2chエロパロ板の「井上堅二 バカとテストと召喚獣でエロパロ」の作品をまとめたサイトです。

いつも通りの夏休みの補習後のことだった。
海に行ったメンバーで集まって写真を見たりして談笑していると、醜い妖怪もといババァ長が僕達のところに来て新しい召喚システムの試運転を頼んできた。
その新しい召喚システムによって召喚獣が勝手に本音や秘密を喋ってしまい、秀吉や美波の秘密や本音が暴露され教室は未曾有の大ピンチに陥っていた。(主に美波の折檻による僕の命の危機だが)
「いやぁ、それにしても秀吉って本当に男の子にモテるんだね。流石に毎日のように男に告白されてるなんて想像もしてなかったよ」
「違うのじゃ明久!ワシはれっきとした男であってその様なことはありえるはずがないのじゃ!」
<実を言うと無理やり押し倒されそうになったこともあるのじゃ>
「お主は黙っておれ!」
「「「……」」」
皆から秀吉に向けられる同情と哀れみの目。とりあえず我等のアイドルである秀吉にそんな真似をしようとした輩はFFF団の総力を持って血祭りに上げるべきだ。
まずそのためには…
「ムッツリーニ」
「…わかっている。任せておけ」
我等FFF団の情報部門のエキスパートであるムッツリーニに調査を任せておけばそのクソ野郎を見つけるまでそう時間は掛からないはずだ。FFF団のアイドルを汚そうとした罪、その命をもって償うがいい。
「木下も大変ねぇ。いきなり押し倒されそうになるなんて」
<ウチはアキにだったら押し倒されても…>
「だからアンタは黙ってなさい!」
美波も美波で大変のようだ。召喚獣がなにやら言ってるみたいだけどあんまり聞かないであげたほうがいいだろう。僕は紳士であって女性には敬意を払うべきだ。たとえどんなにペッタンコな女性だったとしてもだ。
「アキ。なにか失礼なこと考えてない?」
「アハハ、そんなわけないじゃないか。ただちょっと胸のサイズだけで女性を差別するのはいけないことだって右腕の間接が悲鳴をあげるぅぅぅぅ!!」
「何よ!文句があるならハッキリ言いなさいよ!」
「何を言うの『さ。文』句なんてあるわけな…」
(ボンッ)
「「「…」」」
罠だ!これは孔明の罠だ!
<美波に間接キメられても嬉しくないなぁ。どうせなら姫路さんの方が感触が嬉しい>
「アキ!」「明久君!?」
しかも召喚されて早々にとんでもないことを口走りやがったよこのバカ召喚獣。いやこの場合悪いのは危機的状況でもエロを考える男の本能か?
「ハハッ。ざまぁねえな明『久」
「…雄二。栗を使ったケーキの名前は?」
「モン』ブランだろ?お前いきなり何を言って…」
(ボンッ)
「「「…」」」
「テメェ明久!お前の名前のせいで俺まで召喚獣呼び出しちまったじゃねぇか!」
「そんなの自分の責任だろ!?それに僕のことを笑うからだ!人を呪わば穴だらけって言葉をしらないのか!」
「穴二つだボケェ!」
「ちょっと間違えただけじゃないか!」
僕と雄二が殺し合い、もとい取っ組み合いをしていると霧島さんが爆弾発言を投下した。

