まりよ！」
リュウセイ「え、僕もバイクに乗るの？」
コントレイル「ぶっちゃけ今までのことを考えるとどれを選んでもユーイチには勿体無いんやけど…王様のバイク『ライドストライカー』とかどうや？」
ユーイチ「……若干の悪意を感じるのは気のせいか？」

リュージ「ああもう埒が開かん！どうにでもなれ、アクセル全開や！！」

ギュウウウゥゥゥン…………

A.D.2023 三位結束布教 府中 そして巻き込まれる財団B




A.D.2023　如月無限跳躍　終わらない二月、終わらせない二月
ユーイチ騎手やめんなよ！という思いが積み重なり、2023年2月を延々繰り返す特異点が発生。リュージも引退してほしくないので違和感に気づけない。全ては結界師に託された。

2023年2月末
リュージ「とうとうユーイチも引退か」
リュウセイ「ついにこの日が来ましたね、明日からはもう『騎手・福永祐一』はいなくなるんですね……寂しくなります」
リュージ「まあゆうて今度は調教師として戻ってくるんや。馬に乗って走るではなく、馬を育てて走らす側になる。形を変えてるけど競馬界におるんは変わらん」
リュウセイ「それはそうなんですけど……でも、やっぱりまだ現役でいてほしかったなぁって、ユーイチさんと話すのはとても有意義でしたし、そらぁ特異点とか特異点とか特異点とかで好き勝手荒らして回ってましたが、僕たち若手にとってはとてもよい先生でありましたし」
リュージ「そうやんなぁ、そういう意味でもあいつはほんまに先生気質なんやろな。人に教えるの上手いし、説明の仕方も分かりやすい、そして今度はそれを調教師って立場でやっていくんやろな」
リュウセイ「本当にユーイチさん、引退するんですね。まだ、全然実感沸かないです」
リュージ「本人も実感ないかもしらんなぁ……まああいつは切り替えも早いから、案外あっさり線引きしてるかもしらんけど、でもなぁ、俺もまだあんまり実感が沸かな」

ぎゅるん

リュージ「ん？なんや、今の音？」
リュウセイ「音？」
リュージ「いや、今なんか変な音が……って、そういえば今月でユーイチも引退かぁ」
リュウセイ「そうですね、とうとう二月になりました。そういえばユーイチさんはサウジでのレースで引退でしたよね」
リュージ「おう、そうやったなぁ。海外で騎手人生を終えるってのもなかなかドラマチッ――ん？」
リュウセイ「どうしました？」
リュージ「あれ？今何日や？」
リュウセイ「何日って、2月1日ですよ？」
リュージ「あ、ああ……あれ？そうやっけ？」
リュウセイ「そうですよ、二月に入ったばかりですから、あと一か月でユーイチさんが引退するって話をしてたじゃないですか」
リュージ「そうか……ははっ、年取ると月日の流れが速すぎてなぁ」
リュウセイ「まったまたぁ、和田さんは若いですよ！ユーイチさんの分まで騎手続けてほしいです」
リュージ「ありがとう」
リュージ「（何かが、おかしい。なんやろ、さっきまで別の感覚があった気がするんやけど……分からん、それにさっきの音は一体……）」

A.D.2023　如月無限跳躍　終わらない二月、終わらせない二月




A.D.2022 老兵錯乱世代美浦　32期生までが新人扱いです
Twitterでカッチーが新人扱いされたことにより生まれた特異点。カッチーがしれっと問題児だらけの奇数期生から偶数期生になっている。

2023年
キワム「さあ今年はもっとG1穫るぞー！（先週落馬したことには目を逸らしつつ）」
リュウセイ「僕らの同期だとG1はまだキワムと僕だけか、ナナコも続いてくるといいね」
ナナコ「何言ってんのリュウセイ！カッチーのこと忘れないでよ！」
リュウセイ「は…？か、カッチーってカツハルさん…？」
ナナコ「ヤマニンゼファーやヴィクトリーでG1勝って…あれ、ヤマニンゼファー？いつの馬だっけ…ｳｯ頭痛い…」
リュウセイ「！！！」

