2chエロパロ板の「井上堅二 バカとテストと召喚獣でエロパロ」の作品をまとめたサイトです。

―ボクと康太と秘密のお勉強―

「ねぇ、ムッツリーニ君はボクのこと好き?」

 先生の不在を知った工藤愛子は、ムッツリーニこと土屋康太を決闘と称し挑発して、放課後の保健室におびき出した。
寝台に腰掛けている愛子に対し、康太は警戒しているのか、緊張した様子で突っ立っている。

「…………嫌いでは、ない」
 しばらく逡巡していたようで大分間があいたが、康太はやっと問いに答えてくれた。
否定されなかったことに安堵を覚えたが、微妙な答えに満足できずに愛子は食い下がる。
「なら、どうでもいいとか?」
「…………!(ブンッブンッブンッブンッ)」
「良かった。じゃあ好きってことかな?」
「…………」
 愛子の問いかけに康太は何も答えようとしない。
ライバルなのだから答えられなくて当然なのかもしれないが、愛子は黙秘を許そうとはしなかった。
「ボクがムッツリーニ君のことが好きって言ったら、君はなんて答えるの?」
「…………仮定の話に答える義理はない」
「そうだね。もし、なんて、卑怯だったね」
 彼の気持ちが読めない。
愛子のことをどう思っているのか、好きだったとしても、果たしてそれは他の女子と違う特別な感情であるのか。

「……ボクは君とセックスがしたいな」
「…………!?(ブシャアアアッ)」
 そんな卑猥な言葉が言えて、なぜ日頃簡単に使う、好き、という一言が言えないのか、自分でもおかしくはある。
本当は言えないこともないのだ。
だがそれは、普段と同じ軽い言葉になってしまいそうで、彼にもそう思われてしまいそうで、ちゃんと伝えられるか不安だった。
そして、もし関係が壊れ、こんな風に話すことも叶わなくなってしまったら…愛子にはそれが怖くてたまらなかった。
「…………俺を殺す気か……っ!」
 やっと出血を落ち着かせた康太は、愛子を睨みつける。
「仮定の話じゃないよ。ムッツリーニ君はボクとセックスしたい?今度はちゃんと答えてくれるよね」
「…………っ(ボタボタボタッ)」
 康太は随分答えに困っているようだ。
無理もない。彼のあだ名の由来はムッツリから来ているのだから。
近頃はあだ名を疑問視する声もあるようだが……
「…………受けて立とう」
「ふふっ、男に二言はないよね?」
 彼の恥じらいと性欲の闘いは性欲が勝ったようだ。
 普段の競争の延長のような答え。
しかし、愛子にはその言葉で充分だった。
彼の同意が欲しかっただけなのだから。



「じゃあ前戯から始めようか?」
 そう言って立ち上がると愛子は自分の体で死角を作り、悟られないよう、寝台の端に置いていたボトルを開け素早く口に含んだ。
そのまま康太に近付き、彼の肩に手を回し引き寄せる。
左手で顎を掴むと、康太が驚く間もなく彼の唇に口づけた。
「…………!?」
 鼻血対策に右手で彼の鼻をつまんでおいた。
苦しいかもしれないが、少しの間我慢してもらおう。
「……んっ……」
 康太の唇をこじ開けて舌を滑りこませると、口内に忍ばせていた液体を彼の喉に押し込む。
「…………!?」
 彼は抵抗したが、そのまま奥まで流し込んだ。
拒む舌は捕らえて黙らせ、苦しそうな彼に追い打ちをかけるように口内を凌辱する。
 ……っ……ちゅく……ぬちゃ…っ……
 淫靡な水滴の音が脳髄に響き渡る。
次第に彼の眼はトロンとして、なまめかしさを醸し出し、愛子をさらにそそらせた。
お願いだから、早く落ちて?

