高森藍子Wiki

[スタッフ]
久美子さん、髪いじりますね！

[久美子]
ええ、お願い。

[久美子]
（......大丈夫、ここまでちゃんとやってきた。
あとは堂々とランウェイを歩くだけ。）

(ホワイトアウト)

[オーディション担当]
『......正直に言わせてもらうと、
君くらいの「美人」はたくさんいるんだよね』。

(ホワイトアウト)

[久美子]
（あの頃の私は、確かにただ美人なだけだったわ。
見た目ばっかり気にして、内面を磨きもしないで......
なのに、自分を特別だと思ってた。）

[久美子]
（あの言葉を聞いたとき、見透かされたって思って。
でもそれを認められなくて......
本当に、発表会の頃から何も変わってなかったわね。）

[スタッフ]
衣装終わりました！
久美子さん、キレイですよ！

[久美子]
......ありがとう。行ってくるわ！

[久美子]
（でもね。私......）

(ホワイトアウト)

[久美子]
（私、アイドルになって、ちょっとだけ変われたのよ。
もちろんまだ完璧じゃないし、カッコ悪いこともあるけど......。
アイドルになって、いろんな人に会えたから。）

[久美子]
（だから、これだけは胸を張って言える。
あの頃よりも「美人」になれてるって！）

(ホワイトアウト)

[デザイナー]
お疲れさま、久美子。
すごく凛々しくてキレイだったよ。
ありがとう、君に任せてよかった。

[久美子]
......！
こちらこそ、オファーしてくださって、
本当にありがとうございました！

(場面展開)

[愛結奈]
みんな、お疲れさま☆
......あら、この写真って久美子？
堂々としてて、カッコイイじゃない♪

[海]
この本、モデルをしたブランドが送ってくれたらしくって。
ちょうどみんなで見てたんだよ。

[千奈美]
いい感じに撮れてるわよね。
それにしてもこんな冊子にまでしてくれるなんて、
よっぽど気にいってもらえたのね♪

[久美子]
ちょっと、茶化すなら返してよ〜？

[美羽]
でも、本当にキレイでかっこいいですよ！

[未央]
うんうん！
くみちーの大人キレイ感が全開って感じ！
私もこんな風になれたらな〜。

[肇]
真っ直ぐ芯が通ったような、そんな凛々しさを感じますね。
コレクションも大成功だったと聞いて、私まで嬉しくなりました。

[雅]
みやびぃたちのお手伝いが
ちょっとでも役に立ったなら嬉しいよねぇ♪

[久美子]
ちょっとどころか、すごく役に立ったわよ！
みんな、本当にありがとね。

[由里子]
こっちこそありがと、久美子さん！
あたしも楽しんでたし......けっこう趣味に走った自覚あるし。

[藍子]
でも私、由里子さんの撮った久美子さん、
すっごく新鮮で好きでしたよ♪

[椿]
その人のいろんな面を見られるのも写真の良いところですからね。
由里子さんみたいに「見てみたい！」を形にするのも
楽しみ方のひとつですよ。

[由里子]
え、そう！？
にゅふふ、そう言ってもらえると嬉しいじぇ......。

[由里子]
あ、ならこういうのもアリだったりする？
男装の麗人による音楽会！みたいな感じで......。
ほら、ちょうど星花ちゃんとゆかりちゃんもいるし！

[星花]
まぁ、それは楽しそう！
私もぜひ参加させてください。
凛々しくも美しい写真にしてみせますわ♪

[ゆかり]
私もやってみたいです。
まして男装なんて......ふふっ、ワクワクしてしまいますね♪

[久美子]
それ、けっこうニッチじゃない......？
でもいいわ、お礼にいくらでも付き合ってあげる♪
どうせなら他の子も巻き込んじゃいましょ！

[由里子]
やった！

[愛結奈]
......で、どうだったの？
モデルをやってみた感想は。

[久美子]
もちろん、すっごく楽しかったわ！
自分のことを見直せたし、勉強にもなったし......
それに、みんなに見られながら歩くのってやっぱ気持ちいい♪

[千奈美]
あら、そう？
ならモデルに転向する？

[久美子]
まさか！
意地悪ね......答えはわかってるでしょ？

[久美子]
私の本業はアイドルよ。
何があっても、それが変わることはないわ。

[久美子]
私はこれからもずっと、アイドルでいるわ♪

(ホワイトアウト)

[久美子]
（今日は気分もいいし......
家に帰ったら、難しい曲に挑戦しようかな。）

[久美子]
（たくさん間違えたり、
うまくいかなかったりするかもしれない。それでもーーー）

[久美子]
......きっと、最後はキレイに弾けるわ！