第5話 結末は光の中に 
あらすじ
前夜祭当日。文香たちは受講生を連れてLIVE会場へ。
戸惑う受講生を舞台袖、そして開演前の舞台へ誘う。
いつか自分もと一度は憧れた舞台上で目にする景色。
同時に自分にはと諦め、背を向けようとした景色。
灯の消えかけた少女の心が、再び熱を帯びていく。
大切な想いを見つけた少女へ、文香たちは歌を贈る。
戸惑う受講生を舞台袖、そして開演前の舞台へ誘う。
いつか自分もと一度は憧れた舞台上で目にする景色。
同時に自分にはと諦め、背を向けようとした景色。
灯の消えかけた少女の心が、再び熱を帯びていく。
大切な想いを見つけた少女へ、文香たちは歌を贈る。
コミュ本編
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[文香]
……これが、私たちの考えた企画案です。
企画というほどの大きなものではありませんが……。
[]
目を通す
[奈緒]
本気でアイドルになりたい子とか、
ちょっと興味があるだけの子とかいろんな子がいて、
どういうのがみんな嬉しいのか考えてさ。
[奈緒]
大袈裟なものよりも、
単純だけど普段絶対体験できないようなことの方が
案外響くんじゃないかって話になったんだ。
[]
やってみよう
[奈緒]
よっし！ありがとうプロデューサーさん！
ここからが頑張りどころだな。
(場面転換)
前夜祭当日
[文香]
おはようございます。
……プロデューサーさん、もういらしてたんですか。
[]
おはよう
＞確認事項諸々あったし、それに文香と話せるかと思って。
[文香]
改めての段取り確認……でしょうか？
＞いいや。
心配事はうまくいきそう？
[文香]
プロデューサーさんもご存知だったんですか。
みなさんに気を遣わせてしまって、お恥ずかしい限りです。
[文香]
……難しいですね、人に寄り添うというのは。
相手が望む形でなければ
ただの押し付けになってしまいますから。
[文香]
うまくいくかどうかは正直わかりません。
私の独りよがりでみなさんを傷付けてしまうかも……
そんな怖さは消えてくれませんでした。
[]
大丈夫
[文香]
……ふふ。
プロデューサーさんにそう言ってもらえると、
本当に問題など何もないように思えます。
[文香]
怖がって、うつむいていては何もできませんよね。
私も……あの子も。
(場面転換)
おはようございます。
……プロデューサーさん、もういらしてたんですか。
[]
おはよう
＞確認事項諸々あったし、それに文香と話せるかと思って。
[文香]
改めての段取り確認……でしょうか？
＞いいや。
心配事はうまくいきそう？
[文香]
プロデューサーさんもご存知だったんですか。
みなさんに気を遣わせてしまって、お恥ずかしい限りです。
[文香]
……難しいですね、人に寄り添うというのは。
相手が望む形でなければ
ただの押し付けになってしまいますから。
[文香]
うまくいくかどうかは正直わかりません。
私の独りよがりでみなさんを傷付けてしまうかも……
そんな怖さは消えてくれませんでした。
[]
大丈夫
[文香]
……ふふ。
プロデューサーさんにそう言ってもらえると、
本当に問題など何もないように思えます。
[文香]
怖がって、うつむいていては何もできませんよね。
私も……あの子も。
(場面転換)
LIVE会場
[勝気な少女]
袖ってこんな風になってるんだ……！
[活発な少女]
すごい！
テレビでみたまんま！
[背の低い少女]
……こんなところに連れてきて、見学したって。
[まゆ]
初めて入る人も多いですよね。
でも、見てもらいたいのはここだけじゃないんです。
(ホワイトアウト)
[文香]
……観客を入れる前なら、と、特別に許可をもらったんです。
どうしてもみなさんに見て、感じてほしくて。
[文香]
ステージはあまりにも眩しい場所……
私が今まで生きてきた中で、一番の。
[文香]
眩しくて、手が震えるくらい緊張して、
でも下りた後すぐにもう一度上がりたくなる。
そんな不思議なところです。
[藍子]
行きましょう。
眩しい光の下に♪
(ホワイトアウト)
[背の低い少女]
……！
(ホワイトアウト)
[背の低い少女]
……ステージに、上がってる。
[勝気な少女]
おっきくて広い……それに、高い。
[活発な少女]
あんな奥までお客さん入るんだ！
[文香]
……落ちないように気を付けてもらえれば、
見て回っても大丈夫ですよ。
[活発な少女]
ほんとですか！
じゃあ前いってみよっと！
[勝気な少女]
照明の当たり方、場所によって全然違う……。
あそこは？
[藍子]
あなたも、ほら。
[背の低い少女]
……私、は。
[背の低い少女]
み、見てきます……！
(場面転換)
[背の低い少女]
……う、うぅ。
[文香]
……いかがでし……えっ、あの、
だ、大丈夫ですか？
[背の低い少女]
ど、どうして……？
なんでこんな景色、見せたんですか……！？
私、私……！
[背の低い少女]
これっきり諦めようって、頑張って決めたのに！
[藍子]
頑張らないといけないなら、本当は諦めたくないんですよね。
……アイドルになること。
[志希]
あの時諦めてなかったら……なんて後悔して、
後悔の言い訳をし続けるなんて人生、つまんないよ、きっと。
[背の低い少女]
……なりたいと思っていて、いいんですか？
[まゆ]
