メニュー
Wiki内検索
最近更新したページ
タグ

5-617

「ん…む…」

目を覚ます。両の目に映るのは天井。
気だるい意識の中、まどろむ自分を奮わせて意識をこの場所に引き戻す。
ベッド脇のレースのカーテン越しに見る外…悪趣味だ。調度は金や黒でけばけばしい。ああ、差し詰め野卑たあの男の部屋か、と

思考を紡いでゆく。

「気が付いたようだな。」

すえたような男の体臭がこもる部屋で、ぎらついた目がミュウツーを見つめる。
嫌な奴だと生理的に感じているのだろうか。汗の混じった濃厚な体臭に包まれ、また意識が遠のきそうになる。
「…疲れが溜まっていたのだ。世話をかけたな。」
起き上がろうとするミュウツーを、男はその豪腕で華奢な肩を掴み再びベッドに押し戻した。

「…なんのつもりだ……ガノンドロフ…」
ミュウツーははねつけるように、彼を一瞥し鋭く言った。
「介抱してやっていたんだ。その言い草はないだろう?」

自分を押さえ付ける男は、なるほど。魔王と呼ぶに相応しい貫禄を持っている。
並み居る強者が集まるこの大会に於いても彼はまた異質な存在と云えるだろう。
威厳を尊重するかの如く、厚い肉の鎧をまとった胸板は汗に光って金色に見えた。

思考を巡らせているミュウツーを尻目に、ガノンは品定めをするかの如く、華奢な体に野卑た視線をぶつける。
目つきは鋭く、まるで獣を調教するときの非情さで、値踏みをしているかのようだった。

ガノンの無骨な手が伸びて、ミュウツーの胸もとを辿ってゆく。

「手を、どけろ。」
「どけなかったら?」

ガノンは薄汚く笑い、這わせた無骨な手を絞り、乳房を強く掴んだ。
ミュウツーは汚らわしい男の顔に唾を吐いた。自身の最大限の侮蔑の感情を持って。
だが、ガノンはミュウツーの悪意を意に介さぬ様子でほくそ笑んだまま、垂れてくる唾液を赤い舌を伸ばし舐めとった。

ぞっ、と背筋に悪寒が走る。ガノンの息遣いは更に荒ぶっていた。
厭らしい笑みを溢しながら、ミュウツーの唇を吸いに、ガノンの顔が近づいて来る。
躊躇する様子の無い彼に戸惑いつつも、ぎりぎりの所で激しく拒絶の意を示す。
歯がぶつかり、ガノンの下唇から血が滲んだ。



「ほう、そのくらい気の強い奴のほうが、俺の好みだ」

乳房を掴んでいた野太い手を広げ、つつっ、となぞる様な手つきで。胸から臍へ、更にその下を弄ってゆく。
「う、う…っぐ…」
「人外の者のここがどうなっているのか、興味があってなぁ…」
「…っ…貴様…」
無骨な手に似合わぬ手つきで指は妖しく動き、ぷっくりとした肉を粘つくように揉みこんでくる。そうしながら、隠れている肉芽

を、指で鋭く突いてきた。

「ぐ…うう…」
身体がこわばる。と、同時に電気のような快感がガノンの指から発せられてくる。
こんな乱暴に、それも嫌悪する男にいいように扱われる事は屈辱的だった。他のポケモン達と違い、雄雌という差異を超越したポ

ケモンにして、崇高なる存在。
「種の保存」という本能からの脱却を体した自身に、少なからず悦を感じていたミュウツーは、他の者に夜伽に誘われても軽く一

蹴していたものだ。
リビドーは一時の気の迷いであり、自分を「慰める」のは常に自分自身であった。そう、言い聞かせてきたのだった。

恥辱に喘ぐ顎を掴まれ、口を開けさせられ、逃げる舌を強く吸われた。
「ん…っんむ…」
初めての快楽に溺れ、身体がざわめいた。
あまりにも新鮮な感覚に、気持ちと裏腹に、ミュウツーの身体はガノンという「雄」に向かって開いていく。

唾をたっぷりと含み、ぬめったガノンの舌の感触を試すように。小鼻をふくらませ、野卑な男の為すままに舌を絡ませた。
腐りかけた生肉のような感触。甘美な眩暈がミュウツーの思考を官能の霧で包んでゆく。

「たまらんな。お前の唇も、舌の感触も…その官能的な目も。」
「…お前、ではない。私には、ミュウツーという名前がある」

ガノンはミュウツーを裏返しにした。剥き出しの、無駄な肉の無い尻が、高く上げさせられる。

「ほう…これが高貴なポケモン、ミュウツー様の尻の穴、か。」
「や、やめろ…!そこを…見るなっ…」

ミュウツーの臀部が恥辱に硬く強張る。



「どうなんだ?ここから、ひり出すのか?」
「や、やめ…てくれ……っ」

ガノンは尻たぶを割ると、肉丘の狭間に冷たい鼻の先を当てた。
わさと吸ったり吐いたりしながら、臭いを確かめるように動作を繰り返す。
「クク、臭うなぁ…」

羞ずかしさに、陶器の様に白かった肌は熱を帯び、首筋まで紅潮してくる。
だが、ミュウツーの秘芯は熱く蠢き、熱い蜜が零れ溢れてきた。

その様子を満足そうに確かめると、ガノンは舌にたっぷりと唾を流し込み、そこに尖らせた舌の先を捻り入れた。
「う…っあ…っひぁああああ…っ」
襞を余さず、舌でしつこく追いかけ、狭い窪みを嬲る。
塗れた舌は貝肉の輪郭を辿って、前へと這いつたった。
四つん這いの体勢を強いられ、両腿の間にガノンの顔が入ってきた。
うす桃色の花びらが、無骨で荒々しい指でぱっくりと開かれた。

