2chエロパロ板の「井上堅二 バカとテストと召喚獣でエロパロ」の作品をまとめたサイトです。

※キャラ崩壊(?)注意 

ヤンデレ翔子 

〜翔子サイド〜 

私、霧島翔子は、坂本雄二(将来的には霧島雄二になるが)の妻である。 
これはのろけではない、事実である。 
小さかったあの頃からずっと雄二だけを見ていた。 
初めての試召戦争があるまで、多くの男達に告白された。無論全て断った。 
当たり前だ。私の身体も心も雄二だけの物。他の誰にも触れさせない。 
そのせいか、一時は何故か同性愛者の疑惑を持たれた。しかも女子にも告白されるようになった。 
私の見てくれだけで満足する人なんて興味もわかない。 
雄二は違う。 
いつもああいうけど、私が本当に困った時には必ず助けてくれる。いつもいつも。 
本当の私を理解してくれる。どんな時でも、どこにいても。 
だから私は雄二の支えになるんだ。 
雄二と、幸せになるんだ。 
雄二は――私の物なんだ。 

☆ 
こう見えても私はマメである。 
毎日学校には一時間以上早く来るし、教室に入るのも殆ど私が最初。たまに久保利光が先にいることもあるが。 
Aクラスの教室は広い。普通の学校と違い、クラス毎に格差が分けられているから当然のこと。 
自分のロッカーに荷物を置き、その後はまず雄二の靴箱、卓袱台チェック。 
浮気というのはいつもの場所に僅かな痕跡を残していることが多い、とあの本が言ってた。 
Fクラスのドアには鍵がないので、中に入るのはとても容易い。 
雄二が妻たる私を差し置いて浮気するなんて有り得ないけど、周りからアプローチされるかもしれない。 
だって、雄二はかっこいいんだもん。その魅力に気付く害虫が出てきたりしたら困る。 
でも雄二は渡さない。だって私の夫だもの。 

……そう言えば最近、雄二が吉井に物色しているという噂を聞く。 
私が耳にした噂はこうだ。 
『逞しい坂本君と美少年の吉井君が歩いてるのって絵になるよね』 
まさかの盲点だった。雄二が吉井を好きになるなんて。同性と浮気とは考えが及ばなかった。 
しかも驚くべきことにこんなことまで聞いた。 
『やっぱり坂本君が攻めで、吉井君が受けなのかな』 
雄二が攻め……?そんな。つまり雄二から吉井に浮気しているという事!? 
私はその時、勿論吉井を警戒した。合宿の時はべったりくっついて勉強して私達の仲を見せ付けた。 
雄二は照れていたのか。離れるように言った。大丈夫、照れていても心はいつもくっついているから。 
しかし吉井と雄二は私達がべったりしていてもまるで私がいないかのようにいつも通り仲良く会話する。私が空気になる程だ。 
しかも吉井は信じられないことを言った。 
『僕はお尻が好きって言いたかったんだ!特に雄二のが好きって!』 
こんなに堂々と雄二の事が好きだなんて公言できる吉井を末恐ろしく思った。 
私は早速、雄二の携帯のアドレス帳を私以外削除した。 
合宿が終わってから、謹慎とか試召戦争とかで雄二に会える機会が減った。妻なんだから、家に押し掛けるくらいじゃないと。 
ある時私は雄二の携帯を調べた。すると、私よりも吉井の方が着信もメールも多かったのだ。 
私は目眩がした。雄二の携帯は壊れ、修理に出したはず。つまり私と吉井は同じスタートラインにいたはずなのに。 
こうも簡単に追い抜かれた。しかも驚くべきことに、吉井からこんなメールを送ってきたのだ 
『雄二の家に泊めてもらえないかな。今夜はちょっと……帰りたくないんだ』 
私は愕然とした。私が家に侵入しようとすると必死で拒むのに、吉井とは平然と夜を共にする仲なの……!? 
さらに私は驚くべき事実を知った。雄二が吉井にお弁当を作っているのだった!! 
お弁当まで作っているなんて、まるで恋愛ものの定番。私ですら如月テーマパーク以来やっていないのに……! 
そして極めつけは、二人の愛の逃避行。確かこういうのを駆け落ち、とか言うのを私はとある参考書から知っていた。 
許さない……!どうして私じゃなくて吉井なの?私はこんなに雄二の事を愛してるんだよ?何で?何でなんでナンデ!? 
私は何度か吉井を潰すべく計画を練った事もあった。しかし実行されたことは一度もない。 
何故なら、雄二にくっつくたびに吉井はクラスの女の子達に折檻されているからだ。これでは私の出る幕はない。 
勿論私はじっとしているわけではない。雄二にキツいお仕置きをする。 
それでも、よく二人は一緒にいる。それが腹ただしくてならない。 
最近、私は仲良くなった瑞希の想いをバックアップしている。瑞希が好きなのは勿論、吉井だ。 
当然一人の友人として瑞希には幸せになってもらいたい、という考えもある。 
しかし、もう一方で吉井から雄二を引き離せれば、とも思っているのだ。 
瑞希も私と雄二の仲を応援してくれる。とってもいい子だ。 
そんなこんなで、私は雄二の妻として、浮気やそれに関係しそうなものは摘み取っておく毎日を過ごしているのだった。 

