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b-38

注意 ・男マルス攻めです。
   ・横恋慕系です。
   ・今の時点で相手は誰か公開しません。
   ・しかも相手視点です。
   ・密かに擬人化・女体化注意



「君って、どんな娘、かなぁ。」
マルス王子が、私の髪を撫でて呟く。
きっと瑠璃さえもただの石ころと化してしまう綺麗な蒼い瞳が、私を見つめる。
心なしか、私が写っている。様にみえる。
「初めて会ったときから…気になってたんだ……。
君の側に居る人と、アイクが何か知り合いみたいだから。」
どう反応すれば良いか、分からない。
そうですか、とも言えない。私は言葉を発する、ということが神には許されなかったから。
私の愛しい人と、この人はいつも闘っている…。
それが決して悪意や憎悪から来るものではないことは分かっていたし、事実、私も常に間近で見ていた。
いつもあの人が闘うと言えば、誰かの陰謀とか悪意とか…そんなものばかり。
私はそんなものから、時として愛しい彼を守り続けて来た。
だから、悪意から闘っている訳ではない…、お互い楽しみで闘っているというものには違和感を覚えた。
彼も、この人も、…同じ様な事を受けていたというのに。
「やっぱり、喋れないんだね…。いや、別に喋れないからダメって訳じゃないんだ。
寧ろ…言葉なんていらない…。」
マルス王子の顔が近づいてくる。
唇を近づけて来た…、この人のそれが、私のそれと重なる。
舌が入ってくる…。怯える私の舌に、彼が絡んでくる。
その時、私の愛しい人のことが頭に浮かぶ…。
抵抗しようとした。
「…ごめん、分かってる。君にはあの人が居る…。
でも、…少しだけ…少しだけでも…良いだろうか?」
蒼い瞳に、寂しさとも悲しさともとれない色がさす。
私は抵抗を止めた…。
王子は私を押し倒した…。

長いキスを交わす私達。
キスが終わった途端、王子は私の胸に触れた。
思わず身をよじる。
「…こわい?」
私は喋られない。無言の肯定をする。
「大丈夫…優しくするから…。」

王子が私の下腹部を割開いて来た…。
恥ずかしい…。見ないで…。
「うわぁ…キレイだよ、君のココ…。」
それと同時に、…私の秘所に、息が吹きかけられた。
思わず悶えてしまう…。
王子の舌が秘所に這わせられる…。
喘ぎたい。けど喘げない。
「指、入れるね…?」
舌でなめた後は、指を入れてくる。
嫌らしいことに、私のココはするりと指を受け入れる。
指をこねくり回す彼…途端、私のある場所に彼の指が当たる。
飛び跳ねてしまった。
「感じる…? ここが感じるのかい?」
こくこくと頭を縦に振る。
「そうか…あ、こんなに溢れてる」
王子は私から指を引き抜く。
その指は、私の愛液で濡れていて、…愛液は私から糸を引いていた。

「ねぇ、…そろそろ、行く、ね?」
私はマルス王子の自身を見遣る。
すっかり大きくなっていて、先走りすら溢れている。
王子が私の所へ押し当てる…。
「ん、…ああ……ぁ。 すごくイイ…よ。 君の中、すごく気持ちいい…。」
癖になっちゃいそう…と吐息まじりに彼は呟く。
「君の中ね…僕にもっと奥に来てって…言ってるみたいに…」
私は王子の、子種が入っていると思しき場所に触れる…。
「…欲しい?」
今じゃ私の頭の中に愛しいあの人というものは押し出されていて。
コクリ。と頭を前に振った。
「ん、じゃ…やるよっ………!!」
さっきとは打って変わって、王子は私の腰を掴み…、上下に突いて来た。
肉の槍と化した彼の自身が、私の奥まで貫いてくる。
「あぁ!…好きっ!君が…!好きだぁっ……!!」
彼にそう告白されて。
私も、彼を求めていて。
「イクっ……! イクよぉ……!! んぁっ…!」
ズンッ! と音が出そうなくらい突かれて、…熱い彼の子種が私の子宮にまで放たれた。
私も気持ちよくなってしまい、その余韻で彼を締め上げた。
もう、受精してしまうくらいに…。

「凄かった、よ…。」
ポツリと王子が呟く。
受精してしまうくらいに…なんて考えてしまったけれど…。
そんな事を考えてしまった私はつい俯いた。多分顔は赤いだろう。

コンコン。
部屋のドアが叩かれる。
そして、開いた。
「おーいっ、マルスぅ…俺の愛人、じゃなくてダンボール知らないか〜?

っておい! マルスお前俺のダンボールになーにやってんだっ!?」

愛しい彼が、やって来てしまったのでした。
ごめんなさいね、スネーク…。
2008年05月19日(月) 12:35:20 Modified by smer




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