スタニングローズ「VICTORYー！」

ギュウウウゥゥゥン…………

A.D.2022 老兵錯乱世代美浦　32期生までが新人扱いです

※カツハルを新人扱いしたTwitter（前スレ）より




ケイバ・ネオユニヴァース　After Grail Explore　酒宴とお菓子と老人会
ユーイチが原始宇宙に帰った後、第英雄復活祝いをするミルコ、ゲキド、ナベチャン。楽しかったはずの宴会で何故かジェネレーションギャップを痛感するハメになり…。かつてのように仲良くわちゃわちゃ過ごすネオユニ老人会であった。

シルク・ド・ファミリアでの闘いを終え、原始宇宙からの旅人が無事にあるべき場所へと帰って行った数週間後。
「えーそれでは！我らが大英雄にして盟友、ミルコの復活を祝して！乾杯！」
「「かんぱーい！」」
鄙びた町の小さな酒場にて、大英雄ミルコ・D・ネオユニヴァースの復活祝いが行われていた。
「いや〜ありがとう2人とも。ネオユニヴァース号の修理から勝負服の準備からこんな素敵なお祝い会まで…」
「いいってことよ！お前の復活祝いなんだぞ！」
「そうだよミルコ、頑張ったご褒美だと思ってもてなされて欲しいな」
嬉しそうな申し訳なさそうな顔を浮かべている主役に、主催者のMr.ゲキドとナベチャンはにこにこ笑って食事を勧める。
「分かりました。大人しくもてなされます！」
会が始まってしばらくはお互いの近況報告で盛り上がった。ナベチャンが仕立ての大会で優勝したとか、ゲキドが自治領の領主お気に入りの機体整備を任されたとか、ネオミルコが仕事で変わった人と出会ったことなんかをかわるがわる話した。
そのうち話題はネオミルコの放浪時代へと移り変わった。
「そういえばずっと前にもらったお菓子が美味しかったからまた食べたいなーってずっと思っとるんよ。焼肉のたれ味のお煎餅なんやけど」
あれはね、ボクがフラフラしてた頃に仲良くなったオジサンがくれた思い出の味で…とうっとりした顔で昔話を始めたネオミルコだったが、ナベチャンによって残酷な現実を告げられる。
「ああそれ、かなり前に販売終了になったよ」
「へ…？」
ネオミルコは驚きを隠せないようで、それまでの楽しげな表情から一変してあんぐりと口を開けた。
いや、でも他のお菓子は残ってるかもしれない。ネオミルコは粘る。
「…じ、じゃあ中にブルーベリージャムの入った丸いチョコは」
「それも見なくなったね」
「ピンク色のコーラは？」
「美味かったよなあれ。消えたぞ」
「そんな……ボクどんだけ社会と関わってなかったんや……」
放浪中の思い出の味が悉く消えてしまったことを知ったネオミルコは、ショックのあまりテーブルに突っ伏した。その様子がとても悲しそうなので、かわいそうに思ったのか、ゲキドがネオミルコの頭をよしよしと撫でている、
まだネオミルコは諦めない。うんうん唸ってようやく思い出した食べ物の名を叫ぶ。
「あれはどうや！パチパチキャンディ入りのバニラアイス！」
…まだあるよね？と不安げに上目遣いでゲキドとナベチャンに視線を向けると、2人はあああれ！と破顔した。
「美味しいよね！この間食べたよ」
「いいよなあれ。サンデーにいた頃よく食ってた」
「良かったあ〜！」
