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最近の神ラッシュに触発されて、ネス×リュカネタ書きます。
微エロっぽい。文章稚拙。あと、原作やらないと分かんないネタあるかもしれない。

大丈夫っぽい人だけどうぞ。



僕たちはスマブラ寮という、とても大きな屋敷に住んでいる。
試合のために集まった戦士たちの仮住まい、といえばいいだろうか。
でもさすがに全員分の部屋は用意してないから、自分と同じ世界から来た人と相部屋ってことになってる。
マスター曰く「どうせ分けるなら、同じ世界から来た奴と一緒の方が、生活や風習が似てるから
住みやすいだろ?」らしい。

僕の相部屋のネスは、もう何度もこの世界にきて戦っている大先輩だ。
僕よりしっかりしてるし、面白い話もたくさん聞かせてくれる。それに優しい。
ただ、大人達(しかも怖い人ばかり)にいたずらを仕掛けに行く時、僕も付き合わされるのはアレだけど。
そんなネスが、最近様子がおかしいに気づいた。時々変にボーっとしている。あまり試合に出なくなったし
その代わり部屋に閉じこもることが多くなった。僕の前では普通に振舞っているけど、明らかに何かがおかしい。
だからある日の夜、僕は思い切って尋ねてみた。
「ねぇネス…最近どうしたの?何か悩みでもあるの?」
「ううん…何でもないよ…」
「嘘ばっかり!だって今日は殆ど部屋から出なかったでしょ?ご飯だって食べてないし…」
「違うって!最近ちょっと調子が悪いだけだよ…」
「ホントに?何か悩みがあるんだったら僕に言ってよ。僕だって君の力になりたいから…」

瞬間、ネスが僕に思いっきり抱きついた。反動で僕らは重なったままベッドに倒れこむ。
「な、何!?」どうしたのと続きを言う前に、ネスはしゃくりをあげて泣き始めた。
「ぐすっ…ママ…会いたいよ……」
そう言いながら泣き続けるネスを、僕は理解できなくてただただあっけに取られていた。
でも僕に身体をゆだねてくる彼を見ているうちに、僕の中で母性みたいなのが湧き上がってくるのが分かった。
お互いの唇を重ね合わせ、抱きしめあう。僕はネスの首筋にそっとキスをした。ネスは僕の身体をやさしく撫でる。
ネスの温かさが身体を通して伝わってくる。お互いが寝付くまで僕らはそうして抱き合っていた。

その後、ネスのあれはホームシックによるものだということが分かった。
「前も3度くらいそうなったことがあったのよ。最初の頃はなかなか原因が分からなくて大変だったんだから。
彼も恥ずかしくて理由を言わないもんだから余計にね。子供だからそれくらい恥ずかしがらなくてもいいのに…」
そうピーチ姫は教えてくれた。あれからネスには自宅に繋がってる専用の電話をもらって、
もうホームシックになることはなくなった。ただ、あの日の夜のことはまったく記憶にないらしい。
「僕、あの夜リュカに恥ずかしいことしなかったよね?大丈夫だよね!?」
戸惑いながら顔を真っ赤にしてるネスに、僕は笑いながらさあねとだけ答える。
たまには、ああやって先輩に甘えてもらえるのもいいなあと思いながらも
自分の帰りを待ってくれてるお母さんを持つネスが、少しだけうらやましく感じた。
2008年03月03日(月) 18:11:17 Modified by smer




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