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天上の虹




いつの間にか出ていましたね。
発売されてから3か月間気づかなかったです(笑)

珂瑠の紀への執着が気持ち悪いのですが、宮子の発狂の原因のためには
こういう設定も仕方ないのかな。
10歳も年上でしかも浮気された妻にあそこまで愛情を抱くというのも
オソロシイ気がします。

但馬の方が、なんだか急に人が変わったみたいに、自分のやりがいを見つけ出しました。
穂積への執着が消えたのはよかったですね。

それと、大津の隠し子の安麻呂はあっさりと讃良さまに丸め込まれてしまいました。
さすが讃良さま!


もう、恋愛がらみのエピはないのかな?と思いきや、
氷高と葛城(三千代と前夫の子)ですか、、、新しい!





前巻から長かったですね(毎度のことですけどね)
一応、話しはすすんだのかな?

大津の息子って、興味ないし好きでもないので、この程度のエピで片付いてよかったです
(ちょっとあっけなかったような気がしなくもないですが)

やぱり、讃良さまに太刀打ちできる人なんて、滅多にいるわけないし。

そういえば、作中で明日香皇女も大く皇女も亡くなったけど、
明日香のほうは、インパクトが薄かったなあ。






文武天皇(珂瑠)はまだ若くて頼りなく、姉の氷高(のちの元正天皇)が
弟を支えるため、独身を貫くことを決意します

・安麻呂
大津があんまり好きじゃなかったので(だって傲慢だったんだもん)
大津の息子とか出てこられても、萌えまへん

・明日香皇女
白血病になっちゃったのかなあ?
謹慎されたり、負け組みの夫を支え続けてきて、この女性の人生も大変だったんだなあ、と思います
これで、夫が優しい人だったら報われるのでしょうけど
忍壁とは仲が良いようで、たまに深刻な喧嘩になったりしているので、気の毒です

・氷高
黒髪の艶にかけては、漫画界一うまいのが、この里中先生ですね
で、氷高は今回髪型を変えちゃうのですが、髪を全部上げるのは、彼女には似合わないです
なんか、渋谷を歩いている現代のイケイケギャルみたいだと思いました
長屋王残照記 の頃の髪型が好きでした
この巻では、氷高が独身を貫く理由みたいなのが出てきます
歴史上の事実なので、なぜこの「美貌」の皇女が独身だったのか
歴史マニアや歴史学者の興味はつきないと思いますが、私もまた、弟や皇室の行く末が気がかりで安心して
嫁にはいけなかった、というのが真相なのかなあ、と思っています

・吉備
この巻では一人ではしゃいでいるキャラ
ところで、長屋が弓の大会に出ているシーンで何故、母親の御名部が出席していないのでしょう?

・五百重
初期の頃と激変しているキャラ
昔の小悪魔のような五百重どうしちゃったのでしょう?
昔の五百重は他の女(妻)たちと競争するタイプじゃなかったと思いますが
それは昔は、天武に愛されていた余裕からだったのでしょうか?
所詮彼女も、権力闘争の好きな藤原の娘だったのですね

・新田部
最初はちゃらちゃらした若者っぽい登場でしたが
この巻では、みょうに思慮深いキャラになってしまいました

・大江
大江も若い頃の美貌を知っている読者からすると、あの老醜ぶりには、胸がつまります
大江は長い間わずらっていたけど、何の病だったのだろう

・讃良
主役なのに、影薄すぎ、というかサイドストーリーが多くて出番なさ過ぎ








ギリシャ神話




この本が出たときは正直なところ、早く「天上の虹」の方を完成させて欲しい」と思い、
しばらくは、こちらの方は読んでみませんでした。
ですが、この度機会があったので、このギリシア神話を読んでみることにしました。
さすが、ベテラン漫画家の作品だけあって、いろいろなエピソードを
うまくまとめているな、という感じはしました。
子供の頃、学校の図書館でギリシア神話を読んでみたことはあったのですが、
何がなんだかよくわからず、おもしろいかどうかもわからない、という感じでした。
そういう点で言うと、他のブログでも紹介されているように、
ギリシア神話のストーリーをつかむのには最適なシリーズですね
どこかで聞いたことのある用語の意味も、語源はコレだったのだな、
と勉強になりますし。と言っても、ギリシア神話自体が登場人物が多すぎて人間関係が複雑すぎて、
さすがに2度くらい読み返さないと、きちんと話をつかむことができないかな、とは思います

登場人物
ゼウス/ヘラ/ガイア/ウラノス/クロノス/ヘルメス/プロメテウス/パンドラ/デウカリオン





「アポロンの哀しみ」とあるように、あの有名なダプネのエピが入っています。
ただ、アポロンはダフネに振られたことがあるだけでなく、
少年に恋してもうまくいかなかったりします。
あとはパエトンとかメデューサのエピソードです。
メデューサっておっかない顔のイメージが強いですが、
最初はなかなかの美少女だったんですね。