まだ貴方は、ううん、ここにいる女の子たちみんな、
運命に出会えていないだけなんです。
[まゆ]
見つかりますよ。
そう願えば……誰だって。
[奈緒]
結局、それが遅いか早いかだけなんだよな。
あたしたちはみんなよりも早く出会えたから
先にステージに上がれたけど、逆の世界もあったかも。
[勝気な少女]
……そうだよ。
こんなワークショップ参加するくらい未練たらたらなくせに。
[活発な少女]
ダンスも歌も、最後はきちんと出来てたじゃん。
寂しいなー、せっかく貴重なアイドル志望仲間に会えたのに、
やめちゃうなんて。
[活発な少女]
番組とかでさ、昔ワークショップに一緒に参加してからの
ライバルなんですー、なんて話すの楽しそうじゃない？
[背の低い少女]
みんな……。
[背の低い少女]
私、もう少しだけ頑張ってみます。
だって、なりたいよ……アイドル……！
(場面転換)
袖ってこんな風になってるんだ……！
[活発な少女]
すごい！
テレビでみたまんま！
[背の低い少女]
……こんなところに連れてきて、見学したって。
[まゆ]
初めて入る人も多いですよね。
でも、見てもらいたいのはここだけじゃないんです。
(ホワイトアウト)
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……観客を入れる前なら、と、特別に許可をもらったんです。
どうしてもみなさんに見て、感じてほしくて。
[文香]
ステージはあまりにも眩しい場所……
私が今まで生きてきた中で、一番の。
[文香]
眩しくて、手が震えるくらい緊張して、
でも下りた後すぐにもう一度上がりたくなる。
そんな不思議なところです。
[藍子]
行きましょう。
眩しい光の下に♪
(ホワイトアウト)
[背の低い少女]
……！
(ホワイトアウト)
[背の低い少女]
……ステージに、上がってる。
[勝気な少女]
おっきくて広い……それに、高い。
[活発な少女]
あんな奥までお客さん入るんだ！
[文香]
……落ちないように気を付けてもらえれば、
見て回っても大丈夫ですよ。
[活発な少女]
ほんとですか！
じゃあ前いってみよっと！
[勝気な少女]
照明の当たり方、場所によって全然違う……。
あそこは？
[藍子]
あなたも、ほら。
[背の低い少女]
……私、は。
[背の低い少女]
み、見てきます……！
(場面転換)
[背の低い少女]
……う、うぅ。
[文香]
……いかがでし……えっ、あの、
だ、大丈夫ですか？
[背の低い少女]
ど、どうして……？
なんでこんな景色、見せたんですか……！？
私、私……！
[背の低い少女]
これっきり諦めようって、頑張って決めたのに！
[藍子]
頑張らないといけないなら、本当は諦めたくないんですよね。
……アイドルになること。
[志希]
あの時諦めてなかったら……なんて後悔して、
後悔の言い訳をし続けるなんて人生、つまんないよ、きっと。
[背の低い少女]
……なりたいと思っていて、いいんですか？
[まゆ]
まだ貴方は、ううん、ここにいる女の子たちみんな、
運命に出会えていないだけなんです。
[まゆ]
見つかりますよ。
そう願えば……誰だって。
[奈緒]
結局、それが遅いか早いかだけなんだよな。
あたしたちはみんなよりも早く出会えたから
先にステージに上がれたけど、逆の世界もあったかも。
[勝気な少女]
……そうだよ。
こんなワークショップ参加するくらい未練たらたらなくせに。
[活発な少女]
ダンスも歌も、最後はきちんと出来てたじゃん。
寂しいなー、せっかく貴重なアイドル志望仲間に会えたのに、
やめちゃうなんて。
[活発な少女]
番組とかでさ、昔ワークショップに一緒に参加してからの
ライバルなんですー、なんて話すの楽しそうじゃない？
[背の低い少女]
みんな……。
[背の低い少女]
私、もう少しだけ頑張ってみます。
だって、なりたいよ……アイドル……！
(場面転換)
LIVE直前
[奈緒]
もっともっと憧れて、追いかけてきてもらえるように、
このLIVEで更に気持ちを届けような。
[まゆ]
あの女の子たちにだけじゃなく、会場全部に。
まゆはお返しのつもりで歌います。
[藍子]
私たちがこうして輝けてるのは、
憧れて応援してくれる人たちあってこそ、ですもんね♪
[志希]
魅せないとね〜。
アイドルの光ってやつをさ。
[文香]
どんな小さな光だって大きく眩くなれる……
愛おしんでくれる人がいれば、どこまでも。
私はそう信じています。
[文香]
みなさんに、届けましょう。
私たち……アイドルの、キセキを。
[みんな]
おー！
はい……！
次＞＞ED
もっともっと憧れて、追いかけてきてもらえるように、
このLIVEで更に気持ちを届けような。
[まゆ]
あの女の子たちにだけじゃなく、会場全部に。
まゆはお返しのつもりで歌います。
[藍子]
私たちがこうして輝けてるのは、
憧れて応援してくれる人たちあってこそ、ですもんね♪
[志希]
魅せないとね〜。
アイドルの光ってやつをさ。
[文香]
どんな小さな光だって大きく眩くなれる……
愛おしんでくれる人がいれば、どこまでも。
私はそう信じています。
[文香]
みなさんに、届けましょう。
私たち……アイドルの、キセキを。
[みんな]
おー！
はい……！
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