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  • メタナイト×カービィ
  • 前スレ596( http://wiki.livedoor.jp/smer/d/9%2d596 )の続き
  • 一頭身エロ注意
  • メタのティンコはイルカさん的な構造(普段は内部にしまわれてる)と思ってください

それでもよければ、ドゾー↓



『――――3、2、1、TimeUp!!』
戦いの幕引きを告げるアナウンスが場内に響き渡り、一日のトーナメントが全て滞りなく終わりを迎えた。
会場では、乱闘を終えた戦士たちが互いの健闘を口々に称え合っている。
メタナイトは、今日の自身の対戦結果画面を眺め、仮面の下の表情を曇らせた。悪いわけではないが、
決してベストの結果とは言えない。やはり、今朝の事が多少なりともメンタル面に影響しているのだろうか。
大浴場に汗を流しに行こう、というアイク達剣士組の誘いをやんわりと辞退し、メタナイトは早々と自室の方
へ戻ることにした。他人に素顔を見られたくない、という思いもあったが、何よりもカービィのことが気がかり
だった。




「やはりここにもいないか……」
自室の扉を開けて中を見回し、そこに目当ての人物の姿がないことが解ると、メタナイトはそう小さく独りご
ちた。言葉尻には、隠し切れなかった僅かな焦りが滲んでいる。
カービィの部屋は既に探した。メタナイトの部屋にも戻っていないとなると、彼はまだあの緑の恐竜の部屋に
いるのだろうか。いっそのことヨッシーの部屋を尋ねてみようか、とまで思考を進めたところで、メタナイトは
ふと我に返った。
柄にもなく狼狽している自分自身に、戸惑いを覚える。
確かにカービィは身体的にはまだ幼いが、そこいらの暴漢に力で押されるほど弱くはない。そして、彼をそ
のように育てたのは、他でもないメタナイト自身だ。彼の強さは、自分が一番よく理解しているはず。何をそ
んなに、焦っているのか。
――――らしくないな。
出掛かった言葉を飲み込み、代わりにどこか苛立ちの混じった息を吐き出す。落ち着かない体を宥めるよう
に、メタナイトはソファーへと腰を落とした。ぽすん、という音と共に、丸い体の半分ほどが柔らかいクッション
部分に埋まる。そのまま壁掛け時計に視線を向ければ、二つの針が示す時間は、そろそろ夕餉の頃合に
差しかかろうとしていた。さすがのカービィも、食事には意地でも顔を出すだろう。
とりあえず、夕食の時間まで湯でも浴びようか。そう思い直し、メタナイトはソファーから体を起こした。思えば
乱闘の後、かいた汗もそのままに、カービィを探す為に館中を駆けていたのだ。すっかり冷えてしまった体を
抱え、メタナイトは各部屋に設えられた、簡易シャワールームへと向かった。



目を閉じ、ノズルから振る暖かい雨を、体全体で受ける。体を打つ湯の温度に、メタナイトは徐々に落ち着き
を取り戻していった。きゅ、とシャワーのコックを閉めると、雨の残滓が肌をつうっと滑り落ちる。
体をふるふると振って雫を振り落とし、タオル掛けに手を伸ばそうとした時、バタン、と部屋の扉を閉める音
が浴室まで響いてきた。部屋とこことの仕切りは案外薄く、扉を開け閉めする音などは筒抜けである。一瞬
身を硬くさせ、警戒を顕にしたメタナイトだったが、すぐにその硬直を解いた。自分の部屋に何の断りもなく入
ってくる者など、一人しか考えられない。
浴室の磨りガラス越しに、ピンク色の影がぽよぽよ動いてるのが見え、無意識に表情が緩む。
全く、こんな時間までどこをうろついていたのか。後できちんと言い聞かせないと、といつのまにか過保護な
親張りの仕様になっていた自分の思考回路に気付き、メタナイトが苦い笑みを浮かべた、その時。
突然、ガチャガチャ、というドアノブを回す音が、メタナイトの思考を遮った。音の出所に顔を向けると、扉のガ
ラス部分にペタリと張り付いているピンクの影。メタナイトはどうした、と声を掛けようと唇を薄く開くが、その
言葉が喉から発せられるよりも早く、浴室の扉が勢いよく開け放たれた。
「っ!?」
思わず顔を隠そうとしたメタナイトの反応が一瞬遅れる。その隙を突いて、侵入者がメタナイトに向かって大
きく跳躍した。
「くるりん、はぁー」
唐突に浴びせられた声と共に、カービィの丸い体がメタナイトの真上に急降下を決めた。どこかで見たような
技。コピーなので本人よりも威力は劣るものの、驚きに身を強張らせていたメタナイトの不意を突くには十分
で。声の主をメタナイトの目が感知した時には、彼の体は既にピンク色の球体の下敷きになっていた。
シャワーのノズルの先端から落とされた雫の名残が、もつれ合った二人の体をぱたりと打つ。
「な……っ」
体勢を崩されながらも、咄嗟に配られた視線が、カービィの頭上で止まる。そこには、緑の恐竜の顔を成し
た帽子が鎮座していた。
カービィの柔らかい腕が体へと伸び、メタナイトを尋常とは思えない力で拘束する。
同時に、彼の体からむせ返る様な雌の匂いが漂い始め、メタナイトは自ずと表情を曇らせた。
異常な事態の中でも、辛うじて稼動している思考の一部が、自らの五感から得た違和感を訴える。先程の
技といい、この帽子といい、ヨッシーをコピーしたものだということは解る。だが、なぜ。一体何が、彼にこの
ような行動を取らせているのか。
カービィを観察するさなか、ふとかち合った相手の目が、惚けた様にとろりと伏せられた。


