とある男子校があった。
今年その高校に赴任してきた教師の一人竹内豪鬼(たけうちごうき)。
彼は見た目通りのおっかない先生だがノリがよく生徒からまたたくまに人気を得たされていた。。

***
「せんせー、おはよー」
「おう、おはよう」
「おっはーー、せんせい」
「古っ!お・・・おっはー・・・」
次々と生徒が登校する中それを前を開けたジャージに仁王立ちに竹刀。おまけにいかつい顔をした教師が迎える。
S高校の朝はいつもこんな感じだ。ノリこそいいがその見た目に反せずその教師、竹内は相当恐ろしい人物である。
普通の高校にも一人くらいいるであろうこわもての教師であるがS高校には昔、彼の量産型のような教師しかいなかった。その教師が今となっては竹内のみ(まぁかれは今年赴任してきたばかりだが・・・)のみになった理由は・・・・後々話そう。
S高校は「馬鹿でも入れる高校」ということでたくさんの不良生徒がいる。
まぁ、不良のほとんどは学校にはさほど来ず学校に来る善良な男子生徒で構成されるS高校はそこまでの凶悪校でもない。
かといって他学校からは「たんつぼ」などと言われている。
発音はあくまで「たんつぼ」であり、差別的ニュアンスとはすこしずらしているところが本気で怒ることができないポイントである。

まぁ、そんな高校にも夏は来る。
そして学校祭もやってくる。
そして毎年かかげられる目標がある、それは・・・「JKG」である。
JKGとは
J・・女子
K・・高生
G・・GET
の略である。だがその目標はほぼ毎年かなえられることなく星屑と消えるのだ。

そんな彼らにも希望はある。それは謎の無名アイドルたちである。
S高校の生徒会長兼ボスの野之内 健也(バリバリの不良)が裏で糸を引き無名のアイドルのコンサートを開いてくれているのである。
野之内家といえば日本の大企業の一つ野之内グループである。
おもに芸能関係とのコネが強いことで知られておりそこの息子たちはそろいもそろって馬鹿アンド不良なので数年にわたりS高校を支配下に置いているのだ。



学校祭が近づくにつれそわそわしだす生徒たち。毎年やってくる無名アイドルのレベルは相当高いらしくなぜ売れないのかが疑問で仕方ないらしい。
メンバーは昔はたくさんいたがいまは数名しかおらず、ずっといるメンバーもいるが基本的にはメンバーはほぼ毎年入れ替わっていくらしい。
メンバーは入れ替わっても歌、ダンスのレベルは劣らず年々レベルアップしているという。
ただ、メンバーたちの性格はほぼ全員が恥ずかしがり屋であるらしい。
そんな娘がかわいいい衣装から露出度の高い衣装、はたまた水着にコスプレなどサービス精神全快で行うコンサートは大盛況でその時ばかりは先生も気を遣い生徒だけにしてくれるらしい。
つまりコンサート会場(体育館)にはコンサート中無名アイドルと生徒しかいない。
むかしは気の強い女の子が多かったらしいが今ではおとなしそうな子が多いらしいそうで多少(?)のおさわりもOKだとか・・・。

B「ま・・・まじかよ。それじゃあ、着替えものぞけるんじゃね?!」
A「みたいらしい・・・。現に俺の兄貴はのぞいてたって・・。ほら、これその時の写真」
そういって男子生徒Aが取り出した写真には数名の美少女が着替えをしている写真であった。

B「うおっww!!!」
男子生徒Bがおどろいた理由は3つあった。
一つはアイドルのレベルの高さ。お姉さん系の大人の美女もいればロリータっぽい女の子もいる。男子生徒Bはがぜん学校祭がたのしみになった

二つはそのアイドルたちがほぼ全員下着姿であったこと。どうやらうまいぐあいで写真を撮ったらしい。
大人の美女は赤く透けたセクシーな下着で胸も相応にある。
ロリータ系の美少女はデフォルメされた猫の下着で胸は意外とある。すこしがっかりだ。
男子生徒Bはもうこの写真を見れただけで幸せでいっぱいになった

