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  • カービィ(♀寄り)×プリン(♀)
  • 一頭身エロ注意
  • 百合気味?
  • カービィの性別や設定は、スレ5辺りでフォックスがハイパー賢者タイム前に
 想像してたものと思ってくださればおk。
  • 知らない人はそれでもおk。




その日、メタナイトはいつもよりも数十分ほど早く目を覚ました。まだぼんやりとする意識の中で感じとった、わず
かな違和感に戸惑いを覚えて。
何となく肌寒い。それに、どこか落ち着かない。
暦の上ではもう春ではあるが、まだまだ毛布を手放せない季節だ。ずれ掛けた布団を無意識に手で探ってみて、
ようやくその違和感の原因に気づいた。普段なら隣で寝ている(というより、夜になるといつのまにかベッドに潜り
込んでくる)カービィの姿が、今日はないのだ。
――――そういえば、昨夜はあの恐竜の所に泊まる、とか言っていたな。
異世界から来た、何にでも舌を伸ばす緑の生き物。大食漢同士、仲良くやっているのだろうか。
冷たいシーツの感触に何故か煩わしさを感じながら、メタナイトはベッドから降りて仮面を着けると、朝食を取る為
に食堂に向かった。




いつものようにカービィに食べ物を強請られる心配もなく、悠々と食事を楽しむ。
食後の緑茶を口元に運んでいると、隣のテーブルに着いていたマリオとピーチの話し声が、ふと耳に届いた。
「ヨッシー、具合が悪くて今日の対戦お休みなんですって」
「でっt……ヨッシーが? じゃあ後で見舞いに行こうか。姫も一緒に行くかい?」
「えぇ、ぜひ。でも珍しいわね、普段は風邪一つひかない人なのに」
偶然にも聞こえた二人の話によると、どうやら緑の恐竜の体調がよろしくないらしい。幸いにも、メタナイトの今日
の対戦表の中にヨッシーの名前はなかったので、彼の予定が崩されることはなかったのだが。
――――昨晩は、カービィが彼と一緒にいたのではなかったか。
不意に思い出された事柄に、メタナイトは眉を曇らせた。
うつされてなどいなければ良いが、などと小さく呟いて、メタナイトは食堂を後にした。
カービィのことが気にかからない訳ではないが、彼にもやるべきことがある。とりあえず、試合が終わったら様子を
見に行くことにして、メタナイトは今日の戦場となるステージの方へと思考を切り替えた。



時間は流れて、お昼過ぎ。食堂から各々の部屋へと繋がる長い回廊を、一匹の戦士がてくてくと歩いていた。
柔らかい桃色。愛らしい丸いフォルム。大きな瞳。色や形はカービィに瓜二つだが、こちらは頭に三角形の耳が生
えている。ふうせんポケモンのプリンだ。
今日は対戦の予定がないらしく、気分良さそうに鼻歌を転がしながら、自室の方に向かっている所だった。
「ぷ〜ぷりり〜♪ぷ……ぷり?」
耳に心地よい歌声とプリンの足音とが同時に途切れ、彼女の丸い目が前方を映し出した。視線の先にあるのは、
半開きの扉。
「ぷ?」
扉の前に立ち、プリンは口元に手を当てて可愛らしく小首を傾げる。彼女の記憶が正しければ、確かここはヨッ
シーの部屋だ。しかし、今日は体調不良で休みのはず。だとすれば、部屋を開けっ放しで眠りについているの
か。
――――無用心にも程がある、ですぅ。
そう思ったプリンは、とりあえず戸の隙間から、こっそり中を伺ってみることにした。もしかすると飲み物でも買いに
外に出ているだけかもしれないし、そうでなければ、きちんと扉を閉めて帰れば良い。
「ぷりり〜」
開かれた小さな間隙に、ぎゅむぎゅむと顔を押し込ませる。軽い気持ちで中を覗いたプリンだったが、その円らな
瞳が捉えた光景は、彼女の予想を遥かに上回るものだった。
「ふぅっ、んんーっ!」
真っ先に目に飛び込んで来たのは、扉から真正面の位置に設置されたベッド。そして、その上で何者かに体の自
由を奪われ、呻き声をあげるヨッシーの姿だった。相手の姿は布団の陰になって見えないものの、漏れ聞こえた
声は明らかに尋常なそれではない。
やがて、苦しげに喘いでいた彼の声がふつりと止み、ギシギシと軋んでいたベッドも弾むのを止めた。
気絶してしまったのか、或いは――――。
最早一刻の猶予も置けないと判断したプリンは、ドアをすり抜けて慌てて部屋の中に飛び込んだ。が。
「ぷりゅっ!?」
ベッドに向かって駆け出した瞬間。顔面に重い衝撃を感じたのと同時に、プリンの体は勢いよく宙へと突き飛ばさ
れていた。ヨッシーを押し倒していた相手が、侵入者の姿を目の内に認めるなり、彼女に体当たりしてきたのだ。
元からあまり力の強い方ではないプリンは、ガードをする暇すら与えらなかった。攻撃してきた相手ごと吹っ飛ん
だ後、彼女達はそのままもつれ合うようにごろごろと転がり、最終的にプリンが下になった状態で動きを止めた。
「ぷっ、ぷりぃっ!!」
床に頭を強打し、一瞬意識が遠のく。その隙に突然の襲撃者はプリンの体を押さえつけると、彼女の瞳を覗き込む
ように顔を寄せてきた。近い。ほぼ0に等しい距離の中で、相手の熱い息が肌を撫でる。プリンは感じたくすぐった
さに思わず目を閉じかけたが、自分の上にいる者の顔を確かめるために、無理矢理瞼に力を入れた。
「っ!」
故意に開かれた瞳は、間を置かず、今度は驚愕の色に染められることになる。
柔らかい桃色の体。愛らしい丸いフォルム。プリンを襲った者の正体は、自分とよく似た球体、カービィだった。
目交の間で、二番いの大きな瞳がぶつかり合う。困惑の気色を宿したプリンのそれと、光のないカービィのそれ。