登場人物
ヘパイストス/セレネ/エオス/アポロン/イオ/パエトン/エウロペ/ディオニュソス/ギガンテス/アテナ/メデューサ




オリオンって、アルテミスに殺されたんでしたっけ?
オリオンって、さそりに刺されてすぐに絶命して、星座になったのかと思っていました。
アルテミスに殺されたのが、作者の創作か、あるいは原典がそうなっているのかはわかりませんが、
このエピソードが一番気に入っています
ちなみに、千葉ロッテマリーンズの以前の球団名が「ロッテオリオンズ」だったわけですが、
この神話のエピソードを知っていると、
さそりという、それほど強そうな獣でもないものにやられたオリオンって、そんなに強そうな気はしなかったし、
だからチーム名にするのもふさわしくないような感じがしていました。
他、ナルキッソス(水仙)のエピソードなど







「激情の王女」とありますが、確かにメデイアは里中先生の本によく出てくる、
恋愛脳で思い込みの激しい女でした。
後半は英雄テセウスの物語が中心ですが、もうこのころになると、
英雄の素性(誰を親にして生まれたか、とか)がチンプンカンプンですね。


登場人物
メデイア(コルキス王女)/イアソン/テセウス(アテナイ王)/アリアドネ(クレタ王女)/ヒッポリュトス








名作オペラ


椿姫は、デュマの原作がかなり好きな作品です。
ただ、小説だとアルマンの考えとかが語られて、深いテーマの作品になっていると思いますが、
オペラだとあらすじだけなぞっているという感じで、ちょっとチープなロマンスものに
なっちゃっているような?
アイーダ、リゴレット、マクベスみな、悲劇的なエンディングですね。
そのなかでリゴレットがドロドロしていて面白いと思いますが、
一番、後味悪いエンディングですね。
マクベスなんかは主人公の自業自得だという気がしますが。

登場人物
ヴィオレッタ/アルフレード/ジョルジュ・ジェルモン/アイーダ/ラダメス/アムネリス/リゴレット/ジルダ/マクベス/マクベス夫人




カルメンは究極のDV男の物語ですが、私はハバネラの曲は好きです。
ですので、カルメンだったらオペラで見てもいい気がします
(といっても、本格的なのは鑑賞する忍耐力があるか不安なので、ミュージカル程度でもいいけど)
トリスタンとイゾルテ、よく名前は聞きますけどね。
でも、薬で二人が恋に落ちるところって、コントみたいな感じでした。
あと、最後イゾルテが気力で自殺するって、これもアリなんですか?
どうも私は、ワーグナーのオペラは性に会わないかも
サムソンとデリラは結構気に入っています。
というのも、これは相思相愛の物語でなく、サムソンが一方的に
その恋心を利用されているので、単なるロマンスでないかもしれません。
デリラは今でいうところのスパイ、工作員なのでしょうが、もとはどういう素性の女性だったのかな?

登場人物
カルメン/ドン・ホセ/ミカエラ/トリスタン/イゾルテ/ブランゲーネ/マルケ王/クルヴェナール/サムソン/デリラ



この本、ハードカバーのときのタイトルは「蝶々夫人」だったのですが、
荒川静香がこの曲で金メダルを取った後、文庫本になるときに「トゥーランドット」に変えられました。
曲は有名ですが、ストーリーはこういうマンガを見ないと知りえないと思います。
でも、読んでみると「は?」と思えるようなストーリーであるような気がします。
王女が出すクイズの解答もムリがあるような。
こういう王女と一緒になる王子も幸せになれるのかなあ?
蝶々夫人のほうも有名ですが、こっちも女性にはあまり共感できないようなストーリーで、、
海外の人たちの大和なでしこ願望炸裂のストーリーですね。








「トスカ」は、これまた里中先生の作品によくでてくる、
恋愛命の激しいタイプの女性がヒロインですが、
最後悲劇で終わるせいか、わりと面白く感じました。
「マノン・レスコー」はヒロインに魅力がなくてつまらない。
お金や贅沢への未練が断ち切れないせいか、恋も中途半端な感じです。
「ローエングリン」これってあのルードヴィヒ2世が好きだったのか、、、と思いました。
ヒーローが白鳥の舟に乗ってやってくるって、耽美的過ぎる。
実際の舞台だともっと迫力があるのかな?
この漫画だとストーリーがたんたんと進む感じです

登場人物
マノン/デ・グリュー/ジェロント/トスカ/マリオ/スカルピア/ローエングリン/エルザ/テルラムント






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