3つめ・・・・、これが一番驚きだが、ほぼ全員が写真を撮られていることに気付いているのかこちらを向いてピースをしていることだ。
ノリの強さの個人差はあれど、ほぼ全員なんらかのアクションをとっている。
大人の女性は身体をかくすことなく、むしろ自信を持っているようにどうどうとピースしている。
ロリータ少女は振り返るようにこちらを向いており、お尻を突き出すような形に満面の笑みでダブルピースをしている。
同年代くらいの少女はない胸を隠すようにしてピースをしており顔は真っ赤である。
男子生徒Bはもう死んでもいいと思った。

高校の男子が興奮するには十分すぎるその写真を食い入るように覗き込む男子生徒B。
そんな友達の姿にドン引きしかけたがこんな写真を持ち歩いている時点でじぶんも似たようなものかとちょっと引いただけで男子生徒Aは冷ややかなまなざしでBを見つめ続けた。
A「そういや、えらばれた生徒はこの娘たちとHができるんだとよ」
B「キターーーーーーーーーーーーーーーー」
A(・・・うるせぇ。)



「ヤらせてくれる無名アイドル」のうわさはしだいに生徒たちの間に広まった

「校長!あのうわさはなんなんですか!!」
生徒たちの間で流れる無名アイドルのうわさを聞きつけた竹内が校長に問いただす。
さすがに無視できない事態であることは確かだからだ。
「いくら野之内グループが裏で動いているとはいえそんなふしだらなアイドルグループのコンサートは中止すべきです」

竹内のさらなる訴えに校長の顔もこわばる。
「むぅ・・・。しかしだね・・・」
校長の態度に竹内は一層機嫌が悪くなる。
「校長!こんなことが学校外にしれれば大変な問題になりますよ!」
微妙な反応だった校長は竹内のその言葉に強く反応した。
「・・・それは大丈夫だよ、竹内先生。・・・証拠がないから・・・な」
「・・・・? とりあえず・・・・、ぐぅぅ。もういいです!!」
妙に説得力のあるのに根拠のないその言葉に竹内は顔をしかめながら校長室を後にした。

校長室に一人残る校長はひきだしから一枚の写真を取り出す。
その写真には男子生徒の股間にしゃぶりついているロリータ少女が写っていた。
写真には黒色のマジックで「淫乱校長(54)www」と書かれている。

「しかたないではないか・・・。もしあの技術が公になれば私たちは職を失い、刑務所に入るどころの騒ぎでは済まないのだ・・・。
いや・・。警察より先に彼につかまって売られてしまうのがオチか・・・・。」
神妙な顔で考え込む校長。そんなとき校長室のドアがノックもされずに開いた。
そこにたっていたのは野之内であった。

「校長、今年も頼むぜ。」
下衆な笑みを浮かべて野之内がいう
「ああ、わかっておるよ。メンバーは学校をやめた田中先生を除いて去年といっしょでいいんじゃな?」
野之内の機嫌を損ねぬようにか校長が慎重そうにしゃべる。
「いや、今年は去年に3人加えたメンバーで行く。
まず数学の佐藤。それから公務員のむかつくあのジジィ、名前は知らええけど何人かいる公務員のなかの一番年とってるジジィだ。
それから・・・竹内。あいつは久々の強面教師だからな。べつに俺の機嫌を損ねたわけじゃねぇが・・・この3人だ。」
野之内は楽しみそうにそういう。
「た・・・竹内先生だと!?メンバーに選ばれるのは君が気に食わないと思ったものだけという約束ではないか!!」
校長が思わずそういうと先ほどまで笑っていた野之内の顔から笑みが消える。
つかつかと校長の目の前まで移動して写真を取り上げる
「テメェ・・・。黙って俺の言うこと聞けよ。
この女だれだ〜?
毎年毎年おいしそうにちんこしゃぶるこのおっさん幼女さんはよぉ!?あぁっ!?
ギャハハハハ!!なんだその顔?
俺には分かってるぜ、お前は毎年あれが楽しみで楽しみで仕方ねぇんだろ!?
だからこんな写真大切に持ってる。ちがうか!?」

「それは・・・。ちゃんとやらないと売り飛ばすと君が・・・。」
子供の言い訳のようなそのセリフに野之内は興味が覚めたような顔をする
「へっ、まぁいいけどよ。
ったく、校長といい教頭といいこの学校の先公はみんな変態だぜ。まっ、その変態に楽しませてもらってるけどな。」

