ツーリングジェニー

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歴史物は好きなんですが、これはかなり史実から離れたオリジナルストーリーです
そもそも、王女が花郎の部下になったり（つまり兵士）とか、
王族でない女が女王を狙ったりとか、考えようによってはめちゃめちゃな展開ですよ。
でも、続きが気になって仕方なくなってくるドラマでした。
（でも疲れるから、そんなに繰り返してみたいとは思わないけど）


これは少数意見でしょうが、私はミシルがそんなに好きでなかったので、
ミシルとの対決よりは、女王とユシンとピダムの愛憎どろどろの
三角関係が見たかったですね。
そもそもこの脚本家はラブストーリーの書き方がうまくないようで、
女王がいつ、ユシンを好きになったりピダムを好きになったりしたのか、
イマイチよくわからない展開でした。
女王とユシンなんて、相思相愛の仲というより姉弟みたいに思えていました
（俳優の年齢でいうと、兄妹だけど）


ミシルと言えばこのドラマの要でしたが、私から見るとけっこうウザくて、
そもそも王族ですらないのに、女王を狙っちゃったりするなんて
ずうずうしいにもほどがあるなあ、と思っていました。
そもそも新羅の国内でこんなに内乱していたなら、簡単に外国から
攻められて滅ぼされていましたよね。
私としては、ミシルより、善徳の次の真徳を登場させて、
真徳の登場シーンが多いほうがおもしろそうだったけど
（春秋と真徳を対立させるとか、ね）


あと、このドラマは男性陣はかっこいい人をそろえていてよかったのですが、
主役級の二人がオカメだったのが残念ですね。
コ・ヒョンジョンは新羅時代の装束と髪型は似合っていましたが、
私は現代劇の彼女の顔を知っているので（Hitとか）、うまく化けたなー、というくらいの感じでした。
主演のイ・ヨウォンに至っては、一番似合っていたのは郎徒など男装しているときの格好であり、
王女、女王の服装はイマイチだったな、という感想です。
それに、ヨウォンって顔のつくりの左右が結構アンバランスなのが気になって仕方がなかったです。


男性陣について言うと、起用の仕方がもったいないです。
せっかくのオム・テウンも印象の薄いいい子ちゃんだったし、
天明がらみでは出番が多かったアルチョンも、後半「どうしちゃったの？」というくらい
エピソードに絡まない感じの出演シーンばっかり。
アルチョンよりヨムジョンのほうがヘンに目立っていました（笑）
アルチョンに反比例して出番が多くなったのがピダムでしたが、
ピダムと女王を恋仲にするつもりなら、中盤からもっと、それっぽい
二人の絡みを入れてほしかったです。
とにかく女王は、ミシルを倒すまで政敵と戦い通しで、恋愛するヒマなんてなさそうな感じでした







出演者　イ・ヨウォン/コ・ヒョンジョン/オム・テウン/キム・ナムギル