「…雄二。Hな本の隠し場所は?」
<それは俺の部屋の「うがああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!」>
僕との取っ組み合いを放棄して召喚獣の阻止に走る雄二。なんて恐ろしいことを聞くんだ霧島さん!なんてことを考えていると…
「明久君。明久君のHな本の趣向を詳しく教えてくれませんか?」「そうね。今後の為に聞いておいて損はないはず…」
<僕のエロ本の趣向は「おるぅあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」>
奇声を上げ召喚獣を止めに走る僕。危ない!二人ともなんて事を聞くんだ!もし召喚獣が僕の秘蔵のちょっとだけ(自己申告)マニアックな本の内容を喋っちゃったらドン引きされること間違いなしじゃないか!
「お待たせ〜。遅れてごめんね!…ってこの状況は何!?」
部活があったので一人だけ遅れてきたAクラスの工藤愛子さん。この状況に戸惑っているようだ。それもそのはずだ。僕だっていきなりこの場面に遭遇したら戸惑うはずだ。
黒板に向かって自分の召喚獣をタイガーシュートする男子生徒(雄二)とゴミ箱に自分の召喚獣をスラムダンクする男子生徒(僕)が存在するこのカオスな場面に。
「アッハッハッハ!そういう訳ね〜。いやぁFクラスは本当に面白いね!」
爆笑する工藤さん。当事者からすると笑い事ではないのだけれど。
「それにしても召喚獣が本音を言っちゃうね〜。ふ〜ん。」
そう言ってニヤニヤしている工藤さん。マズイ、正直言って彼女がこんな顔をしている時はロクな目にあったことが無い。
「それじゃあ吉井君」
き、来た!こうなったら逃げも隠れもしない!真正面から立ち向かってやる!
「ねぇボクのスカート捲ってみたくない?」
「フッ、どうせそのスカートの中はスパッツだってわかっ<例えスパッツとわかっていても捲りたくなるのが男の本能ぅぅぅぅ!>てるんだから…」
「明久君!」「アキ!」
バカッ!僕の本能のバカッ!
「アハハ。吉井君ってばわかりやすいね。ねぇ?坂本君」
「何だ?工藤。俺は明久みたいに単純じゃないぞ?」
「ふ〜ん…ねぇ坂本君。実は今朝寝坊しそうでさ慌てててスパッツをしっかりはいたかどうかうろ覚えなんだけど…」
「ふん。俺がそんなのに引っ掛かる<じゃあ実際に捲って確かめなきゃいけないな!>わけない…」
「…雄二。浮気は許さない」
「待て!落ち着け翔子!これは男として仕方ないことであって…」
「いやぁ、本っ当にFクラスは面白いね。それじゃ次は」
僕と雄二の二人を血の海へと沈めた工藤さん。次の獲物は…
「ねぇムッツリーニ君。実は前から聞きたかったんだけど」
工藤さんのライバル、ムッツリーニだ。ってあれ?工藤さん何か顔が赤いような気が…
「…何だ工藤愛子。俺はお前と話すことなんかない」
<…お前が一番俺の話がわかる。実を言うと内心楽しみ>
「…っ!少し…黙れっ…!」
「アハハ。そう言われると嬉しいな。でもね僕が聞きたいのはそういうことじゃなくて…」
そういってますます顔を赤くする工藤さん。
「いつも僕に興味が無いって言ってるけれど実際はどうなのかな?って思って…」
語尾にいくに連れ言葉が小さくなっていく工藤さん。どうしたんだろ?いつもの彼女らしくない。
「…俺はお前になど興味はない」
<…スパッツの中には非常に興味がある>
流石ムッツリーニ。言ってることと本音が見事に食い違っている。ムッツリーニのムッツリーニたる所以だ。
だが次の言葉で場が一変した。
「…勘違いするなっ!俺はお前のことなんかっ…!」
<…むしろスパッツの中よりお前自身に女性として興味がある>
「「「…」」」
空気が凍った。男性陣は目を見開き女性陣は顔を赤くする。
あれ?ちょっと待って。ムッツリーニがスパッツの中より興味があることがあるなんて…。
ってそうじゃなくて!ムッツリーニが工藤さんに女性として興味があるだって?ムッツリーニは確かに女装させられたりするけれどれっきとした男性であり、そのムッツリーニが工藤さんに女性として興味を持っているということは…。
つまり…それはムッツリーニが工藤さんのことを…好きってこと…?
「ム、ムッツリーニ…。今の言葉って…」
「…っ!!!?」(ダッ!)
召喚獣が洩らしてしまったしまった自分の本音の恥ずかしさに耐え切れず教室から召喚獣を抱えて逃げ出してしまったムッツリーニ。
一応教室から出るな、って言われていたんだけどそんなの気にしている余裕なんてムッツリーニにはもう無かったんだろう。
「まさかムッツリーニが工藤さんのことを、ね…」
「そうか?以前からなんとなくそんな感じはしてたが」
「え?そうなの?僕全然気がつかなかったよ」
「それはお前がどうしようもなく鈍いからだろうが」
ムッ!失礼な!恋愛については素直にならない雄二にだけは言われたくない。
「愛子ちゃん!愛子ちゃんしっかりしてください!」
「ふぇ!?え、あれ?えっと、今なにが…」
姫路さんの言葉で真っ赤になって固まっていた工藤さんが我に帰る。
「えっと…、今土屋君が愛子ちゃんのことを…」
「っ!!??」
姫路さんの言葉に取り乱す工藤さん。
しかしそれも一瞬のことだった。
「ゴメンみんな!ボク行かなきゃいけないところがあるみたい!」
そういって工藤さんも教室を飛び出していった。
行き先は…まぁ多分想像通りなんだろう。

