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スマデラの世界ではチーム戦の前に作戦会議をすることができる。
そして館では専用の部屋が20あり、アルファベットの名前がついている。
「じゃ、会議室Fで八時に待ってるよ。」
「ピガーピーガー」
片方はカッコイイとか青髪とかFE復刻版作れ任天堂とかファミコンよこせバカとか囁かれている
青年、マルス。
もう片方はゲームボーイギャラリー持ってる奴少なそうだとか黒いとか黒いとか黒いとか囁かれている
謎の平面生物、Mr.ゲーム&ウォッチ。
彼等は明日にチーム戦の試合を控えていた。そのため夜に会議する予定なのである。
(ゲーム&ウォッチは日本語がしゃべれないので筆談。)
マルスは部屋に戻り、紅茶で一服していた。
「ここんとこ負け続きだからな・・・明日は勝ちたいよ」
ため息をついて本で暇を潰していた。
ちなみに今、館には彼等二人を含め五人前後しかいない。

そして、予定していた会議の時間になった。
「そろそろいかなきゃ」
少し早歩きでマルスが予定の部屋に向かった。
「ゲーム&ウォッチ、いる?」

そこにいたのは見かけない黒髪に黒いセータ、黒いジーンズの女性だった。
マルスは硬直した。
(スマデラにいたっけ・・・こんな人)
「あの」
「マルスか」
「え!?・・・はい・・・(あれ、何でボクの名前知ってるんだろ)」
マルスは悩んだ。ちょっと考えればわかりそうな気もするが、彼は人並み以上に悩んだ。
そして一つの結論を出した。


「わかった!あなた・・・3の新入りじゃないですか!?
 あ、でも公式発表されてないからまだ早いと思いますよ、ここに来るのは。
 あとそれとボクこの部屋予約してるんで・・・すみませんが他の部屋を」
馬鹿だった。
「わからんか?」
「はい?」
すると彼女は瞬時にフライパンやらマンホールやらカメやらを取りだしてみせた。
もう誰でもわかる!はずなのに・・・・
「うわぁ、すごいマジックですね!パズルゲーの主人公ですか?」
やっぱり馬鹿だった。
「・・・・私はゲーム&ウォッチだが」

マルス、本日二度目の硬直。
「冗談でしょ?」
「冗談ではない」
「夢ですよね?」
「夢ではない」

「Oh My God!! Oh My God!!」
マルスは外人さんになってぎゃああとうずくまった。
それから十数分後。
「さっきは取り乱してしまって・・・それにしても・・・どうしたんですかその体」
「そっちこそ急に敬語になってどうしたというのだ?」
だってアナタ明らかにボクより年上なんですもの、といいかけたがマルスは黙っていた。
「・・・喋りたくないならいい。それよりこの体のことだが」
「はい」
「ドクターマリオの所為だ」
「え?
「奴は私を新薬の実験台にしたのだ」
「・・・・・・・・・」
「後で斬る予定でいる」
ちょっと目がアブナかった。


「あの、それともう一つ」
「何だ?」
「あなた・・・確かMr.ゲーム&ウォッチですよね」
「そうだが」
「ミスターなのになんで女なんですか?まさか女体化の薬とかも混ざってたんじゃ」
「私はもともと女だ。名は適当につけられた物だ」
「・・・・そんなんでいいんですか」
「私は別に構わない。どのみち私が抗議したところでMs.ゲーム&ウォッチになるとも限らないしな」

とりあえず疑問は一件落着ということで会議を始めることにした。
筆談の必要がなかったので思ったより早く終わった。
「では、明日宜しくお願いします」
「ああ、こちからからも宜しく頼む」
「それにしても・・・」
「ん?」
「そんなに美人とは流石に予想できなかったですよ」
「・・・・そうか?」
「ハイ、スゴイ美人だと思います」
「有難う」
「じゃ、また」
「ああ」

二人は部屋を後にした。


「あー・・・・にしてもウォッチさん美人だったなぁ・・・・ちょっと惚れちゃったかも」
ベッドの上に寝転がっている一人の青年がいた。そう、マルスである。
「明日には直ってると思うけど・・・なんかもったいない感じが」
さっきからひたすらゴロゴロしている。
「ハッ!なんて不純なコトを考えているんだボクは!うわぁぁぁぁぁ」
そういったかと思うと自分の頭をポカスカ殴り始めた。
「うわぁぁぁぁ、なんて悪なんだぁ〜!もうダメだ・・・・ボクはもう(ry」
自分の体をひたすら殴る。傍目から見れば頭大丈夫ですかって言いたくなる。
その時、マルスの部屋の扉が開いた。
「・・・・え?・・・・・」
そこにいたのはドクターマリオの薬により人間化したMr.ゲーム&ウォッチだった。
「あのー・・・・」
「すまない、こんな時間に」
「いえ、とんでもないです!・・・ところでどうしたんですか?」
「少し・・・休ませてもらっても良いか?」
「ハイ、どーぞおかまいなく」
彼女は部屋にあがりこみ、ソファに座ってマルスが出した紅茶を少し飲んだ。
「大丈夫ですか?」
「ああ、もう大丈夫だ。すまなかったな」
「いえ〜とんでもないですよ〜!それよりど〜したんですか?」
「実はな・・・・」
「・・・ハイ?」
「わ、私・・・・・」


