最終更新: sponta0325_wiki 2023年05月07日(日) 15:58:24履歴
家族の日常。事件事故な出来事を排除している。
1 , △ , 主要キャラクターは、家族としての立場を乱さない。
2 , △ ,「ドラえもん」のような悪役・仇役は登場しない。葛藤も深刻ではない。
3 , △ , 複雑な設定はない。予定調和な展開が、視聴者の安心を呼ぶ。
4 , △ , 10分1話完結。
※ 長寿番組だが、強烈な魅力があるのではない。日曜夕方の視聴習慣として定着している。
頭叙法により、「謎〜謎解き」ではなく、人間ドラマにしている。
1, 〇 ,主人公の「犯人逮捕の情熱」は揺るぎない。
2, 〇 ,「主人公と容疑者の攻防」がドラマである。
3, 〇 ,〈設定〉を頭叙法で明らかにすることで、サスペンス(宙ぶらりん)・ミステリー(良く分からない)を避けている。
4, 〇 ,頭叙法による刑事ものは、独創的である。
※ この構成は、「謎〜謎解き」がドラマでないことを物語る。
「驚異的な頭脳」杉下右京の活躍。特命係は「職務を越えた強い意志」を表す。
1 , 〇 , 杉下の哲学(日本の法秩序を守る)は明確である。
2 , △ ,「謎〜謎解き(設定)」を越えたドラマがない回も多い。
3 , △ , 〈設定〉に終始する回も多い。
4 , △ , 岸部一徳が演じた警察官僚が退場した後、単なる「刑事もの」に堕した。
※ 杉下右京という驚異的キャラクターが魅力である。
義母の献身。驚異的なビジネススキル。素晴らしい。
1 , 〇 , 義母の主体的な意志は揺るぎない。その理由も、納得がいく。
2 , 〇 ,(仇敵は見当たらないが)ヒロインの意志が物語をひっばり、ドラマになっている。
3 , 〇 , 出来事は最低限。ノイズは殆どない。
4 , 〇 , 小学校からスタートする物語の一貫性は揺るぎない。
※ 傑作作品のひとつである。
不動産業の事情を、上手くドラマ化している。
1 , 〇 , セールスマンの職制意志(売上げ至上主義)と「顧客への誠実」の葛藤がドラマになった。
2 , 〇 , 各回のエピソードに、リアリティーとドラマがある。
3 , 〇 , 不動産に関する法理が紹介されるが、必要最低限である。。
4 , 〇 , 1話完結だが、通底する物語もある。
※ 傑作作品のひとつである。
経理課の仕事を、上手くドラマ化している。
1 , 〇 , ヒロインの意志は明確。経理の立場から、社内の問題に切り込む。
2 , 〇 , 各回のエピソードに、リアリティーとドラマがある。
3 , 〇 , 設定を感じない。必要最低限。
4 , 〇 , 1話完結だが、通底する物語もある。
※ 傑作作品のひとつである。
ヒロインの活躍は、爽快である。
1 , 〇 , ヒロインの意志・行動原理は明確で、揺るぎない。
2 , 〇 , 正社員が仇敵だが、正面対決はしない。
3 , 〇 , 毎回、トラブルが発生するが、設定に依存していない。
4 , 〇 , 1話完結だが、通底する物語もある。
※ 傑作作品のひとつである。
メタな視点で分析すると、「ヒットの条件」が見えてくる。
今まで、ヒットの要因を「刑事もの、弁護士もの、サスペンス」と分析することが多かったが、それらは分類。ヒットの条件ではない。(メタな視点で見ると、ヒット作品には共通した要因が多い)
●ヒットの条件は「主人公の主体的意志/豊富なドラマ成分/設定・説明が最低限」である。
※ 一方、キャスティング/広報宣伝の不備で「高品質でもヒットしない作品」も存在する。
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