2chエロパロ板の「井上堅二 バカとテストと召喚獣でエロパロ」の作品をまとめたサイトです。

休日の早朝にも関わらず、何者かが布団で動く気配を感じると俺は目を覚ました。

目を開けるとどうせ何事も無い顔をして黒髪ロングのクール美少女の幼馴染みが「おはよう、雄二」とか言って来るんだろ。
羨ましいと思った奴、代わってくれ。
ロケットランチャーでも大丈夫!ってキャッチコピーの分厚い防弾扉を部屋につけても侵入してくるような女だぞ?

とりあえず、部屋から追い出すか。

「翔子、人の布団に入るなと言ったら何度分かるんだ・・・いい加減にしろ」

翔子の大胆さが日々増したお陰で、俺の領域が部屋から布団に変わってしまったのは凄く悲しい。

漸くぼやけた視界が慣れてきて、隣に眠る方へ寝返りを打ってみると、そこには翔子ではなく秀吉がいた。


「・・・・・・え?」


待て待て、俺は明久たちとは違う筈だぞ。
よりによって、美少女だからと言って男の秀吉をベッドに連れ込んで無理矢理なんて・・・・

「んん・・・・」

秀吉が寝返りを打つと、布団がはだけて秀吉の短パンから露になった瑞々しい太股が・・・・

「って、なんだこれ!?朝チュンか!?朝チュンなのか!」

ヤバい、秀吉の友人の中で唯一の常識人である筈の俺が男の子である秀吉を見て、興奮してしまってる。
落ち着け、坂本雄二。クールダウンだ、秀吉とヤって何の生産性がある。
そこには何も生まれない筈だ・・・・いや、もう既に貫通済みなのか・・・・?
待て、俺はまだ死にたくない!やり残す事が沢山あるんだ!


と、脳裏に浮かぶ翔子とFFF団に火炙りにされている光景を懸命に消そうと努力しながら俺は昨日何があったか整理する。


昨日、昨日・・・・そうか、思い出した。




―――――――――
あれは、昨日の夜中の11時を過ぎた頃・・・・俺は自室で完全武装をしながら翔子からの襲撃に備えていたが、突然ケータイが鳴ると翔子ではないかと疑いながら恐る恐るディスプレイを見ると、そこには知らない番号が表示されている。
まさか自分が出るように翔子が新しくケータイを買い換えたのかと言う不安に脅えつつ、電話に出ると電話の主は秀吉の姉の木下優子だった。
翔子にでも電話番号を聞いたのだろうか。


「秀吉が帰って来ない?」

「うん、吉井君も知らないって言ってて・・・」

「俺も知らないぞ?学校が終わって、直ぐに家に帰ったからな・・・」

「そう・・・じゃあ良いわ・・・」
「ちょっと待て、流石にこんな時間まで帰って来ないのはおかしい・・・」


中身は男だが、容姿は超絶美少女の秀吉の事だからな、考えたくはないが最悪の場合もあり得ない事はない。


「やっぱりそう思う・・・?演劇があっても秀吉が今までこんな時間まで帰って来ないなんて初めてだから・・・」

「私もずっと探してて、吉井君も街中を探してくれてるんだけど、まだ見つからないって・・・」

「明久は焦ると周りが見えなくなるからな・・・ムッツリーニに聞いてから直ぐに俺も出る、お前は俺たちに任せて近場のコンビニにでも行ってろ」

これで木下姉まで危険な目に合ったら翔子に何と言われるかわからないからな。

「私も秀吉が心配だし探すよ?」

「俺たちを信用しろ、お前は女なんだからこんな時間に歩いてると危ねえだろうが・・・・」

ケータイを耳に挟みながら、急いでジーンズとシャツを着替えながら話していると暫くの沈黙があったので、何か悪いこと言ったかと思ったが電話越しにやっと木下姉の声が聞こえた。

「ふーん、一応女の子として見てくれてるんだ」

「は?何を意味分からん事を・・・とりあえずもう切るからな」

「うん、よろしく・・・」

やっぱり秀吉が心配なのだろう納得は出来ないような声ではあったが、俺たちを信じてくれたみたいだった。


着替えるなり、ケータイを持って家を飛び出してムッツリーニにも電話をしたがやっぱりムッツリーニも分からなかったようだ。

だが、ムッツリーニは秀吉の鞄にGPSの発信器をつけていたらしく、直ぐに場所を特定する事が出来た。
何故、ムッツリーニが秀吉の鞄に発信器をつけてるんだよ!と言うツッコミにはノーコメントにしておこう。
あいつの辞書に犯罪と言う言葉は無いからな。


電話を切り、ムッツリーニから送られて来たメールの地図を見ると場所は近くの廃工場・・・偶々近くを通っていた俺は直ぐにそこを目指して走る。
嫌な予感が的中してしまった・・・どうか無事でいてくれ、秀吉・・・


