2chエロパロ板の「井上堅二 バカとテストと召喚獣でエロパロ」の作品をまとめたサイトです。

え?なんで?なんで姫路さんが泣いてるんだ?
そんな悲しいことがあったんだろうか?もし僕が力になれることが言って欲しいな…



なんて冗談を言うのはもう辞めよう。いや僕にはそんな冗談を言う資格すらないだろう。
いくら僕が馬鹿でもわかる。今姫路さんが泣いている理由は僕の告白だろう。
姫路さんは優しい女の子だ。人の気持ちがわかり他人の為に本気で怒れて本気で泣けるような女の子だ。
だから僕は姫路さんのことを好きになった。そんな優しい姫路さんを。
でも僕はそんな優しい姫路さんを悲しませてしまっている。 姫路さんは、私の初恋はまだ続いているんですよ?と言っていた。つまりずっと好きな人がいるってことだ。
初恋がずっと続くような、そこまで想える人がいるのに只の友達でクラスメイトな僕に告白なんかされても迷惑なだけだろう。
だけど姫路さんは優しいからそんな僕の為に泣いている。僕の気持ちには応えられないけれど、僕の失恋に対して泣いてくれているんだろう。
僕のことも友達としてなら大事に想っていてくれてたってことなんだろう。
けれどもうそんなの関係ない。もう以前のような関係には戻れないだろう。どんなに取り繕ってもやっぱりぎこちなさが出てしまうに違いない。
まったく最悪だ。こうなるってわかっていたのに。姫路さんを悲しませたくなんかなかったのに。
こうなってしまったのも全部あのババァ長のせいだ!なんて心の中で呪っても現実は変わらない。
とりあえず今の僕が取るべき行動はひとつだ!


「あはは…ごめんね姫路さん。迷惑だった…よね?」
「あ、きひさくっ…(グスッ、グスッ)」
「本当にごめんね?忘れてくれちゃっていいからさ…。それじゃ!!」
そういって荷物を担ぎ出口を向く僕。これ以上ここにいるわけにはいかない。
これ以上姫路さんの涙なんて見ていられないし、僕がここにいる限り姫路さんは泣き続けるだろう。
そんなことは許せない。
(あ〜ぁ。失恋かぁ…)
なんて思いながらも教室から走り去ろうとして
「待って、ください!」
走り出せない。
姫路さんが僕の裾を掴んで離さないからだ。
「ど、どうしたの?姫路さん」
「返事を…返事をさせて下さい!」
「え…?そんな無理して返事なんてしてくれなくていいよ…。僕の気持ちが姫路さんにとって迷惑だ、なんてことはわかりきってるし」
「そんなこと言わないでください!!」
「ひ、姫路さん?」
「私…。私嬉しかったんですよ!?」
「え?」
「迷惑だなんてそんな訳ないじゃないですか!さっきの涙はうれし涙なんですよ?だって、私も…私も明久君のことが…」



え?ちょ、ちょっと待って欲しい。これは何かのドッキリかなんかなのだろうか?
常々馬鹿と言われている僕だけどこの先の展開は予想がつく。
(でも…そんなまさか…)
なんてことを思いながらも聞きたいような聞きたくないような姫路さんの次の言葉を待っていた僕だが、その時常日頃から命の危機にさらされて鍛え抜かれた僕の危険察知能力が身の危険を察知した!


「まったくアキったらどこに逃げたのかしら?」

「案外もう帰ってしまったのかもしれんぞい?」



マズい!美波と秀吉が帰ってきたんだ!!
今僕が置かれているこの状況を客観的に見てみよう。
1、誰もいない静かな教室に二人だけの生徒
2、その二人の生徒は男子と女子である 3、その男女は向き合っていて、女子の方はなにやら涙目になっている
結論、なにやら良からぬ誤解をされてもおかしくない
特に美波がこの状況を見たら問答無用で僕を殺りにかかってくるかもしれない。
姫路さんのこの後のセリフも気になるが今は命の方が大事だ!
けれどもう美波達はもう教室の外まで来てしまってる。つまりもう教室の外には逃げられないってことだ。
残された道は教室の中に隠れることだけ。けれど畳とちゃぶ台しかないこのFクラスで隠れる場所なんて…。
ハッ!そうだ!一つだけある隠れられる場所が!その場所はついさっきまで姫路さんが隠れていた場所。つまり…
「姫路さん!ちょっとゴメン!」
「え?明久君何を…、キャッ!」
掃除ロッカーだ!
掃除ロッカーの中に姫路さんを入れ僕も続いて入る。
さすがに人間二人と僕の荷物が入るのはキツいが見つかって殺されるよりマシだ!
僕が掃除ロッカ―の扉を閉めると同時に美波と秀吉が教室に入ってきた。



