最終更新: sponta0325_wiki 2023年08月19日(土) 06:12:38履歴
回想は説明である。
フランスの演劇理論に、三一致の法則がある。
「時間・場所・筋が継続している」べき。アメリカ映画「12人の怒れる男」がそれを満たしている。
だが、「スタンドバイミー」「隣の女」では、回想によって、エピソードの重要度を上げる手法がとられている。
スタッツで表現できない要素。
以下は、定量的に把握できない。
ベクトルの角度
ベクトルの量
※ ただし、ベクトルの数は、定量化できる。
(とはいえ、葛藤は2本、仕事・恋愛・家庭など、異なるジャンルで、別々のベクトルを持つ場合が珍しくない)
サッカーのスタッツでも、センタリングがニアかファーかの違い。PKで、ゴールキーパーのファインプレーで防いだのか、キッカーが枠を外したのかは、分からない。
「君たちはどう生きるか」が難解と批判されるのは、表層のストーリーがなく、深層の訴求内容だけだから。
巨匠・宮崎が、シナリオのすべてを知っていると思うのは、マチガイ。黒澤も、溝口も、失敗作があるから、知らないことがある。その点、小津は、得意分野以外に手を出さなかった。素晴らしい。
【縦・構造】= ドラマライン
・表層ストーリー
・中層ストーリー
・深層の訴求内容
【横・構造】= ストーリーライン
主筋/副筋の別が明確なこと。主筋が見つからないと、オモンナイ。
群像劇も、主筋と脇筋の別があるなら、オッケイ。並列なら、ダメ。つまりは「七人の侍」の前半。「大脱走」の後半。
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