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  • 春がテーマなのによりにもよって発情期ネタ
  • 前半プリン総攻め、後半ルカリオ♀×スネーク
  • プリンのキャラ崩壊が酷い
  • ルカリオが雌犬
  • スネークの扱いが酷い

以上を許す事が出来、尚且つgdgdの許せる方のみ、先にお進み下さい。
駄目なら華麗にスルー。




春。花は咲き蝶は舞い、一部は花粉に苦しめられる季節。
そして、出会いと始まりの季節でもあり。
そして―――

「ぜ…ゼニー…っ俺が…俺が眼を放したばっかりに…っ!!」
「自分を責めるな、トレーナー…お前のせいじゃない」
何やら悲愴な面持ちの二人…ポケモントレーナーと、フォックスである。
ポケモントレーナーの腕の中には眼を回した彼の相棒の一匹、ゼニガメが。
「でも…でも、フッシーも、リザードンも…皆、俺がもっとしっかりしていれば…!!」
「……立て!とにかく、今は新しい犠牲者を出さない事が最優先だ!今の奴は危険すぎる…」
珍しく静かな寮の中、麗かな陽気にそぐわぬ戦慄――
始まりは、数日前まで遡る―――

少年は走る。相棒の声を追って、必死に。
行き着く先に、雄大に地を踏みしめる姿がある事を願って。
「リザードン…リザードンっ!!」
地に伏せるリザードン。傍らで、泣き叫ぶトレーナー。
そこには、雄の匂いと雌の残り香が立ち込めていた―――

はい、回想終了。
何が起きているか、お気づきの方もいるだろうか。
調度、桜の蕾が開きかけている頃からのことだ。
ここ数日、トレーナーの相棒三匹を始め、スマブラの男勢が次々と襲われているのである(性的な意味でry
被害者は必ず、精という精を全て搾り取られ、精魂尽き果てた状態で発見されるのだ。
マスターハンドは、「めんどくせぇな。イイ思いしてんだからいいだろうが」と全くとりあってくれない。自分の身は自分で守るしかない。
「ファルコさんもウルフさんも…どうなってんだよ…っ!」
拳を固く握り締め、自分の無力さを嘆くトレーナー。
フォックスは黙って背中を向けた。やりきれないのは、彼も同じなのだ。彼も同様に、仲間を襲われた一人なのだ。



「とりあえず、今の奴は通り魔みたいなもんだ。会わないようにするしか―――」
「ぷりぷり〜♪」
「!!」
声を聞き取るや否やフォックスはトレーナーの首根っこを掴み柱の影に逃げ込んだ。
只のプリンである。
皆様ご存知の通り、この二人がチキンというわけでは決して無い。
何を隠そう、この一見人畜無害な顔した桜と同じ色の球体こそが、今寮で起きている騒動の元凶なのだ。
今は春。獣における発情期である。
なんということだろう、普段おとなしくしとやかな彼女は、タガが外れたように理性を失い、雌として雄を次々と襲っていたのだ!
数日の事件で、今の彼女に襲われたらひとたまりもない、ということは分かっているだろう。
幸い、フォックスの咄嗟の判断の為、気付かれてはいない。
しかし――

「ぽぉよっぽぉよっ♪」
反対側からうきうきした足取りでカービィがやってきた。
プリンの丸く大きい眼が、その幾分濃い桃色の球体を捉える。

――あれは…獲物を捕らえる雌獅子の眼だ!!!――

今まで呑気に散歩をしていたプリンがカービィに襲いかかる。
あまりの早業に、カービィは避けるどころか、動くこともできず。
「ぱぁよ、ぽよぉおっ!!」
じたばたともがくカービィ。
目の前で仲間が襲われている!!
それを見捨てることができる程、フォックスは薄情な男ではなかった。
咄嗟にブラスターを構える。
その手は、トレーナーに阻まれた。
「止めるな!このままじゃ…」
「プリンだって仲間だよ!?それにポケモンをいじめちゃ駄目ーー!!」
「お前はポケモン至上主義なだけだろうが!!」
ああ、仲間の絆に亀裂が入りかけている。
その間にもプリンはカービィの身体をまさぐり、どう責めるか思案しているようだ。
当のカービィはくすぐったさに笑い転げているが。

「カービィイイイイ!!!!」
突如現れたメタナイトによって、それ以上の行動は阻止された。
――どこから湧いてきた、お前。
そんなツッコミは華麗に無視し、カービィにのしかかるプリンをギャラクシア・ダークネスで吹き飛ばす(スマボもないのに。)
銀色に光る仮面、悪魔の如き翼。金色に輝く瞳をぎらつかせ、メタナイトは言い放った。
「この角度だったらお前は完全にスライスされていた」

