河惣益巳ファンサイト

川原泉



2012年正月、帰省した折、ほとんどの作品を読み返しました。
中学〜大学時代に読んでおり、読み返しても確かに面白いと思われる
作品がほとんどだと思います。
が、未成年の飲酒や、(これは成人男性ですが)喫煙シーンが結構多くて、
今では描けない内容のエピも多いですね

レナード現象には理由がある




正月に実家に帰省して昔の作品を読み返したのがきっかけで、
最近の作品も読んでみるになって買いました。
メイプル戦記以来ですかね?

この人の作品は、ストーリーがどうのこうのというより、
絵とセリフを楽しむものだと思います。
そういうわけで、ストーリーをうんぬんするのが難しいのですが、
そういう作品なだけに、何度も読み返すに耐える本ですね。

表題の「レナード」には、この漫画家のパターンのエッセンスが詰まっている
と思います。
成績優秀で非の打ちどころのない男子生徒、ちょっと落ちこぼれのヒロイン、
でも、悪口を言われても引きずらない楽天的な性格、とかね。
「レナード」が楽しめれば、他の作品のも楽しめるのではないか、と。


それと、過去の作品で気になった未成年の飲酒などのシーンは
この本では全然ありませんね。
そういう点では世間の動向を意識しているんですね。



バビロンまで何マイル?



タイトルに「バビロン」とついていますが、
作者のスランプによる打ち切りのため、事実上ルクレツィアの話だけとなっています。
指輪の形をしたタイムマシンを手に入れた高校生の男女(幼なじみ)が
あちこちの時代をめぐる、という設定で始まった話ですが、
恐竜時代とルネッサンスのイタリアを訪ねるだけで終わってしまいました。
ルネッサンス編も、実在の有名人が出てきたり、
川原流のコメディでボルジア家の人を描いていて面白いのですが、
いかんせん、作者のアイディアが尽きて打ち切りというのが残念です。


それと、この作品はコミックス版を買った人の場合、完結編まで読みたかったら、
文庫版を買いなおさないといけないようになっており、
その点で何の謝罪もないのが不誠実であり、この点は憤りを感じています。

登場人物
月森仁希/真船友理/ルクレツィア・ボルジア/チェーザレ・ボルジア/レオナルド・ダ・ヴィンチ/アルフォンソ・ダラゴーナ/
アレッサンドロ6世/ミケロット/ニッコロ

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