最終更新: bellydance_net 2014年12月24日(水) 13:46:45履歴
<ストーリー>
シャルルは殺人事件の捜査でロンドンに飛び、そこで、ディーンと再会する。
銃撃戦に巻き込まれて被弾するも、ディーンの応急処置で一命を取り留める
この作品を読んだおかげで、ロンドンに行ったときにハイゲート墓地によりました。
最初行ったときは運悪く門が閉まっていたので、翌日出直しましたね。
作中で語られている通り、ハイゲート墓地にはカール・マルクスの墓があります。 なぜ、ドイツ(プロイセン)出身のマルクスの墓がドイツにないかというと、 イギリスに亡命して、晩年は貧しい生活を送りながら、研究と執筆をつづけていたからです。
<ストーリー>
モンテカルロ・ラリーのころに、モナコに休暇に来たシャルルたちは、
ディーンと偶然出くわす。
ディーンは、グレース王妃亡き後の社交界の影の女王の座を狙っていた
マダム・エルブランシュの暗殺を企てており、
グレース王妃が事故死したのと同じ場所で、エルブランシュを狙撃する。
この作品が描かれたころはまだ、グレース(正確には)公妃の事故死は
ほんの数年前の出来事でした。
エドが映画女優のグレース・ケリーのファンだったのは意外というか、
エドのキャラからして、そういうミーハーなことはしなさそうですよね。
ハリウッドの映画女優からモナコ公室にお嫁入りしたグレース・ケリーは 自動車事故死により、今はモナコ大聖堂に眠っています。 現在のモナコ公アルベール2世はもちろん、グレースの息子さんです
<ストーリー>
ナチスの残党の宝(2万トンの金塊)を探すことになったシャルル。
ワインを楽しむためハイデルベルクにやってきたディーンに見守られながら、
調査を続ける。
金塊を横取りしようと、中東の小国の皇太子、アリ・メディナがシャルルに近づくが、
ディーンがアリを暗殺、シャルルは無事、金塊を発見する。
推理小説風の展開。
お城、ロマンチック小説、銃、宮廷道化師ペルケオなど、魅力的な小道具をちりばめて、
異国ムードたっぷりに話が展開していきます。
ディーンが、たまたまオフである(殺しの依頼を受けていない)のが珍しい。
シャルルとディーンが食事した、ツム・ローテン・オクセン(赤牛亭) 戯曲「アルト・ハイデルベルク」の舞台になったお店だということは、作品中にもあったとおり 1703年創業、外国人観光客もいっぱいくるらしいですローターオクセン英語版サイト
<ストーリー>
シャルルとエドは、ヴェルサイユサミットの警護を担当する。
その頃、ディーンはポーランドの工作員、レヴィアからフランス外相の暗殺を依頼される。
ディーンとレヴィアが一緒にいるところを見たシャルルは、ディーンに暗殺をやめるよう、説得する。
ディーンはレヴィアの依頼を断る。
エドやシャルルの両親をめぐる、アストレのエピが語られました。
それから、ディーンの心の中でシャルルの存在が大きくなってきていることを
感じさせます。
ディーンとしては、依頼を果たして大金を稼ぐよりも、シャルルの頼みを聞くほうが
大切だったのですから。
シャルルがディーンに(デート?)に誘われていくことになった「ムーラン・ルージュ」 日本でも有名な、パリにあるキャバレーで、フレンチ・カンカンがウリ。 日本向け公式サイトがある。ムーランルージュ日本向け公式サイト
<ストーリー>
ヴェネチア沖に停泊する豪華客船を利用した密輸を捜査するために来たシャルルは、
ディーンと偶然再会する。
ディーンのほうは、依然果たした仕事の依頼主、ヴィアージョから狙われていたため、
逆にヴィアージョを狙撃する。
シャルルの叔父、リュシーが登場。
この時点でわかっていることは、彼の職業はルポライター兼情報屋。
それと、男色家でもあり、さっそくディーンを口説いている。
なぜか3人で行動するのを嫌がるシャルル。