「む〜ここにもいないか〜」
「ふむ。どうやらそのようじゃの」
「もう召喚フィールドも消えちゃったし今日は諦めるとするわ」
「そのほうがよさそうじゃな。どうやら明久の荷物もないようじゃからもう帰ってしまったようじゃ」
「アキには明日お仕置きね。とりあえず今は探し回るので疲れたからちょっと休憩しましょ?」
「そうするかの」



そういってくつろぎ始めた美波と秀吉。どうやら僕達には気づいていないようだがしばらく教室から出て行く様子もない。つまり見つからないためには二人が帰るまでロッカーから出られないってことだ。
そこまで考えてちょっと落ち着こうと考えて深呼吸。
そして少し落ち着いて気がついた。今の状況に。
近い。姫路さんとの距離が近すぎる。
せまい掃除ロッカーに二人で入れば当然だけどこの状態はヤバすぎる。
体のいたるところに姫路さんの体が当たり僕に柔らかい感触を与えてくる。
特におそらく胸があたっているだろう部位が感じる柔らかさは他の比じゃない。僕も男子なわけだし思わず股間が膨らんでしまいちょっと腰が引けた体制になる。
だけど一番ヤバいのはそんなことじゃない。
顔が…近いことだ。
ほんの数センチ先に姫路さんの、僕が好きな女の子の、ついさっきまで妙な空気になっていた女の子の顔がある。
もっと有り体に言えばちょっと顔を動かすだけでキスが出来る距離ってことだ。
姫路さんがふと顔を上げた。そして僕と目が合った。
姫路さんが真っ赤な顔になった。きっと僕も真っ赤な顔をしていると思う。
姫路さんがそっと目を閉じた。
そこから先は頭がポーッとして状況がいまいちわからなくなった。
ただ姫路さんの顔が近づいてくるのがわかった。いや、もしかしたら僕が姫路さんに近づいているのかもしれない。
そしてそのまま…二人の唇が重なった。 どれくらいそのままでいただろうか?とても長かったかもしれないし一瞬だったかもしれない。
ただ気づけば美波と秀吉は既にいなくなっていた。
そしてこの時間の終わりは唐突に訪れた。
僕がふと我に帰ったからだ。たまらず僕はロッカーの外へと飛び出した。

「な、え、うそ、僕は姫路さんになんてことを…」
慌てふためく僕。そんな僕に
「明久君。私の気持ちわかってくれましたか?」
姫路さんはゆっくりと語りかけてきた。
「姫路さん!だめだよそんなこと言っちゃ!そんなこと言われたら…都合のいいように解釈しちゃうじゃないか!」
「いいんです!だってそれは本当のことなんですから!都合のいい解釈なんかじゃないんです!」
「う、嘘だよ…。だって姫路さんは僕なんかには高嶺の花で…学年最下位の僕なんかじゃ全然釣り合わないし…」
「そんなこと言わないでください!そんな…っ、そんな悲しいこと…っ!」
姫路さんは一度は止まった涙をまた流し僕に告げる。
「明久君はとっても素晴らしい人です!釣り合うとか釣り合わないとかそんなことを言うのは辞めてください!」
そう言って姫路さんはさらにまくし立てる。

「それに肝試しの時にも言いましたよね?たまに明久君と距離を感じてしまうって…。私はお姫様でも高嶺の花でもないんです!だからそんなこと言わないで下さい!私は一人の女の子なんです!」
そして姫路さんは僕の胸に飛び込んできて告げた。