それから3人はアイスの話に花を咲かせた。
「意外と1カップが大きいんだよね。こう、食べきれそうで食べきれない絶妙な感じで」
「そうそう！王城の購買じゃいつも品薄だったくらい人気でな、取り置きしてくれって頼んだら『いくら四天王の方のお願いでもそれは聞けません！』って突っぱねられたぞ」
「お金が貯まるとよく買うてたなー…。久々に食べたなってきたわ」
「いいねそれ！後で探しに行こうか」
アイスの話で盛り上がっていると突然、顔に深い皺の刻まれた機嫌の良さそうな老爺が、3人の座るテーブルへふらっとやって来た。
「パチパチアイスとは随分と懐かしい話してんねェ兄ちゃんたち」
既に酒が回っているようですっかり赤ら顔だ。突如現れた闖入者に3人は困惑したが、酔っ払いならそういうこともあるだろうととりあえず話を合わせることにした。
「あのアイス、お好きなんですか？」
ゲキドがそう聞くと、老爺は思い出話を始めた。
「おう、俺のガキん頃の思い出の味だぜ。小遣いが貰えると小銭握りしめて駄菓子屋に駆けてったもんさ。でも俺が上の学校に上がるちょっと前に無くなっちまってなァ。製造会社が倒産したってのは就職してから知ったんだが」
「あれ…？ほんとにこの間食べたはずなのに」
途中までうんうんと頷きながら老爺の話を聞いていたナベチャンだったが、自分の記憶と老爺の話にずれがあるらしいと気づいてそわそわし始めた。ゲキドは表情が固まり、ネオミルコはおっと…？と不安げに呟いた。
様子のおかしい3人に気づいているかは分からないが、老爺の話は止まらない。
「おっ死ぬ前にもっぺん食えるもんなら食いてェなァ…。にしても兄ちゃんたち、俺の孫と変わんねェくらいの見た目なのにパチパチアイス食ったことあるってことは俺とおんなじくらいだろ？随分若々しいなァ！」
若くいる秘訣でもあんなら教えてくれよ！とテーブルをバシバシ叩きながら豪快に笑う老爺は、そのうち自分の仲間に呼ばれて元いたテーブルへと帰って行った。
老爺が去った後、3人の座るテーブルは重々しい空気に包まれていた。自分達はとんでもない年寄りだと再確認させられたショックがあまりに大きかったのだ。原始宇宙をギリギリその目で見たことがある、何なら伝説にまでなっているような人間が年寄り以外の何なんだと言われれば全くその通りだが、いざ現実を突きつけられるとやはり辛いものがある。楽しかったはずの宴会はどこへやら、長い長い沈黙がその場を支配した。
「なあナベチャン、『この間』っていつのことだ？」
「えっと…師匠の所から独立する前で…まだレース免許持ってた頃だから…あれ？ひょっとしたらメジロ帝国があった頃かも…」
「全然この間やないやん。そういうゲキドさんのサンデーにいた頃っていうのはいつのことなんですか？」
「そりゃあお前、ケンイチ陛下が即位する前だから…待てよ、言うほど最近じゃないな？」
「ほらー！ゲキドさんも人の事言えないじゃないですか！ほら！」
「おいナベ、自分だけじゃないからって急にテンション上げんなよ！指指すな！」
「まあまあ2人とも、せっかくの宴会やし楽しくやりましょうよ。ボクなんか100年前のこと『最近』って言っちゃったことあるんで大丈夫です！」
「「あんまり慰めになってねーぞ(ないよ)ミルコぉ！」」

