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「お前・・その格好、何か作るのか?」「はい・・そうですけど・・」


美しくも神秘的なギリシャの衣装の上になんのひねりも無いエプロンを着け、頭の上に三角きんを付けてるピットを見て内心戸惑うリンク。

「これから、先輩である貴方のために腕を奮って何か作りますね」
「君・・出来るのか?・・」
「女神パルテナ様に仕えていますから当然です」
「・・そうか・・」

こうして、台所に向かうピットを見てリンクは良からぬ事を考え始めたのである。



「・・よし・・誰もいないな?・・あいつに気付かれない様にしないとな・・」

そう言いながら、彼はピットに気付かれない様にそっと近づくのである。
一方のピットは火を扱ってるため、その事に気づいていないのであった。


「このぐらいが丁度良いですね」
「・・ピット君・・」
「・・あん・・」


「そっか・・君は翼が弱点なんだ?・・この美しい翼がね?・・」
「イヤ・・やめてください・・」


天使らしく美しくも汚れ無き純白の翼を指でなぞったり広げたりしてちょっかいを出すリンク



「あの・・今・・火を扱っていますから・・」
「・・なら、消せば良いじゃないか?」「そんな問題じゃ・・あぁ・・」


さらに、ピットの耳を嘗めだすリンク


「親衛隊長がそんなんじゃ情けないなぁ・・じゃあ、俺そろそろ限界だから行くね?」


そう言うと、彼はピットの衣装の下半身を露出させ、自分の身体に付いてるマスターソードをピットの穴に入れるのである。



「あぁっ!!・・痛い!痛いですから・・やめてください!・・あー!!」
「無理だね」
「・・無理って・・」
「だってさ・・ピット、お前凄く可愛いからさ・・たまらなかったんだよ・・」

「・・こんなの・・ゼルダ姫に見られたら・・僕も怒られます・・」
「適当に言い訳すれば多分・・大丈夫・・だと思う・・」


「・・適当って・・」
「と、言うわけだ。ピット、さらにマスターソードから出るミルクも入れるぞ」「あ〜!!・・それだけは!」


こうして、乱闘はまだ続いたのである。・・そして・・



「はは・・それが君の手作りなんだ・・」
「・・責任持って食べてくださいよ。リンクさんがちょっかい出すからこんな事になったのですよ」

と、涙目でリンクを睨みながら焦げた料理をリンクに差し出すピット


「だってさ・・お前、男にしては凄く可愛いって言うか・・美しいって言うか・・」
「いきなりなんてひどいですよ・・貴方ですから許しますけど・・火が付いてる時は危ないですから・・」
「はは・・まあな」

「その上、ゼルダ姫がいたらもっと大変ですから・・」
「まあ・・それは確かに君の言う通りだけど、俺じゃイヤか?」


「・・それは違います・・」
「じゃあ、姫がいない時にまた二人で・・」
「・・リンクさんったら・・」


イタズラっぽく笑うリンクを見てピットは頬を赤く染めるのであった。


(終)
2008年03月27日(木) 17:41:18 Modified by smer




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