「明久君のことが大好きな、1人の女の子なんです」



その言葉を聞いた瞬間僕の中を何かが駆け巡った。
僕は、姫路さんが好き。
姫路さんは、僕が好き。
つまり両想いってこと?
「あのさ、姫路さん」
「な、なんですか?」
まだ止まっていない涙をぬぐいながら姫路さんが応える。
「僕のほっぺをつねってくれない?」
「え?ほっぺをですか?」
「うん。お願い」
「わ、わかりました」
ムニーッ、と僕のほっぺをつねる姫路さん。
うん、痛い。
つまり夢じゃないってことだ。だからさっきまでのことは現実で起きたことだってことだ。
ということは僕たちが両想いってことは現実でキスも現実だ。
もう、腹をくくろう。
姫路さんは僕が姫路さんに釣り合わないなんてことはないって言ってくれた。
自分は高嶺の花なんかじゃない、1人の女の子なんだって言ってくれた。
僕のことを…、好きだって言ってくれた。
だから僕もはっきりと応えよう。
僕の胸に飛び込んできた姫路さんをそっと抱きしめる。
「明久君!?」
「姫路さん。僕は君が好きです。ずっと好きでした。だから僕と……恋人になってください!」
僕の気持ちを一切の偽り無く伝えた。
その言葉に
「っっっ!はいっ!」
姫路さんはちょっとの涙と最高の笑顔で答えてくれた。





僕たちはしばらく抱き合ったままでいた。ずっと好きだった人と恋人同士になれた喜びをかみ締めていた。
だけど姫路さんが急に顔を赤らめもぞもぞしだした。

「どうしたの?姫路さん」
「あの、ですね…。その、言いづらいんですけど…」
「うん?」
「その、当たってるんです…」
そういった姫路さんの視線の先には大きくなっている僕の股間の紳士があった。
「うわわわぁぁあぁぁぁぁあああ!?!?!?」
しまったぁぁぁぁぁぁああああ!!
嬉しすぎて股間にまで気が回らなかった!ちょっと考えれば女の子に抱きつかれて健全な男子高校生が反応しないわけがないのに!
気がついていれば腰を引くくらいはできたのに!
「ご、ごめん姫路さん!すぐ離れるから!」
このままじゃマズいから離れようとした
けれど
「ダメです」
姫路さんがそれを許してくれなかった。
「姫路さん!?だってこのままじゃ嫌でしょ!?」
「嫌なんかじゃないです!ただビックリしただけです。だってこれは明久君が私に興奮してくれた証拠ですよね?」
「いや、あの、その、そうじゃないって言えば嘘になるけど…」
「ならいいんです!明久君が私を想ってくれてるのがわかりますから…」