 しばらくすると抵抗する意思さえ無くなったのか、すとんと彼の力が抜けおちる。
ゴクッと喉がなったのを確認してから彼を自由にしてあげた。
ゆっくりと離した唇は互いを繋ぐようにキラキラと糸を引いている。
 やっと息が出来るようになり、我に返った康太は、呼吸を荒くしながら愛子を青ざめた顔で問い詰めた。
「…………何を飲ませた!?(ダバダバダバ)」
「さぁ、なんだろうね?」
「…………くそっ罠か……っ!」
 彼は保健室から逃げ出そうと扉へと駆け寄ったが、愛子はすかさず抱き着いて彼の行動を塞いだ。
「そうはいかないよ?(ピラッ)」
「…………卑怯な……っ!!(ビシャアアア)」
 そんな悶着を何度か繰り返し、彼の顔が土気色を帯びてきた頃、康太が異変に気付く。
「…………!?……うっ……」
 驚きで一度目を見開くと、今度は段々と眼をうつろにさせて、彼はその場に崩れ落ちた。
「…………工藤っ……何を……するつもり……だ……っ……!」
 自ら太ももに爪を立て、睡魔と抵抗しようとしていたようだが、数分後スゥスゥと静かに寝息が聞こえてくる。
薬が上手く効いたようだ。
彼に飲ませたのは速効性の睡眠薬で、数時間は目を覚まさないだろう。
「君が悪いんだからね……君が……倒れちゃうから……」
 愛子は誰にも邪魔されないよう、保健室のドアの内鍵を掛けた。



 康太を寝台へと運んで仰向けに寝かせてから、カチャカチャと彼のズボンのベルトを解き、留め具を外す。
チャックを下ろしトランクスに手をかけると、躊躇う前に一気に引き下ろした。
「あれ?」
 彼の息子は、何故か勃つ兆しをみせていた。まだ接吻しかしていないのに。
もしや彼は鼻だけが性的刺激に弱いのではなくて、下半身も鼻と同じように反応してしまうのだろうか。
あるいは、愛子の接吻にそれ程感じてくれていたのか。
そうだったなら嬉しい。
 彼の性器を両手で手にとり、先端をそっと撫でると、それはピクンと少し跳ねた。
顔を近付け、色形などをよく観察してから恐る恐る口づける。舌をのばし、亀頭の部分を舐めてみた。少ししょっぱい。
口を大きく開くと、そのまま肉棒を頬ばった。
 舌を使い全体を何度も執拗に舐め回すと、肉棒は徐々に硬さを増してくる。
知識を総動員して数分頑張ってみたが、康太の性器は大分硬く大きくなったものの、中々射精してくれなかった。
やはり本人が寝ていては難しいのだろう。
……もうひとつの可能性を愛子は認めたくない。
次までにもっと勉強しておこう。

 諦めた愛子はスカートをたぐりあげると、スパッツを下ろした。
「わわっ!?」
 スパッツとパンツの間にテラテラと光る糸が引いている。
多少濡れているだろうとは感じていたが、自分でも驚いた。
黒い生地でも濡れているのが分かる程に、周りをグショグショに濡らしたそこは、既に何かを欲している。
パンツも脱いでしまうと、熱い秘部に冷たい空気が触れ、さらに穴を塞ぐ楔を求めた。
 深く寝入っている康太の半身はまだ硬さを保っている。
彼の体に跨がり騎乗位の形をとると、ソレを手に取り、自らの秘部にあてがった。
「ごめんね、康太」
 いつも頭の内で呼ぶように彼の名を囁いて、ゆっくりと自らの体内に彼の得物を突き挿れる。
「……っう!……」
 覚悟はしていたが、とてつもない痛みが愛子を襲った。
普段色々と自分でしていたので多少和らぐと思っていたが、やはりオモチャはオモチャだった。
これは想像を超える痛みだ。
しばらくそのまま動けなかったが、痛みに慣れ始めたところで段々と腰を落としていった。
幸い、血は出ていないようだ。
 なんとか根元まで入れ終わると、ゆっくりと上下運動を始める。
「……あぅ……っ……」
 腰を揺らす度、きぬ擦れの音と水滴の音が愛子の耳を犯した。


 愛子の下には、何も知らず安らかに寝息をたてる康太の顔。
彼は自分の身体がまさかこんなことに使われているとは、夢にも思わないだろう。
その背徳感がさらに愛子を痺れさせる。
「……はぁ……はぁ……っ……んあっ……」
 大分痛みは無くなってきた。今は代わりに気持ち良さが押し寄せている。
実際は愛子が康太を犯しているような状態だが、頭の中では彼に犯される自分を思い浮かべていた。
脳内での康太は自分を愛子と呼んでいる。
工藤、と呼び付けにされるのも充分好きだったが、皆とは違う特別が欲しかったのだ。
「……っ……こぉ……たぁ……」
 愛子は上下運動を早める。
もっと、気持ち良く、なりたい。
右手を結合部の上方に持っていくと、いつもするように肥大した突起を擦った。
「……っあぁ……んっ!……」
 いつもの何倍もの感覚が愛子を襲ってきた。大分神経が鋭敏になっているようだ。
もう少し、もう少し……っ
――あと少しで、終わる。
 髪を振り乱しながら見下ろすと、愛しい彼の顔が目に入った。
愛子はたまらなくそれが欲しくなって、上体を傾けて彼の唇に自らの唇を重ね合わせた。
口内に侵入して舌を絡ませても、寝ている彼は、もちろん何の反応も返してはくれない。
だが、愛子はその接吻で彼と繋がっていることを改めて実感し、キュウっと膣が締まるのを感じた。
 瞬間、膣の中で彼の肉棒がドクンと脈打った。
それに驚く間もなく熱い液体が内に放たれたのが分かり、敏感になった粘膜は刺激に堪えられず――
「……うぁああああっ――!!」
……頂点へと、達した。