彼女の顔は完全に赤くなった。
それに気付かないマルスはやはり鈍感なのであろう。つーか絶対そうだ。
「お・・・・お前のことが・・・・」
ここまで来れば何を言うか絶対わかるはず!なのだがそこは鈍感マルス。
「え?」
キョトンと首を傾げるのみ。
そして彼女は意を決したように口を開いた。
「好き・・・らしい」
マルスの口から紅茶が噴出した。ブッって効果音とセットで。
多分1mは飛んだと思われる。
「あああののあのあのあのなおなおなおなおなおなお」
『あの』と言おうとしてるのだが動揺しすぎて後半がちょっとアレなワードに近づいている。
「・・・そこで頼みがある・・・・」
「は、ハイ!なんでありましょうか!」
「・・・抱いてくれ」
またも紅茶が噴出した。今度の効果音はブブーッだ。
そして今度は5mぐらい飛んだ。世界最高記録だ。ギネスだ。
「頼む・・・このままでは・・・その・・・あ・・・明日の試合にさしつかえがありそうだ・・・」
ハンカチで口を拭いてようやく冷静さを取り戻したマルスは考えた。
(明日の試合うんぬんかんぬんは多分嘘だろう・・・きっとホントにボクのことが・・・)
そして彼はうなずいた。
「分かりました」


その日の夜。
「こんばんわ!!アイアム敏腕レポーターカービィでありますっ!今回はーミスターマルスの部屋を覗いてウフフのフって企画であります!」
ネジが五、六本ぬけたようなピンク玉が現れた。
「さて今回はどんな光景が待ち受けているのでしょ・・・・」
カービィはそこで口を止めた。
「どうしたん?」
傍にいたヨッシーが声をかける。
「待って、何か聞こえる・・・」
さっきとはうってかわって深刻な顔で言った。
「覗いてみようぜ・・・一応。」
そう言ったのはフォックスだ。
「うん。そっとだよ、そっと」
「分かってるって」
三人はこっそり部屋を覗いた。


「ホント綺麗ですよ・・・どんな恰好でも」
「・・あ・・あっ・・・はあっ・・・」
薄闇の中に二人はいた。
「声出してもいいんですよ」
乳首をつまみつつマルスが言った。
「だがまだ中に人がっ・・・あぁっ・・いる・・・」
「大丈夫大丈夫」
もう片方の手が秘部に伸びる。
「あ・・・こんな不器用なのでも・・・感じてくれたんですね」
そして指を中に入れたり抜いたりをくりかえし始める。
「言うなっ・・・あっ、はぁっ・・・っ」
「ボクほんとにありがたいって思ってるんですよ」
「・・・・あっ・・・だっ・・・あぁっ」
そして二人は行為を続けた。
胸をも揉んだり、秘部をいじったり。御互いのモノを舐めあったり。
ゲーム&ウォッチは言葉から見れば苦しそうだが、彼女は彼女で幸せでいた。
マルスもまた、この行為に快感を覚えていた。

「マルス・・・・」
カービィは言葉をなくしていた。
「・・・それよりあの人、誰だ?」
「・・・多分、ゲーム&ウォッチだよ」
「え?あの美人が!?」
「だって昔実は女だって言ってたもん。」
「でもあれどーみたって人間だろ」
「ドクターマリオが誰かを実験台にしたら斬られたって言ってた」
「・・・・その実験台が」
「そゆこと」


「・・・カービィ、お前はまだ子供だろ。これを見るのはちょっとキツすぎる。帰ったほうが・・・」
「僕、見てる」
「おいカービィ・・・」
「見てるったら見てるの!」
「・・わ、わかったよ。好きにすればいいさ」


行為はまだ続いていた。
やがて、マルスが彼女を抱きかかえ、モノを秘部に突き立てた。
「行きますよ。・・・痛いかもしれませんが・・・我慢して下さい」
「わかっている。私もダテに戦士をやってない」
彼女は余裕の表情だったが、マルスは分かっていた。
我慢できる自信がないということを。
少し躊躇ったが、一瞬首を横に振った。
そしてゆっくりと自分のモノを奥に差し込んで言った。
「うあっ、ああああああッ!・・・っ・・はぁ・・・くッ」
「奥まで・・・・行きましたよ」
「はぁ・・・マルスっ・・・出すとき・・・は・・・中に・・・頼む・・・はぁっ・・・」
マルスはニコッと笑って言った。
「分かりました」


そして彼は動き始めた。
「くっ、ぁっ、あぁっ・・・んっ・・・ぁはぁっ・・・」
段々と腰の動きが速くなる。
そして彼女の腰の動きもそれにあわせて速くなっていった。
「あぁっ、あっ・・・やっ・・・わっ・・私っ・・・もっ・・・」
この行為が初めてである彼女は動き始めて五十秒と経たずに絶頂を迎えようとしていた。
「出しますよっ・・・くっ・・・っ」
彼女は自分の体の中に熱い物が注ぎこまれるのを感じた。


そして早朝近くなり夜も明けそうになった頃。
「有難う」
「いえ、どういたしまして。それより・・・戻りませんね。体」
「心配ない、もうそろそろ・・・」
そう言いかけた瞬間、あたりに煙が立ちこめた。
「うわっ!?な、何だこのけむ・・・げほっ!」
そして彼が目を明けた時にはいつも通りのゲーム&ウォッチがいた。
「あっ・・・・」
「ビーッガーッ ビビーッ」
いつもと変わらない電子音を響かせてゲーム&ウォッチはドアの方へ歩いて言った。
そして
「またな」
一言だけ人間語でつぶやいた後また電子音を響かせて去っていった。

「・・・夢じゃないよね」
彼はちょっと微笑むと再び眠りについた。
  • END-
2007年05月08日(火) 16:06:36 Modified by smer




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