教室に残された僕たちはまだ混乱しつつも会話を始める。
そんな混乱してる状態だったからだろう…
「いやぁまさかムッツリーニがね…」
「あぁまさかあの女に対して耐性0で鼻血噴出すしか出来ないムッツリーニが…」
「「FFF団の血の制裁を受ける日が来るなんて…」」
「お主らは素直に友を祝ってやろうとする気持ちはないのか?」
「愛子ちゃん上手くいくといいですね」
「きっと大丈夫よ。なんだかんだでお似合いの二人だもの」
「…ちなみに雄二は私のことどう思ってるの?」
あの雄二が反応するのに遅れるなんて。
<そんなの好きに決まってるじゃ「うがああああぁぁぁぁぁ!」ないか>
必死に召喚獣の言葉をかき消そうとした雄二だったが本の少し遅かったようだ。
一番肝心な部分が聞こえてしまった。
その言葉に顔を赤くした霧島さんが呟く。
「…雄二」
「待て!違うんだ翔子!今のは違う!」
「…雄二」
「いいから俺の話を聞け!だから今のは」
「…雄二」ゴキャッ(霧島さんが雄二の意識を刈り取る音)
そして意識を失った雄二を霧島さんが担ぎ上げた。
「さ、坂本君は大丈夫なんですか?翔子ちゃん」
「…大丈夫、私が保健室に連れてく。それに…」
「それに?」
「…二人きりで話たいことがある」
そういって雄二を保健室に連れて行ってしまった。何度も言うけど教室から出るなって言われてたんだけど…。もう今更か。

「それにしてもまさか1日に2回も人の告白を見るなんてそうそうないことだよね?ねぇ?皆」
そう言って残りのメンバーに問いかける。こんな経験はそうそうないだろう。
人の恋路を邪魔すると馬に蹴られるというけど、僕たちは年頃なんだしそういう話題には興味がある。
「明久君は…」
「ん?何?姫路さん」
「明久君は好きな人はいないんですか?」
「な、何を言ってるのかな?姫路さん」
「いるんですか?いないんですか?ハッキリしてください!!」
姫路さんの言葉の勢いがだんだん強くなってくる。
「そりゃ僕にだって好きな人はいるけど…」
ってハッ!?勢いに負けてつい本音が!ここでいないって言っておけばよかったのに!
「誰ですか!?教えてください!」「そうよ!教えなさいアキ!」
恋愛に興味がある年頃だとは言ったがまさか僕まで告白させられそうになるとは思わなかった。
「えっと…それはね…」
<えっと僕が好きな人は「どりゃあああああああああぁぁぁぁぁぁ!!」>
またも奇声を上げ召喚獣を阻止する僕。そうだ、コイツがいる限りいくら本体の僕が嘘を言ったって無駄じゃないか!
「邪魔しないで下さい明久君!」「そうよアキ!邪魔しないで!」
「なぜ僕の告白を僕が止めちゃいけないのかな!?」
とりあえずここにいては危ない!今更教室から出るな、なんて言いつけ知ったことか!この召喚フィールドは1時間経てば消えるって言ってたから1時間逃げ切れば僕の勝ちだ!
「待ってください明久君!」「待ちなさいアキ!木下アンタも捕まえるの手伝いなさい!」「なんでワシまで…」
召喚獣を抱え3対1の鬼ごっこが始まった。