ケイバ・ネオユニヴァース
After Grail Explore　酒宴とお菓子と老人会

大英雄が復活してハッピーエンドを迎えた後の話です
ここん所真面目な話ばっかり書いてたのでギャグを目標に書きましたが何だこれ
年取ったなあって自覚する瞬間って辛いですよね　サンデーの人は小学生の頃好きだったゲームがリメイクされるたびダメージを受けています




ロード福永2世の事件簿　番外編〜吹雪と密室と争覇戦〜
高知から危うく帰れなくなりそうだったタイガ、ダイト、セイナは東のユタカに魔眼蒐集列車で送ってもらうことに。無事に帰れるかと思いきや腑海林に迷い込んでしまい…。いつものように魔術が使えない密室から彼らは無事帰れるのか。サンデーの人は原作読んでないので興味が湧いた。

タイガ「いやー、高知楽しかったー！」
ダイト「佐賀の飛田くんすごかったな、どうやって乗ってんのかさっぱりわからなかったけど」
セイナ「新人同士で走るのはやっぱり刺激になりますね。私たちも、明日からもっと頑張らないと」
タイガ「あ、外すごいですよ、だいぶ吹雪いてきてる」
ダイト「うわー、本当だ、だいぶひどくなってきてる。この列車、止まったりしないかな」
タイガ「魔眼蒐集列車は霊脈に沿って走っているので、大丈夫だと思いますよ。心配なのは明日の調教ですね」
ダイト「坂路とか、凍結しないといいけどなぁ」
セイナ「……あれ、師匠から通話だ、珍しい。はいもしもし、セイナです」
ユーイチ『やっと繋がった！無事か！？』
セイナ「え？はい、途中から雪が積もってきましたけど、怪我なく無事終わりました。今ちょうどダイト先輩とタイガと、お兄さんの吉田さんに魔眼蒐集列車で送ってもらってるところで……」
ユーイチ『くっそ、もうそこまで広がっとったか……！ええかセイナ、今すぐその場から離れﾌﾞﾂｯ……ﾂｰﾂｰﾂｰ』
セイナ「あの、師匠どういうことですか？師匠、師匠！……切れちゃった……なんだったんだろう？」
ガタンッ！！
セイナ「！？」
ダイト「列車が止まった？電灯まで……あっ、復旧した」
ユタカ「みんな無事か！？」
タイガ「何があったんですか？」
ユタカ「外を見てみろ」
ダイト「見ろって言ったって吹雪いてるだけじゃ……うわっ、なんだこれ！動く森に囲まれてる！？」
ユタカ「腑海林、アインナッシュの仔だ」
ダイト「アイン……って、何？」
タイガ「あまり詳しくないですが、親父から聞いたことがあります。死徒二十七祖の一角の吸血植物、中心部分が常に移動し続ける上、中に入ってしまうとマナを使う魔術は一切使えない、死と迷いの森」
ユタカ「これは雪原の森、以前北欧で報告されたものと同系統のものだ。さっきユーイチたちから連絡があった。オリジナル元ではないから、多少魔術は使えるが……普段通りとはいかんだろう」
ダイト「魔術が使えないってことは、つまり、外に出たら」
タイガ「間違いなく死にますね」
セイナ「つまり、実質的密室……」
ダイト「嘘だろ……」

ロード福永2世の事件簿　番外編〜吹雪と密室と争覇戦〜


昨日のインスタライブ見ててふと思いつきました
雪と密室はロマンですね
東のユタカがいるのは、前スレまとめで「タクシー感覚」と書かれてたので。西の若手しかいないけど、ボケばっかではないしまあいけるだろう




A.D.2023 絶対支配世界福永　最後に捧げる究極の一
騎手人生最後の特異点として、これまで作成したすべての特異点を同時再生したユーイチ。リュージはリュウセイと遠足気分のユーガを引き連れ、修正に向かう。ラストの同期2人のやりとりがエモい。…ところでここまでに何特異点作ったんですかねこの人？