よくよく見ると、カービィの頭にはヨッシーの顔を模した緑色の帽子がちょこんと乗っていた。どうやら彼をコピーし
たらしい。でも、なぜこのタイミングで。具合が悪いといっていた彼を、どうして。
不審に思ってプリンはカービィの顔をじっと覗き上げるが、対するカービィは、彼女に視線を返そうとはしない。そ
れどころか、彼の瞳を覆っていた瞼が、熱に浮されてでもいるように、とろりと半眼に伏せられた。
解けた表情は、幼さと婀娜っぽさを同居させた、何とも危いもので。



「ぷりゅっ!ぷりりっ!!」
普段とは少し雰囲気の違う彼に違和感を覚えながらも、プリンは短い手足を必死にばたつかせ、体上のカービィに
どいて、と意を示す。だが、微かな怒気を孕んだその言葉は、元々種族の異なるカービィには伝わることはなかっ
た。いや、もし伝わったとしても、今の状態のカービィが理解できるとは思えないが。
「ぴろーん」
平坦な声が発せられるのと同時に、プリンの頬を生暖かい何かがぺろりと拭い上げた。驚いて目を向けると、カー
ビィの口元から伸びた赤い舌が、感触を味わうように肌の上を這っていた。明らかに『悪戯』の範疇を超過してい
る行為に、プリンの顔が怒りに染まる。
だが、抗議の声を上げようと口を開いた矢先。僅かにできたその隙間に、先ほどまで頬の辺りを撫でていた舌
が、無遠慮に捻じ込まれた。
「っ、ぷゅっ!?んんっ……!」
緑の恐竜の能力を取り込んだ証である長いそれが、狭い口の中をかき回していく。歯列を割り、上顎にするりと入
り込み、口蓋を撫で。舌先は持ち主の意のままに、何とも器用な蠢動を見せる。
見た目に違わずおぼこなプリンにとって、これが初めてのキスだった。軽い挨拶程度のものすら経験したことがな
かったのだから、今現在進行形でカービィに施されているような、舌での深い情交など全く持って未知の領域であ
る。
必死に頭を振って口付けから逃れようとしても、すぐにカービィの長い舌がプリンの口内に追いつき、先ほどよりも
さらに深く突き込まれる。そうしたイタチゴッコを何度か繰り返すうちに、いつのまにか離れていたはずの互いの唇
の距離は埋まり、交わりは直接的なものになっていた。飲み込みきれなかった唾液が、口の端から荒い吐息とと
もに零れ落ちる。
突然強要された行為は、彼女にとって難易度が高すぎた。口付けの合間を縫って何とか息を吸おうとするもの
の、その殆どが相手のペースに持ち込まれ、十分な酸素を取り込むことができない。プリンの体にほんのりと赤
みがさし始めるまで、さして時間はかからなかった。
「……ふ、んぅっ……ぷりぅぅ」
目の前が眩んでいく。徐々に明度を落としていく視界の中で、そもそも何故こんな事態になっているのかを考えよ
うとするが、酸欠気味頭ではうまく思考を処理することができない。カービィの方は相変わらず、蕩けた瞳をさせな
がら、プリンとの半ば一歩的な行為に夢中になっている。一体彼に、何が起こったというのか。
……あぁ、でも。
――――何か、ちょっと気持ちいいかも、ですぅ……。
体に力が入らない。雲にでも突っ込んだようなぽわぽわした浮遊感に包まれる。気持ちが、いい。
そのうち考えることすら億劫になり、プリンの体から段々と抵抗の色が抜けていった。それが与えられる刺激の所
為なのか、それとも体を動かすための酸素が足りない所為なのかは、プリンには判断することはできなかった
が。
やがて、彼女の瞳が力尽きたように閉じられるのと同時に、それまで懸命に繋ぎ止められていた理性の最後の
欠片が手放された。程なくして、彼女の口腔を味わい尽くしたカービィの舌が、ようやく抜き取られる。じゅるり、と
いう粘液質な水音だけを残してプリンの唇が開放されるが、彼女はカービィに歯向かおうとはしなかった。例え、カ
ービィの飢えた舌先が、新たな獲物を求めて下腹部の方へと移動して行こうとも。
「ぷりゅっ、ひぁ……!」
滑りを纏った暖かいそれが、柔らかな球体の表面を伝い、ゆっくりと撫で下ろされる。まるで何かを手で探るよう
に、舌はしきりに柔肌をなぞり、その都度プリンに小さく悲鳴を上げさせる。やがてその先端が、彼女の最も敏感
な部分に差し掛かった時、プリンは耐え切れずに丸い体をびくりと跳ねさせた。
「っ!」
尖らされた舌の先端が、ぴったりときつく閉じられたプリンの襞を、ノックでもするように二三度つついた。途端に上
がった哀切な声を綺麗に無視し、カービィは伸ばした舌を入り口にぴたりと宛がうと、秘められた場所に推し進め
ていった。ずる、という音を立てながら、ゆっくりと、だが確実に、赤いそれがプリンの中へと埋まっていく。