☆

全くの大失態だった。 
今日は珍しく寝坊したのだ。 
いつもならば一時間早く学校に行くのに、今日に限って三十分前だった。 
もちろん遅刻とはほど遠かったからよかったけど、これでは雄二の身の回りの点検ができない。 
いや。自分は妻なのだ。もっと堂々と調べに来てもいいはずなのだ。 
改めて思い直し、雄二の靴箱に向かった。すると私の愛すべき夫がそこにいた。 
「……雄……!!」 
私が雄二に話しかけようとしたその時だった。私は信じ難い物を見た。 
雄二が自分の靴箱から、何かの手紙を取り出したのだ。 
私は自分の目を疑った。そして私は自分の失態に唇を噛んだ。 
雄二はその手紙を広げることなくポケットに突っ込んだ。顔が明らかに動揺に揺れているのが遠目で見てもわかるほどだ。 
いつも通り早く来て、雄二の身の回りの点検をしておけばこんなことにはならなかった。 
雄二はその後、私の隣を通ったのにも拘らず私に気付かずこそこそと通り過ぎた。そのままトイレに入っていった。 
流石に私も一人で男子トイレに入るのは憚られた。周りの目を気にしたんじゃない、雄二の妻たる私が、そんなはしたない真似、 
出来ないのだ。そんな事をすれば、夫の雄二に悪評が立つのかもしれない。そんなことは許されない。 
しかし今の問題はそこではない。優先することは他にある。 
あの手紙、ほぼ確実にラブレターだろう。最悪の事態を想定して動くべきだ。 
雄二に問い詰めるのは簡単だが、口を割るとは思えない。FクラスのFFF団の事もあるだろう。 
それにあの聡明な雄二なら、もうすでに証拠隠滅を図っているだろう。という事は真正面から言っても空回りするだけだ。 
口惜しいが、ここは一旦耐えなければならない。必ず雄二は行動に出る。そこを抑える。 