「…成る程」
関心を示したのか、ガノンは割れ目の先からそそり立つ、細長く小振りの肉芽を指で包んだ。

「珍しい生物だという事は重々承知していたが…これは肉芽というよりも、ペニスと云うべきか。」
ふとい指で器用に、ペニスを包む包皮をくるりと剥いて亀頭をついばみにきた。

「ふぁ…っ…あああっ」
ペニスが蕩けるような感触に、ミュウツーは思わず腰を振る。
ガノンはあさましそうに鼻で笑った。

「どうした?高貴なミュウツー様は、俺みたいな男にやられて感じるのか?」

情欲に溺れる身体に抵抗し、僅かに残った理性で言葉を紡ぐ。

「ば…莫迦にするな…っ」
「こうだろ」

幹とのとっかかりのとがりを口で窄められ、舌を絡めながらひゅうっ、と吸われる。

「っはああぁ…ああああ…っ…や、やめてくれぇ…お、おかしくなる…っ」

情けない声を出しながら、ミュウツーは腰をくねらせながら呻く。
野蛮な男に下品な言葉を浴びせられ、好き放題嬲られるのは耐え難い汚辱であった。
それなのに、頭がくらくらする程気持ちが昂ぶってくる。
この男に支配されたい。全てを捧げたい、と。
ガノンのあらゆる言動が、劇的にミュウツーの価値観を、身体を支配してゆく。

愛液が滴る秘所と唾液まみれのペニスをぎらぎらとした視線で嬲りながら、ガノンは己の怒張を納めたパンツを粗雑に脱ぎ捨て、
剛毛から猛り狂う、天を穿つばかりの雄の象徴を、ミュウツーに見せ付けた。

「さあ、おしゃぶりしてもらおうか」

ベッドに座ったミュウツーの前に仁王立ちになり、おぞましい巨根を鼻先に突きつけてくる。

耐え難い屈辱も、侮蔑の言葉も、今は官能を刺激する。理性を捨て、ミュウツーはガノンの雄に不慣れに手を添え、そ、っと舌を

這わせる。
彼の器官はさすがに立派だった。口の中で更に血を集め、ミュウツーの口内を辱めるように膨れ上がった。



「もっと裏まで、丁寧に舐め上げるんだ。舌をもっと巻きつけろ…そう、そうだ…」

事細かに指示されてミュウツーは口での愛撫を徹底された。泣くまいと思っても、汚辱に僅かに涙が零れる。
唇と舌で淫らな舌音を響かせながら、丸い肉球のような手で口に含みきれない怒張を包み込み、
指で幹を擦り、ふぐりを擦らされ、果ては奥にある菊印まで舐めさせられた。

「奉仕するのも様になってきたな。どうだ、俺のは美味いか?」
「………」

舌の根が傷むほど奉仕させられ、汚辱の言葉をぶつけられ、唇を放したときにはもう、心身共にぐったりしていた。
いつのまにか野卑な男を見る目はうるんだ瞳に変わり、睨むような体は取りつつも、ガノンの行動に何らかの期待を持てずにはい

られなかった。

「よし、褒美をやろう」

また四つんばいだった。
ベッドの端に手をつき、しとどに濡れそぼる場所をガノンの目に晒す体勢。高く上げさせられるあられもない格好に、頭がどうに

かなりそうだった。

「さあ、どうされたいか…言ってみろ。」

口角を上げ、クク、と笑みを零す。ミュウツーに汚辱を感じさせるかのようにゆっくりと、怒張を筋に沿って擦り始めた。
異物を擦られている違和感や欲情に身を委ねる行動に少なからず嫌悪感は感じていたのは事実である。
が、自身でも聞きまごう程切ない声で。本能に身を委ね、ミュウツーはガノンを求めた。

「…お願いだ……それを…わ、私の、中…に…」

ガノンはミュウツーの尻尾を無骨な指で、それに似合わぬ優しい手つきで愛しそうに撫でる。

「…いい子だ。」

刹那、硬い亀頭をゆっくりとミュウツーの狭い場所に押し入れていった。

「は…あぁああぁっ…」

ガノンの肉は酷く熱く乱暴だった。誰にも侵される事の無かった領域が彼に支配され、初めての快楽に酷い愉悦を覚える。
獣抱きでつらぬかれたまま、ミュウツーは胴ぶるいを止めるためにシーツをぎゅっ、とむしり掴んだ。