全速力で走って、廃工場が見えてくると廃工場の入口に繋がる門の前には、一回りサイズの大きなパーカーに身を包んで煙草を吸ってる見張りが一人。
声を出されると厄介だが、壁は有刺鉄線で張り巡らされていて登る事は無理だし、先に片付けた方が楽だな・・・

俺は足下に落ちてた石を拾って、サイドスローでその門番の額に目掛けて投げつけた。

真っ直ぐに放たれた石は不良の額にあたった。

よし、命中率は鈍ってない。

「痛ッ―がっ!?」

そいつが叫ぶ前に拳をそのままチンに入れて黙らせる。

因みに念の為に言うがチンと言うのは顎の事であって、決して下ネタではない事を理解してほしい。

以前、翔子との会話で

「雄二、お仕置き・・・」
「ぐはっ!翔子、チンはやめろ!」
「チン・・・?雄二は厭らしい・・・」
「違う!顎先の事だ!」

と言う全くもって意味不明な会話で思い出したので説明したまでだが。


さて、地図に写されてるのはこの工場だが、中から何人かがはしゃいでいる声が聞こえる。

扉の隙間から中を覗いて戦力分析をする。
昔から喧嘩になれた俺は、いつもこれをする。


どれだけ拳が強くても人数や状況が分からないと不利になるからな。
隙間から見ると、どうやら人数は12人か?
秀吉は椅子にロープで縛りつけられてはいるが見たところまだ何もされてないようだ。
まだ終わった訳じゃないが、安堵の溜め息を溢してしまう。

「・・・・・一人しか捕まえて来れなかったのか?」

「悪りいって、でも美少女だろ?」

「な、何の真似じゃ!ワシは男じゃぞ!?」

「確かに制服が男だな・・・・」

「まあ今日は妥協するか、野郎でも顔はすげえ好みだしな」

「や、嫌じゃ―、ワシには好きな人がいるのじゃ!お主らみたいなやつに初めてをー」

シャツのボタンを外そうとする一人の不良に向かって泣き叫ぶ秀吉に牽制のつもりか不良が平手打ちを秀吉にかました。


平手打ちをされ、口の端を切った秀吉は涙を流して無抵抗になった。

学園祭の時は、冷静でいられたが・・・我慢ならなかった。

「よーし、静かになっ・・・がはっ!」


俺は、中に入るなり秀吉を叩いたやつの鳩尾に思い切り右ストレートを放った。俺は、一撃で沈めた不良をその場に投げ捨てると、残りのそいつらを片付ける事に集中する。

「俺の親友に手を出しといて、お前ら全員どうなるか分かってるよな・・・?」

「こ・・・こいつ、坂本だぞ!?」

「あの悪鬼羅刹のか!?」

「この人数でかかればこいつも勝ち目ないだろ、やれ!」




........

全員が床に突っ伏し、無言になったのを確認してから俺は秀吉に歩み寄り身体に巻かれたロープをほどいてやった。

「大丈夫か、秀吉?」

「たいした怪我ではないのう・・・・男に欲情するなど本当に恐ろしい奴等じゃ」

無理をして笑みを浮かべる秀吉だが、震えた声から怯えてるのは明らかだった。

「もう大丈夫だからな・・・」

「雄二が助けに来てくれて、ワシを親友と言ってくれて嬉しかったのじゃ・・・」


「当たり前だろ、友人がピンチの時は助けに行く、どっかのバカみたいに後先考えず突っ込むのは無理だがな」

そう返してやると何故か秀吉は安心したような苦しいような複雑な笑みを浮かべていた。





好きな人がいると秀吉の言葉を聞いてしまった以上、何も無かったとは言え、流石に秀吉のボタンが弾け乱れた姿を明久に見せる訳には行かず、明久には無事だったと電話で報告した。
最初は疑っていたが、一応俺の腕を知っていたからだろう素直に納得して電話を切った。
木下姉にも電話をして、一人で危ないから家に着いたら自分に電話をしろと念押ししておくと
「坂本君は私の保護者?」と罵倒された。

因みに秀吉は、明らかに不安な表情にこの乱れた制服で、こんな時間に帰って来させるのは親を心配させてしまうとおふくろが上手く木下家にうちに泊まっていると電話をしてくれた。

明日が休日で良かった、今日は疲れたから早く寝たい・・・・


――――――
とそこで、やっと俺は思い出した。

隣に秀吉が寝てる理由を。

家に泊まってから同じベッドに寝る説明はついてないと?

最初からベッドに一緒に寝た訳じゃないからな。
最初は秀吉を俺のベッドに、俺は床に布団を敷いて寝ようとしたが秀吉がうるうると涙を浮かばせながら「雄二はそこで寝るのかのう?」とか震えて言うから仕方なく添い寝してやっただけだ、いや、マジで!

俺は明久とは違う!


って、誰と話してるんだ・・・俺は。

とりあえず、いけない気分になって同姓愛者のレッテルを貼られる前に秀吉を起こそう・・・・

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