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流れを読まずに再び、クパ×ゼニのSSを書いてみました
今度はゼニガメ視点でチャレンジ(封印予定でしたが)
ゼニの口調とか一人称とかは思いっきり捏造です
♂♂、原型、エロ有り、鬼畜(?)と危険要素が盛り沢山なのも変わらずです



正直、最初は怖い人だと思った。

鋭いツメやコウラのトゲトゲは、とてもボクと同じ亀のモノだとは思えない。
おまけに口から炎を出すこともできる。
そして、あの人は「ダイマオウ」という恐ろしい人なんだっていう話も聞いたことがある。

でも、実際に試合で戦ってみるとなんだか違った。
ボクが同族だからなのか、それとも小さいからなのか。
あの人は必要以上にボクを狙って来ることはなかったし、チーム戦ではボクを守るようにして戦ってくれた。
あの人と戦って、時には助けられて。
そして、いつの間にか――あの人はボクの憧れになっていた。

「あの人に少しでも近付きたい」
そう思ってあの人に試合で勝てるように頑張ったし、暇があればあの人の側に行って話しかけた。
(たぶん言葉は通じてないと思うけど)

迷惑そうな顔をされたり、時には注意されたこともあったけれど…
それでも、あの人はボクの相手をいつでもしてくれた。
だからボクはあの人に思いっきり甘えていた。



夜遅くの、誰もいない廊下。
今日もボクはあの人の部屋に向かっている。
暗い廊下はちょっと怖いけど、これからあの人に会うんだと思うと自然と気持ちがウキウキしてくる。

『ぜっにぜにぃ〜♪』
いつもの挨拶と共にドアを開けて部屋に飛び込むと、いつものあの人が…あれ?…いない………
そう思った時、いきなり背中の方からドアのしまる音が聞こえた。
振り返ると、あの人がドアにカギをかけている。
普段はそんなことはしないのに…いったいどうしたんだろう?
あの人の顔を見ると、今までボクに向けたことのないような怖い表情をしている。

「貴様、ノックも無しに我輩の部屋に入ってくるとは、良い度胸をしているなぁ?」
それがあの人の第一声。
いつもと違う表情に、いつもと違う反応。
いつもと違うあの人に、ボクはただただ混乱するばかり。
「分からんのか?…いつもの事とはいえ、我輩にも我慢の限界というものがあるのだ!!」
っ!…いきなり怒鳴られた。
ボクはこの場から逃げ出したい気持ちになったけれど、足が――いや、身体中が震えてどうすることもできない!
ああ、やっぱり怖い人なんだ…
この人は「ダイマオウ」なんだ…
「クックック、どうやら貴様の主人は躾がなっていないようだ。
そんな不躾な輩には――仕置きが必要だな」



そう言って、あの人はボクに腕を伸ばしてきた。
(殴られる!)
と思ったけど、なぜかボクの頭を掴んできて、ボクはあの人の近くへとムリヤリ引き寄せられた。
『ぜにぃっ!』
思わず悲鳴が出てしまう。
痛い。悲しい。なぜ。どうして。

「クク…これが我輩の仕置きだ。さぁ、さっさと咥えろ。痛い目に遭いたくないならな」
頭の上からあの人の声がする。
そして、目の前には大きな棒があった。
え、え〜と、その場所から出ているってことは……
ボクのと大きさは全然違うけれど、これって、やっぱりこの人のおち…んっ!!

そう考えている途中で、いきなり口のなかに入れられた。
「くれぐれも噛んでくれるなよ?噛んだらどうなるか…分かるな?」
そして、あの人は腰を振り始める。
ボクの口の中を…あの人のが出入りしている。
『ぜ……っに…ぃ…』
あの人のはとても口に入りきらないし、おまけにノドの奥を突かれて苦しい。

ボクの眼から自然に涙が溢れたのが分かった―――




しばらくそうした後で、恐る恐るあの人を見上げると…
なんだか嬉しそうな、気持ち良さそうな表情をしている。
(ボクがあの人を喜ばせている)
いったんそう思うと、なぜかこの行為があまり苦しくなくなった。
気のせいか身体も火照ってきているみたいだし、胸もなんだかドキドキしてきた。
自分でも不思議に思う。

「どうやら貴様も興奮しているようだな?こんな事をさせられて勃たせるとは…」
そんな言葉が聞こえたかと思ったら、あの人はいきなりボクの股を触ってきた。
『っ!ぜ、にぃ……』
あまりにも気持ちが良くて、思わず変な声が漏れてしまう。
視線を下げると、めったに見ないような状態の、大きくなったボクのがあった。

「…仕方が無い。貴様も楽にさせてやろう」
そして、あの人はボクのを掴んで腕を上下させ始めた。
…うっ…また…自然と変な声が出てしまう。
もうボクは、迫って来る感覚に身を任せることしかできない。
胸のドキドキも、口の端から漏れる声も、止めることができない。
もっと、もっとその行為を続けて欲しい…!

「くっ…もう…出すからな。しっかりと全部飲むのだぞっ!」
なんだろう…遠くからそんな声が聞こえたような気がした。
同時に、ボクの口の中を何かが満たしていく。
ほぼ無意識にそれを飲み込んだけど、量が多くて何か――白い何がが次々と口からこぼれていく。
『ぜっ…にぃ!……っ…』
そしてボクの方も、ボクのから何かが出ていくのを感じていた。



…ぜ、ぜにがぁ……ぁ…』
あの人の手から開放されたので、とりあえずボクは必死に呼吸を整える。
…まだ、胸のドキドキは収まりそうにないけれど。

どうやらボクの身体はあの人の出した白いのにまみれているみたい。
口の中にもまだあるそれは、なんだか変な味と変な匂いがする。
ん…マズイ……
あの人の手をみると、ボクのから出たらしい白いのが付いていた。

いったいあのドキドキは何だったんだろう。
この白いのは何なんだろう。
そんな事をぼんやりと考えていると――いきなりベッドに押し倒された。
もちろんボクは驚いて暴れるけれど……力じゃこの人に敵うわけがない。
そしてお腹にあの人のを押し付けられ、身体を上下に揺すられる。
もうなにがなんだか訳が分からない。

あっ…でも…いつの間にかボクもまたドキドキしてきたみたい……
ボクのとあの人のがお腹の上でこすれて…なんだかキモチイイ。
たまらなくなってあの人の顔を見ると、ボクのことを見つめ返してくれる。
気のせいかな?
この人の眼を見ていると、ちゃんとボクの事を好きでいてくれている――なんとなく、そんな気がした。

……っ!
いきなり動きが激しくなった。
もう、もうボクは昇っていくような感覚しか感じられなくなって…

気が付くと、お互いに白いのを出してしまっていた。



「…貴様、我輩の事が恐ろしくないのか?」
ある日、いつものようにあの人に甘えようとしたら、いきなりこう言われた。

この前は確かに怖いと思ったけれど、でも、貴方はきっとボクを好きでいてくれてるから。
たまーにだけど、ボクの方を向いて笑ってくれる事もあるから。
(本人は隠しているつもりらしいけれど)
いくら怖くても貴方は貴方だから。

…だから、恐ろしいか恐ろしくないかなんて関係無いよ。
今までも、そしてこれからも貴方はボクの憧れ。

そんなボクの気持ちをあの人に伝えたかったけれど、言葉じゃたぶん通じないから、
代わりにボクはとっておきの笑顔をあの人に向けた。
少し悩んだ後、あの人もボクにちょっと、ほんのちょっとだけ……微笑んでくれた。

(END)
2008年03月03日(月) 17:32:37 Modified by smer




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