…もういいや。彼は放っておこう。
二人の心は再び一つに。
フォックスとトレーナーは、カービィを連れてそそくさとその場を後にした。



「はぁ、はぁ…」
「危なかったぜ…カービィ大丈夫か?」
「ぽよぉ?」
当の被害者は首(体?)をかしげ、フォックスを無垢な眼で見つめた。
しかし性別不明な上、何も知らない赤ん坊にまで手を出すなんて。理性を失った獣は恐ろしい。
「そういえば…フォックスさん達は大丈夫なの?」
「んー…まぁ、俺達はちょこちょこ発散してるからな。決まった時期に爆発したりはない」
「そっか…」
黙りこくり、思案するトレーナー。フォックスは彼を怪訝な顔で見る。
「おい、どうした…?」
「いや…ちょっと…」

「ぐ…っ…ぁあっ…!」
「ぷぅりぃ〜?ぷりゅう…」
不自然な段ボールが一つ、事の成り行きを全て見守っていた。
「ぷりぷり〜♪ぷりりり〜♪」
今やハンターと化したプリンが、身体全体から「メロメロフェロモン」を発しつつ、廊下を歩く。
哀れ仮面はもぎとられ、精気をむしりとられた新たな犠牲者を後に残して。
ご機嫌な球体は、段ボールをスルーし、鼻歌を歌いつつ去っていく。
次の獲物を求めて。
足音が遠ざかる。
鼻歌も遠ざかる。
「ふぅ…助かった―――!」
頭には『!』のマーク。
不意に持ち上げられる段ボール。
「やはりお前か」
大きな目玉ではなく、鋭い紅い眼がそこにあった。



一瞬の安堵。しかし、幾多の修羅場を抜けてきた己の勘が警鐘を鳴らす。
この眼のぎらつき…まるで、さっきのプリンのような……
まさか…

「お前――」
「…すまない…許せ」
「は?」
何が、と問う前に逃げれば良かったものを。
ルカリオは体育座りの足の間に細い身体を捻じ込み、服の上からスネークの中心を舐め上げた。
「!!!」
普段の彼女からは決して考えられない行動。
それはつまり…

お ま え も か 。

すなわち、今のルカリオもまたプリンと同様、春の洗礼を受けた雌の獣なのである。
加えて、先程の「捕食」もばっちり見てしまったのだろう。
強い理性も、本能には敵わない。
――いやいや、そんな冷静に分析している場合じゃない。
とりあえず何で俺の方が性欲をもてあまされてるんだ!?――
器用に口で、彼の最大の武器を解放する。戦闘体制に入っていなくとも、十分な大きさだ。
「おい、やめ――」
「動くな。噛み千切るかもしれない」
牙をぎらつかせ、涙でとろりとした眼で睨み付ける。
……それは嫌だ!!
こんな事で不能になりたくない。
スネークはなすがままになることにした。


「ん…っ…ふ、ぅ…」
流石に廊下はマズイと、とりあえず近くの空き部屋に連れ込んだ。
狭い部屋に荒い息づかいと淫らな水音が響く。
拙く、じれったく、しかしくまなく獣の舌は男のものを行き来する。
断じて自分はそんな嗜好は持っていない、と自分に言い聞かせる。
しかし、あぁ悲しきかな男の性よ。人外にされるのであっても反応するものは反応するのだ。
その大きさと硬さが増していくにつれて、ルカリオの熱も上がってゆく。
「ぐ…っ!!」
「ん……っはぁ…っ」
限界、はちきれる寸前の所でルカリオは舌を止めた。
しかし間に合わず、放たれた白濁が顔や手を汚す。
しかし一度放出したはずのそれの勢いは萎む事を知らない。
ルカリオはそのまま、切なさすら感じる眼で、自ら育てたスネークのモノを観察していた。
「スネーク…あの…挿れても、いいか…?」
何を今更。ここでやめては、かえって辛いものだ。
スネークは首を縦に振るしかなかった。
ルカリオは自ら入口をスネークにあてがい、そして―――



「ルカリオっ!!」
勢い良く開く扉。それは薄暗い部屋に電灯の明かりを提供する。
ナニをしていたかはトレーナーから見ても一目瞭然。
「トレーナー…何故…」
「プリンがああなっちゃったからね。もしかしたら君もって思ったら…案の定、だよ」
スネークに一瞬眼をやるトレーナー。殺気を感じたのは気のせいだろうか。
トレーナーは、挿入直前の姿勢のルカリオをスネークの身体の上から下ろし、抱き抱える。(公式体重54キロ)

「トレーナーっ?!」
「スネークさん、というわけでルカリオはもらっていきますから」
「あ…あぁ…」
扉が大袈裟な音をたてて閉じる。
訳の分からぬまま一人残されたスネークは、一人ごちた。

「性欲を持て余す」

彼はまだ知らない。
同じく性欲を持て余したプリンが、スネークのいる部屋まで迫ってきていることを。


END
2008年03月30日(日) 14:33:14 Modified by smer




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