「うっし到着！やっぱり山頂からの眺めは気分がええな！」
　ある山の頂上にて、日本有数のトップジョッキー、福永ユーイチは腕で汗を拭いながらそう歓喜の声をあげる。月曜日という騎手に許された唯一の休暇を登山に費やした彼は、頂上からの絶景を存分に楽しみ始めた。
「でっけえなぁ……こうやって自然を眺めてると、なんかセンチメンタルな気分になってまう。」
　ユーイチは目を閉じるとここ最近の自分を振り返り始める。調教師になると決意したあの日からユーイチは勉強に熱心に取り組んでいた。その間の時間にG1を二度も獲ったり、数多の特異点を作り出して同期を混乱の渦を叩き込んだりした。竜の名を冠する同期の男に聞かれたらきっとツッコミが飛んで来そうなのだが、ユーイチにとってこの日々は何事にも代え難い充実した物なのだった。
　——この数十年間、ユーイチには様々な出来事が起こった。落馬事故で腎臓を片方失った。初めて立ったダービーの舞台では頭が真っ白になって暴走し大敗を喫した。高松宮記念では元相棒のG1勝利を目の前で見届ける災難に見舞われた。ある年のスプリンターズステークスでは周囲の馬が前に立ち塞がり、前が壁だと周りに揶揄された。そんな彼に立ちはだかった試練を彼は一つずつ着実に乗り越えていった。2018年には一族の悲願であったダービーの栄光を遂に勝ち取った。そうして押しも押されもせぬトップジョッキーになった頃、ユーイチはある名馬に出会ったのだ。
彼の名はコントレイル。飛行機雲の名を感じた彼は奇しくも自分と同じように偉大な父を持った馬であった。二人は共に未曾有のパンデミックが起こった激動の時代を駆け抜けた。鬱屈とした世間の上空に、三冠という一筋の美しい飛行機雲を彼らは作り上げた。しかしその後は痛い程の挫折が彼らを待っていた。最強牝馬に真っ向勝負を挑み、初めての敗北。土砂降りの阪神で同期の牝馬の逆襲を受け無念の３着。撃墜王と若武者の勢いに呑まれ秋の楯を逃した。そうして敗戦を重ねているうちに、心無い人間は『史上最弱の三冠馬』と彼を呼ぶようになった。けれどラストランのジャパンカップで、彼らはこれまでの鬱憤を晴らすレースを成し遂げた。快晴の空の下、彼等は勝利という最高の大団円で物語を締めたのだった。
　ユーイチは騎手としてやりたい事を全て成し遂げた。今度は調教師として一頭の馬に更に深く関わる事になるだろう。ユーイチはそんな日々が来ることを待っていた。
　けれどユーイチにはまだ一つ心残りがあった。特異点のことである。騎手人生の最後に作る特異点は、自分が今まで作った物よりも華やかな物を作りたかった。
「これが最後や。福永ユーイチの全てをここにぶつけてやるで。」
　そうしてユーイチはどこからともなく取り出した聖杯を手にかけ、頭上に掲げた——
〜〜〜
　和田リュージにとっても月曜日は貴重な休みの日である。平日は中々一緒にいることが叶わない家族と共に暮らせる唯一の日だからだ。リュージもこの日だけは競馬のことを忘れ悠々自適に生活できる……その筈だった。突然としてリュージのスマホが振動する。何事かと思いリュージはスマホを手に取ると、そのまま電話に出る。
「もしもし、和田です。何か用ですか……」
『聞いてくれリュージ！またユーイチがやらかしおった！』
　画面の向こう側からユタカの緊迫した声が鳴り響いた。リュージもその様子から、何やら只事ではない事象が発生したとすぐに認識するのであった。
「平日なのにそんなことしとるんすかアイツ！？今度は何が？」
　ユタカはため息をしながら答える。
『絶対支配領域事件って、お前覚えとるか？』
「はい！それは勿論……ユーイチが聖杯持ち出して好き勝手暴れてた事件でしたよね？」
『それと同等のケースが今発生しててな……またユーイチが作った特異点が全部確認されとる。というわけで修正、頼んだで？』
「えっ！？ユタカさんも来てくださいよ！一人じゃアイツの面倒見きれませんって！」
『リュウセイとかユーガに頼めばええやろ。俺はあの件にはあんま関わりとうないんや……』
「ユタカさん！？って電話切れてもうた……」
　そんなにストッパーを短期間で破壊されたことにトラウマを抱えているのかなと考察しながら、リュージはリュウセイとユーガに電話をかけた。ダメ元で電話を送ったのだが、幸運な事に二人とも急なレイシフトに対応してくれるらしい。リュージは栗東トレセンに集合するという約束を取り付けると、そのまま集合場所に足を進めたのだった。
　トレセンに着いてから数分後、リュウセイとユーガが駆け付けてきた。
「にしても福永さん、本当に懲りないですね……僕はこんなケース初めてですけど、和田さんは二度目なんですよね？お疲れ様です……」
　リュウセイはリュージの事を心底気の毒そうに見ていた。だって、何度も同期に迷走させられるのは自分じゃ耐えられないだろうから。
「ま、まぁな……ところでユーガ、なんでカメラの準備なんかしとるんや？」
「決まってるじゃないですか和田さん！ユーイチさんが作った絶対支配領域の風景をここに残しておこうと思って……」
「遠足気分か！？」
　ユーイチの事になると冷静さを無くすのはユーガの面白いところだなとリュージは目を細めながらそう感じていた。
「まぁええわ。とりあえず早速出発するで。ボンド！」
「はい！スタニングローズ！」
「ラヴズオンリーユー ！」
　そうして彼等は最高の相棒と共にユーイチの待つ特異点に駆け出したのであった……

ギュウウウゥゥゥン…………
A.D.2023 絶対支配世界福永　最後に捧げる究極の一
「なぁリュージ。今まで散々色んなことがあったけど……楽しかったか？」
「散々苦労したけどな……でも楽しかったで、きっと。」