無意識のうちに、ディーンのことでリュシーに嫉妬しているのかもしれません
(だってエドを含めた3人でいるのはイヤがっていないから)
シャルルがワインを飲むのに使ったのが、有名なヴェネチアングラス。 作品中でも解説があったとおり、ヴェネチア沖のムラーノ島で今でも生産されています。 ムラーノ島へは、乗合船(ヴァポレット)を使ってわたり、ガラス博物館の見学も可能。 ちなみに、グラスは作品中に出てきたブルーだけでなく、いろいろなカラーを使っています。
<ストーリー>
故ヴェルドイユ伯が集めていた美術品に盗品があるという情報を得て、
エドとシャルルは捜査中。
一方、ディーンは匿名の殺人依頼を受けていたが、ターゲットがエドらしいと知り、
シャルルは殺しをやめさせるため、ディーンを見張る。
エドとディーンは情報を提供しあい、ヴェルドイユ伯の息子を追い詰める。
シャルルとエドの義理親子関係がこの作品で明らかになり、
シャルルはエドをこの作品から、「ボス」とは呼ばなくなりましたね。
そして、犯罪についての捜査権がない、インターポールのシャルルたちが、
地元パリで捜査をしているところが、くすっと笑えちゃいます。
市警にディーンを探させるまでしちゃっているし。
インターポールは捜査権がありません。 国際手配はするけど、各国捜査機関の連携の窓口。 要するに情報の提供、などです。 扱う内容は、国外逃亡犯や盗難美術品の発見、 国際犯罪の手口のデータベース化など
<ストーリー>
密輸の捜査でロッテルダムに来ていたシャルルは、ディーンと再会。
ディーンはターゲットのNATO将校を殺害。
その後、そのNATO将校が密輸の犯人だと判明
ディーンが男色家ではなく、両刀であることが判明。
シャルルはディーンを警戒しながらも惹かれていきますね。
ちなみにコミックス版では、この作品の途中に初めて作者のメッセージが出ます。
(雑誌掲載のときに広告欄だった、左側半分のところです)
シャルルに対する作者の思い入れが語られています。
ディーンがプレゼントされた、オランダの酒ジェネバーについて。 日本ではあまりなじみがありませんが、ジンの発祥になったお酒で、 もともとはジェニパーベリー(ねずの実)というものを入れていた薬用酒だったそう。 飲み方は、強いお酒ですがストレートで飲むのが一般らしい (作品中でディーンはロック-氷を入れる-で飲んでいましたけど)
<ストーリー>
捜査のためスイスに出張したシャルルが、帰りの列車の中でディーンと出会い、
ディーンに助けてもらって犯人逮捕に成功する
ディーン、シャルル、エドなど主要人物の初登場の第1話。
アテナ大賞という、白泉社の漫画大賞受賞作で、河惣先生のデビューのきっかけとなった
作品であることは、ご存じのとおり。
このときはまだ、シャルルとエドの義理親子設定はなかったようで、
シャルルはエドを「ボス」と呼んでいる。
少女マンガなのに女性キャラが出てこないという珍しい設定。
これもまた、新米刑事と超一流の殺し屋という異色のコンビが受けたのかな?と思います。
こんなにも長く続くシリーズのタイトルである「エクスプレス」のきっかけとなった、 TEE(ヨーロッパ国際特急)についてですが、作品にあったような、 機関車が客車をけん引していくタイプは、今はありません(当時はもちろんありました) 多分、イメージとしてはオリエント急行をもうちょっと庶民的にしたような ものなのでしょうね。 オリエント急行みたいにドレスアップしたり食堂車でディナーをするほど贅沢はしないのですが、 一応コンパートメント(個室)はある、みたいな。 日本の特急でも、個室なんてめったにありませんからね。 現在、フランス〜スイス間にあるのは、TGV Lyria(リリア) 日本の新幹線とほぼ同じような雰囲気ですね。
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