 康太に覆いかぶさるようにして、身体が落ち着くのを待っていた愛子は虚しさを感じていた。
自慰では満足できず、はやる欲望が事に及んだ。
それなのに、これではただのオナニーだ。いつも愛子が毎晩している行為と一緒。
 彼を玩具と同じように道具にした。
同意を得たとはいえ、彼にこの行為が知れたら嫌われはしないだろうか。
 ふと康太の顔を見やると、彼の鼻から一筋の血が流れ出ている。
身体が受けた刺激に呼応して卑猥な夢を見ているのだろうか。
「ボクの……夢だったらいいな」
 彼の鼻血をティッシュで拭いてやりながらそんなことを思った。
落ち着きを取り戻した愛子は、後片付けをしようとして改めて気付く。
「……中出ししちゃった……」
 彼は寝ているのでまさか出るとは思っておらず、用意していたコンドームも付けずそのまま挿入してしまった。
射精せずとも、生ですることの危険性をもちろん知っていた愛子だが、欲望に負けた。
けれど取り乱さないのは、今日はいわゆる安全日であったことと、彼の子供なら授かってもいいと思ったからかもしれない。
康太とボクの子供か……
ふふっ、今から子供の将来が心配でしょうがないよね。
 愛子は自らの膣から彼の性器をそっと抜き、内から流れてきた彼の精液を手にとる。
光に当てたり匂いを嗅いだりして、まじまじと観察した。
色はミルクに近い、匂いはあまりしないが、大分濃そうである。
鼻血を出してしまう彼は普段、自慰出来ているのだろうか。ふと心配になった。
 粘りを確かめようと手を垂直にすると、白濁液は掌を伝い雫となって落ちそうになる。
愛子は床に落ちる前に慌てて舌で受け取った。
ネバネバとした苦い濃厚な液体。
――嫌いでは、ない。
受けとめきれずに少し唇の端に付いたが、舌をのばして舐めとり、掌の液体も残らず舐め尽くす。
彼の性的欲望の結晶なのだと思うと美味しくさえ感じた。




 後始末を終え、康太と自分の衣服を整えた愛子は、彼の隣に寝そべった。
彼は規則的な吐息とともに安らかに寝入っている。
 康太は人を撮ってばかりで、自分は写真に写ろうとしないのが残念でならない。
友達の秀吉や明久ばかり取り上げられるが、康太も負けない可愛いらしい顔をしている。
――いや、みんなには君の魅力は知られないままでいい。ボクだけ、がいい。
「いつか、ボクと一緒に撮ってね、写真」
 愛子は康太の腕を広げ、そっと頭をもたれさせた。
「腕枕、してみたかったんだよね〜」
 康太は愛子の体重を支えることさえ難しい薄い腕をしている。
もちろんあまり寝心地が良いとは言えないだろう。
しかし、愛子にはそれで充分だった。
 康太の体温がすぐそこにある。
行為の後、ただの自慰だと思い知り、愛子を襲った虚しさはもう無い。
今は嬉しくて泣きたくなるような、暖かい気持ちが愛子の中にある。
好きな人の腕の中が、こんなにも気持ち良いとは思わなかった。
「あれ……?さっきの薬ちょっと飲んじゃったかな……」
 溶け出した薬の効果か、それとも別の何かか、眠りが優しく誘う。
愛子は幸せを感じながらそっと瞳を閉じた。

「康太……大好きだよ……?……」



――後日、土屋康太が眠っていた間の出来事を調べようと盗聴器をチェックして、血を流しながら悶えることになったのを……
工藤愛子は知らない。

―了―

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