LostBelt No.x　巨赤馬匹領国　フロリダ　灰の偶像、金の絶対
アメリカ国民がヒトの政治家に失望し、大統領選挙でセクレタリアトを選んだ異聞帯。異聞帯の王である彼を倒すにはグランプリで優勝しなければならず…。オグリキャップとエクリプスという頼もしすぎる現地サーヴァントの力を借り、レースに挑むことに。一体どう決着するのか…。

『なあ聞いてくれよ。連日政治家の碌でもないスキャンダルや戦争のニュースが流れてるんだ。全く偉大なアメリカはどこへ行ったんだか。もしもお前みたいな人気者で、純粋で、強大な存在が導いてくれたら、この国はもっといい国になるのかねえ……』
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
『お昼のニュースです。いよいよ月末に迫った年に一度のグランプリレース、大統領戦挙。市民投票の中間集計結果はセクレタリアト現大統領が90%を超える圧倒的な得票数で…』
ディープボンド「戦挙って何プボ？それに何で馬が大統領をやってるプボ？」
リュージ「セクレタリアトって言ったらとっくに亡くなっとるはず。昔にレイシフト…って訳やなさそうやな。このテレビ薄型やし。一体どうなっとるんや…」

老人「その昔ヒトの大統領が大失策をしたもんだから、俺達はヒトでないものの無限の可能性に賭けたのさ。セクレタリアト大統領はすごいよ。あの素晴らしい強さで俺達に希望を与えてくれる！」

セクレタリアト「私はヒトの導く世界に絶望した国民の声に応え、最も人気で最も強いウマが大統領を務める社会を作り上げたわけだ。おかげさまで今でも大人気、もうじき任期は50周年を迎えようというところだよ！文句があるなら大統領戦挙で私に勝ってみるといい！」
カズオ「グランプリってことは、票を集めないと出走すらできないじゃないか！」

ディープボンド「キューティフェイスにコースレコード持ちのスーパーホース！戦挙の投票はタイトルホルダー、タイトルホルダーによろしくお願いしますプボ〜！」
タイトルホルダー「よ、よろしくお願いします！」
カズオ「確かにこの特異点…特異点？を修正するにはセクレタリアトにレースで勝たないといけないみたいですけど、流石に無茶ですよ！」
リュージ「せやけどアイツを倒さんことには俺らは帰れへん。何かいい方法があればいいんやけど…」

市民達「あれがタイトルホルダー候補か！ツヤツヤのいい馬体じゃないか。愛嬌もあるし」「でも大統領相手じゃあ霞んで見えちゃうわねえ」

オグリキャップ「…そっか。じゃあぼく達はきっと、きみ達に力を貸すためにこの場所に呼ばれたんだね」
エクリプス「まぁお前らの目的はどーでもいいがよぉ、オレ様の力を使う以上敗戦は許さねぇぞ」

『さあいよいよ第49回大統領戦挙、発走時刻が迫ってきています。1番人気はもちろんこのお方、セクレタリアト現大統領。目玉となる対立候補には今月初旬に突如立候補し、得票数ギリギリで出走権を獲得したタイトルホルダー候補、ディープボンド候補、その他には…』
ディープボンド「レース場は大歓声プボねえ」
リュージ「俺らも出られることになった以上勿論全力で走るが…本命はお前らや。頼むで」
カズオ「…不思議な感覚だよ。まるでタイトルホルダーじゃない馬に乗ってるみたい」
タイトルホルダー「そりゃあオグリさんとエクリプスさんの力を借りたからね。いつもの僕とは一味違うよ！」