あれから数十分が経った。結論から言うと僕は逃げ切れていた。
いくら3対1とはいえ相手は全員異性であり、ましてや普段から鉄人から逃げ回っていてこの学校のことを知り尽くしている僕の敵ではない。
とはいえ流石に疲れた。
召喚獣はまだ消えていないがあと数分だ。なので僕は教室に戻ることにした。
教室なんかに戻ってはすぐ捕まってしまうと思う人もいるかもしれないが、散々逃げ回りあと数分で教室に戻ってくるなんて考える人はそうそういない。
それに僕らFクラスの頭ではそんなこと考え付かないだろう。
それに教室には荷物がある。一度取りに戻らなきゃいけない。
そんなことを考えているとあっという間に教室に着いた。
念のために教室に入る前に中を確認する。
よし、誰もいない。そして自分の席の荷物を取りにいく。
これで僕の勝ちだ。
「見つけましたよ明久君」
って何ィ!?
なんで!?どうして姫路さんがここに!?
「ダメですよ、しっかり掃除ロッカーの中まで確認しなきゃ。それに荷物を取りに1度は戻ってくるのはわかってましたから。まぁ時間内に戻ってくるかどうかは賭けでしたけど」
クッ!油断した!いくら同じFクラスだとしても姫路さんは本来Aクラス並の頭脳の持ち主だった!僕の考えることの先読みなんて難しくないはずだ!
「さぁもう観念してください。そして好きな人を教えてください!」
そう言って迫る姫路さん。だがまだだ!まだ諦めるな!どうやら敵は姫路さん一人みたいだし突破しようとすれば突破できる!
「ゴメン姫路s「逃げないで下さい!!」」
逃げようとする僕の腕をガッチリと掴み逃げられないようにする姫路さん。その表情は…あれ?涙目になってる?
「お願いですから逃げないで下さいっ!」
更に力を強くする姫路さん。そしてその表情に思わず僕も止まってしまう。
だって仕方ないことだろう?
好きな女の子にそんな顔されたら男なら止まってしまうじゃないか。
正直に言って僕は姫路さんが好きだ。小学生の時からずっと好きだった。
だけど姫路さんは僕にとっては高嶺の花だ。僕なんかじゃ釣り合わない。
それに彼女は優しい人だ。僕なんかが告白でもしたらきっと深く考えすぎてしまってあの笑顔を曇らせる、彼女を傷つかせてしまう。そうなったら僕は僕自身を許せない。
そんな大切な彼女のこんな表情は見たくない。いつだって笑っていてほしいと思うのが男ってもんだろう?
それにしてもさっきからこの僕の頭の中のモノローグ、モノローグにしてはやけにハッキリしてるような…。
ってまさか!!
<…………そんな大切な彼女のこんな表情は見たくない。いつだって笑っていてほしいと思うのが男ってもんだろう?>
「このバカ召喚獣!!言っちゃったのか!今のモノローグ全部言っちゃったのか!うわあああぁぁぁぁ!どうしよう!うわああああああぁぁぁぁ!!」
そんな風に身体は叫びながらも頭の片隅では、感情によって考えたことは本能によるものだとして召喚獣が勝手に代弁しちゃうのか、なんて事を冷静に考えてる自分がいた。
「どどど、どうしよう!どうすれば!?」
そうだ!とりあえずどうにかして姫路さんを説得して今のセリフを忘れてもらえるよう掛け合ってみよう!彼女には迷惑な話だっただろうけど今の楽しい学園生活を守るために頑張って忘れて貰わなきゃ!
「あきっ…ひさくっ……」
「は、はい!」
テンパリながらも彼女の声に反応し、彼女を見ると…
泣いていた。もう涙目などではなく完璧に涙を流していた。
「ひ、姫路さん…?」

前編END




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Posted by yezhogvpu 2013年11月21日(木) 18:32:46 返信

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Posted by imrqkirx 2013年11月15日(金) 03:24:03 返信

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