☆ 
放課後まで、雄二に変な動きは見られなかった。 
授業には出たようだし、休み時間もどこかに言ったという事もない。つまりいつもと変わらない。 
放課後まで、というのは、雄二がついに動き出したのが放課後だったからだ。 
いつもなら用事もないのにいつまでも学校に滞在するなんて雄二らしくない。 
私は殆ど確信に近い心情で雄二を監視しようとしたが、ここで問題が発生した。 
今日は会議の日だ。つまり放課後私は自由には動けない。 
私は会議には仮病を使って欠席した。Aクラス代表の私が休むというのは問題があるが、普段の私の素行から見てすんなりと 
受け入れられた。流石に学年トップという肩書は色々便利だった。 
私は早速旧校舎に言った。すると私の雄二がどこかに向かって歩いていた。 
早速私は雄二に話しかけた。 
「……雄二、何してるの?」 
「どうした翔子。Aクラスはなんかの会議やってるんだろ?こんなところでサボっていていいのかよ」 
雄二が私の事を心配してくれている。そんな心づかいがとても嬉しい。 
しかし大丈夫、雄二の為に時間を空けといた。学校の治安よりも私達の仲の方が大事だから。 
しかし仮病を使った事は雄二には黙っておくべきだ。変な目で見られるのも困る。 
「……今は少し休憩。もう少ししたら戻る」 
「そうか、頑張れよ」 
そう言って私はその場を去った。 勿論完全に去るわけではない。後からこっそりつけるのだ。 
こういう尾行術は得意だ。いつも影から雄二の浮気を調べることができる。 
着いたのは旧校舎の校舎裏。そこには一人の女子生徒がいた。 
私は少し離れた所から、そこの様子を観察することにした。 
あの女が雄二を連れ出したのか。つまり朝の手紙の持ち主はあの女と言う事になる。 
許せない。人の夫をこんなところに呼びだすなんて。雄二を自由にしていいのは世界で私一人だけなんだから。 
雄二も雄二だ。妻がいるんだから行かなくてもいいではないか。 
尤も、相手の気持ちを無下にすることができない所も雄二の魅力の一つなんだけど。 
私は握っていた手摺がギシギシと音を立てていることに気がつかなかった。 
その女がこう言った。 
「あ、あの、さ、坂本先輩です、か……?」 
「おう、俺だ」 
私の手の中にある手摺がミシミシと音を立てた。 
「せ、先輩っ、わ、わ、私、ずっと先輩のこと好きでした!だから、えっと、その……つ、つ、つ、付き合って下さい!!」 
バキィッ!! 
私の手の中にあった手すりが音を立てて粉々に砕け散った。 

雄二は私の物だ。誰の了解を得て告白しているんだ?あの害虫は! 
いくら雄二がかっこいいからって、妻がいる雄二に色目を使うなんて 
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許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない……! 
「あ、あのいきなり言われても困ると思います。な、なので返事は明日改めてお願いします!時間をとらせてすみません。 
 し、失礼します!!」 
害虫はそれだけ言って去っていった。 
即刻私もその場を離れ、行動に移った。最悪の事態を想定したうえで。 
これからやることは、勿論害虫駆除だ。 

☆ 
私は前述の害虫駆除の為、害虫の帰り道で待ち伏せした。 
こう見えても運動神経に自信のある私は、害虫を先回りして待ち伏せすることに成功した。 
ここら辺は人通りも少なく、他人に見られにくい。 
そして少し経つと害虫が来た。私が潜んでいることにも気付かず。

近くを通りかかったところを、私は害虫の腕を引っ張った。害虫は驚いたような顔になった。 
「あ、あなたは霧島先輩!?」 
Aクラス代表ともなると流石に学年問わず名が広まるものか。まあそんなことはどうでもいい。 
「……話がある。来て」 
「な、なんで……」 
害虫が怯えたように震えたが私は構いもせず、持っているスタンガンの電源を入れた。バチバチと音を立てるスタンガン。 
「ひっ……!」 
「……二度も言わせないで」 
害虫は黙って私の後を追う。 
更に人目にもつかないような場所に移動した私たち。そこで私は害虫の腕を離し、本題に移った。 
「……さっき、雄二に告白してた?」 
「な……何でそんなこと知って……」 
「……私のお願いは一つ、明日雄二に謝って告白を取り消して」 
「え……?」 
害虫は怯えたように顔を引き攣らせた。そんなことはどうでもいい。 
「もし……い、嫌だって言ったら……」 
私は黙って、スタンガンの電源を入れ直した。フルパワーで。 
そして私は害虫の身体を片手だけで抑え、仰向けに固定した。 
「……こうやって首の後ろからスタンガンで攻撃されると……首から下が全く動かなくなる。脊椎麻痺って言葉……知ってる?」 
相手にゆっくりと理解できるように話す。害虫も理解したのか、顔が段々青ざめてきた。 
自分も優しく(しかし他人から似たら狂気の笑みで)笑いかけた。 
「……試して……みようか……?」 
「しますします!明日ちゃんと取り消しますから!!」 
害虫は涙交じりにそう訴えた。だが、念のために釘を刺さねば。 
「……もしも何かを間違って告白を受け取ったりしたら、本当に実行するから」 
後は害虫の顔を見ていることもない。私はそのまま害虫を解放しその場を去った。 