LostBelt No.x
巨赤馬匹領国　フロリダ　灰の偶像、金の絶対
分岐基点時代:A.D.1973


プボリュージ&カズタイが行く異聞帯攻略ハイライト
セクレタリアトが本当に大統領選に出て当選し、そのまま50年近く在任している異聞帯です
セクレタリアトが大統領選に出たら当選するだろう、という例のジョークの背景にはセクレタリアト人気だけじゃなく当時の政治へよ不信感もあったらしく、この世界の市民達はヒトの政治家に失望してセクレタリアトを選びました
この異聞帯の切除には大統領戦挙というグランプリレースでセクレタリアトに勝つ必要があります
人気と実力を兼ね備えた彼に勝つため、タイトルホルダー(春秋グランプリの投票数歴代1位)に現地鯖のオグリキャップ(言わずと知れたアイドルホース)とエクリプス(タイムオーバー量産)の力で人気と実力にバフをかけててセクレタリアトに立ち向かう…という作戦です　ちなみにセクレタリアトだけは騎手なしの空馬状態で走ります
エクリプスの着差や成績の記録には信憑性に欠けるものもありますが、ここまで伝説になると無辜の怪物的に「エクリプスとはそういうもの」だと固定されているはず




A.D.2023　人馬逆転世界　吼えろダブルドラゴン！狙え勝利のウイニングラン！
競馬関係者の人間が全員サラブレッドになった特異点。つまりジョッキーがサラブレッドに、サラブレッドがジョッキーになっている。こっちでも結界師はレジェンド、ユーイチは引退間近となっている。そしてユーガは相変わらず熱い(物理)。

2023年
リュージ「目が覚めたら、見慣れぬところにおった。見たことがあるところやけど、これを内側から見ることってあんまりないから、こういうのなんやなぁって思った。思ったんやけど……ここ、馬房よな？」
ディープボンド？「リュージ、おはようプボ」
リュージ「……どちら様ですか？」
ディープボンド？「ああ、ごめんプボ。リュージはこっちの姿には馴染みないプボね。僕は深井絆、つまりはディープボンドプボよ」
リュージ「そうなんか、お前があのディープボン――ってそれで納得できるか！てかなんで俺は馬になってるんや！？」
ディープボンド「それが僕にもよくわからないプボよ。僕はリュージより先にこの世界で目を覚ましたプボ。そして詳しく調べてみると、どうやら僕はこの世界では騎手で、リュージは僕が今任せてもらってる『ダブルドラゴン』って名前の牡馬で、息長く活躍してる8歳馬プボよ」
リュージ「……ってことはや、ここは馬と騎手がそっくり入れ替わった特異点ってことか？」
ディープボンド「そうプボ」
リュージ「一体誰がこんな特異点を作ったんや？」
ディープボンド「それはまだわからないプボ。今ようやくコンちゃんとつながっていろいろ話してるプボ。ちなみにコンちゃんはこちらでは調教師になってるプボ」
リュージ「……ユーイチは？」
ディープボンド「コンちゃんの鞍上さんは、『アルティメットワン』って名前で、リュージと同じく息長く活躍したんだけど、この度引退を発表して種牡馬になるプボ」
リュージ「なるほど、そういう風になるんやな……あ」
ディープボンド「気づいたプボね」
リュージ「俺が今8歳馬だとしたら……ユタカさんとか、どうなってるんや？」
ディープボンド「あの人はこっちの世界でも『タケユタカ』って名前で、現在13歳プボよ。そして去年G1を勝ってJRA歴代最年長重賞勝利の記録を更新してるプボ。毎年コンスタントに走って勝つ、勝利数が今現在世界でもトップクラスの走るレジェンドプボ」
リュージ「ああ……おお……」
ディープボンド「ちなみに今現在の最年長現役馬は、大井で活躍している『ターゲットフミオ』プボ。現在17歳プボ」
リュージ「ヒカルアヤノヒメと合わせたんやなそういうところ」
ディープボンド「とにかく、今僕たちでなんとか特異点の修正に関する手がかりを探ってるプボ、リュージはそれまでは申し訳ないけど競走馬として頑張って欲しいプボ」
リュージ「……まあ、こういう状況やとそうなるわな……しかし、どうなるんや、これ？」

A.D.2023　人馬逆転世界　吼えろダブルドラゴン！狙え勝利のウイニングラン！

リュージ「とはいえ、俺馬として走ったことないからどうなるんやろか……」
ハッピースイーツ「おはようドラゴン、今日も一緒のレースだね、よろしく」（9歳馬）
ラピスコメット「皆さんおはようございます！僕も一緒のレースなんですよろしくお願いします！」（5歳馬）
リュージ「ああ、おはよう……（みんなほんまに馬になってる）」


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