「ミュウツー、お前の中がぬらぬらすぎて、クク、こんなにあっさり入ってしまったぞ?」
「ぁ…そ、そんな事……はぅぅうっ」

言の葉を待つ間もなく。襞の感触を愉しむように突き上げてから、蜜壷をもてあそぶように腰をグラインドしたり、手を伸ばして

小ぶりのペニスを扱き上げる。

「ひああああ…っ」

初めて行う獣の様な営みに、体からは汗の珠が弾け滴る。

ガノンはその様子を満足そうに見つめながら、シーツに転がりながら痙攣する尾を徐に掴んだ。
結合したままで臀部のくぼみに唾液を落とし、尾を筆のように使い菊の肛にまぶしてゆく。




「な、何を…するっ…」
「なに、有効活用してやろうと…思ってな」

そう言うと左手の指で肛の窪みをこねくり回し、ねじ開け、右手で掴んだ尾を少しづつ、埋め込んできた。

「ぁああっ…や…やめ…そんなっ…」

総身に鳥肌が立つ。そんな事を意に介さず、ガノンはぐいぐいと、更に尾を小さな窪みに押し込んでくる。

「どうだ、牝猫の尾はぶら下げておくより、こっちの方がずっと似合うぞ?」

狭い蜜壷や敏感な肉芽だけでなく、羞ずかしい穴さえも征服された屈辱感。
あまりの惨めさに、ミュウツーは眼を強く瞑った。
ガノンが腰を動かすと、小粒の涙が零れ落ち、同時に牝猫の烙印を押された尾が尻肌を妖しく揺れる。

「は…あ…はあああん…っ」

息が甘くなる。不意に熱い焔が渦を巻き、四肢を駆け巡る。
恥辱の底で、最強のポケモンの心までも溶け崩れようとしていた。

「どうだ。ほら、いいだろ。どこが感じる?」
狭い蜜壷をかき乱すように、はげしくグラインドを繰り返す。
「っ…ぁ…あ、そこが…あそこが…いいっ…」

水から上がった犬のように、ガノンの動きに合わせ、汗まみれの顔を左右に振って息を乱す。
結合部から蜜はしとどに濡れ落ちてくる。

「あそこ、じゃ分からないな。」

抜き差しが激しくなる。同時に、窪みを圧迫していた尾が引っ張られ、引き抜かれた。
ずるん、と肛の襞が激しく擦られる。排泄肛から抜ける異物感は興奮を加速させ、媚薬となる。

「っあ…んああぁああっ…」

ガノンはしゃにむにミュウツーにのしかかった。
白い身体を二つ折りにして脚を抱え、奥まった薄色の柔肉。その奥の子袋を激しく叩くように、怒張を突き立てる。

「ほら、言ってみるんだ。お前の口で…」

俺が聞いていてやる、耳元でガノンが呟く。
その言葉は呪詛のようにミュウツーを蝕み、正常な思考力は停止していった。
加速される突きは、ぞくぞくとする峻烈な歓びになり、物凄い勢いで身体を走り抜けていく。




「ァ…ヴァ…ギナが…」
汚辱にまみれた声をたてながら、ミュウツーは白い脚をガノンの腰に絡め、がくがくと太股を痙攣させる。
「太いペニスでっ…突き、立てられて…っぁ、ぁあああああっ…ガノン…!ガノンッ…!!」

プライドの声はもう耳に入らない。両の手を彼の首に回し、頭をその雄雄しい胸に預ける。
ガノンはゆっくりと、優しく。赤子をあやす様にミュウツーの頭を撫でる。

「ああ、ミュウツー、一緒だ。一緒に……イくぞ…ッ!」

こくん、と小さく頷く。そして、一回り大きく鍛えられたその身体にぎゅっと。確かに身を預ける。

「うおおっ…イくぞ…っ…ミュウツー…」

怒張は張り裂けんばかりに蜜壷を蹂躙し、どくどく、と音を立て、狭い蜜壷に己の欲望を吐き出してゆく。

「ふぁああああああっ…ガ、ノン…すご……熱、い……」

吐精された快感が背筋に電流を走らせ、全身を痙攣させる。
悦楽の嬌声を上げ、裸身をのけぞらせながら。二人は息を切らせて昇りつめていった。

一条の透明な蜜と、どろりとした白濁。二つは交わり糸を引き、結合部から腿へ。ゆっくりと流れてゆく。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


夢遊病者のようなとろりとした眼で上気した顔を上げる。ガノンを見つめる官能的な瞳。
小さな、溜息交じりの喘ぎはミュウツーの頬の上を滑り、唇の上で止まり、薄い口端を分厚い唇が押しつぶしてゆく。
口中になだれ込み、己を征服しようと侵入する舌。
ミュウツーはその舌に、不慣れに舌を重ねる。互いに唾を送り、交わり合い、音を立て貪る。

全身から満ち溢れる充足感にまどろみ、もたれるように。ミュウツーは、己を征服した者に身を任せた。
2008年03月17日(月) 16:38:13 Modified by smer




スマートフォン版で見る