親睦を深めるため、愛梨、藍子、輝子ら一同は
ゲームセンターへ向かう。だが、輝子はメンバーの
明るさに戸惑っていた。それに気付いた愛梨は、
「もっとみんなに頼って」と優しく声をかける。
『仲良く、楽しく』それがリーダー愛梨の願いだった。
ゲームセンターへ向かう。だが、輝子はメンバーの
明るさに戸惑っていた。それに気付いた愛梨は、
「もっとみんなに頼って」と優しく声をかける。
『仲良く、楽しく』それがリーダー愛梨の願いだった。
[藍子]
あのぅ、愛梨さん。
本当に、レッスンとかしなくって大丈夫なんですか?
[愛梨]
ふふっ。藍子ちゃん、まずは仲良くなってからですっ。
レッスンはそのあとでいいじゃないですか♪
[藍子]
仲良くなってから……ですかぁ。
うーん。
[輝子]
あ、あの……なんか、すまん。
[藍子]
えぇっ、なんで謝るの、輝子ちゃん?
[輝子]
……ほ、ほら。今回のユニットのみんなって、
アウトドア派というか、体育会系というか、活発というか……
その、つまり……リア充っっぽい。
[輝子]
私だけ、超インドア派だから……
なんか、その……
気をつかってもらったのかなって思って、だから……。
[愛梨]
ぶぶー。
輝子ちゃん、その考え方、ユニットでは許しませんっ♪
[輝子]
お、お……?
[愛梨]
私がリーダーになったからには、みんな対等の仲間ですよっ!
輝子ちゃんも、大事なメンバーですからっ。
[輝子]
う、うん。
[愛梨]
だから、引け目に思ったりするのは無しですっ。
私だってよくドジしちゃうけど、藍子ちゃんに頼るだけじゃなく、
自分で頑張りたいって思ったから、リーダーに立候補したんです。
[藍子]
愛梨さん……。
[愛梨]
だから輝子ちゃんも、このユニットではもっとみんなに頼って、
仲良く楽しくお仕事しましょう♪ねっ?
[輝子]
う、うん……フヒ。なんか、意外だ……。
愛梨ちゃんのこと、誤解してたかも、しれない……。
[藍子]
誤解って?
[輝子]
セクシーで……あと、セクシーで……
ほかにも、えっと、とにかくセクシーで……。
[藍子]
セクシーばっかりじゃないっ。
誤解してたのは性格じゃないの?
[輝子]
す、すまん……うらやましくて。
あと、えっと。性格は、もっとぼよーんって感じかと……。
[愛梨]
ふふっ。期間限定とはいえ、
せっかくユニットで活動できるんだから、
輝子ちゃんとも楽しくやりたいなって、それだけですよ♪
[輝子]
た、楽しく……うん。ヨロシク……。
[藍子]
うんっ。
……ところで愛梨さん、これってどこに向かってるんですか?
[愛梨]
えっ?
どこって、みんなで仲良く遊ぶために、ゲームセンターに……。
[輝子]
街中から離れてるよね、ここ。
[藍子]
あ、あはは……。
[愛梨]
あーん、藍子ちゃん、
気付いてたなら言ってくれたらよかったのに〜!
[藍子]
だって、お話で盛り上がってたし……
私も気付いてなかったんです〜っ。
[愛梨]
もうっ、みんなのところに戻らなくっちゃ〜!
いっつもこんな感じだから走ってばっかり〜!
[輝子]
だ、大丈夫なのか……。
[愛梨]
ほら、輝子ちゃんも走って〜!
[輝子]
は、はい……!
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