そしてそのまま僕の腕の中に居座る姫路さん。
抱きしめてくれるのは嬉しいけどこのままじゃいろいろヤバい。僕の股間の紳士が当たっていることも、僕の理性が崩れてきていることも。
「あ、あのさ姫路さん。い、一度離れてくれないかな?」
「なんでですか!?あの、その、男の人の大事な部分が当たっていることなら私は気にしませんよ?」
「いやそうじゃないと言うか、姫路さんが気にしなくても僕が気にすると言うか…」
「ど、どうしても離れなきゃいけないんですか?」
目をウルウルさせて僕に離れたくないと訴えかける姫路さん。かなり可愛いけどここは姫路さんのためにもハッキリ言わなきゃダメなところなんだ!
「そのさ姫路さん。抱きついてくれることは嬉しいんだけど…。僕も男だからさ、好きな女の子に抱きつかれると理性が効かなくなっちゃうんだよ…。姫路さん嫌でしょ?そんないきなりなんて…」
「……いいですよ?」
「え?」
「だからその、シてもいいですよ?」
「ひ、姫路さん?」
「こんなこと言うとはしたない女の子だって思われちゃうかもしれませんけど、私だって好きな人と繋がりたいって思うんですよ?ずっと明久君と結ばれたい、明久君とそういう関係になりたいって思ってきたんです」
「姫路さん…」
「だから…私に明久君と繋がったって証拠を、明久君のものになったって証をください!」
上目遣いに涙目で僕に訴えかける姫路さん。
女の子にここまで言わせてなにもしないような奴は男じゃない!!
「姫路さんっ!」
「きゃっ!」
姫路さんをゆっくりと押し倒す。Fクラスが畳なことに感謝だ。ほかのクラスの床だったらこういう訳にはいかない。
「姫路さん…。本当にいいんだね?」
姫路さんに最後の確認を取る。
「はい。私を明久君のものにしてください」
了承を聞き、その唇にゆっくりとキスを落とす。
そして姫路さんのシャツのボタンを順番に外していく。
ボタンを全部外すとそこに現れたのはいつも見ても立派な姫路さんの胸と下着だった。
最初は下着の上から、それから下着を外し直に愛撫をする。
その間も「あっ、やんっ」と姫路さんの可愛らしい声が聞こえてきて僕を興奮させる。
それにしても立派な胸だ。大きさ、形、柔らかさ、どれをとっても申し分ない。
そして乳首を指でこすり上げる。それだけで姫路さんの声が上がる。それならば…と乳首を口に含み吸い上げる。
「やっ!あっ!だ、だめですぅ!」
なんか赤ちゃんみたいでちょっと照れくさかったけど感じてくれたみたいでよかった、とちょっと調子に乗って次は少しだけ歯を立ててみた。
「か、噛んじゃだめぇ!」
これにも悦んでくれたようだ。嬉しくなってさらに胸への愛撫を続ける。
「あ、やっ、そんなっ…」
「ふふっ、感じてくれてるみたいだね」
「明久君…そんなこと言うなんてイジワルです。それに…」
「それに?」
「さっきから胸だけ弄ってばっかりなんてやっぱりおっぱいが好きなんですね」
「え?」
「自分で気づいてなかったんですか?さっきからずっと胸にかかりっきりですよ?」
言われてみて気づいた。確かにおっぱいばっかいじってた。
「いいんです。明久君が胸の大きなポニーテールの子がタイプなのはわかってますから」
ヴ。そういえば姫路さんには僕のエロ本の趣向はバレてるんだった。
「私の胸にだけ興奮してくれるならいいんです。明久君が望むならポニーテールにだってします。だから他の女の子の事なんて見ちゃだめですよ?」
し、視線が痛い!ジト目で僕を見る姫路さんの視線が刺さる!
「あ、あはは…」
ごまかすように苦笑いし、手を下の方へと伸ばす。名残惜しいけど胸ばかりいじってる訳にもいかない。
「姫路さん。もう濡れてるんだね…」
「い、言わないでください!」
手を伸ばした先で指に伝わる感触、下着越しでもわかる。もうアソコが濡れているってことが。それはつまりさっきまでの胸への愛撫で感じてくれたってことだからなんかちょっと嬉しくなる。
軽く下着の上から愛撫し、一気に下着の中に手を入れる。
それだけでぐちゅ、ぬちゅ、と音がする。
親指でクリトリスをいじりながら指を姫路さんの中へと挿れる。
熱く濡れていてヌルヌルな感触が伝わってくる。
「ぁ、やんっ、ぁあっ」
AVなどでは指で激しくしているけど実際にそこまで激しくすると女の子は痛いのだと聞いたことがある。ましてや姫路さんは男性経験がないだろうからゆっくりと慎重に指を動かす。
「あ、あきひさくんっ」
「気持ちいい?姫路さん」
「そ、んなこと、聞かないで下さ、い」
息も絶え絶えになっている姫路さん。
だけど姫路さんには悪いけど僕ももう限界だ!姫路さんの中に入りたくてうずうずしてる。
姫路さんの下着を脱がし、僕のイチモツを取り出しそっと姫路さんのソコにあてがう。
「姫路さん、いくよ?」
「はいっ、来てくださいっ!」
ズプ、ズププッと僕自身が姫路さんの中へと挿入されていく。
ヤバイ!気持ちいいとは聞いていたけれど予想以上だ!!
だけどここで腰を振りたい欲望に負けちゃいけない、なぜなら…
「あ、ぅう、痛っ…」
僕の下で痛がっている姫路さんがいるからだ。
「大丈夫?姫路さん」
「だ、大丈夫です。大丈夫ですから続けてください」
「でも姫路さん辛そうだよ?」
「いいんです!この痛みも明久君と繋がれた証ですから…。だから今度はもっと明久君を感じさせてください」
「姫路さん…」
ここまで言われたら動くしかない。
そして僕はゆっくりと、しかし確実に腰を振り始めた。
腰を振るたびに伝わってくる半端じゃない気持ち良さ。気を抜いたら暴発してしまいそうだ。
だけど僕にも意地がある!男として彼女に無理をさせてしまっているのに初めてが暴発して終わらせてしまうのなんて許せるはずがない!
だから必死に我慢しているとだんだん姫路さんの声の感じが変わってきた。
慣れ始めて余裕が出てきたみたいだ。
「あ、明久君」
「なにっ、姫路さん」
「私の中、気持ちいいですか?」
「うんっ、すごく、すっごく気持ちいいよ!」
「良かった…。明久君にそう言ってもらえて嬉しいです」
そう言ってとても優しい慈母のような笑みを浮かべる姫路さん。
その笑顔は反則だっ!まだ辛い筈なのに、痛い筈なのにそんな優しい笑顔を見せるなんて…。必死に我慢していたものが崩れていく音がした。
「姫路さんっ!僕もうっ!」
「は、い!来てください明久君!」
「く、ぅああ!」
どぴゅっ、どくっ、と姫路さんの中に流れ込んでいくのがわかる。
すべて出し切ったあと力尽き、姫路さんの上に倒れこむ。
「「はぁっ、はぁっ」」
僕と姫路さんの二人分の荒い呼吸の音だけが聞こえる。
このまま眠ってしまいそうだ。
朦朧とした意識の中姫路さんの声が聞こえる。



