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d-34

注意 アイク軽くヤンデレ気味。 マルスのもの程じゃないが
   マルスは王子として育てられた女設定
   作者は紋章・蒼炎・暁未プレイ
パイズリ
   改行しまくり



ズリッ…ズリッ……ズリッ…
「あ、アイクゥっ……! うっ!」
アイクの男の証が、マルスの女の証に挟まれ何度も行き来する。
「マルスっ!…………マルスっ!!」

アイクは取り憑かれたように腰を振る。
蒼いその瞳はいつも粗暴ながらも純粋を宿していたものなのに。
それが今は狂気に溢れていた。
彼がこうなった事に、思い当たらない事は無い。

花壇で様々な花を咲かせるオリマーから、黄色い薔薇を貰って部屋に戻った。
何の気無しに選び、…部屋に飾ろうかと思った。色に関してはその時こだわる気はなかった。
「なぁ、なんだこれは。」
部屋に戻ったら、同居するアイクが先にいて。
彼は、ある手紙をつかんでマルスの鼻先に突き出した。
「あっ、…それは…」
故郷アリティアの親友で…、姉の恋人。
マリクからのものだった。
封は開けてある。もう既にマルスは読んでいた。…アイクも読んだのだろうか。
「マリクって誰だ?」
「…僕の王子時代の…親友だよ。 今も付き合いはある。」
「親友? 王子時代の? …男か?」
「うん、男だけど…彼は姉と付き合ってるんだ。僕は男同士として彼と」
「本当に男同士としてか?」
「うん。…え?」
アイクはマルスの腕を掴んでいた。
「本当なのか!? お前は女でそいつは男だろ! 本当に親友の関係なのか!?」
「ちょっ…!アイク落ち着いて」
「姉貴さんと付き合ってるからって…! 女二人でお前だけ全く手ぇ出されてないなんてことないだろ!?」
「マリクはそんなんじゃな…っ!」
ベッドに押し倒された。
薔薇も側に投げ出してしまった。黄色い花びらが散る。
「っ! ちょっと!? アイク!?…」
アイクがマルスの服を剥がし始めた。
男だとバレないようにキツく巻いている名残がある晒しさえも解いていく。
現れる二つの膨らみ。モロドフもジェイガンもこの膨らみをどう隠すか悩んでいた。
結局晒しをキツく巻くという事にしたが…。
アイクは下も脱がして来た。
マルスは全裸にされた訳だが…。
アイクは何故かマルスの腹部にのしかかって来て…
そして今に至る。
「うわぁ!?」
行き来が速くなって来た。つまり、…もうすぐということ。
そしてこの位置にアイクの自身はある。
「ちょっ…! アイクぅ!!! や、やだぁ………!」
この後自身がされるかもしれない事に鳥肌が立つ。
「俺以外の男を懐かしむな! 俺以外の男の事なんか考えるな!! お前は俺の物だぁぁぁぁ!!」
さらに行き来は激しくなる。
自身がマルスの顎と唇にぶつかってくる。
それでもお構いなし。
…恋に疎いという彼だから、こういう事になるとは思わなかった。
イヤ、寧ろ恋に慣れないからこそ、こういう事になるのか。とマルスは気付いた。
情に疎く、経験が無い者程、情にのめり込み易い。
その情は、常に嫉妬と隣り合わせ。
決して。決してアイクも例外ではないのだ。

「っ!!」
「くっ! 出るっ……!!!」
アイクの先端から、白い物が勢いよく飛び出してくる。
マルスは思わず目を閉じた。
「熱っ…!!」
顔にかかっていく感覚。今どうなっているかは分からない。
アイクの息遣いが聞こえる。と、同時に秘所に手があてがわれて…。
「ヒィッ!?」
「濡れてるな…。だがまだだ。 お前が俺以外の男を考えなくなるまでは…!」
「い、イィっ!や、ヤメテェェ………」
アイクが再び動かし始めた…。

(花は…薔薇は……何処行ったんだろう………。〕
こういうときにマルスは薔薇の事を思い出した。
自分が手放してしまった黄色い薔薇。
自分とは相反する色の。
そしてさらに思い出した事がある。
黄色の薔薇の花言葉は…
『嫉妬』だということに。

(fin)
2008年04月04日(金) 20:15:07 Modified by smer




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