高森藍子Wiki

藍子と歌鈴たちは穏やかなひとときを過ごしていた。
ふたりの持つ和やかな空気に包まれて、ぬくもりを
感じる芳乃は、ユニット活動が順調であると微笑む。
今感じている小さなあたたかさや幸せを、世界中へ
広げていきたい。ふたりが抱くその優しい願いは、
いつの日か、世界中を包み込むことだろう。

[藍子・春菜]
はぁ〜……。
[歌鈴・芳乃]
ほぅ〜……。

[藍子]
このお茶、とっても美味しいね……♪

[歌鈴]
しあわせですー……♪

[芳乃]
でしてー……。

[春菜]
湯気で、眼鏡が曇ってきましたけど……
たまにはこういう視界も、眼鏡の醍醐味かもしれませんね……。

[悠貴]
みなさんっ、
お疲れさまでーすっ！

[藍子]
あっ、悠貴ちゃん〜。

[歌鈴]
こんにちは〜。

[芳乃]
でしてー……。

[悠貴]
って……
な、なんだかこの辺だけ、
時間の流れがすっごくゆっくりしてないですかっ！？

[歌鈴]
あはは……
藍子ちゃんの近くだと、のんびりできるんですよね〜。

[芳乃]
藍子さんの周囲の空気は、ゆるりと流れるのですー……。

[春菜]
たしかに〜。
ひなたぼっこしてる猫みたいな気持ちになります〜。
ふぁぁ……。

[藍子]
もう……そんなこと、
ないと思うんだけどなぁ……。

[芳乃]
ふむ〜……。
ですが……この場の空気のゆるり具合は、
歌鈴さんの影響もあるかもしれませんねー……。

[歌鈴]
……ふぇっ？
私……ですか？

[芳乃]
でしてー。
歌鈴さんは、「はぷにんぐ」を招く
不思議な力が働いておられるようですがー……。

[歌鈴]
ふ、不思議な力……。

[芳乃]
藍子さんと、ゆにっととして多くの活動をしたことで……
その力も、ゆるりとおやすみになられておりましてー。

[芳乃]
その結果……
歌鈴さんの持つ、みなを和ませる力が
いつもよりたくさん働いているのでありましょうー。

[春菜]
くぅ……くぅ……。

[芳乃]
とまあ、このようにー。
ふふー、穏やかに眠っておられますねー。

[歌鈴]
た、たしかに、藍子ちゃんと一緒だと
ドジは減りますけど……。

[藍子]
うーん……
それって、歌鈴ちゃんがしっかりするように
なっただけじゃないかなぁ……？

[悠貴]
よ、よくわからないですけど……
オバケとか、そういう話じゃないですよね……？

[芳乃]
ふふー。
おふたりのゆにっと活動が、順調ですよというお話ですねー。

[悠貴]
そうなんですかっ。
ふふっ、それなら良かったです……♪

[藍子・歌鈴]
ふふ……。
えへへ……。

[藍子]
私たちインディゴ・ベルの、あったかい空気……
きっとファンのみなさんにも、届けられていると思います。
ね、歌鈴ちゃん♪

[歌鈴]
うんっ！前よりも、それが実感できるのは……
きっと悠貴ちゃんたちにアドバイスをもらって、
『藍鈴ダイアリー』をはじめたおかげです♪

[悠貴・芳乃]
えへへっ。
ふふー。

[歌鈴]
このあったかさや、しあわせとか……。
今はまだ、小さなものでしかないかもしれませんけど。

[歌鈴]
いつかは、世界中に広げられたらいいな〜って思います！
ね、藍子ちゃん♪
[藍子]
世界中に……？
……うん。
そう出来たら、とっても素敵だね♪

[芳乃]
ほおー。
せかい、でしてー。

[悠貴]
すごい目標ですねっ！
なんだか女神様みたいですっ！

[春菜]
……眼鏡さま……？

[歌鈴]
あっ……あー……！今のはちょっと！
大それてしまったかもしれないんですけどっ……！
神様とか女神様とか天使様とか、そういう柄じゃないですし！
[藍子]
ふふっ……いいじゃないですか。
私は、「やってみたい」って、そう思いますよ？

[歌鈴]
あ、藍子ちゃんっ……！

[藍子]
歌鈴ちゃんはいつも、私が思いつかないような
素敵なひらめきをくれますね。
すごいです♪

[芳乃]
これも思し召し、なのやもしれませんねー。

[歌鈴]
はぅ……すごいって言われると……
なんだか緊張して、くらくらするっていうか……
ぐらぐらしちゃいますけど……。

[春菜]
……グラス……？

[歌鈴]
で、でも……。
ひとりだけじゃ、無理かもしれないことでも……。

[藍子]
ゆっくりでも、手を取り合って……
一緒に積み重ねていけば。

[歌鈴]
もしかしたら、すごいことだって出来るかも……
ううん。
特別なことだって、きっといつか、出来ちゃいますよね！

[芳乃]
ふふー。
おふたりの響きあう心……実にあたたかでしてー。
ねー春菜さんー。

[春菜]
……むにゃむにゃ、うーん……。
もう、掛けられません……。

[悠貴]
ふふっ……
それじゃあ、私も今日はみなさんと、
ゆっくり、のんびりしちゃおうかなっ……？

[歌鈴]
どうぞどうぞ♪

[藍子]
お菓子もありますよ♪

[芳乃]
めがねもありましてー。

[春菜]
……はっ！
めめめ眼鏡っ！？

[悠貴]
あはは……それじゃ、お邪魔しますっ。

[歌鈴]
じゃあ私、お茶淹れますね♪
藍子ちゃん先生に教わった淹れ方でっ……！

[藍子]
……あっ、歌鈴ちゃん。
持ち方が、逆じゃ……？

[歌鈴]
へっ……！？
はわ！
わわわ〜っ！？