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「ね、ねぇ、ネス、これ何なの……?」

「別に変な匂いじゃないでしょ?」

「そ、そうだけど……」

ナナは僕が差し出した小さい瓶に顔を少しだけ近づけた。
そんなにキツイ匂いはしないはずなのに、少々慎重すぎる気がする。

「……なんか、甘い匂いがする……」

「うん」

「で、でも…」

「大丈夫だって。リンクとサムスが二人にってくれたんだから」

「そうだけど……」

「だから、はいっ」

ナナの語気が弱くなったのを見計らって、僕はぐいっと手に瓶を押し付ける。

「全部飲まないと、駄目かな……?」

「多分」

そんなに多くない、寧ろ一口分くらいの少ない量だから、全部じゃないと意味がないと思う。
ナナは覚悟を決めたようにゆっくりと瓶を口に当て、一呼吸置いた後透明の液体を一気に飲み干した。


「んっ……」

ナナは少し口元を歪ませた後、空っぽになった瓶を机に置いた。

「どう?」

「……よくわかんない、かな」

「んー、そう?」

「うん……それで、この飲み物なんだったの?」

「時間が経てばわかるよ」

「そう…ぇ、あっ」

ナナの身体がぐらっと揺れ、倒れそうになる。
僕は躊躇無くその身体を受け止めた。

「そろそろ効いてきたね」

「えっ……こ、これ、なんなの……?」

ナナの顔がどんどん赤みを帯びていく。
僕にかかる重さもそれに比例して大きくなっていった。

「もうわかってると思うよ」

「わ、わかんないよ……」


「身体がジンジンしてこない?」

「う、うん……」

「あそこが熱くなってきたでしょ?」

「……えっ!?」

ナナの身体がビクッと震えた。

「そろそろいいよー、ポポ」

「えっ!? や、ポポがいるの!?」

ドアに向かって声をかけると、ポポが小さいビニール袋を持って部屋に入ってきた。
ポポはしっかりとドアを閉めた後、後ろ手で鍵を閉め、こちらに寄ってくる。
ナナは焦燥と困惑の表情で視線をポポに向けていた。

「ありがとうね、ネス」

「うん、それで、ちゃんとアレ持ってきた?」

ポポは顔を頷かせながら僕の視線を袋の中に託す。
中にはピンク色をした物体や、クリーム状のものが入った物が見えた。

「バッチリだよ。使い方もファルコさんが教えてくれたから、やりながら説明するね」

「オッケー。じゃあ早速始めようか」

「え? え?」


ナナは僕とポポの顔を交互に見ながら、不安な表情を見せた。
しかし、顔は未だに赤く、瞳も潤み呼吸も少し荒くなっていた。
僕は寄りかかっていた身体を一気に持ち上げる。

「きゃっ!?」

突然のことだったせいか、ナナは身体を少し捩じらせた。

「あ、暴れないでね。落ちちゃうから」

「あっ」

そう言うとナナの身体はぎゅっと縮こまったので、そのままベッドの中央に転がし、僕とポポもその両脇に座った。
着地の瞬間、ナナは身体をびくっと震わせ、短く結んだツインテールがふわりと揺れた。

「んぅ……な、何するの…?」

「セックス」

「…えっ、えっ!?」

「あ、ナナもセックスの意味知ってたんだ」

「じゃあ話は早いね。ポポから先にどーぞ」

「うん」

「ち、ちょっとまっ、んっ!!」

ポポはナナの顔を強引に自分の方に向けさせ、一気に接吻した。
2007年05月08日(火) 16:11:48 Modified by smer




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