x
ようやく目的の人物を体の下に捕らえることができ、カービィは些かならず昂ぶっていた。先程は、自分と似
ていた体型に反応し、半ば忘我したようにプリンに襲い掛かってしまったが、生憎と彼女は自分を満たしてく
れるものを持ち合わせてはいなかった。その前に襲ったヨッシーも然り、だ。言い換えれば、カービィは相手
の性別を確認する余裕すらなかったのだ。プリンの体を調べ、弄り倒した後彼女が気を失うと、カービィは満
たされない体を持て余しながら、何かに誘われるようにふらりとメタナイトの部屋へと訪れた。
そして、見つけた。自分と同族の、雄。体の奥底が、ずっと望んでいたその人を。
カービィは嬉々としてしゅるり、と伸ばした舌をメタナイトの足元へ運んだ。
「お、おい!?」
制止の言葉も聞こえぬ振りで、まだ湯の温度が残っている足の間を、舌の腹で探る。その動きが追った先に
あるのは、自分のと似た構造を持った、秘められた一本の筋。女のそれのようにも見えるそこを何度か撫で
さすると、組み敷いたメタナイトの体が小さく震えた。
「っ、カービィ、何を……」
いくらメタナイトが良識ある大人とはいえ、いや成熟した男だからこそ、身の内に湧き上がる情欲に抗うこと
は難しく。程なくして、襞の中に収められていた雄のものが、その姿を現し始めた。人とさほど変わらない形
状のそれが、内側からゆっくりと迫り上がるように屹立していく。
やがて、完全に立ち上がったメタナイト自身に、カービィは攻めの矛先を移動させた。昂ぶり始めた熱源へと
舌を巻きつけ、ゆるゆると上下に扱く。直接口には銜えない分、通常の口淫とは少し違った種類のように見
えるが、それでも相手に快感を与えるには十分なようで、舌先が器用にそこを刺激する度に、メタナイトは殺し
きれなかった淡い息を漏らした。
「……ぽよ」
そこが十分な硬さまで育ったのを確認すると、カービィは伸ばしていた舌をするりと口内に戻した。
メタナイトの腹の上に置いた手で体を支えながら、既に淫猥な蜜に溢れている自身の花弁に、同じように唾
液でべとついた彼の先端を合わせる。そしてゆっくりと垂直に腰を落とすと、自身の重みを利用して、脈打つ
熱杭を体内に飲み込んだ。
「ひ、ぅああっ!」
太くて質量のある熱源が、襞の内側を抉りながら侵入してくる。待ち望んだ感覚に思わず声が裏返り、体中
が歓喜に打ち震える。カービィは瞳を閉じると、夢中で腰を前後に揺すり、体内を圧迫するものの感触を味わ
った。



熱に浮かされるまま体を揺するカービィの下で、メタナイトは、ただただ困惑に思考を沈ませていた。自身の
情動を煽り立てるような彼の行動に、疑問を感じて。
彼とこういった行為をするのに抵抗はない。というよりも、彼の性的な分化を促すために、以前からこういう類
のことは何度か経験し、またさせてもきた。
だが、いくら抵抗がないとはいえども、今の彼の様態は明らかに異常だ。
この季節、動物達にとってはちょうど繁殖期に当たる。が、まだ体が成長しきってないカービィは反応を示さ
ないはず。しかし、彼のこの様子は、どう見ても――――
そこまで考えたところで、メタナイトはようやく初めに感じた違和感の根源、彼の頭に乗っている帽子に注意
を戻した。
ヨッシーの能力をコピーした証である、緑色の帽子。もしヨッシーが他の動物達と繁殖の周期が同じだとす
れば、彼(もしくは彼女)もちょうど今が発情期だろう。
まさか、発情期の性質ごと彼をコピーしてしまったとでもいうのか。けれども、この状況をもたらした因子は、
と問われれば、そうとしかいいようがない。
メタナイトは、バラバラだった疑問符の欠片が、ようやく一つの形になっていくのを感じた。
原因が分かれば、処置に移るのは容易い。今自分の体の上で快楽を貪っているこの子を、取り押さえて、
発情の波が過ぎるまでベッドにでも縛り付けておけばいいだけの話だ。だが。
体が精と快楽を望んでいるのに、それを無理に押さえつけるなど、彼にとって苦痛以外の何物でもないだろ
う。
どうしても彼に対して甘くなってしまう自分に苦笑しながらも、メタナイトは一つの答えにたどり着いた。