「ひぅ、……ッ、ぷりゃあぁっ!」
いくらそこが十分に潤っていたとはいえ、今までこういった行為を受け入れたことのないプリンにとって、花弁を割っ
て押し入ってきたものは、紛れもなく異物そのものだった。凄まじいまでの圧迫感が下腹部を突き動かすのを感
じ、プリンは細切れに、悲鳴とも嬌声ともつかぬ声を吐き出した。
入り込んだそれが、ある程度の深さまで達すると、初めはただ押し込んでいるだけだった舌の動きが、周囲の壁
を抉るようなものへと変わった。ぐり、と見えない何かを探るように孔中で捩れた舌が、体内の奥を不意に掠め
て、プリンは大きく目を見開いた。痛みや苦しさのためだけではない。体の奥底に根付き始めた熱源を、プリンは
確かに感じ取っていた。
その後の彼女の変容ぶりは、目を見張るようなもので。
それまで苦痛の一色だった喘ぎの中に甘いものが混じり始め、感じる切なさも徐々に快楽へと塗り替えられてい
く。カービィの舌が浅く深く抽挿を繰り返す毎に、じゅぷじゅぷと卑猥な水音が響き、プリンの聴覚と羞恥とをとろと
ろに溶かし込んだ。
「ぷりぃ……!ぷ、ぃ……っ、ぴゃぁう!!」
腔内を蹂躙する赤い触手に翻弄され、呼吸することすらままならない。体の奥に息衝いた熱の塊が、本人の意思な
どまるでそっちのけで勝手次第に育ち始め、膨れ上がっていく。
体内で膨張した快楽の凝りは、瞬く間に行き場を無くし、やがて。
「い、ぁ……っ、ーーーー!!!」
体の主に最大の絶頂をもたらすと同時に、ぷつりと弾けた。




自分の体の下にいるものが微動だにしなくなったのに気付き、カービィはようやくプリンの上からその身を退かし
た。初めての絶頂に意識を飛ばしてしまったプリンの体から、埋め込んでいた舌をずるりと引き抜く。そのままカー
ビィはしばらくの間、気絶しているプリンの姿を見ていたのだが、動かなくなった彼女に興味を無くしたのか、やが
てつまらなそうにふいと視線を逸らすと、部屋を出て行ってしまった。いろいろな液体に塗れた彼女を、一人残し
て。
いや、正確には一人ではなかった。元々、プリンよりも先にカービィに襲われていた者。全ての元凶となった緑の
恐竜が、未だにベッドの上にその身を沈めている。両者とも、目を覚ます気配はまだない。
――――一体、何が原因でこんなことになってしまったのか。
現状の因由も、具体的な答えも。何一つ真偽を探れぬまま、時分は夕刻を迎えようとしていた。




To be continued. . . ?
2008年03月27日(木) 14:32:25 Modified by smer




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