野之内は写真をなげ捨てるように校長に返すと校長室を後にした。
返された写真を神妙に見つめる校長

「・・・・むぅ。すまん竹内先生よ。」
また校長一人となった校長室で校長はつぶやいた。



そして学校祭当日・・・。
いろいろ準備したかいがあって大盛況の学校祭。けっきょく女子高生のゲットはできなかったが彼らにはまだ希望の光がある。
彼らは学校祭最終日・・・後夜祭に体育館に集まった。
そこにはうわさ通り先生はおらず全校生徒ほぼ全員がいると思われた。

そしてステージ横の準備室には様々な衣装が用意されており美しい女性たちが数名、男子生徒が数名集まっていた。
「しゃ・・・写真撮ってもいいですか?」
「いいよー。ピースw」
「こら、知香ったら。ごめんなさいねこの娘無邪気でいつもワンパターンでね・・・。ご要望とあればキスくらいしてあげるわよ」
下着姿で浮かれる幼女とそれをたしなめる大人な雰囲気の女性。
開始前だというのに次ぎから次へと生徒たちが押し寄せてくる
しかし前からいたメンバーはなれたもので、幼女はにこにことダブルピースでまちかまえ大人な美女は何人もの生徒と濃厚なディープキスをしている。
貧乳を気にする少女は体育座りで胸を隠しながら男子生徒の相手をしている。
そのほかのメンバーもうまいこと生徒の相手をするが新メンバーの3人はそうはいかないようだった。
「いったいどうなってるんじゃ・・・」
いまだに状況のわからない様子でYシャツを羽織ったまま立ちすくむ長髪のおとなしそうな少女。
年は17くらいだろうか、大きな胸を一切隠さずYシャツから透ける陰毛と乳首、そしてやわらかそうな太ももに男子生徒は釘付けとなっていた。
新メンバーの中では一番スタイルがいいといえるだろう。

「こんなことがおきるなんて・・・。計算できなかった。でも楽しい!ほら、撮って撮って〜?」
若干とまどいながらこの状況をたのしむ理数系な雰囲気をかもし出す20歳くらいの女性はチャックの超ミニスカートにおしゃれなTシャツというコーディネートで次々とポージングを決めていく。
パンツが見えようが、Tシャツのすきまから下着が見えようが、胸を触られようが嬉しそうにポーズを決めてはずれる黒縁の眼鏡を直していく。
胸は小さいが顔立ちが整っていて美人のたぐいであることに間違いはない。

そしてワンピースを着て生徒に叫ぶ少女、ちょうど中学生か高校生といったところで全体的にバランスが取れたみためである。
が、写真を撮る生徒、体を触る生徒たちに叫び続けている。

「こ、これはどういうことだ!説明しろ!・・・あ、説明はもうされてるっけ…、って、納得できるか! 
お・・・おい、こら!!捲るな!っ〜〜とるなぁ!」
かわいいアニメ声で凄んでも誰も気にしない。すると一人近寄ってくる生徒がいた。
その生徒にスカートをめくられ面積の少ないピンクの縞パンがあらわになった瞬間パシャパシャと写真を撮られる。
その生徒はカメラに向かってピースをしている。
「またまたぁ、嬉しいくせにぃ。ほら ちゅーー」
無理やり抱き寄せられ唇にされたキス。またもやシャッター音。湧き上がる歓声
「んんん〜〜〜〜〜」
口内に侵入する舌・・・。少女はいったん考えることをやめ口の中から舌が出ていくと同時に意識は復活した。
「ん?そんなに顔赤くしちゃって〜、純情?
俺、「選ばれた生徒」だからまたあとでね。今度はもっとすごいことしちゃうから。んじゃばいびー」

「もっと・・・、すごいこと・・・?」
「うん、もっと・・・ね」
去り際に胸をもんでその生徒は部屋から出て行った。
そしてまたはいってくる生徒たち。
上級生などなれたもので少ない 面会時間 のうちに全員とのスキンシップを終わらせている。

「・・・。なんでこんなことになったんだ?」
少女は唖然としてそうつぶやいた。
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