ならば。彼の気が済むまで、この体を使わせてやるのが、一番の解決策なのではないか。どうせ一時の流
行り風邪みたいなものだ。熱が過ぎれば、自然と彼も元に戻ろう。
そう、これは治療だ。発情という熱に侵された彼から、病の源を発散させてやるための。

そう自分に言い聞かせ、メタナイトは腕を伸ばすと、そっと相手の腰へ添えた。そして、完全に一人の世界に
入り込み、擬似的な自慰行為に耽っていたカービィを、現実に引き戻すように無造作に突き上げた。
「ふぁ、あぁあっ!」
そのまま、一撃、二撃と繰り返し。自分の体の上でゆっくりと体を揺するだけだったカービィの体に、きつい
情動を叩き込む。それまで緩慢な刺激の中に揺蕩っていた彼にとって、唐突に与えられたその重圧は、受
け止めるには少々大きすぎた。予想だにしなかった衝撃に、彼の柔らかい体が弓なりに撓り、口からは押さ
え切れなかった喘ぎの破片が零れ落ちる。




「ん、あぁ、っ、ひゃあぁ」
その声が苦痛から来るものではないと解ると、徐々にメタナイトの動きから、遠慮の色が消えていく。
「生憎と、一方的にやられるのは性に合わんのでな」
カービィの腰を掴んだ手をぐいと引き寄せ、熱杭の先端で奥をぐりぐりと抉る。その度に粘着質な水音と、幼い
ながらも艶を含んだ嬌声とが交じり合った音が耳を刺激し、メタナイトは自身の熱が更に昂ぶっていくのを感
じた。
「め、た……あっく、……ひぁ、あぁっ!」
カービィの体がびくびくと痙攣を始めた。それとともに、それまで拙いながらも揺すっていた腰の動きも止ま
り、与えられる快感のみを必死に追いかけている。
どうやら、発情は絶頂を促す効果もあるらしい。普段よりも幾分か早いそれの訪れの兆候に、メタナイトは自
然と口元を緩めた。
「我慢するな、そなたが辛いだけだ。……ほら、逝け」
そして、一際深く突き上げてやる。
「……ふぁあああっっ!!」
快楽の頂上間際で戸惑っていたカービィの体が大きく脈打ち、やがて達した。全身の力が抜けたカービィ
が、メタナイトの上に倒れこんでくる。絶頂の余殃にきゅうきゅうと収縮するカービィの体内を味わいながら、
メタナイトはカービィの背中を優しく叩いた。
「はぁ、は……ん、……けほっ」
未だ整わない息と共に、カービィが小さく咳き込んだ。その口元から、金色の星が飛び出してくる。
星型のそれは、コピー能力の結晶。いわば、力の源だ。それが吐き出されたのと同時に、カービィの頭に乗
っていた緑色の帽子も、溶けるように姿を消した。熱病は、去ったのだ。
コピーが完全に解けたのを確認して、メタナイトは安心したように息を吐いた。
「どうだ、楽になったか?」
優しいトーンでのその問いに、カービィはゆるゆると瞳を閉ざしたまま、小さくこくりと頷いた。快楽の余韻に
浸るカービィを見て、メタナイトはくすりと笑みを零す。
「……それはそうと、私はまだ楽にはなってないのだが……」
言葉と同時に、まだ欲を放っていないメタナイトのそれが、その存在を示すかのようにカービィの体内でぐ
ん、と質量を増した。突然与えられた刺激に反応しきれずに、体の上でわたわたと身悶えるカービィを抱き
上げると、ぐるんと二人の位置を逆転させる。
「付き合って、くれるな?」
耳元に低い声で問いを落とすと、カービィは少しだけ赤らめた顔で、もう一度小さく頷いた。

――――熱に浮かされているのは、一体どっちだか、な。
そんなことを小さく呟きながらメタナイトは、今度は自分自身の燻る想いを発散させるために、熱い楔を再度
カービィの中に埋め込んだ。


End.
2008年04月06日(日) 14:16:08 Modified by smer




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