「明久君」
「何?姫路さん」
「大好きです」
「僕もだよ」



そして姫路さんの唇にキスを落とした。



おまけ



Giris side

「へ〜、ボクがいなくなった後にそんなことがあったんだ」 「だ、誰にも言わないで下さいね!」
「……隠すつもりはなかったけれど自分から言う前に見抜かれるとは思わなかった」
「大丈夫だよ!ボクそういうことには口が堅いから!それに二人の話の後にボクも自分のことを話したでしょ?これで条件は同じだよ」
「そ、そうですけど…」
「いやぁそれにしても三人とも初彼氏ゲットしてすぐに初Hしちゃうなんて…。まぁそのおかげで腰をかばうような歩き方してたから二人になにかあったって見抜けたんだけどね!」
「……翌日の痛みまで考えてなかった。まさかそれでバレるなんて」
「それにしても二人とも凄いね〜!ボクはゴム使ったけど二人は中で出させたんでしょ?」
「……私は大丈夫。しっかりと安全日だったから。オギノ式は日本が世界に誇れる宝」
「さっすが代表だね!ってことは瑞希ちゃんも?」
「…………(ダラダラ)」
「あれ?瑞希ちゃんもしかして…」
「だ、大丈夫ですよ!?危険日じゃなかったですから!……安全日というわけじゃありませんけど(ボソッ)」
「それってヤバくない?もし妊娠しちゃってたら…」
「ど、どうしましょう!?……ぅぅ、ううううう!!(ダッ!!)」
「行っちゃった。あっちはFクラスの方向だね。…って代表!?どこ行こうとしてるの!?」
「……瑞希に負けていられない。この学年で最初に幸せになるのは私」
「あはは…。でもボクも二人に実技で先を越されちゃってるのは悔しいかな?しっかりと安全日さえ確認すれば…」
「……一緒に行く?」
「そうだね!ボクもFクラスに向かうよ!」



