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4-280 ガノン×ミュウツー

何故こんな事になったのか、分からない。
ミュウツーは、ガノンドロフに組み敷かれていた。
背は寝台のマットレス、眼前にはガノンドロフの目。逃げ場なんて存在しなかった。
何故だ。渇いたテレパシーで、そう問い掛ける。
ガノンドロフはにべもなく言い放つ。
「何故? 面白い事を聞くな、お前は」
ごつごつした指が、細い腰に回される。
無骨な感触と相反する優しい動きに、ミュウツーの鼓動が増していく。
「お前が俺を誘ったのだ。なあに案ずるな、お前も妾にしてやろう」
「めか……ふざけるな……私は、そんな……っあ!?」
びくりとミュウツーの腰が跳ねた。
ガノンドロフの指が、ミュウツーの股間をなぞっていたのだ。
「気に入らないのは、ただ一つ。お前が見ているのは、俺ではない。俺に似た誰かだ」
ミュウツーが指の動きに合わせ、荒い息を吐く。
訳も分からず性的快感に目覚めていくミュウツーを見ながら、ガノンドロフは呟いた。
「……お前から、それの記憶を消し去ってやる。俺だけを見ろ。俺だけの為に生きろ」
魔の暴君はいよいよ、獲物に手を加え始めた。
最高の、妾とするために。
2008年04月06日(日) 16:35:18 Modified by smer




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