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「あなたの部屋って、あんまり物が置いてないのね。」
天井の高い、シンプルという言葉が似合うとある一室。
ベッドの上で、サムスが横になりながら、側でベッドに座っているファルコンに言った。
二人で一目の多い所を歩いていると、カービィやネスなど、子供達が追い掛けてくるもので、
サムスは大抵、子供達が外で遊んでいるうちにこっそりとファルコンの部屋に遊びに行く。
「無機質な空間じゃ、お前の宇宙船と良い勝負だな」
雑誌を読んでいたファルコンは、笑いながらそう言った。
「それは物を置くスペースがないからです」
と、他愛もない会話を繰り返す。
サムスにとっては、これが自分の求めていた安らぎなのかもしれないと、
言葉にせずとも、こうして彼と話している時はいつも思っていた。
現に、こんな取り留めのない会話だけでも、凄く心が落ち着く。
愛している相手だから、というのも一理あって…
雑誌をたたむと、ファルコンは横になっているサムスにそっと近付いていった。



サムスは彼が近付くと、自分からも上半身を少し起こした。
その後は、ファルコンに抱えられ、再びベッドに押し戻った。
二人は暗黙の了解の用に目を瞑り、唇を重ねた。
そして、ゆっくりと彼の下が口に侵入し、サムスの口の中を這い回った。
サムスの頭に、一瞬で酔ったような感覚が走る。
「ん…んう…」
口が塞がっているためオープンには出ないが、思わずサムスの口から喘声が漏れる。
舌と舌を絡ませながら、ファルコンはサムスのキャミソールの中に手を這わせた。柔らかな豊乳が手に収まる。
「ん…はぁ…あ…ぁ…」
その間に離された口から、淫乱な声が出た。
幼い頃に体に異種のDNAを取り込んだせいか、自分の元々の体質なのか、彼女は異様に感度が高かった。
彼女自身も気がついており、二人で迎えた初夜の時は、ピークの時は大変な事になった。
上半身はほとんど服がはだけており、胸の突起が口に含まれた。
「んぁ…あぁ…!!」
二人は自然と熱が上がってきた。



二人の息遣いは荒くなっていた。
サムスの服はほとんどはだけ、床に服がベッドを伝ってただれるように落ちている。
ファルコンの手はサムスの秘部に侵入し、膣内を少々豪快に探り始めた。
「んあ、ァァあ!!はァ…あうぅ…!!」
クリトリスと膣内を同時に指で刺激され、彼女はその度に淫猥に叫んだ。
その喘声が、更にファルコンの理性を少しずつ消し去った。
内部では、彼の動きに合わせ、愛液が分泌される…秘部から漏れる粘膜質の音が、時折目立って、辺りに淫乱な雰囲気を漂わせた。
ファルコンも自分自身に変化があるのに気付いた。
「はァ…サムス…」
膣から指を引き抜き、片手でサムスの腰を押さえた。
息遣いの荒いサムスは、汗をかき、髪を乱し、恍惚とした顔つきをしている。
サムスは、表情で合意のサインを送り、その瞬間、彼の男根がサムスに一気に埋まった。
「あああぁ!!あぅ…っああ!!」
ファルコンはサムスの腰を上下に激しく揺り動かした。往復する度、接合部分から妖しい音と感触が伝わる。
仰向けになったサムスは、快感の走る度に大きく仰け反った。豊満な躯が顕著に現れる…
「ああ、ぁう!あ、あ、…!」
その内、内に秘めた欲望が先端まで押し寄せ、濁液は、先端からサムスの膣内に射精された。
「んああ…ぅ…ああん…!」
精液が自分の膣壁を流れる感触に思わぬ快感を覚え、そのままお互いに絶頂を迎えた。



ファルコンにもたれながら、サムスは静かに目を瞑っていた。
まだ少し顔が赤く、息も少々荒い。
「本当は、お前を俺の世界に連れて行けたら良いんだがな」
うっすら目を開け、サムスはファルコンの肩に手をまわした。
前回、一度二人は揺るがす事の出来ない別れを強いられた。
お互いの姿がだんだん残像の様になり、どうしようもないと思っていたが、
あの時二人は、手を延ばせば届く位置にいた。
どうしてあの時手を延ばさなかったのだろう…
特に、絶望に捕われ、呆然と涙を流すしか出来なかったサムスの手を、掴んでやれなかった事にファルコンは強く後悔した。
こうして再び出会うまでは。
「その時は私も、後で何が起こっても良い…ついていく…」
直に逢い、こうして直に存在を確認しなければ意味のない深い絆で結ばれている事を二人は分かっている。
そうして二人は目を閉じた。
2007年05月26日(土) 15:53:56 Modified by smer




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