スマブラ寮。
そこは大乱闘に参加する選手達の宿で、一選手につき一部屋を貰っている。
一選手につき一部屋。一人につき一部屋ではない。
つまり、アイスクライマーは一選手なので二人で一部屋なのだ。
男女が同じ部屋で寝泊まり、とくればエロパロ板的には始まることはひとつしかないわけで。
以下、部屋の中。

「ナナ、痛くない？」
「うん…、最初よりは」
始まることっていうかもう始まっているようです。
しかも、初めてじゃないようですね。
「しっかり濡れてたしね」
「はっきり言わないでよぉ…。恥ずかしいし」
「じゃ、動かすよー」
「ちょっとま…やぁん！」にぶい音とともに、ナナの声が大きくなる。
「あんっ……待ってってば！」
「待ってって言っても、我慢できないよ！」
「あんっ……ああっ！」
二人が動き、合わせてベッドが軋む。
…とても激しいです。隣の部屋のネスさんにも聞こえてるんじゃないでしょうか。
「ナナ…ナナぁ！」
「はぁっ、ああぁ！」
「う、ボク、もう……」
「あんっ、ポポ……来てぇ！いっぱい出して！」
ポポが早く動きだし、ナナはそれに合わせて声を出す。
「やぁ、ああっ、あんっ！イク、イっちゃう！」
「うああっ、あああっ！」
「「ああーっ!!」」
同時に声がした後、部屋には静けさが戻った。
「…また、明日もしようね？」
「疲れるから明後日にして」
「絶対だよ？」
「……ん」
二人は、誰にもわからないよう、口付け、眠りに落ちた。

「……毎晩激しいようで…っと。む、いかん。誰か来たようだな」
「遊びすぎたねー、もう夜だよ」
「ぽよ」
「PKサンダーがメタナイトに当たった時は爆笑ものだったね」
「何でメタナイトさんが柱の陰にいたのかしら？」
「さあ？」
「ぽよ？」
声からして、リュカ、カービィ、ピーチか。足音からしてもう一人居そうだな。
「ぽよー？」
「ねぇネス、ポポたちの部屋の前に置いてあるモノ、何？」
「ダンボール…何してるのかな、あんなとこでこんな時間に。盗聴かな？」
「なぜ分かるのですか、ネス？」
「ふふ…まあいろいろあるんだよ」
！(ピコン)



「でぇぇぇいやッ!!」
カキーンッ!!
青い空に高い音が響きわたる。ネスのバットは狙ったモノを正確に吹っ飛ばした。
「ウボァー」
……だが、打ったモノはボールではないようだ。
「オーケイ」
アピールで終了(500点増)
そして、その日の夜。
「さて、ダンボール…もとい、スネークさんをシメたところ、何をしてたか発覚しました」
ネスは周りのメンバーに語り始めた。
昨日の夜、スネークがアイクラの部屋の前で何かしていたのを見た四人…、
ネス、リュカ、カービィ、ピーチは、スネークが何をしていたかの確証を得るため、スネーク本人に聞くことにしたのだ。
ただし、普通に聞いてもはぐらかされてしまうので、強行手段にでることにしたわけだが。
そして、ネスはスネークに不意打ちをしかけ、見事に目当ての情報を聞き出したのだった。
「やはりスネークさんは盗聴をしていたようです」
「盗聴するなんて…。ナナたちの部屋に何かあったのかしら？」
「ぽよ」
「プライバシー守れよな」
適当なことを言う三人を見つつ、ネスは続ける。
「じゃ、ボクはスネークさんを解放してくるから」
そう言うと、ネスは部屋を出ていった。
「あ、ネスに盗聴の内容を聞くの忘れた。ま、いいか。スネークさんをシメれば」
最後にリュカが物騒なことを呟いたが、誰も聞いていなかった。

場面は移り、ネスの部屋。
ネスは怪しげなテープを片手に一人呟いていた。
「多分、このテープにはアイスクライマーの声が録音されてるはず。なんで録音までしてんのかな、あのエロダンボール」
そう、そのテープはスネークから没収したモノだったのだ。他の仲間に言わないあたり、ネスも相当エr
「さて、再生っと……」
そういうと、ネスはイヤホンをつけ、ティッシュを用意し、再生される官能の世界へ入っていった。

しばらくお待ち下さい

一通りテープを聞き終わったネスは、顔を真っ赤にして呟いた。
「やっぱりエッチなことしてたのか、あの二人…。
何も無いわけないと思ってたけど…」
友達以上恋人未満。そんな関係だから一線を越えたのかな…、とネスは分析した。
同時に、ティッシュを使用する。
そして思考が冷静になったことである一言を思い出す。
「そーいえば、明後日もするみたいなこと言ってたなあ。つまり、明日もするのか」
ズボンをはいて、ネスは独り言を続ける。
お盛んなことで、と思い、ネスは二人の部屋の壁に耳をつけた。
「あん…、もっとして」
「もうムリだって…」
やけに艶のある声が聞こえてきた。どうやら今日も激しく盛っていたらしい。
「…少しは控えろよ。疲れるから明後日にしろって言ってたの誰だよ」
ネスは呆れて呟き、テープを処分した。