Boys side



「さて二人とも。今まで楽しかったよ」
最高の笑みを浮かべムッツリーニと雄二に向き合う僕。この二人はFFF団における重大な規律違反を犯した。例え自分が幸せの絶頂にいようと他人の幸せを許さないのがFFF団だ。
今回僕は圧倒的優位に立っている。なぜなら僕は二人の告白を見ているが二人は僕の告白を知らないからだ!つまり僕の天下だ!
「それじゃすぐに須川君に報告を…」
「……してもいいがそうしたらこちらにも考えがある」
ムッツリーニが僕に囁きかける。
「考え?ムッツリーニに何ができるって言うのさ?」
「……俺が、教室に盗聴機を仕掛けていないとでも?」
「っ!?」
盗聴機だって!?それじゃ昨日のことは全部バレてるってこと!?
「ま、まさか姫路さんとのあんな事やこんな事も全部知ってるの?」
「馬鹿め!かかったな明久!」
今まで黙っていた雄二が話に入ってくる。
「そもそも今日のお前の様子で姫路と何かあったのはモロバレなんだよ!だいたい男ばかりのFクラスにムッツリーニが盗聴機なんか仕掛けるものか!姫路や島田だけならムッツリーニ本人だけでカバーできるんだよ!」
え?それじゃさっきの盗聴機の話は嘘ってことになる…。ということは僕は騙されて姫路さんとのことを暴露してしまったことになる。雄二とムッツリーニの協力作戦だったのか
「し、しまった!」
「さぁこれで条件は五分だ。それでも須川に報告するか?」
「ぐ、ぐぅ…」
これじゃたとえ僕が報告したとしても同じように僕のことも報告されて共倒れになってしまう。
「よ、よしわかったよ。僕も二人のことは黙っているから二人も僕のことは内密に…」
「まぁそれが妥当だな」
「……了解した」
ここに三人の秘密協定が結ばれた。





ドタドタ、ガラッ(扉を開ける音)
「明久君!昨日ので妊娠してしまってたら責任取ってくれますか!?」
「……雄二、私達も負けていられない。例え安全日だろうと妊娠するくらいたっぷりと中で出して」
「ムッツリーニ君!このままじゃ保健体育トップコンビの名が泣いちゃうよ!二人に負けないようにボクの中にたっぷり出してよ!」





そして一瞬で無駄になった。
「「「「異端者を殺せ!!」」」」
さっきまで朝のHRまでの時間をぐだぐだと過ごしていたクラスメイト達がいっせいに襲い掛かってくる。美波や秀吉はまだ来ていないからとりあえずの敵はFFF団だけだ!
「このままじゃマズい!逃げるよ姫路さん!」
そう言って姫路さんの手をとり駆け出す。他の二人も同様な行動をしていた。
「あ、あの明久君!その、責任は取ってくれるんでしょうか?」
「姫路さん!僕はどうしようもない馬鹿で甲斐性もないけど…姫路さんは僕が守り抜くから!」
「明久君…っ!」
好きな女の子を大切にするなんてことは当たり前だ!だから今はとりあえず…
「「「「殺せっ!殺せっ!殺せっ!」」」」
迫りくる変態達から逃げ切ることだけ考えよう。
「明久君!ふつつかものですがよろしくお願いします!」
「姫路さん!この戦いが終わったら(なおかつ妊娠していたら)結婚しよう!」
あれ?これって死亡フラグ? でも構うもんか!今はこの幸せを手放さないことだけ考えよう!!


あ、ちなみに姫路さんは妊娠してなかった。だけど姫路さんを傷物にした責任を取るためご両親に挨拶だけはすることになった。



「はじめまして!娘さんとお付き合いをさせて貰ってます!吉井明久です!!」

END

このページへのコメント

wyDM8g Thank you for your article.Really looking forward to read more. Great.

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Posted by stunning seo guys 2014年01月23日(木) 11:28:32 返信

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Posted by jotzbf 2013年11月15日(金) 01:10:03 返信

明久の告白により、恋人同士になった姫路さんが明久とこれから共に進展していくような続きがありそうな話ですね。
もし、姉の玲に知られたら「一人暮らしをせざるをおえなくなりますね。アキ君が不純異性交遊をするのでは」と言いそう。あと、気になるのは姫路さんの母(瑞穂さん)が明久にどんなことを告げたのかです。
ぜひ、続編がみたいです。

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Posted by 召喚獣 2013年03月27日(水) 21:52:51 返信

明久と瑞希はやっぱり最高ですね♪この後、美波とお姉さんや秀吉の動きが見たいですね♪

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Posted by バカテス 2012年10月22日(月) 22:56:48 返信

良かった!
でもそのあと、そのことが明久の姉ばれたら明久の姉にキスされて女装させられてその上三途の川を渡らせられるような気がする

0
Posted by 黒田翔次 2012年09月01日(土) 22:03:42 返信

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