アイドルマスターシンデレラガールズに登場するゆるふわアイドル、高森藍子を紹介するWikiです。

第2話 Cloudy mood

あらすじ

前回の宣伝では町の魅力が上手く伝えられなかったと
感じた5人は、再び町を訪れる。だが、町おこしに
否定的な商店街の理事長や住人は、自治体に協力する
代わりに厳しい条件を提示していた。5人の行動に
対しても理事長は良い顔をしない。それどころか、
「町おこしは失敗するんだ」と言い放つのだった。

コミュ本編

数日後
[響子]
やっぱりこの町に来ると落ち着きますね〜。
なんていうか、一息つけるっていうか。

[ゆかり]
それって、もしかして……
どこかから、良い匂いがしているからかも……?

[藍子]
これ、お花の匂いかな?
前は挨拶とか、顔合わせに意識が向いてて
気がつきませんでしたね。

[響子]
うーん……そう思うと、前回の宣伝は
やっぱり、少し物足りなかったかもしれないですね。
こんなに癒される町なのに、それをアピールはできなかったし。

[ほたる]
でも、だからこそまた来たんですよね。
みんなでもっとちゃんと宣伝をしようって。

[琴歌]
ええ。
プロデューサー様も用事があるとのことですし……
その間に、私たちも、為すべきことをいたしましょう。

(場面転換)

[自治体職員]
すみません、何度もご足労いただいて……!

[プロデューサー]
いえ、構いません。
ちょうどアイドルたちも、町のことを知るために
ここに来たいと言っていたので。

[プロデューサー]
それよりも……
先日メールで仰っていた、懸念というのは、一体?

[自治体職員]
それが……。

(場面転換)

[住民]
お、嬢ちゃんたちあれだろ、アイドルの!
前にフラワーパークでお手伝いしてたよな?
[藍子]
もしかして、いらっしゃってたんですか?
ふふ、ちょっと恥ずかしいです。
あのパークには、普段から行かれるんですか?

(暗転)

[住民]
ああ〜、気持ちいいねぇ〜……。
最近肩が重くて重くて……。
本当にありがとうねぇ。

[琴歌]
いえいえ、お気になさらず。
それに……実は私、肩たたきに少々憧れておりましたの♪
トントントン♪

(暗転)

[響子]
じゃあ、この荷物もお家のほうまで持っていきますね。
よいしょっと!あ、こっちも持ちますよ!

[住民]
悪いねぇ〜。
いんや〜、お嬢ちゃん。細いのに元気だねぇ。
いい嫁さんになるよ。

(暗転)

[ゆかり]
あの、この町に来てからずっといい匂いがしていて……
これってなんのお花なんですか?
とっても優しい匂いですよね。

[住民]
う〜ん、この時期はいろんな花が咲くからなぁ。
俺はもう慣れちゃったからわからないけど。
あ、スイートピーの香りは嗅いだことある?

[ほたる]
スイートピー……
そういえば、ちゃんと嗅いだことはないかも……。
これがその香りなんですか?

[住民]
あはは、じゃあ待ってな!
うちにあるの、ちょっと持ってきてあげるよ。

(場面転換)
[商店街の住民]
そういや、聞いたか?
アイドルが町のみんなと交流してるらしい。
こんなところで人気取りなんて、ご苦労なことだな。

[商店街の住民]
でもフラワーパークの手伝いとか
婆さんの手伝いとかもしてるんだろ?
けっこう真剣に向き合ってくれてるんじゃないのか?

[商店街の住民]
……なぁ、もしかして。
今回のフェス、意外と……。

[商店街の理事長]
そんなわけあるかよ。

[商店街の住民]
理事長……。
[住民]
このあたりでよく人が集まるのは、やっぱり商店街かねぇ。
ただ……あそこの人らはイベントに乗り気じゃないからさ。
無理に行くことはないと思うよ。

[琴歌]
まあ、お気遣いありがとうございます。
ですが、心配には及びませんわ。

[ゆかり]
私たちはただ、アイドルとしてではなく、
ひとりの人間として、この町を知りたいんです。
教えてくださって、ありがとうございます。

(場面転換)

[プロデューサー]
商店街の人たちが、協力を渋っている?

[自治体職員]
はい……!
町を挙げてのイベントなので、住民の方々にも手伝っていただくと
合意をとれていたはずなのですが……。

[自治体職員]
ここにきて、ちょっと様子がおかしくて。
今になって後出しでこんな条件を追加してきたんです。
それを叶えなきゃ、フェスには協力できないって……!

[プロデューサー]
出店のエリアに、開始時間ひとつとっても細かい要望ですか。
……確かにこれは、難癖に近いですね。
この全てを叶えるのは難しいでしょう。

[プロデューサー]
失礼な言い方かもしれませんが……
これはまるで……失敗してほしいみたいだ。

[自治体職員]
失敗……。
あの、実は……。

(場面転換)

[商店街の理事長]
大体なぁ、今更ここで町おこしなんてやっても無駄なんだよ。
みんなだって覚えてるだろ?

[響子]
あれ……?
商店街の方が騒がしいような……?

[ゆかり]
何があったんでしょう?
伺ってみましょうか。

(暗転)

[商店街の理事長]
あの若い職員さんはえらい張り切ってるがな。
どうせ、あのときの繰り返しに決まってる。

[商店街の理事長]
……失敗するんだ、町おこしなんて。

[琴歌]
失敗?
あの、それは一体……。

[商店街の理事長]
アンタらか……。
……別に、よその人間に話すようなことじゃねぇよ。

[ほたる]
あっ、理事長さん……!
……行っちゃいましたね。

[藍子]
どうしたんでしょう……?

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