☆ 
いつもの帰り道。雄二を見つけた。 
時間は結構立っているのに、こんな時間に帰宅?もしかして自分を待っていてくれたのだろうか。 
ごめんね雄二。一緒に帰って上げられなくて。でも私達の明るい将来は守られたんだよ? 
いつものストーキングの方法で雄二に近づいた。 
「……雄二」 
「のうわぁ!」 
大声を上げて驚く雄二。……うん、これならストーキングの技術としては充分だ。 
「って翔子、何してんだ?」 
……そういえば、ある可能性を忘れていた。それは、雄二があの告白を受け取るかも知れないという事だ。 
妻である私がいる身でまさかとは思うけど、でも万が一、億が一の確率で間違いが起こったら……? 
無意識のうちに雄二の腕を掴む。 
「……雄二、私に何か隠し事してない?」 
「は?何のことだ?」 
惚ける雄二。昔から私は雄二の嘘には敏感だ。なので隠していることはバレバレだった。 
何で嘘をつくの?私達は夫婦なんだから、もっと腹を割って話をしてくれてもいいのに。 
無意識のうちに腕の力が強くなる。目のキツさも上がっている。 
「……私の質問に答えて」 
「何もないぞ。携帯でも見るか?お前の言う浮気相手とやらもいないぞ?」 
今回は携帯を見てもわからないのに。 
だけど実際、雄二に問い詰めても無意味だ。明日になれば、あの害虫が何かの間違いを犯さない限りは大丈夫なんだから。 
私は雄二の腕を離した。 
「……そう。わかった。じゃあ私はこっちだから、また明日」 
「あ、ああ、じゃあな」 
そのまま私は雄二と分かれて帰った。 
さて、問題は明日だ。 

☆ 
果たして、あの害虫はちゃんと言った通りにした。 
「せ、先輩……すみません。昨日の告白の事は忘れてください。私の単なる勘違いでした。本当に……本当にすみません!!」 
そう言って害虫は逃げるように去っていった。 
今朝の靴箱に、害虫に手紙を入れていたのだ。中身はこうだ。 
『ちゃんと見ているから』 
最後に釘を刺せておいてよかった。これで私と雄二の温かい未来は守られたのだった。 

帰り道、昨日と全く同じ場所で雄二に会った。昨日と違い、堂々と。 
「どうした翔子、何か機嫌よさそうじゃないか」 
「……うん」 
私の顔が思わず緩んだ。 
「……ちょっと、害虫を駆除したから」 
「はぁ?何言ってんだ?」 
知らなくてもいいよ、雄二。雄二の浮気は許さない。でも雄二に色目を使う害虫はもっと許せない。 
だから私が守ってあげる。雄二は私の事を守ってくれるんだもの、私も雄二の事を守らなきゃ。だって私は雄二の妻だもの。 
「……じゃあね雄二。また明日」 
「おう、気をつけて帰れよ」 
「……雄二が送ってくれたら嬉しい」 
「そのままお前んちに連れ込まれるから嫌だ」 
「……雄二が結婚してくれたらもっと嬉しい」 
「俺が死ぬ」 
照れなくてもいいのに。 
もっと正直になれば何でも上げるよ?私の心も身体も、初めても。 
そのまま私は雄二と分かれて帰路を辿っていった。 

〜END〜 

このページへのコメント


翔子最高ww

なかなか面白かったです。次の更新待ってます(笑)

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Posted by 中途半端なアニオタ 2012年08月22日(水) 21:58:08 返信

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